★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York


BunnyBearFlowers
April, 2003
CherryCherryBranch

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●Happy Easter!! 〜ケーキ編
●Happy Easter!! 〜パレード編
●遅めのお花見
●大盛況だけど・・・の「桜祭り」
●松井 V.S. イチロー
続き(4月前半の話題)を見る・・・



4月29日(火)  松井 V.S. イチロー
今日から始まる、New York最大のイベントといえば、日本でも大々的に報じられているに違いない「松井 V.S. イチロー」すなわち、New York YankeesSeattle Marinersを迎え撃つ3連戦。ちょうどゴールデンウィークの日本からいらっしゃる方々も大勢いるのでしょうけれど、New York近郊に住む日本人で、この3連戦を観に行かない人はいない!というくらい、皆、Yankee Stadiumに足を運びます。普通なら、「今度イチローが来るとき観に行く?」と聞くところを、「何戦目を観に行くの?」というのが、私たちの間での挨拶になっているくらいですから。
SexandtheCityShootingでも、今日、個人的には、ある意味でこの対戦よりも興奮してしまう出来事!に遭遇してしまいました。球場に向かう前に、ブラブラしていた五番街で、なんと、テレビドラマ「Sex and the City」のロケ現場を目撃してしまったのです!高級デパートSaks Fifht Avenueの前で、主役のCarrieことSarah Jessica Parkerと、SamanthaことKim Cattrallがショーウインドウを覗きながら、1ブロックくらい歩くシーンを撮影中でした。道路の反対側から超ズームで、なんとか、カメラに収めたのがこの写真。いかに、平日の昼間とはいえ、あんなに人通りが多いところなので、周囲はちょっとすごいことになっていました。でも、お気に入りのドラマ(詳しくはお気に入りテレビ番組をご覧くださいね。)の主役をナマで見れて、ちょっと感激!Sarahは、155cmないくらい小柄だと聞いていたのですが、本当に小さくて、写真を撮ろうと思っても、すぐエキストラやスタッフの影になってしまうくらいでした。対して、Kimは、ショッキングピンクのジャケットに赤いパンツ、ターコイズのフリンジ付きショルダーバッグという、すごいド派手な格好!?だったのですけれど、それをも着こなしてしまう、本当にスタイルがよくてカッコいい女性でした。
MatsuiBoard
MatsuiBoard
MatsuiBoardsView
そんなルンルン気分で向かった球場の中には、予想通り、日本人だらけでした。日曜日の「桜祭り」も結構たくさんの日本人がいたけれど、お花見というのは日本独特の文化だし、野球観戦といういかにもアメリカンなイベントに、これだけ日本人が集まるのも珍しいことだと思います。毎年、New YorkでのMariners戦には、イチロー見たさに大勢の日本人が球場に訪れていましたが、今年は、それに松井というさらなる大物が加わって、「1粒で2度美味しい」以上のものがありますものね。「55」のTシャツやユニフォームの人が多かったのはもちろん、ぐるっと見回すと、あちこちに漢字の「松井」のプレートが。どうも、あの長嶋 茂雄さんもいらしているそうだし、早朝にもかかわらず、日本のテレビは衛星やケーブルじゃあなくて、地上派での放送だと聞いているし、きっと、報道陣の数もハンパじゃあなかったのでしょう。
MatsuiSwingingこんな周囲の期待をよそに、先週の長期遠征で、.300あった打率を、.250台まで落として帰ってきた松井は、なかなか結果を出せません。内野ゴロやフライの凡打を繰り返し、毎回、大きな拍手で彼を打席に迎える観客からは、大きなため息が。でも、この日、凡打を繰り返したのは松井だけではなくて、Yankees打線は、Marinersの若手投手に対して、凡打の山を築き、スコアボードには「0」が並び続けていました。対して、徐々に調子を上げつつあるMariners打線は、通算300勝まであと3勝に迫っている大投手Roger Clemensに3本のホームランを浴びせ、序盤で4 - 0でリードという意外な展開。松井イチローも活躍せずに、Yankeesが負けているという、私たち的には、いちばん望んでいないゲーム展開でした。
