★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

FurinWatermelon
August, 2003
UkiwaSunflower

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●出来たての地ビールを味わう「Brooklyn Brewery」
●変わり行くSOHO
●大興奮!「Bon Jovi Bounce World Tour 2003」
●シーズン最後の対戦、Yankees v.s. Mariners
●Blackout of 2003
続き(8月後半の話題)を見る・・・



8月15日(金)  Blackout of 2003
815DailyNews皆さんご存じの通り、New Yorkとその周辺は、すごい事態に見舞われてしまいました。14日の午後4時過ぎから、いっせいに停電になってしまったのです。ここ数年では、北米最大規模の停電だそうで、どうも、原因は、ナイアガラ付近の発電所に落雷があったためということのようです。それにしても、ずいぶんと長い停電でした。一部ニュースでは、New YorkとTorontoなどの都市名が挙げられていただけで、わが家のあるNew Jerseyは入っていなかったようなのですが、うちも、しっかりNew York Cityと同じ時刻から電気が切れてしまいました・・・実は、うちのアパートのあるビルは古いので、停電自体はそう珍しいことではなく、「あーまたかー。」くらいに思い、最初は静かに本など読んでいました。エアコンは入れておらず、扇風機をつけていましたが、最初は、回る速度が落ちたり、不規則に回ったり止まりかけたりを繰り返していたので、電気の供給が不安定になったのはすぐわかりました。テレビも点いたり消えたりしていたのですが、とぎれとぎれに見たニュースの映像では、どうも、うちのビルどころではなく、New York City一帯が停電になっているらしいことがわかり、思いの他、大変な事態が起こっていることに気づきました。やがて、会社の夫から電話があり、夫の会社があるNew Jersey北部も同様に停電になっていることがになっていることが判明。それでも、その時点では、悪くても数時間で電気は復旧するだろうくらいに思っていたのです。
TrafficJamNoTrafficLightやがて、扇風機もぱったり止まり、わずかに点いていた電話機のライトも消えてしまいました。窓から外を見ると、信号も全て消えてしまい、機能停止状態。帰宅時間にはまだ早かったので、道路はそんなに混んではいませんでしたが、三叉路で車が立ち往生したりして、それなりの混乱が始まりつつありました。携帯も、最初は「Busy」だったのが、しまいには「No Service」の表示になってしまい役立たず。アパートの館内放送みたいなので、「安全のため、家から出ないで。そして、ラジオを点けるように。」というのがあったのですが、わが家のラジカセは単4とかいうデカい電池が6本も必要なタイプ、買い置きの電池を探しても、さすがに6本は出て来ず、これはあきらめることにしました。外は明るいものの、窓がないアパートの通路は電気が消えて真っ暗、エレベーターも止まっているのに、10数回分歩いて、地上のドラッグストアまで電池を買いに行く気にもなれず、しょうがないので、うちにあるだけのロウソクを出し、マッチとライターを用意して、夜に備え、まもなく帰って来るであろう夫を待つことにしました。
BlackoutManhattanZoom夏時間のため、夜8時過ぎまで明るいのが救いでしたが、やがて暗くなっても、対岸のManhattanには明かりが灯りませんでした。車通勤の夫は、明るいうちに帰宅しましたが、信号はどこも消えていたものの、意外と、皆、譲り合って、それなりにうまく道路は機能していたそうです。あれなら、普段の通勤ラッシュのときよりもマナーがよいくらいだとまで言っていました。それにしても、真っ暗なManhattanというのも、初めて見ました。9/11のときも、明かりは消えていたけれど、今回は、非常灯らしきいくつかの明かりと、やたら、空を飛んでいるヘリコプターかなにか大型機の光の点が移動するだけで、本当に真っ暗。あらためて、いつもがどんなに明かりが煌々と点いていて明るいかということがわかりました。
