★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

ShimekazariHagoita
January, 2004
OsechiCooktailGlassChampainBottle

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●Happy New Year
●寒い冬は映画の季節!?
●新年の話題あれこれ
●続く極寒
●Lunar New Year 2004
●真冬もTimes Squareで



1月29日(木)  真冬もTimes Squareで
TimesSqSanitationWorkersTimesSqSanitationWorkers今週もまた、火曜日から水曜日にかけて、8インチ(約20cm)の結構な雪が降りました。最初の予報では昼間から降るとのことだったのですが、なかなか降り出さず、結局降り始めたのは、通勤ラッシュも終わる夜の8時前くらいからで、翌朝まで断続的に降り続き、結果として、水曜日は、この冬初めて、市内の学校がいっせいにお休みになったのでした。
こんな日は家でゆっくり・・・と行きたいところですが、こちらに来ていた親と観るのに、水曜日のマチネのチケットを買っていたため、ブーツを履いて、Broadwayへ行くハメになってしまいました。除雪が早いManhattanとはいえ、やはり、雪はまだまだ残っていて、ブーツはあっという間にびしょ濡れになってしまいましたが、午前中に雪はほとんど止んでしまっており、お天気自体は悪くなく、赤いつなぎを来た雪かきの人々がたくさん出ていたTimes Squareは、マチネを観に来た人々でそれなりににぎわっていました。でも、劇場に入ってみたら、オーケストラ席にもかなりの空席があり、普通なら、かなりさばける半額の当日券が、お天気のせいで全然売れなかったということは、一目瞭然でした。
AidaTheaterAidaPrograms今回観に行ったのは、日本でも劇団四季が公演中(劇団四季の公演についてはこちらで)のディズニー・ミュージカル「Aida」。私は既に観ていたのですが、うちの親は、このミュージカルの元となったオペラのDVDを持っていて、何回も見たことがあるというので、細かい部分違うものの、おおまかなストーリーがわかっているということと、オペラとの違いを比べてみても面白いかなと思って選んでみました。今、主人公のAidaを演じているのは、人気R&BグループDestiny's Childのメンバーのひとり、Michelle T. Williamsで、劇場の大きな看板も、中で配られるプログラムも、彼女のどアップの写真!それが、ロングランとなりつつあるこのミュージカルの、今のいちばんの売りになっているのでした。
前にこの舞台を観たのは、3年近く前(前回のときの様子はこちらで)だったので、オペラと違う部分のストーリーもすっかり忘れていたのですけれど、当時の主役だったHeather Headleyの歌声にすっかり圧倒されたことは覚えていました。今回の主役のMichelleが舞台に現れたとき、驚いたのは、その細さ!やっぱり、テレビに出ているような人気歌手って、細いんですね、ホントに。ちょっとハスキーな歌声自体は、Heatherほどパワフルではありませんでしたが、華奢な体つきや身のこなしなどから、威厳のある王女というよりも、王女としての立場と恋愛に悩むひとりの女性としての、けなげさとか、かわいらしさが感じられて、同じ黒人女性ながら、全く違うタイプのAidaを演じきっていました。相手役のRadamesは、マチネ公演にはありがちな、通常の主役ではなくて、代役の役者さんでしたが、代役にはもったいないほどハンサム(!)で、Michelleとのカップリングも悪くなかったので、満足。前回観たときは、オペラと同じように歌声を楽しんだ部分が大きかったような気がしますが、今回は、視覚的な劇の部分の方が楽しめたような感じです。同じミュージカルでも、演じる人によって印象がかなり違うというのを初めて感じた舞台でした。