IchiroHomeInIchiroBantHitこのちょっと期待外れ?の日本人大リーガー対決の均衡を破ったのは、先輩のイチローの方。ピッチャーが交代した7回、ランナーが二塁に出たところで、不意をついて三塁前にバント。マウンドから駆け下りたピッチャーが素早く送球しましたが、イチローのスピードには全然かなわず、楽々セーフ。さらに、次のバッターの外野手の間を破る長打で、疾風のごとく、あっという間にホームを駆け抜けたのでした。イチローだって、松井とほとんど変わらないくらい打率が低迷中で、傍目から見るとちょっとしたスランプ状態だったのですけれど、バッティングの調子が悪くても、それなりに活路を見出し、チームに貢献してしまうあたりが、さすが、大リーグ3年目の貫禄です。この他にも、一塁側のスタンドで見ていた私たちには、まるで、お客さんの誰かが獲ったようにしか見えなかった、フェンス際のスーパーキャッチもあって、その健在ぶりを見せつけてくれました。
HasegawaVSMatsuiイチローの活躍などで、6 - 0となり、かなりの観客が帰ってしまった9回裏、日本人的には、ちょっとしたうれしい見どころがありました。マウンド上には、故障者リスト入りの佐々木 主浩投手ではなくて、長谷川 滋利投手が上がり、2人目のバッターは、なんと松井MatsuiOnFirstもしかしたら、演出?なのかもしれませんけれど、第1戦目にして、注目の日本人大リーガー対決の場面が訪れました。ここでも大リーグ経験が上の長谷川が不振の松井を打ち取るか?と思いきや、Yankeesクリーンナップの意地を見せた松井がセンター前にクリーンヒット。最終打席でなんとかヒットを打てて、一塁ベース上の松井もなんとなくホッとした様子でした。でも、長谷川が許したヒットはこれだけ。後続のバッターも無難に打ち取り、結局、初戦は6 - 0Seattle Marinersが勝利を収めました。勝率8割以上を誇っていたNew York Yankeesは、これが、今期初めての完封負け、しかも、遠征の最終戦に続いて、チーム初めての連敗となりました。
この連戦は、あと2試合あり、この後、来週、5月6日からは、舞台をSeattleに移して、また両チームの対戦があります。New Yorkでは、8月に、またまた対戦が組まれていて、今年は計9試合と、地区が違うチームにしては異例の対戦数の多さ。これは、きっと、「松井 V.S. イチロー」見たさに訪れる日本人客を狙ってのことに違いありません。大リーグは良くも悪くも、商売上手ですからね。あ、その前に、今年は6月にNew York Metsと、Seattle Marinersの対戦もあります。こちらの方は、今のままだと、「新庄 V.S. イチロー」が実現するかどうかわからないのですけれど、相手投手次第では、新庄スタメンのチャンスもあるので、注目したいと思います。
今日の観戦記は、先日の分と合わせて、松井特集の中に作成しますので、詳細は、後ほどそちらででもご覧くださいね。
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4月27日(日)  大盛況だけど・・・の「桜祭り」
CherryEsplanadeYaezakuraZoom先週に続いて、今週も行ってまいりました、お花見、第2弾!土曜日は、ほとんど1日中雨模様だったため、すっきり晴れて、気温も25℃以上まで上昇した日曜日の午後、今週末お花見するなら、やっぱりここでしょう!というBrooklyn Botanic Gardenに出かけました。今週末は、恒例の「桜祭り」を開催中で、桜並木の芝生に座って、お弁当が食べられたりするので、家族連れを中心に、いつも、たくさんの人々が植物園を訪れます。今年の場合は、土曜日のお天気が散々だった分、人出が日曜日に集中したようで、地下鉄の駅を降りたら、入場するだけで100m以上の列が出来ており、並んで待っている間に、持っていったおにぎりやサンドウィッチをかなり食べてしまいました・・・20分ほど待ってようやく入場でき、自慢の桜並木、Cherry Esplanadeに直行してみましたが、なんだか、いつもと違う・・・感じ・・・ここのサクラは八重桜なので、普通のサクラより開花時期が遅いのですが、やはり、長引いた寒さの影響で、こちらも開花がいつもよりずっと遅れていたのでした。いつも、「桜祭り」の頃がちょうど満開で、花びらが幾重にも重なったボリュームのある満開のサクラが楽しめるのですけれど、葉が出てしまっているものの、枝にはつぼみが目立ち、1〜2分咲きといった程度でした。
BloomCherryandPeopleBloomCherryandPeople並木からはずれたところに、満開のサクラが少しあって、こちらの木の下はとりわけ大盛況。敷物を敷いてお弁当を広げる人たちや、記念写真を撮る人たちで、ごった返していました。やっぱり、満開のサクラの下でないと、気分が出ませんものね。「桜祭り」は、毎年4月の最終週末と決まっていて、今までは、かなりの確率で、桜並木が満開になる頃とドンピシャのタイミングだったのですけれど、今年みたいな天候不順にも備えているのか、サクラの種類は何種類かあって、全く花なしの「桜祭り」にはならないよう、工夫されているのだと、今回、初めて気付きました。