Candles家の中では、夕方準備しておいた、形も大きさも様々なロウソクがいよいよ活躍。わが家の台所はガスコンロなのですが、ここNew Jerseyで新しく建ったアパートなどは、台所の火も電気というところが結構多いのです。道路を挟んで向かいの低層アパート群もそうらしく、駐車場では、ロウソクや車のライトでバーベキューを始めた家族もありました。ガスが使えるといっても、ロウソクの明かりで料理するのもなんだか今ひとつなので、夜は、だんだん冷たさが失われていく冷蔵庫から、買い置きの果物をたくさん出して、それを食べて終わりにしてしまいました。昼間の暑さは、数日ぶりに90°(約32℃)以上あったから、夜も蒸し暑さは続いていて、不快感はありましたが、不思議とあんまり不安感はありませんでした。冷蔵庫のものはダメになったら捨てればいいし、朝になれば、また明るくなるからなんとかなりそうだし、水とガスが問題なく使えるのなら、もうしばらくなら、このままでも生活できそうだと思えたからかもしれません。無事に家に帰りつけた人たちは、意外とそう思った人たちが多かったようで、バーベキューファミリーは、その後も駐車場にデッキチェアなどを出してロウソクの明かりの下で話し込んでいましたし、暗い道を懐中電灯片手にわけもなく散歩している人が何人もいました。きっと、真っ暗な家にこもっているくらいなら、外に出た方がマシだと思ったのでしょうね。そして、あの9/11を経験してしまった後は、人々が図太くなったというか、多少のことではあんまり動じなくなったということも大きいかもしれません。
とにかく暑くて寝苦しかったので、早朝目覚めてしまい、まだ暗いうちから外を眺めていましたが、既に信号と街頭には明かりが灯っていました。これなら、家ももうすぐ・・・と思っていたら、かなり空が明るくなった6時過ぎ、いきなり、トイレと台所がパッと明るくなりました。これで、一応、わが家の電気は無事、復旧。ただ、Manhattanをはじめ、New Yorkでもまだ一部は停電のままだし、なんといっても、地下鉄は全く動いていないとのこと。まずは、昨日、Manhattanから出られなかった人々を、無事、それぞれの家路に着けてあげることが先決のようです。明日からは週末なので、実際の100%復旧は、週明け以降になりそうです。
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8月10日(日)  シーズン最後の対戦、Yankees v.s. Mariners
ViewFromSeat日本では、そろそろお盆休みに入られた方々も多いのでしょう、今週末くらいから、New Yorkにも、たくさんの日本人旅行客の皆さんが訪れているようです。そして、その中の多くの人々が足を運んだと思われるのが、金曜日からのYankee Stadiumの3連戦、New York Yankees v.s. Seattle Mariners。同じアメリカン・リーグながら、比較的試合数が少ないはずの西地区と東地区の両チーム、なぜか、今シーズンは、3回も連戦が組まれていて、レギュラーシーズン中に9試合も直接対決がありました。しかも、最初のNew Yorkでの試合は、日本のゴールデンウィーク(そのときの様子は、こちらで)、Seattleでの連戦はその直後でしたが、2回目のNew Yorkでの対戦となる今回はお盆休みと、いかにも「日本人観光客Welcome!」の日程。その影響もあって、今回の連戦は、とにかくチケットが取りにくく、最終戦の日曜日の前々日、つまり、金曜日にようやくチケットを入手して、デーゲームに出かけました。それでも、席は、今までこの球場で観戦した中では、最も安い、つまり、最もホームプレートから遠い位置。選手の姿もちんまり見えました。
