★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

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December, 2003
JerryCornsSnowmanIcingCookie

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●話題のクリスマス・ウインドウ
●五番街のクリスマス
●大雪と「The Nutcracker」
●ホリデー・ムービー
続き(12月後半の話題)を見る・・・


12月8日(月)  ホリデー・ムービー
MetsHPLittleMatsuiPapers月曜日の朝起きて、いつものように、ローカルニュースのNY1を見るべくテレビを点けたら、真っ先に飛び込んできたのが、松井 稼頭央選手、New York Mets入団決定のニュース!このところ、New York Timesのスポーツ欄でも、いつも、1面写真入りで報道されていたので、そろそろ決まるのだろうとは思っていましたが、また、メッツに日本人選手登場と相成りました。ご存じの通り、New York Yankees松井 秀喜選手と区別するため、Little Matsuiとして知られている同選手、残念ながら、日本球界復帰となってしまった新庄 剛志選手のケースと違って、監督のArt Howeのおメガネにかなっての入団だけに、最初からポジションは保証されており、開幕からの活躍が期待されます。メッツのHP(http://www.mets.com)はもちろん、MLBのHPでも、日本での記者会見の様子が写真入りで報じられていましたが、「イチローのより強くてパワフルなバージョンである」と、最大級ともいえる評価を得ている彼が、その評判通りの活躍をできるとよいのですけれどもね。でも、これで、低迷していたメッツの試合を観に行く理由ができてうれしいです!「松井対決」となるサブウェイ・シリーズのチケットもなんとか手に入れなくては!!ちなみに、絶対言うだろうと思ってはいましたが、ニュースでは、繰り返し「リトル・マツイは、ヒデキ・マツイと親戚関係にはない。」ということを報じています。
TheMatrixPoster
TheLastSamuraiPosterTheLordoftheRingsPoster
さて、クリスマスを含むホリデー・シーズンといえば、日本のお正月映画同様、アメリカでも話題の映画が次々と封切られる季節。ケバケバしいほどの広告に彩られているTimes Squareを歩くだけでも、いろいろな映画のポスターを目にすることができます。とりあえず、これらのホリデー・ムービーの先駆けとなったのが、11月上旬、日本をはじめとする世界各地での同時公開となった「The Matrix Revolutions」。前2作も見ているし、話題作なので、一応、見に行ったのですが、うーん、今までの中でいちばんイマイチでした。理屈抜きにシーンを楽しめた最初の作品と違い、前作あたりから、話の内容を理解するのが難しくなりつつあり、それでも、まだ、エージェント・スミスとの戦闘シーンなどが楽しめたのですが、今回の最終作は、ますます訳がわからなくなり、まるでスター・ウォーズみたいな機械の戦闘シーンともなると期待していたのとはちょっと違っていたので、残念ながら、わざわざ劇場で見なくてもよかったかな・・・と思ってしまいました。結局、興行成績的にも、「・・・Revolutions」は、思ったほど伸びなかったようですね。
LastSamuraiTheaterPosterで、大雪で出かけられなかった週末、もうひとつの日米同時公開である話題作「The Last Samurai」を見に、アパートのビル内にある映画館に出かけました。日本でも絶大な人気を誇るTom Cruise主演で、明治維新直後の日本が舞台ということから、日本人的にはとっても興味のある作品だったのですけれど、こちらでの批評家の評判は、残念ながら、あんまり芳しいものではありませんでした。その多くの意見だったのが、「トムはミスキャストである」ということ。さわやかなナイスガイイメージが強い彼は、やっぱり、伝統を重んじるむさ苦しいイメージの侍には見えないから?でしょうか。その分、準主役ともいえる渡辺 謙の評判がすこぶるよくて、誰も名前はちゃんと覚えていない!?ものの、「トムの相手役の日本人はよかった」という人がたくさんいたようです。ちなみに、New Yorkでのプレミア上映の様子は、ローカルニュースなどでも報じられましたが、個人的にびっくりしたのは、もうひとりの日本人スター真田 広之氏の英語が異様にうまかったこと!後でインタビューを見たら、本場イギリスでシェークスピアの舞台に立つため、特訓したのですってね。渡辺 謙氏が全編英語のインタビューで答えていた、この映画のメイキングみたいな特番も放送されていましたが、俳優さんって、やっぱり耳がいいのでしょうか?こちらに何年住んでいても、ヘンテコな英語!?しか話せない身としては、ちょっとすごいなーと感心してしまいました。
