★ Eastern Canada Travel Report ★

10月5日(火) 晴れ モントリオール <Part1>

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RoadtoMontreal今日は、朝から見事な紅葉に囲まれた高原のリゾートを離れ、おととい空港からの道で素通りしたMontrealへと車を走らせました。来る時はまだかまだかとずいぶん遠い気がしましたが、今度はだいたいの道のりもわかっているのでちょっと余裕。途中のドライブインで、サンドウィッチ(これもパンが焼いてあって、あなどれなかった・・・)とコーヒーの遅めの朝食をとり、ひたすらハイウェイを走りました。
Montrealは、人口300万人のQuebec州最大の都市。Mont Tremblantで会った女性も言っていましたが、Quebec州で英語を話す人のほとんどはここ住んでいます。また、実際に来るまで知らなかったのですが、New YorkのManhattanと同じように、Fleuve Saint-Laurent(セントローレンス川)の中にある島の街なのでした。高原のLes Laurentides方面から市内に入るときは、手前のLavalというやはり川中島の街を通り過ぎるので、橋を2回渡りました。市内に近づくと車も次第に混んで来て、そのまま運転し続けたため、ついに私も都会での運転デビューとなってしまいました。

TourOlympique

今日明日と宿泊するホテルは、市の中心部ダウンタウンにありますが、まだ時間も早いので、このまま島の東部にあるLe Parc Olympique(オリンピック公園)に向かいました。バスやトラックも走っていて交通量も多いし、なんといってもフランス語の地名がなかなか読めないうえに、あやしげな運転ではありましたが、なんとか無事公園に到着。その中でも目をひくのが、このTour Olympique(オリンピック・タワー)をウルトラセブンのアイスラッガーのように上に乗せたStade Olympique(オリンピック・スタジアム)。いわずと知れた1976年のオリンピック開催のために作られた屋内総合運動場です。この奇妙な形のタワーには、エレベーターのようなものが付いていて上の展望台まで昇れるとのことだったので、まずは上からあたりを見渡してみようと駐車場に車を止め、スタジアムの中に入りました。OlympicPool
中に入ってちょっと階段を上がってみると、すぐオリンピック・プールのところに出てしまいました。今は普通のスポーツジムのように、一般向けのスポーツ施設として開放しているので、昼休みの会社員らしき男性が数人ゆっくりと泳いでいるだけでしたが、奥には、テレビで見たあのオリンピックの競技のマーク(赤地の人のマークのもの)が付いていて、スポーツ観戦好きの私たちはちょっと感動。
また、オリンピックの歴史を展示したエリアには、それぞれのオリンピックでの主な出来事などが書いてあって、やっぱり、モントリオール・オリンピックといえば、なんといっても「白い妖精」体操のコマネチでした。(知らない方はこちらのポスターの右上で跳んでいるのがそうです。) 当時、小学生だった私は、毎日テレビで10点満点を見て感動し、新聞の切り抜きまでしていたのが実家にあるほど。MontrealDowntownFromTower
もう開催から20年以上たってしまったからか、ほとんど人気のないオリンピック・コーナーを後にして、乗り場からFuniculaire(日本語訳はケーブルカーとなっているのですが、どちらかというとエレベーターに近い)という箱状のものに乗って、タワーを上昇することにしました。写真でいうと、タワーのちょうど左端の線に沿って斜めに箱が上がって行くので、前方は斜め下に見える景色がどんどん小さくなって行きます。そして、到着した展望台では、やや霞がかかっているものの、これから行くダウンタウンの高層ビルを臨むことができました。
このタワーは、高さが175mで、斜塔としては世界一なのだそうです。東京タワーなどと同じようなもので、別に上がってしまえばそんなにたいしたことはないのですが、観光客はお約束で皆来ているみたいでした。展望台の土産物屋もTシャツやタワーを象った置物など、東京タワーと似たり寄ったり。