BretBooneAaronBooneこの対決は、日本で注目している「松井 V.S. イチロー」という以上に、ただ今、地区は違うけれども、アメリカン・リーグで首位を走り、リーグ最強チームの座を争っている両チームの対決であり、他にも、見どころになっているポイントがいくつもありました。そのひとつが、Mariners・Bret Boone(29)、Yankees・Aaron Boone(19)という、ともにオールスターに出場した兄弟選手の対決。彼らのお父さんは、つい最近、Cincinnati Redsの監督をクビになったBob Booneで、そのまたお父さんも大リーガーという、親子3代の由緒正しき大リーガー家系なのです。ふたりは、お母さん似とお父さん似だそうで、顔と体型はあんまり似ていないのですが、バッティングの構えはソックリ。リーグ打点王やダイヤモンド・グラブを獲ったこともある兄Bretの方が、断然、格は上ですが、弟Aaronも、今年、初めてオールスターに選ばれるなど、頭角をあらわしてきました。で、そのAaronは、父親が去るまでは、同じRedsの中心選手だったのですが、もともと、成績が悪いから監督のクビが切られたわけで、プレーオフ進出の望みが全くないRedsは、中心選手であり、クビにした監督の息子であるAaronを、強豪チームへトレードに出すことにしました。その争奪戦を繰り広げていたのが、YankeesMariners。当初は、兄のいるMarinersへの移籍が確実といわれていたのに、そのトレードの結果、Marinersの有力投手が宿敵Boston Red Soxに行くことになるのを嗅ぎつけたYankeesが横ヤリを入れて獲得してしまったというのが、もっぱらのウワサ。かくして、ふたりは、因縁のチーム同士のユニフォームを着て、今回初対決することとなったわけです。
JamieMoyerRogerClemensもうひとつの対決は、これは、ローテーションの関係で偶然そうなっただけですが、Yankees・Roger ClemensMariners・Jamie Moyerという、こちらも、ともに今年のオールスターに出場した40代の先発投手の対決。今年300勝したClemensは、野球殿堂入り間違いなし!の押しも押されぬ大投手ですが、Moyerも、40歳になった今年、チームの勝ち頭として、初めてオールスターに選ばれました。最高球速が80マイル代(約135km/h前後)ながら、ひょうひょうとした技巧派のピッチャーで、Clemensとは対極のタイプですが、ふたりとも、若いものには負けない!とばかり、暑い夏のデーゲームでの先発投手としてマウンドに上がりました。この対戦には、Clemensに軍配が上がり、7回途中までわずか1失点で、ランナーを残しつつも、4-1とリードして、リリーフピッチャーにマウンドを譲りました。
NelsonLeavingOsunaLeavingでも、今日のYankeesは、中継ぎ投手陣が総崩れ!の酷さでした。イチロー用のワンポイントとして出てきた、超ベテラン左腕のOroscoは、そのイチローに見事な左中間タイムリー二塁打を打たれるし、その後、Marinersから電撃トレードで復帰したJeff Nelson(43)は、ボコボコにされるし、それを受けたAntonio Osuna(13)も、フォアボールを連発して押し出しまでしてしまうしで、散々でした。気づくと、3点のリードはあっという間に逆転され、一度は追いついたものの、6-8で、Marinersが再逆転劇を演じていたのでした。見かねて飛び出してきたJoe Torre監督にボールを引ったくられ、打たれたピッチャーがトボトボとベンチへ戻るたびに、客席からは、猛烈なブーイングが浴びせられました。こんな、中継ぎだったら、ムリしてでも、Clemensが続投した方がよかったに違いなく、きっと、本人もそう思って腹の中が煮え繰り返っていたことでしょう。やれやれ・・・
