★ Eastern Canada Travel Report ★

10月8日(金) (続き) 曇り ケベック <Part3>◆このページをとばすときは
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ChateauFrontenacふたつのノートルダム教会を見た後は、さっき荷物を置いただけのChateau Frontenac Hotelに戻りました。(地図) (こちらをクリックすると地図が表示されます。) チェックインしたときに、部屋の中にあったインフォメーションで、中を歩いて回るガイド・ツアーがあることを知り、3時からのツアーに予約を入れていたのです。全体をカメラに収めるにはかなり遠ざからないといけないようなこの大きな古城風の建物は、城壁のある街のシンボルともいえますが、それだけに行楽シーズンはすぐ予約で一杯になってしまいます。特にこの季節は、紅葉に特別な思い入れのある日本人観光客が特別多いそうです。確かに、ロビーには日本人のお客さんがうようよいました。
1893年創業時のメイドさんのユニフォームを来たガイドさんが、アメリカ、ヨーロッパなどいろいろな国から来た10人ほどの観光客を引き連れてツアーは始まりました。私も説明を聞くまですっかり勘違いしていたのですが、この建物は最初からホテルとして建設されたもので、もともと誰か、例えば名前を取っているComte de Frontenac(フロントナック総督)とかの住まいのお城ではなかったのだそうです。「Chateau」という言葉にすっかりだまされますよね。また、最初から中央にある大きな塔の部分も含めて全ての建物があったのではなく、少しずつ建て増しし、客室が600室以上という現在の規模になりました。その結果として、階段があちこちにあったり、3階と4階の間に中3階があったりと、従業員ですら迷ってしまう複雑な造りになってしまっているそうです。ChateauFrontenacDisplay
そして、お城でなかったとはいえ、様々な要人が利用し、歴史の舞台ともなった由緒あるホテルであることには変わりはありません。複雑な通路をどうやってたどり着いたのかよくわからない(?)ホテルのある場所には、それらの歴史を物語る写真の数々が展示されていました。一番よく知られている出来事としては、第2次世界大戦終盤の1943、44年に、イギリスのチャーチル首相とアメリカのルーズベルト大統領が戦後処理等について、カナダのキング首相を交え会談を行ったことでしょう。王女時代のエリザベス女王や、フランスの歴代首相、大統領も訪れており、記念写真が飾られていました。写真はありませんが、もちろん、Quebecの名士Celine Dion夫妻も宿泊したそうです。
青緑色の見事な屋根(ズームアップはこちら)は、自然のままの銅に緑青のサビがついたもので、特別な手入れはなにもしていない、というのにも驚きました。石壁の色とのコントラストが、遠めに見たときのこの建物の大きな特徴であり、優雅さを引きたてていると思います。
この後、Quebec中のお嬢さんが、ここでの社交デビューを夢見るというボール・ルームのひとつ(でも、残念ながらあんまり広くないところでした。)を見せてもらったり、そこから、恋の願いをかなえるという言い伝えがある階段を下りたりして、1時間弱のツアーは終わりました。大人C$6、子供C$3.5と、しっかり有料ですが、わりと面白いツアーでした。宿泊者でなくても参加可能で、電話予約(Tel.418-691-2166)の他、ロビーの下の階に受け付けがあります。