ちなみに、映画の感想ですが、既にご覧になった方も多いと思いますので、簡単に述べますと、全般的には、やっぱり、アメリカ人好みのチャンバラ映画かな?と思ってしまったのが、正直なところ。確かに、映像はきれいでしたけれど、明らかに日本ではない(ロケはニュージーランドだそうです。)森の中での戦闘シーン、バイキングにしか見えない!真田 広之の兜、あり得ない渡辺 謙演じる勝元の英語の上手さなど、細かいところを挙げればキリがないほど、ハリウッドが作った日本「風」の映画でした。ただ、酷評されるほど、トム・クルーズがミスマッチだったとは思いませんでしたし、評判通り、渡辺 謙はよかったので、見て損した!というほど酷い出来ではなくて、「なるほどね。」という感じです。
LoveAcrually個人的に、この冬のおすすめは、いろいろな恋愛の行方をオムニバス的に描いた「Love Actually」という映画。ロンドンが舞台で、出演者も、なんと独身貴族のイギリス首相を演じてしまうHugh Grantをはじめ、Emma ThompsonLiam Neesonに、「Mr.ビーン」のRowan Atkinsonらとかなり豪華。それぞれがそれぞれの事情を抱えた恋愛に一喜一憂しながら、クリスマスまでの数週間を過ごすというのがおおまかなストーリーで、これらの登場人物が最後にあるところで集結するのがミソ。クリスマスのロンドンの風景もとてもステキで、思わず行ってみたくなってしまいました。カップルにはおすすめの映画ですが、友人同士で見ても、なかなか楽しめる奥の深い恋愛映画だと思います。
それから、ぜひ見たいと思っているのが、ベストセラー小説を映画化した「Girl with a Pearl Earring」。「Love Actually」にも出演しているイギリス人俳優のColin Firthが画家フェルメールを演じ、この前見た「Lost in Translation」(すごくよかった!)に出ていたScarlet Johanssonがフェルメール家に使える召使で絵のモデルとなる少女を演じるみたいです。「真珠の耳飾の少女」というタイトルの日本語訳本を読んだので、ストーリーはわかっているし、フェルメールのアトリエや、あの時代のデルフトの街の様子などが、どんなふうに映像になっているのかにとても興味があります。New Yorkでの公開は、12月中ですが、全米公開は1月になってからなので、New Jerseyで見ようと思ったら、もう少し待たないとダメかも?しれません。
スミマセン、9月来、HPの「Entertainment@Home」のコーナーを更新していないのは、実は、この秋、あんまり映画を見ていなかったからなのです。11月以降は、それなりに見ていますし、ホリデー・ムービーはこれからもまだ何本か見そうなので、近々、まとめて更新します。もし、あのコーナーを楽しみにしていらっしゃる方がいたら、もう少しお待ちくださいね。
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12月6日(土)  大雪と「The Nutcracker」
SnowyRoadSnowyRoadさて、New Yorkは金曜日から大雪に見舞われてしまいました!この時期の雪は珍しいことではありませんが、今回、ちょっとすごかったのは、雪嵐の低気圧が相次いで訪れたこと。つまり、まず、金曜日に雪を降らせた低気圧がいったん去って、その後から、また別の低気圧がやってきて、土曜日の雪を降らせたのです。さすがに、ほぼ丸々2日間、まとまった雪が降ると辺りは一面の銀世界。わが家の前の大通りも、ショベルカーがひっきりなしにやって来て、除雪を行っていました。予報通り、1日で8インチ(約20cm)程度ずつの積雪があったらしく、2日目となった土曜日は、本来なら、ホリデーショッピングで大混雑する、週末のショッピングモールやデパートの活気も今ひとつだったようです。日中の気温も氷点下でしたし、こんな日は、やっぱり、家にいるに限るでしょう。