CherryByJapanesePondまた、本来なら、この時期はすっかり散ってしまっている日本庭園Japanese Hill-and-Pond Gardenのサクラもかろうじて残っていて、かなりの花が散ってしまい、少し葉が出てしまっていたりもしましたが、池のほとりに咲くサクラと赤い鳥居という、なんとも日本的な風景も楽しむことができました。日本的といえば、このイベントは、どうも「桜祭り」という日本語の呼び方が正式名称に定着したようです。ちょっと前までは、漢字の横に、常に「Cherry Blossom Festival」という英語が併記してあったような気がしますが、今はアルファベットも、そのまま「Sakura Matsuri」と書いてありました。
ShakuhachiPlayingKirinBeerLineKanjiTshirt桜並木の中央にあるメイン会場のテントには、巷の若者に人気がある漢字Tシャツも黒字赤字で「桜祭り」と、クールな配色?で登場。サクラのイメージとはちょっと違う?と思いますが、外国人が日本とか漢字に持つ和風なイメージ的な色彩なのだと思います。さらに、今日だけは特別にOKが出た花見酒用のビールは、やっぱり日本のキリンビール。暑かったこともあって、長蛇の列が出来ていました。でも、いちばん和を感じたのは、メイン会場から少し離れたところで、尺八の演奏を披露していた、Woody Allen似!?の渋いおじさん。まぎれもないアメリカ人でしたが、作務衣みたいな着物を着て、飄々と尺八を吹く様は、かなりキマッていました。音色の方は、上手なのかどうかよくわかりませんでしたが、ビジュアル的に、それを補って余りあるものがあり、大勢の人が取り囲んで、見たことのない笛の音色に耳を傾けていました。
大規模なイベントは、もう今週で終わりですが、サクラを見に行くのなら、これからの方がおすすめ。開花状況は、植物園のHP(http://www.bbg.org)の中に、「Cherrywatch 2003」というページがあって、地図付きで表示されています。お出かけになる前に、ぜひ、チェックしてみてくださいね。植物園は、地下鉄2か3の「Eastern Parkway - Blooklyn Museum」下車すぐです。
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4月25日(金)  遅めのお花見
TokensZoom先週末の連休は、本当はいろいろ活動したのに、今週は、なんだかバタバタしてしまって、更新するのが遅くなってしまいました。先週末といえば、この前の日曜日で、New Yorkから姿を消したのが、あの地下鉄やバスに乗るときに使うTokenMetro Cardがすっかり普及したため、ついに50年にも渡るお役目御免となったのでした。渡米したばかりの頃は、まだカードが出たてで、読み取りの機械の精度が悪く、しょっちゅう、入口でつっかえていたため、カードを持っていつつも、いつも、ポケットにトークン数枚を忍ばせていたのは、懐かしい思い出です。地下鉄・バスの料金が1.5ドルから2ドルに値上がりする5月初めまでは、手持ちのトークンはそのまま使えますが、窓口での販売自体は、終了となりました。なんとなく、記念になるかなーと思って、販売停止前に数枚買ってしまいました。
RooseveltTramでも、今週になって、タブロイド紙のNew York Postが、「いや、まだトークンは売っている!」と異議を唱えました。それは、ManhattanとEast Riverに浮かぶ島、Roosevelt Islandを結ぶロープウェイ。Tramというこの乗り物の料金は、片道1.5ドルでトークンのみ有効で、使っているトークンは、売らなくなった地下鉄やバスのトークンと全く同じものだったのです。だからというわけではないのですけれど、そのトラムで行ってきました、Roosevelt Island。ここは、知る人ぞ知るサクラの名所で、毎年、日本人を中心に、たくさんの人がお花見に訪れるところです。今年は、例年になく寒さが長引いたため、サクラの見頃もいつもよりずーっと遅く、先週末に、ようやく満開になりました。トラムを降りてすぐのところのサクラも、ご覧の通り満開。ちなみに、このトラムと、そのすぐ南にあるQueensboro Bridgeは、映画「Spider-man」の終盤で、悪者との対決で登場しています。(詳細は、New York Movie Guideの特集でどうぞ。)
