★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

WichCatHalloweenBucket October, 2003 LolliPopsChocolate

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●「Breast Cancer Awareness Month」
●ワールドシリーズ・フィーバー
●名物リンクのオープン
●恒例!ワンちゃんのハロウィン・パーティー
●ちょっと早いけどHappy Halloween!!
続き(10月前半の話題)を見る・・・


10月29日(水)  ちょっと早いけどHappy Halloween!!
本当にHalloweenも、あとわずかに迫ってきました。実は、今年は、当日は旅行に出かけてしまって不在なので、ビレッジのHalloween Paradeも、いつも見物していた子供たちのパレードも見物することができません。去年の様子は、こちらで見ていただくとして、街中で見つけた今年のハロウィンものをまとめてご紹介しておきます。

★お菓子編
HalloweenCookies仮装した子供たちの「Trick or Treat」がメインイベントのひとつであるハロウィンといえば、やっぱり、たくさん出回るのがお菓子。この時期は、袋菓子もハロウィン・カラーの包み紙のものが出たり、色や模様をつけやすいクッキーは、どこのお菓子屋さんの店頭にも置いてあります。
HalloweenFaceCakes
HalloweenCupcakeOctober03/CascadeCake

でも、キョーレツなのは、こちらのようなケーキ類。ショーケースの中にたくさん並んでいて、あまりに存在感がすごかったため、思わず写真に撮ってしまった、上のオレンジ顔型ケーキは、普通のホールのケーキにデコレーションしたもの。化け物とかのつもりなんでしょうけれど、子供がたくさん集まるパーティーとか用なんでしょうか・・・でも、これが出てきたら、ちょっとたまげますよね・・・さらに、季節ごとに、いろいろなデコレーションのものが出る定番、カップケーキも、およそ食べ物とは思えない色合いの真っ黄色とか真緑とかのクリームが乗っかっていて、これまた、ちょっと絶句。ガイコツ・黒猫・カボチャなど、数種類がありますが、それにしてもスゴイ!こういう色って、普通、ケーキには使わない色でしょう・・・しかも、それらを組み合わせちゃってるから、さらに凄みが増しています。そして、今年の新作は、右下の棺桶型ケーキ。こちらは、色的には、だいぶまとも!?で、チョコレートらしきものでコーティングされたケーキの上に、黒猫やらクモやらカボチャやらのハロウィンものが乗っかっていて、ご丁寧に墓標のプレートまで付いちゃったりしています。この辺の飾りは、全部プラスチックで出来ているようで、食べられるところは土台だけ?みたいです。お店のデコレーションとしては、いいかもしれないけれど、これを家に買って帰って、食べると思うと、なんだか????だから、これも、他のと同様、ビジュアル系!?のケーキなんでしょうね。
GodivaTeuscherHalloween家に持って帰って味わうならこっちがいいかなーというのは、有名店のチョコレート。今年のGodivaのハロウィン・パッケージは、コウモリの羽をつけたクマのぬいぐるみが、クモの巣模様の箱を持っているという、ちょっぴりホラー系のもの。この他に、子供受けしそうな、カボチャのコスチュームのクマというのもありました。そして、トリュフ・チョコレートが美味しいTeuscherには、相変わらず美しいパッケージがズラリ。確か、パッケージの値段が結構するのですけれど、まあ、そのまま飾ったりできるから、お土産とかにはいいですよね。

★仮装編
OldNavyHalloweenCostumeHalloweenCostumeそして、「Trick or Treat」のときは、やっぱり、それらしく仮装しないと決まりません。今年の流行の仮装がどんなものなのかは、定かではありませんが、9/11以来、定番となったのは、右の写真の下の方に黄色いコートとヘルメットがある、New Yorkのヒーロー・消防士さんの衣装。毎年、必ず、小さな消防士の男の子を見かけます。また、男女を問わず、小さい子向けには、カボチャや、カエルやウサギみたいな、メルヘン系が定番。この辺は、自分でではなく、親御さんが選んで着せられている!?と思われますが、もう少し大きくなると、自己主張?するので、男の子なら、スターウォーズみたいなSFヒーローもの、女の子だと、ディズニーやバービーみたいなお姫様系を選びそう。