ところが・・・実は、わが家では、大雪の初日、しかも、いちばん吹雪がひどくなるといわれていた金曜日の夜に、これまた、New Yorkのクリスマスの風物詩のひとつである、New York City Balletの「The Nutcracker(くるみ割り人形)」のチケットを買ってしまっていたのでした。せっかく、100ドル近くするオーケストラ席が買える日を選んだので、ムダにするのはイヤだし、Manhattanまで出てさえしまえば、地下鉄がLincoln Centerの劇場と直結しているので、問題なく行けるはず・・・と、意を決して、かなり早めにNew Jerseyの家を出ました。覚悟はしていたものの、アパートの入口を出たとたん、アメリカ製のカサはおちょこになるわ、帽子は風で吹っ飛ぶわで、正直、ちょっとめげそうになってしまいました。でも、雪の上に転がった帽子を拾って、再び建物の中へと引き返し、カサを使うのはあきらめ、帽子を目深にかぶり直して、もう一度出発。運よく、アパートのすぐ外にあるバス停には、バスが止まっていたので、ノロノロ運転の車の間を急いで横切って、文字通り、バスの中へと転がり込みました。
NYStateTheaterManhattanとの間を結ぶLincoln Tunnelも、かなりの渋滞と報じられていたらしいのですが、トンネルに入るまでは、多少時間がかかったものの、そこは川の下を通るトンネルのこと、橋とは違ってスムーズに進み、思ったよりずっと早くManhattanに入ることができました。しかも、Port Authority Bus Terminal〜Times Squareは、地下道が続いているので、ここも悪天候にさらされずに済み、ほとんど濡れずに劇場までたどり着くことができました。Licoln Centerのクリスマスツリーも、少し前に点灯したばかり。地面に積もった雪のせいで、夜なのにほんのりと明るさが残る中、色味のないシンプルな明かりのツリーが、噴水とともに、幻想的に輝いていました。ただ、女の子が主人公で、他にも子供たちがたくさん登場する、このチャイコフスキーの有名な舞台は、女の子にとても人気があり、いつも、かわいらしく着飾った子供たちが、両親に連れられてたくさんやって来るのですけれど、さすがにこの吹雪の中なので、皆、フードのついたダウンジャケットにフリースなどの「防雪服」だったのがちょっと残念でした。
NutcrackerMrsGingerNutcrackerDuoこの舞台を見るのは、かれこれ4年ほど前に次いで2度目(そのときの様子はこちらで)なのですが、前回は、折り悪く、バレエ団所属のオーケストラがストライキ中!で、演奏はテープによるものでした。加えて、今回は、いちばん端っこながら、前から2列目という、舞台にとても近い席だったので、出演者の表情までよく見えて、とても臨場感がありました。間近ならではの意外な発見?だったのが、まず、ひとつは、第2幕のSugarplum Fairyがエスコートの男性と踊るデュエットのシーン(写真)で、その男性が異様にたくましかったこと!? このダンスでは、女性をリフトする場面が多いからでしょうか、バレエダンサーというよりは、体操選手みたいな体型のこの男性、なにげなく、この前のワールドシリーズで大活躍したFlorida Marlinsのキャッチャー、Ivan Rodriguezに似ていました。そして、もうひとつ、ちょっとショック?だったのは、同じく第2幕で、ジンジャークッキーの子供たちをスカートの中に入れて登場するMother Ginger(写真)は、実は、男性だったということ!子供が8人も隠れられるスカート支えつつ、高下駄みたいなものを履いて歩かなくてはいけないので、華奢な女性バレリーナではムリな役どころなのでしょう。遠くからだと全然わからなかったのですが、近くで見ると、派手な化粧をした顔は男性そのもので、まるでドラッグクイーンのようでした・・・そんな、くだらない発見をしつつも、このバレエの音楽はCDを持っているほど大好きだし、華やかな舞台は、外の悪天候のことなんかすっかり忘れ、ますますクリスマス気分を盛り上げてくれました。
LincolnTreeZoom2時間ほどの舞台が終わり、外に出ると、雪はかなり小降りになっており、うっすらと雪が積もったツリーは、まさにホワイトクリスマスそのもの。今見たばかりの舞台のシーンを思い出させてくれるような美しさでした。今年のリンカーン・センターのツリーは、楽器の形をしたモチーフというのはいつも通りながら、ライトアップの色が白1色というのがちょっと違うところ(去年の様子は、こちらのページから)。そこに、緑色のライトを手前から当てているのですが、ちょうど積もった雪のところが薄いグリーンになり、計らずもツリーの色と美しいグラデーションをなしていて、また、格別でした。
Manhattanからは、会社帰りの夫と車で帰りましたが、道路自体は全然混んでいなかったものの、トンネルの入口で、雪道でスピンしたらしきトレーラーの事故処理が行われており、手前で20分弱待たされてしまいました。でも、暖かい車の中で、「The Nutcracker」のCDを聴いて余韻に浸っていたので、それもあんまり気になりませんでした。いつも、金曜日は、かなり遅くまで道路が混んでいるものなのですが、この雪では、早々に家路に着いた人が多かったのでしょうね。