TimesSqVisitorCenterSavingBookletそして、最後にTimes Square関係のおトク情報をまとめてご紹介。まずは、今回のチケット購入にも使った「Season of Savings」という冊子。こちらは、Tims Square近辺の道端で配っているものをもらったのですが、中に、オン・オフ両方のBroadwayのミュージカルのディスカウント・クーポンが綴じこまれていて、劇場の窓口でこれを見せれば、割引の料金で前売りチケットを購入することができます。ちなみに、「Aida」の場合は、通常料金$85のところを、マチネだと$55、夜の公演でも$65にディスカウントされます。他のミュージカルも、途中、使えない期間が少々あるものの、有効期間は、だいたい3月中旬迄。このブックレットは、入口のところをちょっとお色直し?したBroadwayの46th Streetと47th Streetの間にあるTimes Square Visitor Centerに置いてありますので、現地でミュージカルのチケット購入をする方は、ぜひ、事前にゲットしておいてください。ビジターセンターの場所は、Broadwayの東側、マクドナルドと「Aida」の劇場の間です。または、http://www.seasonofsavings.comに、割引料金や適用期間、オンライン購入の場合に必要となる割引のコードなどが記載されていますので、インターネットでチケットを購入する際にはご参照ください。
DuffySquareViewKazukoonDuffySquareそれから、ビジターセンターに立ち寄ったとき、ちょっとトライしてみたのが、自分の写真がTimes Squareのビルボードに表示される!という無料のサービス。厳密にいうと、Times Squareではなくて、当日のディスカウント・チケットを発売するTKTSのブースがあるDuffy Squareの方なんですが、とにかく、あの繁華街のビルの上にある大きなスクリーンに自分の顔が現れてしまうのです。このサービスは、HSBCがスポンサーになっている「Starring You @Times Square」というもので、ビジターセンターを入ってわりとすぐ、左側にあるブースで顔写真を撮ってもらうだけ。その後5分後くらいに、左の写真のように自分の顔がスクリーンに登場します。もともとあるパターンに顔写真だけがはめ込まれるので、どんなパターンになるかはそのときによって異なりますが、ズームで見てみると、かなりの大きさで表示されるのがわかります。また、そのときに、アクセスコードを書いた紙をくれるので、PCからも、スクリーンに表示されたのと同じような画像が見られるようです(※うちのPCからはエラーが出てしまい、見られませんでした。)このサービスについては、http://us.hsbc.comから、ページの左側にある「Starring You @Times Square」のところをクリックすると、詳細が表示されます。記念になるし、タダなので、なかなかいい企画なのですけれど、ちょっと辛かったのは、写真が表示されるまでの間、極寒の中をスクリーンを見上げて待っていなくてはいけなかったこと。表示時間は、せいぜい1分あるかないかくらいなので、見逃してはいけないから、その場を離れるわけにはいきません。アメリカらしく「5分後」というのがわりといい加減!?で、私たちが写真を撮った後、実際に表示されたのは、10分後くらいでした。ただ、季節がよくなると、それなりに混雑しそうだから、写真を撮るのも、表示されるのも、こんなにすぐ簡単にはできないのかもしれませんけれどもね。もし、ご興味ある方、今はとっても空いていますので、チャンスです。ぜひ、トライしてみてくださいね。カウント・ダウンが終わっても、やっぱり、Times Squareは、観光の中心なのでした。
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1月25日(日)  Lunar New Year 2004
LunarNewYearBannerYearofMonkey相変わらず寒いNew York、おかげさまで、体調もかなりよくなったので、この寒さにもめげず、週末はお出かけを敢行いたしました。今週末の行き先といえば、やっぱり、Lunar New Year(旧正月)を迎えたChinatownでしょう!土・日とも、最高気温が20°(約-7℃)行くか行かないかという予報だったので、盛大なパレードがあるという日曜日に出かけてみました。お昼ちょうどくらいにチャイナタウンに到着し、本当は久々に飲茶が食べたかったのですが、地下鉄の駅を降りたときの混雑具合で典型的中華の飲茶は混んでいるに違いないと踏んだのと、外に出たときの寒さで長い距離を歩くことが辛くなってしまったため、駅から近いベトナム料理屋さんの「Pho Viet Huong Restaurant」(お気に入りレストランご参照)に入りましたが、私たちが食べ終わる1時半ごろには、こちらもめっきり混んできて、入口にテーブルを待つ人が列を作ったりしていました。自分たちも含めて、皆、寒いのによく出かけてくるなーとそのときは思ったのですが、今思うと、どうも、出かけてきたのはいいものの、長い時間外で見物することができず、すぐお店に入ってしまい、いったん入ったらなかなか出られないという状況になり、レストランの回転が少々悪くなっていた・・・というのが真相のような気がします。