HalloweenMakeupKitVillageHalloweenMasksこの日は、子供だけじゃあなくて、パーティーに参加する大人も仮装する人がたくさんいます。会社からパーティーに直行するから、あんまりハデハデな衣装は着られない・・・という場合には、ドラキュラやバンパイアのメイクアップ・キットを。このキットで、本格的なホラー顔!?にさえなれば、あとは、黒っぽい服にマントを用意するくらいで行けそうです。あるいは、ウィッグも手軽な変装道具のひとつ。普段から、この手のものは置いてありそうな、パレードのお膝元、ビレッジのお店には、いろんなタイプが揃っています。でも、これって、ちょっと間違えると、仮装なんだかマジなんだか、わからない場合もあるかも・・・いずれにしても、毎年、この時期になると、「今年はどうしよう」と頭を悩ませる人が多いことは確か。パーティーの顔ぶれが変わればいいですが、そうでない場合は、毎年同じじゃあ芸がないですものね。個人的には、見物一方で、その手のパーティーに参加したことがないので、頭を悩ませることなく、道行く人々を見て楽しませてもらっています。
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10月26日(日)  恒例!ワンちゃんのハロウィン・パーティー
YankeesPumpkins10月31日のHalloweenも、もう今週!ということで、今や、街を歩くとどこのお店にも、飾り用や繰り抜いてJack-o-Lanternを作るためのカボチャが置いてあるのですけれど、屋外のグリーンマーケットをやっていたUnion Square Parkには、ペイントした、こんなカボチャも出ていました。なのに・・・あっけなく負けてしまいました・・・New York Yankees。3勝2敗と王手を掛けられていたとはいえ、地元でなら、2連勝も十分ありえるから、大丈夫!と思っていたのに。このカボチャ、見かけた土曜日は、1個6ドルとなかなかいい値段で売っていましたが、その日の夜に負けてしまったので、翌日からは、もっと値下げしたのではないでしょうか・・・?ちなみに、負けた後に、オフィシャルグッズ・ショップのYankees Clubhouseに行ったら、絶対、作り始められていたに違いない、World ChampionsのTシャツやグッズは、Florida Marlinsのものとなってしまったため、ガランとした店内には、残っているWorld Seriesのグッズが、全て50%オフで寂しく売られていました・・・
DoggieCostumePartyDogNeckachiefさて、New Yorkの野球シーズンは、残念な形で終わってしまいましたが、そろそろ盛り上がっているのが、Halloween関係のイベント。今週は、ハロウィンが金曜日なので、その後の週末にイベントを行うところも多いようですが、少し早めにあったのが、いつも、楽しみに見に出かけている「Doggie Halloween Costume Party」、ワンちゃんたちの仮装パーティーです。ここ、Union Square Parkのドッグ・ランでは、いつも、ハロウィン直前の土曜日の午後に行われるので、今年もそうだろうと出かけてみたら、バッチリでした。一応、1時から4時までという時間が書いてありましたが、皆さん、三々五々集まってくるので、2時過ぎくらいに行ったら、ちょうどにぎやかになりつつあるタイミング。今年は、右のワンちゃんたちが首に巻いているオレンジ地のハロウィン柄のネッカチーフを配っていたので、それを着けているだけの子たちが意外と多くて、本格的な仮装!?が少なかったのが、ちょっと残念でしたが、それでも、ちゃんとユニークな仮装のワンちゃんたちはいましたので、ご紹介します。
SupermanDogSailorDog
CowboyDogCowDog
まず、いちばん目立っていたのが、赤いマントを着けたスーパーマンのブル君(左上)。正義のスーパーヒーローは、元気に走り回る・・・とイメージ通りなのですが、ご覧の犬種なので、ヨタヨタとドッグ・ランの中を歩いていました。おまけに、このブル君、わりと人見知りというか、怖がりさんみたいで、他の犬に寄ってこられると、ベンチの下にもぐってしまったりして、仮装にふさわしい!?さっそうとした姿は見られませんでした。膝に乗せている女の子ともども、とても絵になっていたのが、頭に帽子をちょこんと乗せた水兵さんのテリア(右上)。ピンクのボーダーシャツに、星条旗模様のバンダナを首に巻いて、かなりキマッています。この女の子と隣にいるお母さんらしき人がてっきり飼い主と思いきや、しばらくしたら、違うおじさんがこの犬を膝に乗せていて、彼女たちは帰ってしまったようなので、どうやら違ったみたい。イメージはぴったりだったんですけれどもね。そして、精力的に動き回っていたのが、カウボーイ?のミニチュア・シュナウザー君(左下)。この犬がなかなかじっとしていなかったのと、本来の衣装の上に、例のネッカチーフを巻いていたので、カウボーイなのかどうかが、今ひとつ定かではありませんでしたが、それらしき、フリンジとかカウボーイの膝当てみたいなのとか、それらしきモチーフが付いていたので、きっとそうなのでしょう。さらに、そのままで登場し、ドッグ・ランの中でこのコスチュームを身に付けたとたん、カメラを持った他の飼い主さんたちに囲まれてしまったのが、ウシになったボストンテリアちゃん(右下)。お腹のところに、肌色のおっぱいまで付いている胴着に、角付きの帽子がカワイイ!でも、もうちょっと小さい犬用?なのか、胴着はちょっときつめでした。