IchiroBantHitIchiroRightPositionそんなゲーム展開の中でも、やっぱり、スゴかったのが、イチローのプレー。まず、前半3打席ヒットなしだったのですが、この間、圧巻だったのが、YankeesのBonne弟が打ったライト前の打球をダッシュよろしくワンバウンドで取って、すかさず二塁に投げ、ランナーをアウトにしてしまった離れワザ。もしかしたら、セカンドが取れるかもしれないという小飛球ではあったので、一塁ランナーが進塁を躊躇していたのは事実ですが、それにしても、目にも止まらぬ素早い動きに、観客席もシーン・・・打ったBooneの記録は、「ライト前ゴロ」になってしまいました。大逆転劇のきっかけとなった二塁打も見事でしたが、技あり!だったのは、その次の打席で、内野が警戒していないと見てとるやいなや、こんどはバント。セカンドがボールを拾ったときは、当然、イチローは一塁を駆け抜けていました。この後、ピッチャーが四球を連発して、イチローが押し出しでホームに帰ったわけですから、やっぱり、相手に与えた動揺は大きかったに違いありません。
MatsuiTKidMatsuiHittingたくさんの日本人の人たちが55のTシャツやユニフォームを着て応援していたゴジラ・松井はどうだったかといいますと、一応、ヒット1本を放ち、得点のきっかけは作ったりしたのですが、最初の1死満塁のチャンスは内野ゴロだったし、イチローと比べると、ぐっと印象が薄かった感はいなめませんでした。今日は、松井をはじめ、Yankeesの打撃陣がどうこうというより、とにかく、中継ぎピッチャーが酷すぎたので、6点取っても勝てないという、まるでYankeesらしくない試合展開でした。春先から、万全の先発投手陣に比べ、中継ぎの弱さがたびたび露見していたので、あれこれトレードして、補強してきたはずでしたが、それも今日は全く役に立たず。長いシーズン中、こういうこともあるのでしょうけれど、ここまでボロボロだと、今後がちょっと心配。
ShigetoshiHasegawaHasegawaComing対するMariners中継ぎ陣も、2点リードを追いつかれはしてしまったけれど、最後は、大魔人・佐々木が故障でお休みしている間、その代役をしっかり務めている長谷川 滋利投手が登場。先頭バッターと、なぜかあんまり得意でないらしい松井にフォアボールを出して、ちょっとヒヤッとさせられましたけれど、内野ゴロと三振に討ってとって、無事ゲームセット。前日に続くセーブポイントを上げました。1点を切るバツグンの防御率と、セーブ機会に一度も失敗していないという手堅さは、地元チームのリリーフのふがいなさと比較され、New Yorkの新聞でも絶賛されていました。
これで、アメリカン・リーグ、東西両雄の、レギュラーシーズン中の直接対決は終了、今度は、このままうまく行けば、プレーオフでのアメリカン・リーグ・優勝決定戦での対決になります。去年は、後半コケて、プレーオフに出場することすら出来なかったMarinersと、プレーオフ1回戦で敗れ、リーグ優勝決定戦に進めなかったYankees。今年こそは、ぜひぜひ、リーグ優勝をかけて、松井イチローが対決する姿を見せてほしいものです。
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8月8日(金)  大興奮!「Bon Jovi Bounce World Tour 2003」
BonJoviBounceProgram唐突ですが、皆さん、New Jersey出身の有名人とは誰だかご存じですか?大都市New York Cityに隣接していて、それがゆえに、文化・芸術などのエンターテイメント面では、全部New Yorkにお任せ的なところがあるこの州ですが、なんといっても、有名なのはFrank Sinatraを輩出していること。そして、前にNY Waterwayの遊覧フェリーに乗ったときにガイドさんが言っていたのは、それに加えて、Bruce SpringsteenJohn Travoltaが3大有名人なのだそうです。でも、ちょっと待って、なにかお忘れでは・・・そう、知る人ぞ知る、あの超有名人気ロックバンドBon Joviのメンバーも、バリバリのNew Jersey出身なのですよね。ということで、地元Giants Stadiumで行われた、Bon Joviのコンサートツアー「Bounce World Tour 2003」の最終日に行ってまいりました!もともと、そんなに洋楽には興味がない人だったのですが、去年の秋に、プロフットボールNFLのキックオフ・コンサートを見損ねてから(そのときの様子は、こちらで)、なぜか、猛烈に「Bon Joviが見たい!」と思っていて、日本にいるときからファンという夫の同僚に頼んで、次にNew Jerseyでコンサートがあるときは、ぜひとも誘って欲しいとお願いしていたのでした。