DragonHeadということで、私たちも食べ終わってからも、温かいお茶のお代わりをもらったり、順番にトイレに立ったりして、もたもたしていたら、やがて、威勢のよいシンバルの音とともに、お店のガラス越しに、鮮やかな物体が通りを行き来するのが見えてきました。長い胴体を何人もで支えているのは、大きなパレードのときしか出ないDragonであることがわかりました。一瞬寒さを忘れ、カメラをかかえて外に出て、ゆっくり進む龍を追いかけ、写真をパチリ。さっきまで、人は多かったものの、立ち止まらずに歩けるくらいだった大通りも、パレードの開始とともに、人をかき分けなくては前に進めないような状態に様変わりしていました。
ParadeTopAcrobatMan
BlackandYellowLionsSevenGodsFloat
今年のパレードがいつもとちょっと違ったのは、チャイナタウンのメインストリートともいえる、Canal Streetを通行止めにして行うような大規模なもの(写真左上)だったということ!例年のパレードは、主に、チャイナタウンの中の曲がりくねった通りを、いくつかの集団が思い思いに練り歩くという、いかにも無秩序なチャイナタウンらしい?もので、こんなに整然とした組織立ったものではありませんでした。パレードの先頭を務めていたのは、顔を赤と白に塗った曲芸師みたいな人(写真右上)で、ちょっとした芸をしながら歩き、カメラを構えるとポーズを取ってくれたりして、なかなかサービス精神旺盛。その後には、おそらく中国系の人々の中の名士みたいな人たちの集団がいて、さすがに五番街のパレードみたいに市長や州知事はいなかったものの、テレビで見たことのある中国系アメリカ人の市議会議員さんの顔も見られました。一緒に出かけた母は、思いっきり地元の中国人に見られた?のか、名士のひとりがいきなりそばに寄ってきて、両手で握手し、またパレードの列に戻って行きました・・・そして、もっともらしくなくて驚いた!のは、キルトを履いたおじさんたちのバグパイプ・バンドがいたこと。もちろん、その中には、中国系というかアジア系の人はいませんでしたから、かなり場違いな感じがしましたが、New York Cityのパレードといえば、バグパイプのバンドはつきものですからね。そういう意味でも、New Yorkの主なパレードのひとつとして認められたということの証し?ともいえるかもしれません。
とはいっても、大部分のパレード参加者は、従来からおなじみのLion Danceこと、獅子舞のお獅子(写真左下)だったり、七福神?みたいな格好をした人たち(写真右下)だったりして、派手派手しい色彩の、いかにもチャイナタウンの旧正月らしい人たちで、視覚的には十分、いつもの旧正月の雰囲気を楽しめました。
ParadeColdFamilyParadeColdFamilyでも、最初にも書いた通り、この週末も本当に寒かったのです。気の毒だったのは、パレードに参加している人たちの家族らしき皆さん。お獅子を動かしたり、なにかの衣装を着て踊ったりしている本人たちはまだよいのですが、同じ山車に、その家族とおぼしき人たちが、ひたすら寒さに耐えるように身を縮めて座っていたり、自分自身もしっかりと着込み、風と寒さを防ぐため幾重にもビニールをかぶせたベビーカーを押して、パレードのすぐ後ろを歩いていたりする様子は、見ていてもなんだか気の毒でした。予定では、パレードの時間は、1:00〜4:00となっていましたが、私たちもだんだん寒さに耐えられなくなってきて、そろそろどこかでお茶でもしようかと動きかけた2時半くらいに、パレードもさっさと終わってしまいました。お茶屋さんを探して歩いていると、さっき、山車の上で踊っていた京劇みたいなお化粧をしたおじさんが、ダウンを羽織って足早に歩き去るのに行き会いました。やっぱり、さすがにこの寒さでは、練り歩く方も辛かったのでしょう、予定よりずっと早いスピードで歩いてしまい、早々に解散してしまったようでした。私も、今年は、ミニお獅子の置物でも買おうかしらんなどと思っていたのですが、これも寒さゆえか、いつものような出店が全然なく、極寒の中でしっかり見物した後に、さらにお店を探して歩くのは狂気の沙汰としか思えなかったので、お茶をして温まった後、またちょっと歩いて、すぐ地下鉄に乗り込み、チャイナタウンを後にしてしまいました。
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1月21日(水)  続く極寒