RooseveltPromnadeBridgeRooseveltCherryRoadZoomサクラ並木があるのは、East Riverに面した、島の南西側の遊歩道。ちょうど、橋のすぐ南あたりから始まっています。ここのサクラは、アメリカに多い八重桜ではなくて、日本のソメイヨシノに似たタイプ。白っぽい花が、どの枝にもぎっしりと咲き誇っていて、本当に見事でした。青空が広がって、見た目的には、春のうららかな陽気のように見えるのですけれど、この日は、風が強くて、肌寒いくらい。もう、4月も終わりに近づいているというのに、まさに「花冷え」という言葉がふさわしいようなお天気でした。その強い風にあおられて、花びらもかなり散り始めており、時折、盛大な花吹雪が舞い、鮮やかな緑の芝生の上には、薄ピンクの花びらが絵のように美しく降り積もっていました。
RooseveltUnderCherryお花見といえば、やっぱりお弁当!ここに行くときは、いつも、なにか食べ物を持って行って、ちょっとゆっくりしてしまいます。芝生の上には、敷物を広げて、食べたり飲んだりしているグループも見られました。今まで、圧倒的に日本人の人が多かったのですけれど、最近は、それ以外の人種の人たちもチラホラ。といっても、New Yorkは、基本的には公の場での飲酒は禁止されているので、花見弁当はOKだけど、花見酒はダメ。もちろん、カラオケ大会なんてもってのほか。皆、食べ物をつつきながら、ノンアルコールの飲み物を飲んで、おしゃべりしながら、静かに花を愛でるのでした。私たちは、ベンチに座って持っていったサンドウィッチを広げましたが、午前中だったこともあって、本当に寒かったので、あんまりゆっくりできず、しばらくしたら、日当たりのいい場所へと避難してしまいました。午後になると、お花見客も少しずつ増えてきましたけれど、それにしても、日本の比ではありません。寒さはちょっと辛かったけれど、のんびりお花見するなら、やっぱり、ここに限ります。
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CPCherryHillManhattanに戻って、お花見の続きでCentral Parkへ。広大な公園の中にも、サクラの木がまとまってあるところが数ヶ所あります。そのひとつが、5th Avenueの72nd Street付近から入ってすぐのところ。丘みたいになっているところの上に銅像があって、その周囲にサクラの大木が何本も植わっているのです。Roosevelt Island同様、日本のサクラと同じタイプの花は、本当に満開!たくさんの人々が、しばし足を止めて、見事な花に見入っていました。
CPCherryByLakeもう1ヶ所は、その名もCherry Hillと呼ばれている、湖のほとり。大木ながら、木の本数は少ないため、花自体は、実はそんなに見事でもないのですけれど、湖に向かって緩やかな芝生の斜面があるので、ひと休みしながらお花見するには最適な場所。子供たちが愛犬と戯れていたり、湖の岸辺で釣りをする人がいたり、この付近を行き交う人々を見ているだけでも楽しい。午後になって、日差しもすっかり強くなり、Roosevelt Islandにいたときほどの寒さはなくなりました。人の多さもあそこの数倍だから、隣の人々との距離も近くて騒がしいこともあり、しんみりと花を楽しむというより、花とピープルウォッチングを気軽に楽しむ場所といったところでしょうか。そういう意味では、規模はかなり小さいけれど、上野公園とか千鳥が淵とか、ちょっと日本のお花見っぽい雰囲気もあります。
CPDaffodilCPMagnoliaZoom公園は、まさに今が春の花盛りで、普通なら、サクラよりも先に咲くはずのスイセンモクレンも今が見頃。特に、サクラよりもずっと花が大きくて、ピンク色が濃いものの、遠めには似たように見えるモクレンの大木があちこちでこぼれんばかりの花を咲かせていました。4月になっても大雪が降ってしまった今年の天気には、人間だけではなくて、植物もちょっと混乱させられてしまったのでしょうね。早いときなら、3月中に咲いてしまう、これらの花も、いつ咲いていいのかためらっていたようで、ようやく暖かくなってきたところで、いっせいに花開いたという感じです。
この後は、Brooklyn Botanic Gardenで「サクラまつり」が開かれる八重桜が見頃になります。サクラ同様、春の訪れが遅かった分、八重桜の開花状況も遅れ気味のようで、かつ、週末の天気予報はいまひとつだったりしますが、お天気がよければ、こちらのお花見にも出かけるつもりです。
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4月20日(日)  Happy Easter!! 〜パレード編