SupermanandBatman最後におまけ!?で、上のスーパーマン・ブル君のお友だちに、バットマンのブル君もいたのですが、この2匹が終始じゃれ合っていて、しまいには、くんずほぐれつのレスリング?を始めてしまったりしたため、正面からバットマン君の写真を撮ることはできませんでした。同じようにマントが付いていて、胸のところには、ちゃんとコウモリのマークが付いています。飼い主さんも、この2匹を並べて写真を撮ろうとしていましたが、かなり苦労していたみたい・・・毎度のことながら、やっぱり、相手が動物だと、思ったように止まったり、ポーズを取ってくれたりしないから、写真を撮るのは、なかなか大変です。しかも、お友だちがたくさんいると、興奮していますしね。個人的には、本来、ラブラドールとか、ゴールデンみたいな、やや大型の犬の方が好きなのですけれど、この手の衣装を見てしまうと、小型犬もかわいいなーとか思ってしまいます。以上、今年のワンちゃんの仮装パーティーでした。
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10月23日(木)  名物リンクのオープン
SpookyPlantすっかり秋が深まりつつあるNew Yorkですが、今日は、ぐーっと冷え込みが厳しくなり、日中の最高気温が8℃!という、ちょっと異常な寒さでした。ニュースでも、朝から「今日は気温が上がらないから、厚着して出かけてね。」みたいなことを、繰り返していたほど。ただ、ここまで冷えるのは今日だけのようで、明日以降は、また、少し暖かくなるようです。さすがに、今日ばかりは、「まだ早いかな?」としまっていたウールのロングコートを、出して着てしまいました!
さて、連日World Seriesで盛り上がっているうちに、気づけば、もう10月も残りわずか。ということは、10月31日のHalloweenも、すぐやって来てしまいます。例によって、街中にあふれているハロウィンのデコレーションや、グッズの写真もたくさん撮っているので、急いでご紹介しなくては・・・例えば、花屋さんの片隅にあった、このオバケ。ひょうたんか何かをペイントしたものみたいなんですけれど、さりげなくて、なかなかカワイイ。毎年買う、飾り用のカボチャ類は、今年はここにあるみたいな、ニス塗りをしてあるやつにしてみました。普通のだと、やはり、植物なので、時間が経つとしおれたり、時には腐ってしまったり!?もしますが、ニス塗りしてあれば、その心配は無用。これから、11月のThanksgiving Dayの頃まで、大丈夫そうです。
AutumnRockefellerそして、まだちょっと早いかな?という紅葉より前に、本格的な秋の訪れを実感させてくれたのは、すっかり秋化粧?が施されたRockefeller Center。連日大にぎわいだった「Takashi Murakami at Rockefeller Center(この展示については、こちらでご覧くださいね。)」が10月上旬に終わってしまってから、しばらくご無沙汰していたのですが、鮮やかな黄色オレンジのキクの花に彩られたプロムナードは、また、多くの人々の目を引きつけていました。キクの花だけを使って、ボンボンやアーチを作るデコレーションは、色がちょっと違ったりするくらいで、基本的には毎年同じなのですが、やっぱり大輪の花がこれだけ大量にあると、迫力があって見事です。
RockefellerRinkそして、あの名物リンクも、既にオープンしていました!10月だと、氷が解けてしまうんではないかと心配になるような暖かい日もあったりしますが、今日くらい寒いと、まさに、スケート日和。でも、相変わらず、このリンク、滑っている人よりも、それを見物している人の方が多いんですよね。今日はとにかく寒かったので、見物している人たちも、皆さん、一様にかなり着込んでいるのがおわかりいただけるかと思います。今の時期は、まだ閑散期なので、滑走料も安め。昨シーズンベースですが、平日なら、大人 8.5ドル、子供・シニア 7ドルで、貸靴料は6ドルでした。でも、これが、金曜日を含む週末になると、少し値上がりして、サンクスギビングの連休あたりのホリデーシーズンからは、倍近くに跳ね上がります。とはいっても、せっかく滑るのなら、あの光り輝くクリスマスツリーの下でと思うのは誰もが同じ。その頃になると、見違えるほど混雑するのは間違いありません。
XmasTreeまだ、確定した情報は入手していないのですが、ツリー点灯は、11月末から12月初旬にかけての水曜日に行われることがほとんどですので、今年は12月3日ではないかと思われます。その2週間くらい前に、ツリーが搬入され、飾り付けが始まるという手順も、多分同じでしょう。今年はどんなツリーがお目見えするのか、今から楽しみですね!