FloatingIce依然として、「」の付く寒さが続いているNew York、わが家の目の前のHudson Riverには、大量の氷が河口に向けて流れています。去年、やはり、10日以上氷点下の気温が続いたとき(そのときの様子はこちらで)、同じように、川を大量に流れる氷を初めてみて、ちょっとびっくりしたのですが、今年は、このところ、ずっとこんな感じなので、この光景にも慣れてしまいました。寒さについて、「どんな感じでしょうか?」というお問い合わせを最近よくいただきますが、マイナス10℃くらいというと、スキー場みたいな感じとでもいえばよいのでしょうか?ただ、Manhattanに限れば、地下鉄やバスもありますし、屋内の娯楽、美術館やミュージカルなどもありますので、あまり外を歩かなくて済むように、いろいろ工夫して過ごすことも十分可能です。
AfterSnowDay寒さに加え、雪も、年が明けてから、既に数回降り、気温の低さから、積もった雪が完全に溶けないうちに次の雪が降り積もったりしたので、珍しく、家の屋根が白いままになっていたりします。もちろん、降るたびに、翌日はご覧の通りの雪かき作業。車のガレージが屋外の場合は、自分の場所は自分でしなくてはなりませんが、大きなアパートだと、通りはショベルカーなどで一気にやってくれるので、スリップしてどうしようもないということはありません。ちなみに、こちらでは、冬になるとスノータイヤに換えるということはあんまりなくて、たいてい、オールシーズンのタイヤのままです。うちの車もそうですが、除雪作業が早いので、それでもなんとか大丈夫なのだそう。まあ、車はあるけれど、ほとんど運転しない私にとっては、あんまり関係ないのですけれどもね。
SquirrelinSnowそして、こんなに寒いのに、New Yorkのリスは冬眠しません!先日、通りかかったUnion Squareには、白く積もった雪の上を走り回るリスたちの姿がありました。ある1匹など、日が当たる木の根元で、日向ぼっこよろしく、じっと座っています。この日も、もちろん最高気温は氷点下、風が強かったので、体感温度は-10℃以下という寒さ。人間は、皆、コートにマフラーに帽子に手袋で武装しても、早歩きで建物や地下鉄の入口に逃げ込むように入っていくようなお天気だったのですが、あの毛皮って暖かいのでしょうね、きっと。
そういうわけで、体調もさることながら、この極寒のお天気のせいで、まだ、最低限しか外出することができません。お見舞いや励ましのメールをいただいた方、どうもありがとうございます。今週末か、来週あたりからは、少しずつ外出することもできそうなので、また、新しい話題がお届けできるのではないかと思っています。ちなみに、今週末は、Lunar New Year(旧正月)のイベントがChinatownで大々的にありますし、来週は、お楽しみのWinter Restaurant WeekTax Free Weekという、ダブルイベント週間なのです。旧正月については、Chinese Consolidated Benevolent Association of New Yorkで、イベントスケジュールなど詳細が、2月6日まで続くRestaurant Weekについては、http://www.restaurantweek.comで、参加店のリストがご覧になれます。また、110ドル以下の衣類が非課税になるTax Free Weekについては、こちらでご確認くださいね。これらのイベントにしっかり参加すべく、もう少しおとなしくして体力を蓄えます。
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1月13日(火)  新年の話題あれこれ
SaleWindowクリスマス直後から始まった、年に一度の大セールのシーズンも、この寒さで売れ行きが今ひとつのNew York。それはそうでしょう、先週末は、最高気温が20°(約-7℃!)以下という極寒の週末でした。これでは、外を歩こうなんていう気にならないのが普通の人たち。写真はその前の週のものですが、なんと、このときは、最高気温が50°(約10℃)あったのですから、セールのウインドウを見る余裕もあります。街を歩く人たちも、コートは着ているものの、皆さん頭は無防備。でも、今の極寒状態では、外に出るときは帽子は必須!です。家の中でも、暖房の温度が十分に上がらなかったり、暖かいお湯が出なかったりというトラブルが相次いで、New York Cityの苦情処理電話(311)は鳴りっ放しだったのだとか。
さて、こんな1年でいちばん寒いかもしれないというこの時期、実は、ちょっと健康上の理由で、しばらく外出ができないことになってしまいました。徐々に回復しているので、来るLunar New Year(旧正月、今年は1月22日)の頃には、出かけられるといいなーとは思っているのですが、それもお天気次第かも。それまで、新しい話題があんまりないので、とりあえず、年が明けてから、ここまでの話題をご紹介しておきますね。

★注目の結末は?「Sex and the City」最終シリーズ