GiantsStadiumInsideGiantsStadiumStoolsで、実現したのが、今回のツアー最終日の公演。アメリカ国内でも他の都市は、全て1回公演なのに、地元だけは、2日間公演があるのはさすがです。そもそも、アメリカでロックのコンサートに行くのは初体験、夫に至っては、日本でですら、この類のコンサートには行ったことがなかったそうで、初心者にしては、ずいぶんと大物のコンサート・デビューとなりました。チケットの開始時間は6:00pmとあって、アメリカの夜のコンサートにしては、ずいぶん早いなーと不思議に思っていたのですが、通に聞いたら、それは前座のバンドが始まる時間で、真打登場は8:30くらいとのこと、それまでに会場に行けばよいらしかったのですが、なんせ、初めてで興奮気味だったので、7時半前には会場に到着してしまいました。フットボールを観たことがないので、このスタジアム自体、足を踏み入れるのは初めて。ステージがあって、アリーナ席で椅子が敷き詰められているからか、意外と狭い感じがしました。アリーナの後方には、ビールやホットドッグ、プレッツェルなどの屋台が出ていて、まるで、普通のスポーツ観戦とか遊園地みたい。場所が場所だけに、大物のコンサートでも、ずいぶんカジュアルなもんだと驚いてしまいました。さすがに、ビデオとか録音はダメだったけれど、カメラはOKで、皆さん、パチパチ写真を撮っていました。私たちの席は、アリーナのちょうどすぐ後ろくらいのスタンドの前から5番目と、遠めではあるけれど、ステージ真正面のなかなかの場所でした。ちなみに、熱心な若い子のファンとかばっかりだったら、浮きまくるかも・・・とちょっと懸念はしていたのですが、客層としては、比較的年齢高め。私たちの周りのお客さんなんて、絶対40代以上のオバさん(失礼!)のグループとか、ティーンエイジャーの娘を連れた家族連れなんかもいたりして、結構なじめました。まあ、演奏をする本人たちが、もう40過ぎですからね。もちろん、若い男女もたくさんいて、酔った勢いでビールをぶちまけて、係員に怒られたりもしていましたけれど。
BonJoviStage聞いていた通り、8時過ぎには前座のバンドが退散して、いよいよBon Jovi登場・・・かと思いきや、それから30分くらいかけて、準備やらなにやらがあって、予想時刻をやや過ぎた8:40頃に、ビートルズのナンバーでコンサートが始まりました!そうだろうとは思っていたけれど、始まったら、もうずっと立ちっぱなし。特に、最初の方に、わが家にもあるアルバム「Slippery When Wet」の大ヒット曲なんかが立て続けに来てしまったもんだから、もうノリノリの大興奮です。途中、スローなナンバーで、少しお休み?もしましたけれど、基本的には、ほぼ、立ったままで2時間くらいが過ぎてしまいました。10:30くらいになって、一度、形的にはコンサートが終了し、帰ってしまう人もいたのですけれど、もちろん、拍手は鳴り止まず、アンコールで再びメンバー登場。アンコールの後は、ボーカルのJon Bon Joviの愛娘(訂正:Jonのお嬢さんではなくて、ギタリストのRichie Saboraのお嬢さんだったそうです。今回はJonのお嬢さんは登場しなかったらしい。)もステージに登場しちゃったりして、また、盛りに盛り上がり、「Bounce」「Raise Your Hands」などを熱唱。なんと終わったのは、ほとんど11:30になっていました。つまり、アンコールを1時間近くもやっていたわけですね、さすが、地元、気合が違う!