The Nutcracker」は、1月4日迄上演中。既に、週末のオーケストラ席などは、売り切れが多いようですが、平日なら、まだいい席の残りもあるようです。この舞台も、New Yorkのクリスマスを語る上では、欠かせないもののひとつですので、ご覧になっていない方は、ぜひ!スケジュール等詳細は、http://www.nycballet.com/にて。
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12月4日(木)  五番街のクリスマス
RockefellerTreeニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、Rockefeller Centerのツリーに明かりが灯りました!30,000個の色とりどりのライトが、79フィート(約24m)の大木に輝いています。テロ直後だった、2001年のクリスマスを除き、ライトの色合いもいつも同じですし、スケートリンクの周囲に兵隊さんの人形が置かれ、ポールに金色の旗がはためくというところもまるで同じなのですが、やっぱり、毎年、見るたびにウキウキした気分になってしまいます。
RockefellerCenterTreeZoomツリー点灯後の五番街は、今までよりもずーっと人の行き来が増え、平日の昼間でさえも、歩道は大混雑。天使とツリーを一緒に収める写真もなんとか人が入らないように撮ることに成功しましたが、ここよりもう少しツリーに近い、絶好のフォト・スポットには、既に長蛇の列が出来ていました。ズームは、スケートリンクへの入場待ちの列の脇から、ちょっと失礼して。ツリーが到着する前、閑古鳥が鳴いていたリンクも、ウソみたいに人だらけでした。ツリー見物客で歩道が渋滞するので、この時期は、東西は、5th Avenue 〜 6th Avenue、南北は48th 〜 51st Street付近のバス停にバスが止まらなくなりますので、ご利用の際は、お気をつけください。また、周囲の道はノロノロ運転になってしまうので、急ぐ場合は、5th Avenueや49thと50thを通るバスは避けるのが無難です。歩く場合も同様で、見物するのでなければ、この辺りは通らない方がいいかも。観光客の皆さんは、歩くのがたいてい遅いし、赤信号では道路を渡らない(New Yorkerは渡ります!)し、全然進まなくて、イライラすることもありますから。
MexxBigTusselCartierさて、ツリー点灯とともに、すっかりクリスマスムードになった五番街、デパートのクリスマス・ウインドウ以外のデコレーションを少しご紹介してみます。まず、なんといっても、五番街のクリスマスの風物詩のひとつ、ビル全体にリボンを掛けてしまうCartierは定番中の定番(写真)。今年は、北側の角と、建物の上のところになにやら光る物体がありますが、よく見ると、これは光り輝くパンサー。特にビルの側面をよじ登っているようなパンサーは、ちょっと目を引きます。そして、その向かいくらい、最近出来たばかりの新しいショップMexxのウインドウには、フォーマルドレスのマネキンに混じって、天井から吊り下がっている大きな飾りが(写真)。Mexxは、ヨーロッパ発のブランドだそうで、基本的にはカジュアルだけれど、アメリカブランドよりも、色味がやや落ち着いているかなという感じ。値段的には、すぐ隣のH & Mよりは高いですが、Banana Republicよりやや安めくらいです。で、ラインストーンなどが下がっているこのタッセル、一応、世界でいちばん大きなタッセルとして認定されたと、この前、ニュースでやっていました。色もだし、あんまり目立たないので、ちょっと見逃してしまいがちなのですけれどもね。
FAOSchwarzFAODoormanそんな、いつもと変わらぬクリスマス風景を楽しめる五番街の中で、今週入ってきた残念なニュースは、59th Streetにあるオモチャ屋さん、FAO Schwarzが、日本でいうところの会社更生法の申請をして、しかも、これが今年2回目であるため、とうとう、店舗をクローズしなくてはいけなくなったということ。Tom Hanksの「Big」や、「Home Alone」をはじめとする、数々の映画のシーンにも登場した、名所であるだけに、もちろん、クローズを惜しむ声は大きいのですけれど、今や、子供のオモチャは量販店で買う時代、Manhattanだけをとっても、Times Squareに大店舗を構えるToysRUsみたいな強力な競争相手に太刀打ちするのは、難しかったのでしょう。入口で迎えてくれる兵隊さんの格好をしたイケメン!?の店員さんも、もうすぐ見納めになってしまうと、早速出かけてみたら、入口のクマの銅像のところで、名残惜しそうに記念写真を撮る人たちだけではなくて、驚くほどの混雑ぶりでした!