SexandtheCityDVDSexandtheCityPosterNew Yorkのみならず、全米の注目の中、いよいよ、8回の最終エピソードが始まった人気番組「Sex and the City」。Times Squareには、主演のSarah Jessica Parkerの巨大なポスターが登場し、五番街のHMVでは、今までのシリーズのDVDやビデオを全面的に宣伝しています。クリスマスのウインドウのところでもちょっとご紹介しましたが(Barneys New Yorkのクリスマス・ウインドウはこちらで)、最も注目されるのは、主人公Carrieの恋の行方。今、付き合っているのは、有名バレリーナMikhail Baryshnidov演じる50絡みの芸術家ですが、どうも、今回のシリーズの最中にまたまたMr.Bigとなにかあるらしいです。私同様、Carrieが幸せになるのなら、Mr.Bigとにして欲しい!と思っているファンはとても多いらしく、果たして、その願いが通じるのかが気になるところです。1月4日から、毎週日曜日の9時に放映されていて、これまで2話が放送されましたが、主人公のひとり、Mirandaは子供の父親であるSteveと結婚し、Samanthaは乳がんを患っていることが判明するという、かなり大きな出来事が既に起こっています。

★大入り満員が復活「The Producers」
StJamesTheaterTheProducersPosterSarah Jessica Parkerといえば、そのだんなさんのMathhew Broderickも、今、New Yorkで注目の的。その年のトニー賞を総ナメにしたミュージカル「The Producers」に、オリジナルキャストのNathan Laneとともに、約2年ぶりに復帰したのです。このミュージカルは、このコンビあってこそ!だったというのは、あんなに人気があってチケット入手困難だったのに、ふたりが降板してから久しい最近は、観光バスで乗り付けた団体客専門だったことからも明らか。そして、夏に復帰が発表されるやいなや、問い合わせが殺到し、彼らが出演する12月末から4月のチケットが売りに出されたとたん、あっという間に完売してしまったのでした。なんでも、通常100ドル程度のオーケストラ席が、480ドルとかいう値段でも売れてしまうのだそうです。降板直後に観た私も(そのときの感想等はこちらで)、一瞬、またあの豪華キャストで見直したいとチラッと思ったのですけれど、前回以上の人気ぶりにさっさとあきらめてしまいました。また、この人気に乗じて、既に映画化が決まったとのこと。もちろん、主役は彼らふたりが演じ、Broadway公演を終える春以降に撮影開始、来年公開予定ということのようなので、こうなったら、生の舞台はガマンして、映画公開を待つことにします。

★変わり行くチームの顔
AndyPettitteRogerClemens今週、New Yorkのスポーツファンが怒ったりあきれたりしたのが、300勝投手Roger Clemens(写真左)の現役復帰。しかも、惜しまれながらユニフォームを脱いだNew York Yankeesでではなくて、前々からウワサされていたHouston Astrosでというのが、怒りの原因。あんなに何回も引退することを強調し、最後の登板になるはずだったワールドシリーズでは、敵地にもかかわらず総立ちの拍手を送られ、公式HPには、サヨナラの挨拶まで寄せていたのに、その舌の根も乾かぬうちに・・・というのは、まさにこのこと。今回の復帰劇については、元同僚で、同じく来シーズンAstrosでプレーすることが決まっているAndy Pettitte(写真右)の誘いも大きかったということです。ふたりとも、地元テキサスの出身なので、もともと、地元でのプレーには魅力を感じていたらしいのですけれども、それにしても、情けないのはYankees。FAのPettitteを引き止められなかったのも努力が足りなかった気がするし、復帰の意思を持っていたClemensを簡単に他チームに逃がしてしまったのも、なんだかフォロー不足の感じ。そもそも、オリンピック出場に意欲を示していたClemensは、アメリカが予選で敗退して出場権を逃してしまったあたりから、現役復帰も考え始めていたのではないかとも思えるので、Yankeesはちゃんと引退撤回がありえるかを確認したのかしらん?と疑問に思ってしまったりも。唯一の救いは、ふたり合わせて40勝近い先発投手を奪われたのが、直接対戦のない、ナショナル・リーグ、しかも西地区のチームであるということですが、ワールドシリーズかなんかで顔を合わせて、彼らにやられてしまったりしたら、笑い話にもなりませんね。これで、Yankeesは、去年の先発5本柱のうち、4人を失い、来季も残るのはMike Mussinaのみと、ガラリと顔ぶれが変わってしまうことになります。しかも、左の先発が今のところいないのですけれど、大丈夫なのでしょうか・・・?