GiantsStadiumFireworks盛り上がったムードのまま、メンバー紹介があり、大興奮のステージが終了。ステージの画面ではツアーのビデオかなんかが流れていましたが、さすがに、客席も明るくなったので、これで終わりだろうと席を立ちかけたら、突然、ステージ後方で花火が打ち上がりました。前日と連チャンの友人によると、これは、昨日はなかったそうで、やっぱり、ツアーのフィナーレだからでしょうか、最後まで見事な演出でした。帰りは、New York方面に向かう車がとても混んでいたので、あえて逆方向に出て、「Bounce」のCDを聴いて余韻に浸りながら、深夜のNew Jerseyをドライブしてしまいました。
最初の方にも書いた通り、もともと洋楽には全然興味がなかったので、日本にいたときは、CDなんて1枚も持っていなかったし、意識して聴くこともなかったのですが、こちらに来たら、当たり前のことながら、耳に入ってくる音楽は全て洋楽。結局、なんとなく聴いてしまうことになり、そうなると、ミーハー的に、テレビやラジオでよく流れる、流行っている曲しか知らないのでした。しかも、これも当たり前のことながら、歌詞はなんといってるか全然わからないから、もう雰囲気だけ。曲名も歌手の名前もわからないということもしばしばなのですが、さすがに、日本にいたときでもBon Joviというグループ名は知っていたし、Jonがいくつか映画(「U-571」「Pay It Forward」)に出ていたこともあってルックスもわかっていたから、とっつきやすくて、ファンもどきになりやすかったのかもしれません。とはいっても、持っているアルバムも2枚だけですし、ホントのファンの方々と比べるとお恥ずかしい限りなのですけれども。でも、今回のコンサートですっかりトリコになってしまったので、また、New Jerseyでコンサートがあったら、ぜひぜひ、行こうと狙っています!
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8月6日(水)  変わり行くSOHO
Honmura-anHonmura-an Sobaこのところ、毎日、雷雨があるので、湿度が高く、蒸し暑いお天気が続いています。ちょっと美味しいソバが食べたくなって、友だちと久しぶりにSOHOの高級ソバ店「本むら庵」にランチに出かけました。モダンな内装で、場所柄、アメリカ人のお客さんも多いおそば屋さんですが、店員さんは日本人が多いのでラクチンです。「せいろそば + 天丼 + デザート($24)」というランチコースを食べましたが、やっぱり、高いだけあって、どれも繊細な日本の味で美味しかった。で、そのとき、たまたま、New Yorkの有名人に遭遇してしまったのです! それが、以前も違うレストランですが、同じ店内のすぐ近くのテーブルでランチをしたことがある(そのときの様子は、こちらで)、あのヨーコ・オノ女史。今度は、本当にすぐ隣のテーブルで、私の斜め向かいの席だったので、「ひええ、まただ・・・」と思いつつ、テキは日本語ネイティブの上、あまりに至近距離だったので、コソコソ話はおろか、目配せすらできず、顔色ひとつ変えずに、友だちとおしゃべりを続けました。今回も、ちょっと業界っぽくカッコいいアメリカ人の落ち着いた男性とで、天丼の天ぷらをエビだけにするようにと日本語で店員さんに注文を出していました。それにしても、New Yorkで有名人に遭遇したことなんてほとんどないのに、なぜ、彼女にだけ2回も、しかもある程度の時間、至近距離で見続けてしまうという状況で会ってしまうのでしょう・・・?ホントに不思議。でも、2度あることは3度あるといいますから、また、どこかでお会いしてしまうんではないかとひそかに楽しみにしています。
SOHOCrateandBarrelさて、SOHOといえば、Houston StreetとBroadwayの角に、インテリアショップCrate & Barrelの大店舗が出来たのが、確か、去年の秋あたり。9/11以降、SOHOも含めたダウンタウンの景気が落ち込んでいたときだったので、オープニングには、市長も駆けつけたりして、ずいぶん盛大に宣伝していました。その影響を受けてしまったのか、すぐ近くにあったPottery Barnが、いつのまにかクローズになってしまっていたのが、ちょっと残念。こまごました小物は結構好きだったのに。その他、ちょっと注意して歩いてみると、SOHOのお店のラインナップも、ここ1〜2年でずいぶん変わったことに気づきました。