FAOInsideその理由はこちら。閉店セールで、全ての商品が10〜20%オフだったのですね。相変わらず、店員さんは皆、とても明るくて感じがよいし、あちこちでオモチャのデモンストレーションをしていたりするのですけれど、お客さんが買いあさったぬいぐるみが床に落ちていたり、整然と並べられていたはずの箱がガタガタになっていたりするのは、いつもとちょっと違う雰囲気でした。この勢いに押されて、なにか買ってしまおうかしらん・・・と思ったのですけれど、もともとが高いオモチャも多いし、レジの行列を見たら、尋常ではなかったので、あきらめてしまいました。特に人気があったのが、2階のフロアにある高級なSteiffのぬいぐるみで、ものによっては、2割以上の割引のものもありましたし、希望のぬいぐるみをガラスケースから出してもらう人がひっきりなしで、店員さんが掛かりっきりで対応していました。ニュースによると、FAO Schwarzは、12月15日くらいでクローズする予定になっていますが、それでも、一応、まだ、わずかな望みを託し、どこか資金援助先を探しているのだそうです。最近、クローズになってしまったTriBeCaの小さな映画館が、Robert DeNiroらの援助によって、再開されたというニュースがありましたが、世界的に有名なオモチャ屋さんに、どこかから救いの手が差し伸べられるのでしょうか?その可能性がどれくらいあるのかは定かではありませんので、店内の見納めやディスカウントに興味ある方は、今すぐお出かけください。
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12月2日(火)  話題のクリスマス・ウインドウ
HolidayEmpire12月になり、このところ、なぜかずっと色が付いていなかった?Empire State Buildingのライトアップも、ホリデー定番色のになりました。明日は、Rockefeller Centerのツリー点灯式ですし、New Yorkは、まさにクリスマス・ムード一色に彩られつつあります。そして、この真冬のイベント到来とともにやって来たのが、本格的な寒さ! 午後から出かけた今日の帰り道、確かに日はとっぷり暮れていましたけれど、まだ夕方6時だというのに、ビルの上に表示されていた電光掲示板の気温は、22°!(-5℃)。ビルの上だから、地上よりは少々気温が低いのでしょうけれど、それにしても、そんなに寒かったとは!バスの中から、これを見て、もう少し、写真を撮りに歩こうかなーと思っていたのを中止して、とっとと家に帰ってしまいました。日中でも、気温が10℃まで上がることはもうなくて、せいぜい5℃くらい。朝晩は確実に氷点下になりますので、これからは、手袋、マフラーはもちろん、帽子が必須になります。日本だと、ここまで寒いことはあんまりないと思うので、帽子を持っていない方も多いかと思いますが、どこのお店にも置いてありますし、道端の露天でも、結構かわいい帽子を売っていたりするので、現地調達も十分可能ですから、ご心配なく。
BarneysNewYorkさて、街中には、とにかく、クリスマスのデコレーションがあふれていて、出かけるたびに、なんだか写真を撮ってしまうのですけれど、ご紹介しておかなくてはいけないのが、話題になっているこちらのウインドウ。デパートというよりも、お洒落なブランドを扱うセレクトショップみたいなBaneys New Yorkのクリスマス・ウインドウは、毎年、ちょっと変わった趣向を凝らしたもので、去年は、長きに渡って時代のファッション・リーダーであり続けている女優兼歌手のCher(写真はこちらから)のそれぞれの時代におけるスタイルがテーマでしたし、9/11直後のおととしは、事件後の見事な指揮官ぶりで、一躍、時の人となったRudy Giuliani市長がトナカイになって登場していたり(写真はこちらから)しました。このところは、テーマの違いはあれど、張子のようなもので作られた、人形が登場するのが特徴のひとつになっています。