BioDome展望台へのチケットを他のいくつかと組み合わせてあるパックで買った私たちは、続いて、すぐ隣にある小さいドーム状の建物、Biodomeを訪れました。ここは、この建物の中で人工的に作り出した、Tropical Forest(熱帯雨林)、Laurentian Forest(ロレンシャン高原)、St.Lawrence Marine Ecosystem(セントローレンス湾)、Polar World(北極圏)の4つの生態系を見ることができるというのが売りで、平日だからか学生の集団がいくつも来ていました。GoldenLionTamarin
子供だましでたいしたことないかも・・・と思ったわりには、動物好きには面白くて、すぐそばでゴールデン・タマリンやカピバラなどの珍しい動物が見れたり、湾内を再現した展示のところにはカモメが飛び交っていたりして、それなりに時間をかけて楽しんでしまいました。海を再現したところには、サーモンをはじめ、おいしそうな魚もたくさん泳いでいましたし。ただ、外はもうずいぶん寒いのに、熱帯雨林は暑かったり、また北極に来てちょっと涼しくなったりと気温が変動するのには、ちょっと疲れました。

BotanicGardenDecorationそして、公園で最後に訪れたのは、連絡バスで大通りの反対側に渡ったところにあるJardin Botanique(植物園)。入るときに手にスタンプを押してくれて、夜に催し物があるから再入場できると教えてくれました。大きな道にはトラムが走っているかなり広い植物園で、気候的にはほとんどもう冬ですが、ちょうど短い秋のための飾りつけをしているところでした。大きな竜は、キクの花をぎっしりさして出来ているもの。職人さんが、その周りに植えるキクやススキなどのバランスを測っているところでした。他にも、園内には、カボチャを持ったカカシの飾りなども置いてあり、やっぱりここでもハロウィンはお祝いするようです。ChineseGardenDragonKing
フラフラ見てまわるにはちょっと寒いし、やはり春夏に比べれば花も少なくて少し殺風景なので、入口で言っていた催し物があるというLe Jardin de Chine(中国庭園)にまっすぐ行ってみました。「The Magic of Lanterns」という催し物は、シルクで作った大小の灯篭に、夜になるといっせいに灯りがともるというもので、いかにも中国っぽい雰囲気でした。その中でもかなり大きかったのが、池の中で両脇に従えた写真の「海龍大王」(!)。ネーミングのすごさに思わず写真を撮ってしまいました。他にも、十二支の灯篭や、等身大の中国のお話に出てきそうな動物人間(?)のものなどがたくさん並んでいて、ここだけはたくさんの観光客でにぎわっていました。
植物園には、日本庭園など30を越える各国の庭園や温室があり、規模としても整備度としてもなかなかのものでした。きっと、植物の元気がよい春から夏にかけては、1日過ごせる憩いの場所だと思うのですが、とにかく外にい続けるにはもう寒くて、ゆっくり見られないのが残念でした。

HotelQueenElizabeth夕方のラッシュ前にと、5時くらいにはLe Parc Olympiqueを後にして、ダウンタウンのホテルThe Queen Elizabethへと向かいました。ダウンタウンの中心部で、地下にあるGare Central(セントラル駅)と直結した大きなホテルだったので、地図ではすぐ見つけられたのですが、一方通行が多くてぐるぐる回った末にようやくホテルの駐車場に車を入れることができました。New Yorkや他の都市同様、ここも帰宅ラッシュはかなり早くから始まるらしく、道路は両方向ともすでに混雑が始まっていました。
チェックインしてから、ちょっと考えた末、Quebecに行くまで借りる予定だったレンタカーを、早めに返してしまうことに。市内なら、地下鉄やタクシーなどの交通機関でどこでも行けるようですし、道がわかりにくいうえに混んでいるのが運転が好きではない私たちの十分な理由になりました。

ChinatownGate夕食は、旅の定番(!)チャイニーズ。庭園に行ったからというわけでもないのですが、ホテルで聞いたらQuartier Chinois(Chinatown)は歩ける距離だといわれ、ちょうどフレンチ以外も食べたかったのですぐ決断。予約も必要ないというので、お腹がすいてきてからフラッと出かけました。
La Maison Kam Fung(金豊酒家)」(Tel.514-878-2888)は、ChinatownのRue Clak(クラーク通り)という中央の通りに面した広いレストランで、平日ということもあってすいていましたが、中国人の大家族が来て、山のように料理を並べていました。すごくおいしかったのが、ホワイトアスパラとカニ肉のスープゴマソースがけ餃子 (料理名をクリックすると写真をご覧いただけます。)で、特にホワイトアスパラのスープは美味でした。メインの肉の炒めものはまあまあ普通。値段はよく覚えていませんが、キャッシュで払ってしまったくらいですから、安かったことには間違いありません。

明日は、ガイドブックに則って、市内の観光名所をまわる予定です。

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