MatuiJersey一方、2年連続最下位に終わり、抜本的なチーム改革が求められているNew York Metsのオフィシャルショップ、Mets Clubhouseには、年内から、早くも来季の目玉松井 稼頭央選手のジャージが並び始めました。クリスマスから年末年始に訪れる日本人観光客を狙ったものと思われますが、まだ、デビューもしていないのに、ショーウインドウの真中を飾っているところから、その期待の大きさがわかります。ちなみに、松井 秀喜選手の場合は、巨人時代にテレビで見ていたし、実際に球場でプレーを見たこともあったのですが、「リトル松井」については、ほとんど見たことがありません。ものすごく運動神経のよい人だということはウワサに聞いていますが、多分、日本人選手と比べると、そのレベルの違いがいちばん大きいと思われるショートストップの守備を、どうやってうまくこなすのかがちょっと心配。とりあえず、年末に発売になったYankeesのホームゲームのうち、Metsとの対戦、いわゆるサブウェイ・シリーズのチケットは、かなり悪い席ながらなんとかゲットしたので、松井対決を見るのを今から楽しみにしてます!そうそう、そういえば、Metsのショップに、「Matsui」なんだけど、「55」の方のYankeesのTシャツも売っていた他、既に日本でのプレーが決まっている「Shinjo 5」のTシャツも大量に売られていました。普通、移籍した選手のグッズは半額とかそれ以下になるものなのに、なぜか新庄Tシャツはまだ定価のまま?でした。Metsのチケット発売開始は、来月2月22日なので、シェイでの試合のチケット入手もトライしてみる予定。今年は、Yankeesがあんまり強くなかったら、Metsファンに復帰してしまうかも!?しれません。

★WTCメモリアルのデザイン決定
WTCMemorialDesign年内から最終候補8作品に絞られていた、World Trade Center Site Memorialのデザインが決定しました。詳しくは、14日にLower Manhattan Development Corporation(LMDC)から発表されることになっていますが、コンペティションで選ばれたのは、Michael Arad氏の「Reflecting Absence」という作品で、ふたつの繰り抜かれたプールのようなところに、水が流れ落ちている静かなデザインです。犠牲者の名前は、水が流れ落ちるプールの縁のところに刻まれることになっています。
WTCSite先月お知らせしたように、WTC Site内に、通勤電車の駅と線路が出来たり(その様子はこちらで)、地下レベルの工事はどんどん進んでおり、現場の風景も、見るたびに整備された工事現場というイメージが強くなっていっています。ここが悲劇の現場であったことを示すものは、Broadway側にある亡くなった人々の名前を記したプレートと、まだ残されている崩れ去ったWTCの鉄骨で作られた十字架くらいかもしれません。建物部分のデザインが決定したときもそうでしたが、今回も、コンペで選ばれたメモリアルのデザインを、既に決定しているタワーを含めた建物部分のデザインとうまく融合させるため、最終調整が必要だそうです。おそらく、それであれこれ時間がかかり、最終的にこの場所に建つ建築物全体のデザインが決定してから、建設開始となりますが、タワーは、またしても、世界最高峰の高さのビルとなるので、完成はかなり先のことになりそうですね。そのとき、ここに住んでいるかどうかはわかりませんが、いずれにせよ、完成したあかつきには、いつか、新しくなったWorld Trade Centerを訪れてみたいと思っています。
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1月9日(金)  寒い冬は映画の季節!?