BarneysWindowCarrieBarneysWindowMiranda
BarneysWindowSamanthaBarneysWindowCharlotte
そして、今年のテーマには、年明けから、いよいよ最後のシリーズが始まってしまう、New Yorkを舞台にした人気ドラマSex and the Cityが選ばれました。日本でもDVDが出ていたりするそうなので、ご存じの方は多いかと思いますが、New Yorkという大都会に生きる30〜40代の女性のラブ・ライフを描いた大人向けのドラマで、かなりキワドイ描写も多いものの、New Yorkerの間でも大人気です。主人公は、主演のSarah Jessica Parker演じる、「Sex and the City」というコラムを書いているライターのCarrie以下、弁護士でシングルマザーのMiranda、モデルばりの美貌を誇る好色?なキャリアウーマンSamantha、お嬢さんでユダヤ教に改宗してまで結婚したCharlotteの4人。ウインドウは、4人それぞれのイメージカラーに彩られていて、中央に、例の張子の人形を配し、彼女たちに関係ある小物が散りばめてあります。Carrieのウインドウは、異論なく、彼女が大好きな色であるショッキングピンクだし、落ち着いた雰囲気で赤毛のMirandaがオレンジというのと、情熱的なSamanthaのは順当なところ。Charlotteについては、ボーイフレンドのHarryと結婚したいがために、ユダヤ教に改宗し、クリスマスを祝うことが出来ず、同じ時期にあるユダヤの祝日、ハヌカを祝わなくてはいけないため、そのシンボルカラーのネイビーブルーになったのでしょう。
BarneysCarrieBarneysMrBigBarneysCarrieWindowZoom例によって、張子の人形(写真)はあんまり似ていない!?のですけれど、これらのウインドウ、細かい部分がなかなか凝っていて、ドラマを見たことがある人なら、「そうそう。」と思ってしまうところがいろいろあります。Carrieのウインドウを例にご紹介してみますと、まず、Samantha以外(彼女は相手が多過ぎるため、全部はムリ!)は、それぞれの女性の男性遍歴!?がわかるように似顔絵や写真が額入りで飾ってあります。Carrieの場合は、別れたはずなのに、なんとなく気持ちが残っているっぽい?Mr. Big(写真中央)や、最新エピソードで登場し、Carrieに急接近している、有名アーティスト役のバレリーナMikhail Baryshnikovなどが登場しています。さらに、それぞれの趣味とか嗜好を表す小物がいろいろ並べてあって、常に最新ファッションに身を包み、特に靴には目がない彼女の場合は、「shopping is my cardio.(ショッピングは私の命)」というセリフとともに、靴やアクセサリーなどの飾りが。これが、Mirandaだと、愛息Bradyのオモチャだったり、Samanthaだと、性的な大人のオモチャ!?だったりします。
Barnesy New Yorkのクリスマス・ウインドウは、多分、1月初旬まで展示中。そして、「Sex and the City」の最終8エピソードは、来年1月4日から、毎週日曜日、夜8:00〜HBOで放送されます。現在は、フィナーレに向けて、今までのエピソードを、毎日、HBOの関連チャンネルで再放送中。Carrieは、最後は誰とカップルになるのか?というのが、皆の最も気になる話題で、果たして、スターパワーでバリシニコフ演じるアーティストとくっつくのか、はたまた、Mr.Bigの復活はあるのか・・・と諸説紛々です。8エピソードと残りが少ないので、年明けからは、見逃さないようにしなくっちゃ!
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