OldNavyHandM東側の南北のメインストリート、Broadwayの両脇には、H & MBanana RepublicAnn Taylor LoftOld Navyと、大型チェーン店がズラリ。しかも、Prince Streetの角にあった、入場料無料のGuggenheim Museumの分館はクローズしてしまっているし、今や、あの場所といえば、建物とディスプレイだけでも見る価値があるといわれているPradaSOHO店のものですよね。なんだか、お店は、五番街やMadison Avenueあたりと変わらない感じになってしまったので、SOHOらしさみたいなのがだんだんなくなってしまったような気がします・・・
AdhocAdhocInside実は、今から2年ほど前、2001年の初夏、あの9/11の事件が起こる前に、SOHO特集を作ろうかなーと思ったことがあって、SOHOのお店の写真やデータを集めていたのですけれど、今、見比べてみると、なくなってしまったお店がいくつもありました。そのひとつが、Wooster StreetにあったAD★HOCという雑貨屋さんで、この前通ったら、外側の外観はそのままで、お店自体は、高級ブランドの紳士服かなんかに変わってしまっていました。テーブル・バス用品や赤ちゃんや子どものものなど、ちょっと変わった面白いものがいろいろあって、見るだけで楽しかったし、ちょっとしたプレゼントをよくここで買ったりしていたので、なくなってしまって、とても残念でした。結局、あの大惨事が起こってしまったので、SOHO特集はお蔵入りになってしまいましたが、また作るとしても、大幅なやり直し!になってしまうから、残念ながら、あのときの写真や資料は日の目を見ることはなさそうです・・・
Dean&Deluca以前、New Yorkに住んでいて、この前遊びに来た友だちも言っていましたが、やっぱり、SOHOは、ちょっと前に比べると、Dean&DelucaBreadsブランドショップやチェーン店ばかりになってしまって、ここにしかなかったお店がどんどんなくなってしまって寂しいとのことでした。家賃が高騰してしまったので、今や、ギャラリーもチェルシーの西の方にごっそり引っ越してしまったし、今でもお買い物スポットとしては、十分機能しているけれども、以前とは違うタイプのお買い物スポットになってしまいつつあるのかもしれませんね。そう思いつつ、今でも変わらないのは、丸の内にも進出したDean & Delucaで美味しいパンや食材などを物色し、すぐ横のPrince Streetの駅から地下鉄で帰るという、私のSOHOショッピングにおける締めの行動で、これだから、やっぱり、SOHOは行く価値あり!なんて思ってしまったりしています。
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8月4日(月)  出来たての地ビールを味わう「Brooklyn Brewery」
BrooklynBeerSign8月になりました!東京なども、ようやく梅雨明けが宣言されたそうで、いよいよ夏本番ですね。きっと、じりじり照りつける日差しに湿度が高い、あの日本の夏らしい夏がやって来るんだろうと、想像するだけで汗が出てしまいそうな気がします。New Yorkはというと、7月から既に夏本番モードなので、8月ともなると、そろそろ晩夏。最近は、夏にはつきものの雷雨が再びやって来て、ものすごい雨とカミナリが襲ってきたりしています。
さて、夏の飲み物といえば冷えたビール!という方も多いのでは?個人的には、ビールはあんまり得意ではないので、ほとんど飲まないのですが、New Yorkにも、地ビールなるものがあることをご存じでしたか?パブやビールを出すエールハウスなんかで時々見かける緑地Bの文字が入ったマーク、写真のパブでも、わかりにくいのですけれど、右側の窓にあるサイン、これが、New YorkはBrooklynで製造されている地ビール、Brooklyn Breweryのビールが置いてあるというサインなのです。