NormalEmpireRunningManRockefeller Centerのツリーは姿を消し、Empire State Buildingのライトアップものホリデーカラーから、なにもないときの白一色に戻り、年明けもなんとなく続いていたNew Yorkのホリデーシーズンも、本当に終わりを告げてしまいました。観光客もめっきり少なくなった街に、代わりにやって来たのが猛烈な寒波!今週に入ってから厳しくなった冷え込みは、週末に向けてピークを迎え、ここ数日は、最高気温が氷点下、朝晩の気温は、マイナスをはるかに下回り、(約-13℃!)なんていう恐ろしい数字まで出されています。朝見かけた、川べりをジョギングするおじさんも、ダウンジャケットに毛糸の帽子と手袋と、かなりの重装備でした。昼間の街中ですら、空気中の水分が凍ったダイヤモンドダストみたいなものが見えたりして、まさに、スキー場のようです。これが、先週末は、10℃以上のポカポカ陽気だったのですから、本当にNew Yorkのお天気は変わりやすい!のです。ということで、とにかく、旅行にいらっしゃる皆さんは、寒さに備えつつも、出来るだけ温度調整できる服をお持ちくださいね。
LowesTheaterで、寒さが厳しいときは、やっぱり室内のエンターテイメントに限る!ということで、実は、最近、ちょくちょくロードショーを観に出かけています(最近観た映画はこちらでどうぞ)。年内に、Academy Awards(アカデミー賞)の前哨戦ともいわれているGolden Globe Awards(ゴールデングローブ賞)のノミネートや、いくつかの映画賞の発表があり、それらに何度も名前が出てくる映画は、やっぱり面白いのかしらん?と気になって、その中のどれかを観に行くというのが最近のパターン。いつもは、たいてい、わが家の近くのNew Jerseyの映画館で観てしまうのですが、たまたま、最近観たい映画が、地域限定公開で、Manhattanでしか上映されていなかったりしたので、いつものようなお手軽映画鑑賞ではなくて、劇場と上映時間をmoviefone.comでチェックして、わざわざ出かけてもいるのでした。
NYTicketPriceそして、そのManhattanの映画館だけ?なのですが、年明けから、映画の料金が値上げされ、大人$10.25と、とうとう、10ドル札では足りなくなってしまったのが、ちょっとした話題になっています。日本の1,800円に比べれば、これでもまだ安いですが、全米で10ドルを超えたのは初めて。アメリカでは、映画は庶民の娯楽の代表で、ちなみに、わが家のアパートのビル内にある映画館は大人も子供も$5均一でロードショーが観られますし、同じNew Jersey内の映画館も平日と土日の2時までだったら、$7以下だったりします。それと比べると、やっぱり割高感は否めませんよね。もちろん、Manhattanの映画館は、椅子がとってもよかったり、劇場内も掃除が行き届いていてきれいだったりはするのですけれども。
LincolnPlazaCinemasそんなわけで、高い料金を払ってManhattanで観るのは、自分なりに、かなり厳選した映画!?ということになるわけですが、最近観たのは、「Girl with a Pearl Earring」と「Monster」という、いずれも、主演女優がゴールデングローブにノミネートされている2つの映画。前者の方は、年内だったので、既にEntertainment@Homeで感想をご紹介していますが、年明けに観た後者はかなりインパクトのある映画でした。なにがすごいって、主演は美人女優として有名なCharlize Theronなのですけれど、テレビでいくつかのシーンが紹介されたとき、どれがセロンなのかわかりませんでした・・・アメリカ初の女性の連続殺人犯で、既に死刑が執行されている女性というのが主人公で、それを演じているのがセロンのはず・・・なのですが、全く彼女に見えないのです。なんでも、体重を20ポンド(9kg)以上増やし、顔はメイクを施してはいるのですけれど、それにしても、あんなにきれいな人があんなになれるんだ・・・というのは、本当にびっくり。演技もかなり堂に入っていて、あれなら、アカデミーでもノミネート間違いないでしょう。女性監督が撮った映画だそうで、確かに、連続殺人犯という冷酷無比そうな主人公の、女性としての不幸な人生に焦点を当てたストーリーは同性ならではなのでしょう。でも、美人女優としての彼女が好きな方、特に男性はがっかりしてしまうかも?しれません。