LescalierDuCasseCouまだ外は明るいので、寒くならないうちに、見残しているQuartier du Petit-Champlain(プチ・シャンプラン通り)あたりを散策しに出かけました。さっきと同じようにゆるやかな坂道を下り、通りの入口のところにあるのは、その名もEescalier du Casse-Cou(首折り階段)という名前の階段。(地図) まあ、ちょっと急ではありますが、幅がまあまあありますし、そこまで恐れるほどの傾斜でもなかったです。ここが、ホテルなどのある高台と川辺の低くなっているあたりとのちょうど境にあたり、昔は狭くて段数が少なくて段差の大きい階段だったのでしょう。今は、階段の途中に踊り場もあって、両脇にはおしゃれなレストランやお店もあるので、ブラブラと楽しみながら下りる階段にすっかり変貌してしまっています。 PetitChamplain
そして、階段を下り切ったところから始まっているのが、Quartier du Petit-Champlain(プチ・シャンプラン通り)。(地図) 季節柄、まもなく来るハロウィンを意識したカボチャなどの飾りがあちこちに置いてありました。狭い通りの両側には、レストランや土産物の店、またインディアン、いわゆる先住民の民芸品を扱う店などがぎっしりと並んでいました。通りを中ほどまで進んだところには、「Le plus ancien quartier commercial en Amerique du Nord.」(北米で最も歴史ある繁華街)と書かれた大きな幕が下がっていますが、それはオーバーにしても、ここは17世紀に既に交易で栄えていた場所なのだそうです。
メープルシロップなどのお土産を少々買った後、いくつかのカフェやお土産屋さんに看板があって、ちょっと食べたくなってしまったのが、メープルシロップのアイスクリーム。大きなメープルシロップ専門店は、バスで乗り付けた日本の団体さんに占領されてしまっていたので、ファーストフードのような小さなパン屋さんでトライしてみました。フランス語のメニューだったので、どれかわからず英語で聞いたら「これよ。」と指差してくれたのは、「Erable et Noix」(メープルシロップ & クルミ)。(写真はこちら) Funiculaire自然な甘味とナッツの口当たりがマッチして、食べやすくてすごく美味しいアイスクリームでした。ちなみにこのボリュームで、2.75C$。アメリカもアイスクリームは安いですが、カナダも負けませんね。しかも、こっちの方が美味しいし。
そろそろ風も出てきて寒くなってきたので、引き上げることにして、帰りは「首折り階段」ではなくて、ケーブルカーみたいなFuniculaire(地図)を利用してみました。ちょうどMontrealのTour Olympique(オリンピック・タワー)で乗ったのと名前も同じ、そっくりな乗り物です。こちらは建物内ではなく、切り立った崖のところを一気に上がれるように作られたもの。片道1.25C$でしたが、やっぱり下りるのに利用する人はほとんどおらず、皆、もっぱら上りに利用していました。階段に続く坂はゆるやかではあるものの、かなりの遠回りにはなってしまうので、買い物の荷物があったりする観光客にはうってつけです。ご覧の通り、距離はかなり短いのですが、夕方は、2台がフル稼働しても待つ人の列ができていました。

SaintAmourこの旅行では、もう毎日毎日楽しみでならないディナーは、昨日泊まったHiltonのフロントの人がすすめてくれたフレンチレストランLe Saint Amour で。(地図) 昨日もそうでしたが、フランス語しか通じないといけないので、ホテルのコンシェルジェで予約を取ってもらい、だいたいの場所も教えてもらってでかけましたが、どうも道を1本間違えてしまったらしく、なかなかみつかりません。途中の雑貨屋で聞いたりして、ようやくたどり着きました。
Quebecのレストランは、なぜか面白い習慣があり、どこのレストランも昼、夜の食事時になると、メニューを持った若くてきれいな女性(ここがポイント!)が寒い中、入口の前に立つのです。このお店も例外ではなく、背が高くすらっとした金髪のお姉さんがニッコリ微笑みかけてくれました。つまり、予約なしでも結構大丈夫ということなのかなと思いつつ中に入りましたが、やっぱり予約していただけあってちゃんと奥の席に通してくれました。ここも、昨日のレストラン同様、ちょっと暗めでムードたっぷり。しかも建物の奥の部分は、昼間は日が差し込むであろうガラスのアトリウムのようになっていて、独特の雰囲気の中、食事が楽しめます。今回はハリバという大ヒラメをいただきましたが、味としては普通。もうすっかりレベルの高い料理の味に慣れてしまったからか、特別感激はしませんでした。デザートなどもちんまりしていて上品。ただ、ここは値段が今までの中ではいちばん高かったです。おしゃれして来ている人も多かったし、雰囲気代といったところでしょうか。

雨という予報がちょっと気になりますが、明日はタクシーで遠出をして、郊外のChute Montmorency(モンモランシーの滝)を見物に出かける予定です。

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