RockefellerCenterHappy Easter!! 今日はイエス・キリストの復活を祝うイースター。「3月21日以降の満月の後の最初の日曜日」というふうに決まっているイースターは、今年は遅めでした。春の訪れを告げるイベントでもあるので、冬の寒さが長引いていた今年は、遅めでよかったのかなと思いましたが、今日も、よく晴れてうららかな日差し・・・に見えつつも、実際は、風がずーっと冷たく、まだ春のうららかな陽気にはちょっと足りない感じ。見かけに騙されて!?伊達の薄着にした、薄手のジャケットにTシャツでは、ちょっと寒かったのでした。Rockefeller Centerのプロムナードも、イースターのシンボルである真っ白なユリの花と、丸く刈ったピンクのツツジ、チューリップの花々がぎっしりと植えられ、春らしい彩りと香りに包まれていました。
FlowerGardenHatそして、そのちょうどすぐ前、五番街の50th辺りでは、恒例のEaster Paradeが行われました。パレードという名前で呼ばれてはいますが、イースターのときのパレードは、普通のパレードとはちょっとタイプが異なります。鼓笛隊も、派手派手しい山車もないし、第一、人々が通りを練り歩くわけではありません。この日は、それぞれが趣向を凝らした独創的な帽子をかぶって、この場所に集まり、ただただ人々に見せて歩くというものなのです。だから、ご自慢の帽子を見せに来た人たちと、私たちみたいなそれを見物しに来た人たちとが入り混じり、歩行者天国のようになっている4、5ブロックの間をさまよい歩くというのがその実態。人だかりが出来ていたり、テレビクルーがいるところには、たいてい、面白い帽子を披露している人がいるので、それを見つけたらすかさず寄っていくというのが、賢い見物&写真の撮り方です。こちらのメキシコ系のおばさんは、見事な花壇の下に頭を入れる穴と首にむすぶリボンをつけて、帽子にしていました。春らしい華やかな作品ですよね。皆、こんな感じで、製作日数?日みたいな力作の帽子を披露しに来るので、そんじょそこらの帽子にちょっと飾りを付けたというくらいでは、この日は全く目立つことはできないのです。
YankeesHatWTCHatその力作揃いの中で、New Yorkらしかったのは、こちら。まず、右は、松井 秀喜選手の活躍で、日本の皆さんにもすっかりおなじみになったNew York Yankeesの帽子。かぶっているのは、ローティーンくらいの華奢な女の子で、首は大丈夫かしら!?と心配になってしまうほどの高さがあり、ヤンキースの旗とユニフォームを着たウサギ、紙の花がボール型の帽子の上に乗っています。彼女は、スタジャンもヤンキースで決めていて、完璧!でした。左は、まだ、というか、多分永遠に、New Yorkerの心の中に残るであろうWorld Trade Centerと十字架を組み合わせたもの。こういう、宗教的な祝日になると、やっぱり、あの事件で犠牲となった人々への哀悼の意味から、どうしても、9/11関連の話題や物が出てくることが多いようです。近くで見ると、あんまり色も丁寧に塗っていなくて、出来栄えとしては今ひとつなんですが、そのわかりやすいモチーフで人気を博していました。
FlowerHatwithPugCuteHatCatウサギの耳のカチューシャを着けたワンちゃんなど、ペットが参加している場合も多くて、その中で、かわいかったのはこちら。左は、鮮やかなブルー系の花をてんこ盛り!?にした奥さんと、さらっとシルクハットに着けただんなさまと、その腕に抱えられたフレンチブルドッグ君。黒い皮のジャケットに黒いフレンチブル君で、絵的にはちょっとわかりにくいのが難でしたが、大きなお花の帽子にも、なかなかよい子にしていました。個人的に、今回のパレードでベスト!だったのが、右のネコちゃん。連れているお姉さまも、かなり気合の入った美しい女性でしたが、フワフワの羽根が付いた帽子をかぶったネコがカワイイこと!さらに、カメラを向けたら、すかさずカメラ目線を送ってくれたので、しばらく、見つめ合ってしまいました。このネコ、多分、とっても普通の白が多い三毛猫かなんかなのですが、ちょっとボテッとした体を包んでいる白いプリーツのマントもキュート。うちの実家のネコは、着飾ることはもちろん、抱っこさえ嫌いなネコだったので、こんなことをすることは出来ませんでしたが、もし、生きてたら、一度くらいやってみたかったなーなんて思ってしまいました。ちなみに、このワンちゃんとネコちゃん、どちらもとーってもかわいかったので、家に帰って見たテレビ中継や翌日の新聞なんかにすかさず取り上げられていました。新聞やテレビに出る絶好のチャンスなので、独創性と手先の器用さに自信のある方、または、かわいくておとなしい(ここがポイント)ペットをお持ちの方、参加してみてはいかが?