彼女もドラマ部門の主演女優でノミネートされている61st Annual Golden Globe Awardsの受賞発表式は、1月25日の日曜日。そして、それに続く1月27日76th Annual Academy Awardsのノミネートが発表され、受賞式は2月29日の日曜日になります。それに合わせて、近頃はテレビで、ノミネート作品やノミネート候補作品のCMがよく流されています。見事、ゴールデングローブにノミネートされた渡辺 謙氏が、アカデミーにもノミネートされるといいですね。極寒の季節とともに、映画の賞レースもまだまだ続きます。
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1月4日(日)  Happy New Year
NewYearFireworksZouni遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。 皆さん、お正月はいかがお過ごしでしたか?今年の日本のお休みは、年末の27日から始まって、3日まで9連休という方も多かったのではないでしょうか? New Yorkでも、ちょくちょく、日本から旅行でいらしたらしき方々をお見かけしました。アメリカでは、クリスマスの連休後は、31日までは全く普通で、新年の1月1日のみが祝日、2日はまた平日なのですが、今年は夫の会社が2日もお休みだったため、おかげさまで、私たちも1日から4連休でした。新年は、いつものように、31日の11時過ぎくらいから、テレビでTimes SquareNew Year's Eve Celebrationを見ながら一緒にカウントダウンし、年が明けるやいなや打ち上げられるCentral Parkの花火を眺めつつ迎えました。この花火は、午前0時にスタートし、深夜の公園を駆け抜けるRunner's World Midnight Runの出発の合図なのですけれど、今年は特に豪勢で、独立記念日の花火かと見まがうほど、長い間、次々と大輪の花が夜空に咲き、楽しませてくれました。1月1日は祝日なので、郵便局もお休み、よって、日本のように年賀状がごっそり届いて、家族めいめいの分を仕分けするなんていうこともありませんが、昼頃からのそのそ起き出して、おせちまでは用意しないものの、お雑煮くらいは作って食べて、少しだけお正月気分を味わいました。そういえば、スキーに出かけた去年は、お雑煮すら食べませんでしたっけ。
NewYearVisitorsNewYearRockefellerCenter2日に用事があって出かけたときは、あんまり感じなかったのですが、土曜日の3日、またManhattanに出かけたら、街中が、まだまだ大勢の観光客でにぎわっていたのには、ちょっと驚きました!やっぱり暦の関係で、2日がお休み、または休みにしてしまった人が多いらしく、きっと、カウントダウンの頃から滞在しているのでしょうね。ちなみに、今年のカウントダウンイベントの参加者数は、去年より多く、100万人近かったそうです。すっかりゴミもなく、あの巨大なパーティーの余韻もなくなってしまったTimes Squareから、まだ、クリスマスの飾りつけが残るオフィス街、巨大ツリーがそびえたままのRockefeller Centerと、ミッドタウンは、とにかく人が多く、車が来なくてもしっかり信号を守る!?あたりは、間違いなく皆さん観光客。クリスマスのデコレーションが少しずつ姿を消していく来週からは、これらの人々もいなくなってしまって、火が消えたように静かになってしまうのでしょう。ちなみに、この年末年始、日中は気温が10℃以上に上がる日も多く、かなり暖かく過ごしやすい日々が続いていましたが、観光客同様、この暖かさも週明けとともに去ってしまうそうで、週半ばには、最高気温が氷点下!という寒波がやって来そう。今週は大丈夫みたいですけれど、これからは、雪が降る可能性もありますし、これからNew York旅行を計画している方は、ぜひ、防寒は十分にしていらしてくださいね。
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