BrooklynBreweryで、このBrooklyn Brewery、その名の通り、本当にBrooklynに工場があって、そこで醸造しているということを聞いて、実は、去年の夏の終わりに工場見学に出かけてしまったのでした。その後、すぐ涼しくなってしまったため、ご紹介し損ねてしまったのですが、今年も、まだ見学ツアーをやっているみたいなので、夏本番に向けてご紹介しておこうと思います。工場のある場所は、最近流行りのスポットでもある、WilliamsburgはBedford Avenueのすぐ近く。Manhattanからなら、地下鉄のLラインの駅を降りて、少し歩いたところになります。毎週土曜日の午後には、無料の工場見学ツアーがあって、もれなくテイスティングも出来てしまうとのこと、タダで美味しい地ビールが飲めるのなら!と酒豪?の知り合いを誘って、地下鉄で出かけました。駅を降りて、にぎわう通りを歩き、少しEast River側に路地を入ったところに、ふいに大きな工場がありました。建物の上のところには、あのおなじみのロゴが。
BrooklynBreweryTourBrooklynBreweryInside中に入ったら、既にツアーの出発待ちの人たちが意外とたくさんいて、時間になったら、30分に一度のツアーが始まりました。このビール工場の歴史やビールの製造過程についての説明なのですが、やっぱり、最初にビールを造ろうと思った人はドイツ系移民の人だったそうです。ビジネスとしてはなかなかうまく行かず、今のビール工場が正式にオープンして、出荷できるようになったのは、1988年だそうですから、結構新しい地ビールなのですね。ビールの香りづけにいろいろなものを使うこととか、季節限定のカボチャのビールやチョコレートビールなど、かなり変わった種類のものまであることを知りました。写真のタンク内には、本当にビールが入っていますが、瓶詰め作業には、専用の大規模は機械が必要なので、ここではやっておらず、違うところで行っているとのことでした。
BrooklynBreweryTicketBrooklynBreweryBeerそして、お楽しみ!はツアーの後のテイスティング!ツアーの最後に、2枚続きのチケットをひとりひとりにくれて、これで、奥のカウンターで、好きなビールを2杯注文することができます。あまりにたくさんの種類があるので、特にビールに詳しくない私などは、どれにしてよいか見当もつかなかったりするのですが、普通の色のビールは、確か「Brooklyn Pilsner」で、濃い色の方が「Brooklyn Ale」だったような気がします(全然違うかもしれません、ゴメンナサイ)。見た目通り、色の薄いピルスナーの方が軽い感じで、エールは苦くてアルコールも強い酒飲み用のビール?という感じがしました。とにかく、このときは、6人で出かけたので、12杯分、全種類のビールを試すという、まさにテイスティング状態だったので、正直、それぞれの味がどうだったかは、全然わからなくなってしまいました!でも、やっぱり、なんとなく、ポピュラーなラガーとかピルスナーとかが飲みやすいという結論を出したのだけは覚えています。私たちは、これですっかり満足してしまったのと、遠路、地下鉄で出かけていたため、誰も購入しませんでしたが、おそらく工場価格なのと種類が豊富なのとで、車で来たらしきアメリカ人の皆さんは、ケースでガンガン買っていました。まあ、工場側としても、それが狙いなのでしょうけれども。
ビール好きな方なら、この夏は、New Yorkの地ビールに挑戦してみてはいかが?Brooklyn Breweryの詳細については、http://www.brooklynbrewery.comから、場所や行き方などの詳細がご覧になれます。地図もこちらにあるので、プリントアウトして持っていかれることをおすすめします。ツアーは、毎週土曜日のみで、12:00〜5:00(最後のツアーが4:30〜)迄、予約は不要。金曜日の夕方6時〜は、工場内のテイスティングルームを開放する大規模なイベントもあるみたいなので、ぜひ、チェックしてみてください。
今回ご紹介したツアーの写真、内容等は、2002年9月のものです。HPを参照する限り、ツアーの実施要領等についての変更はないようですが、ご心配な方は、下記連絡先に事前に問い合わせされることをおすすめします。
Brooklyn Brewery
Brewers Row, 79 North 11th Street, Brooklyn
Tel.718-486-7440
Fax.718-486-7440
http://www.brooklynbrewery.com
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