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10月8日(金) 曇り ケベック <Part2>◆このページをとばすときは
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OldQuebecMapいよいよ今日からVieux-Quebec、いわゆる旧市街の本格的観光を始めます。城壁に囲まれた街は、徒歩で歩いて回れる距離。似たような感じの細い石畳の街並みは、時々迷って同じ道を何回も通ってしまったりしましたが、古いヨーロッパを思わせるようなのんびりとしたたたずまいは、それもそんなに悪くないと思わせるような情緒にあふれていました。左の地図に今日回った場所を書き入れてみましたので、よかったら併せてご覧ください。(クリックすると拡大表示されます。)

HotelDuParlement午前中にホテルをチェックアウトし、まず最初に向かったのは、城壁の外で、ホテルのすぐ向かいにあるHotel Du Parlement(議事堂)。(地図)あまりに立派な建物に、昨日の夕方立ち寄ったら、無料の内部見学ツアーがあるとのことだったので、それに時間を合わせて再び訪れました。この議事堂は、Quebec州議会が開催される場所で、1886年に建てられたルネンサンス様式の建物。正面の壁面には、Quebec州の歴史上重要な役割を果たしたとされる人物20人余りのブロンズ像が飾られています。
フランス語なまりの英語を話す係員に連れられ、10数人で議事堂内を見て回りました。Montrealのところでも触れましたが、もともとフランス人が入植後、イギリスの統治下に置かれたりして、カナダの中でも少し複雑な歴史を持つQuebec州、建物内のステンドグラスに描かれていたシンボルマークも、フランスのシンボルである「白百合」とイギリスを表す「ライオン」、それにカナダの「メイプルリーフ」が組み合わされたものでした。(写真はこちら)ParlementCourt
中まで入れてもらえた議会場は、美しいブルーの壁と立派なボヘミアンクリスタルのシャンデリアが印象的な、建物の外観に負けず劣らず優雅な雰囲気の部屋でした。暗くてうまく写らなかったのですが、天井にも4年かかって仕上げたという見事な絵が描かれています。壁の色は最初は違う色でしたが、議会をテレビ中継するようになったところ、評判があまりよくなく、テレビ写りのよい今の色に変えたのだそうです。また、この州の議会で一番大きな問題となったのが、言語として英語のフランス語のどちらを使うかということ。イギリス統治下に置かれたばかりのころは、それがもとでたびたび争いが起こったこともあったそうです。今でも、Quebec州の人はフランス語を使う方が多いのですが、どちらを使わなくてはいけないと厳格には決まっておらず、その辺は臨機応変にしているとのことでした。特別な混乱は起きていないそうなので、やっぱりバイリンガルの人って多いのですね。

QuebecNotreDame議事堂内のカフェテリアで朝昼兼用の食事を取った後、いよいよ今日から宿泊するChateau Frontenacにチェックインして荷物を置き、ホテル内の散策は後にして、早速城壁内の観光にとりかかりました。
最初に訪れたのは、北米最古のカトリック教会ともいわれるBasilique-Cathedrale Notre-Dame de Quebec(ノートルダム教会)。(地図) 右手の青銅の屋根を持つ塔が象徴的ですが、バロック様式の建物で左右対照ではない塔というのは珍しいとか。正面の入口が工事中で、ちょっとわかりにくい狭い入口から中へと入りました。 QuebecNotreDameInside
こちらのノートルダム教会は、Montrealで見た教会に比べると規模は小さいですが、やはりステンドグラスと金をふんだんに使った豪華な内装。また、同じように5000本以上ものパイプを持つ立派なパイプオルガンがあり、コンサートも開かれるというところも似ています。神聖なる「ノートルダム(=聖母マリア)」の名を語る教会というのは、やはりそれなりのものである必要があるのかしらんと思ってしまいました。1920年代の火災で焼失してしまい、その後建て直されたものだそうですが、長く続いている信仰の強さのようなものは十分感じられる威厳のある教会でした。NotreDamedesVictoires
ここから、川辺に向かってゆるやかな坂道を下り、Rue Petit Champlain(プチ・シャンプラン通り)を横目に見ながらたどり着いた次の目的地は、またもや似たような名前の教会、Eglise Notre-Dame- des-Victoires(勝利のノートルダム教会)でした。(地図) こちらのノートルダムは石造りでちょっと質素な外観。1690年と1711年の英仏戦争におけるフランスの勝利を記念して名付けられたという教会の歴史にふさわしい雰囲気かもしれません。教会の前は、ルイ16世の胸像があるPlace-Royale(ロワイヤル広場)で、17世紀からすでに商人たちでにぎわっていた歴史のある場所なので、多くの観光ツアーが広場のあちこちで輪を作り、ガイドの説明に耳を傾けていました。NotreDamedesVictoiresInside
それらの間を通り抜けて重いドアを押して入った中の装飾は、一風変わったものでした。最初に目についたのは、天井から下がっている船の模型。写真の中央に黒っぽく写っているのが、その船底です。そして、その奥にある祭壇は、白と金でかなりロマンティックな感じだったので、なんだかミスマッチな印象を受けました。この祭壇は、城郭を模した珍しいタイプのものなのだそうです。
また、美しい像(写真はこちら)のある小さな礼拝堂Sainte Genevieve Chapelも祭壇と同じような優しい雰囲気のものでした。聖母マリアは彼らにとって勝利の女神でもあったわけで、その名前を取った教会内に、やはり女性で、戦渦のパリからボートを漕いで小麦を調達しに行き、パンを焼いて市民に配ったとされている英雄、聖ジュヌヴィエーヴを祭った礼拝堂を作ったというのも、統一性がある感じがしました。女性と戦争という異質に感じられるものが、フランス人の(おそらく男性の)信仰心によって結び付けられているというのは、なんだか興味深かったです。

Chateau Frontenacの歴史をたどるガイド・ツアーに参加したり、かわいらしいお店が軒を並べるRue Petit Champlainを散策した続きは、後編で。

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