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4月18日(金)  Happy Easter!! 〜ケーキ編
MacysEaster4月になってから、ヤンキース・松井情報ばかりお届けしていたので、すっかりお留守になっていたのですが、今日は、もうGood Friday、そして、あさって日曜日は、キリストの復活を祝うEaster Sundayになります。学校は今週はお休みで、会社でも金曜日から3連休のところが多いようです。今まで、決してイースターを無視していたわけではなく、イヤでも目に入ってくるパステルカラーのウサギやヒヨコの写真も、実はかなり撮っていたのですけれど、松井があんまり活躍するものですから!?、ついつい後回しになってしまっていました。でも、イースターを過ぎてしまうと意味がなくなってしまいますから、急いでご紹介します!
まずは、これは、本当に食べるものなのだろうか???というほど、カワイイ色や飾りのケーキ編。イースターといえば、シンボルの卵を運んでくるウサギくんがシンボルのひとつで、そのウサギを象ったチョコレート、Chocolate Bunnyがかなりポピュラー。でも、子供の大好きなケーキだって負けてはいません。
EasterBunnyCakeEasterBunnyFaceCakeこれらは、とってもわかりやすい、ウサギそのものが描かれたケーキ。左のケーキは、いつでもあるプレーンなスポンジケーキの上に、バタークリームで絵を描いたもので、いくつかのパターンがありましたが、全部、ウサギでした。結構大きいのに、10ドル以下というお値段は、庶民的なスーパーPathmarkで売ってるから。従って、味の方もあんまり期待してはいけないのでしょう。でも、もっとインパクトがあったのが、アイスクリーム・コーナーにあった、ウサギの顔のケーキ。アイスクリームだけに、色もちょっとおさえめではありますが、数人で分けて食べるようなケーキで、大きさがかなりあり、陳列してあるガラスケースを通して、かなり遠くから目に飛び込んできました。こちらの方が、まだ食べられそうだけど、すぐ解けて、ウサギの顔がグチャグチャになってしまいそうですね。
ColorfulCupcakesEasterCupcakesイベントに本領発揮!?するのが、アメリカ人の大好きなカップケーキ。春のイベントであるイースターには、パステルカラーが使われることが多いのですけれども、ケーキの色は、なぜか少し濃い目。右のケーキだって、かなりすごい色なのですけれど、その上にさらに極彩色の飾りを乗せた左のケーキを見てしまうと、地味にさえ見えてしまいます。毎度のことながら、「これってホントに食べるのかなー?」と思いつつ、ショーウインドウを眺めているのですが、連日、せっせとケーキを出してきては並べているようなので、やっぱり売れているんでしょう。
EasterCookiesEasterCookiesもう少し手軽なものとしては、クッキーもあり。型ヌキしたプレーンなクッキーに、アイシングで色や模様をつけたもので、これなら、食べ物としても受け入れられる感じ!?ですよね。この時期は、Williams Sonomaなどで、ウサギやヒヨコのクッキー型も出回りますし、手作りが面倒くさくても、コックさんの格好をしたDough Boyでおなじみの、Pillsburyからは、すでに模様が描いてある、金太郎アメみたいになっているクッキー生地が出ていて、これなら、切って焼くだけで、ウサギ模様のクッキーができてしまいます。
いずれにしても、隠した卵を探すEgg Huntなど、子供がメインの行事が多い、この祝日向けのお菓子は、子供の心を捕らえそうな、味よりも見た目重視なものが多くて、大人としては、見て楽しむだけに留めたいかな?という感じかもしれませんね。
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