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10月20日(月)  ワールドシリーズ・フィーバー
YellowTreesこのところ、冷え込みがますます厳しくなったNew York、週末は特に気温が上がらず、日中でも風が吹くとブルッと震える感じでした。車で、家の近くに買い物に出かけたら、駐車場には、早くも、鮮やかな黄色に紅葉した木々がありました。これはもちろんごくごく一部で、この辺りの紅葉が見頃になるのは、まだ先のことなのですけれど、今年は、10月になってからの冷え込みがちょっと厳しかったので、早めに紅葉が始まってしまったのかもしれませんね。例年並だとすると、だいたい、New York City Marathonの行われる11月上旬くらいが、見頃になります。
ModellsSportsInsideYankeesPenantsこの寒い寒いNew Yorkで、週末から始まったのが、わがNew York Yankeesが、ナショナル・リーグの覇者Florida Marlinsを迎え撃つWorld Series。ランチをした小さなショッピング・モールに、たまたま、大リーグのオフィシャルグッズなどを扱うModell's Sporting Goodsがあったので、ウインドウに飾られているTシャツやペナントに引かれて、ちょっと中に入ってみました。そうしたら、外の寒さとは対照的に、ヤンキースの風船が漂う、大混雑の店内はすごい熱気!そのお客さんのほぼ100%が、ヤンキースのリーグ優勝記念グッズやワールドシリーズ用応援グッズを購入するために来ていたのです。そういえば、上の写真の紅葉した木の下を歩く人も25 Jason Giambiのジャージ姿。この後寄った他のショッピング・モールでも、あちこちで、ヤンキースのジャージやTシャツを着た人を見かけました。リーグ優勝を決めるサヨナラ・ホームランを打った活躍ぶりに、その翌朝、「Aaron BooneのジャージとTシャツが入荷します!」とお店の人がわざわざニュースで宣伝していましたが、どうも、シーズン途中のトレードで来た彼のネーム入りのものは、今までなかった模様。そんな、一度活躍したくらいでTシャツを買う人がいるのかしらん?と思いきや、この日、お店で「BooneのTシャツはどこにあるのか?」と店員さんに迫っているおじさんがいたので、びっくりしました。結局、まだ、入荷してなかったらしいのですが、やっぱり、あの1発の効果は大きかったのですね。ちなみに、私たちが店内にいたときに、いきなり店員さんが大声を出して、ホームランを打った瞬間のスイングの写真と、ホームインしてチームメイトと喜び合う様子の写真の2通りの小さめの額入りポスターを9.99ドルで売り始めたのですが、「こっちに1枚!」「スイングのを1枚ちょうだい!」などと掛け声が飛ぶような売れ行きだったのにも再度びっくりしました。
WorldSeriesTZoomWorldSeriesTsこれからしばらくは、球場でだけはなくて、街中でも見られるであろうワールドシリーズ記念Tシャツもいろいろなタイプが出ていましたが、左側の紺色のTシャツには、主力選手4人のバッティング・フォームがプリントされたもの。よくよく見てみると、左上は55 Hideki Matsuiなのでした!他の3人は、Derek JeterAlfonso SorianoGiambiで、今までだったら、ここにBernie WilliamsJorge Posadaが選ばれそうなものなのですが、それを押しのけて、松井になっているというのが、彼の現在の評価を表しているんだなーと思って、ちょっと感心してしまいました。まあ、なんといっても、レギュラーシーズンは、ほとんどチームの打点王でしたからね。
LeagueChampionTLeagueChampionCapとはいっても、やっぱり、ここまでコテコテ?のTシャツを買うつもりはなくて、劇的な優勝を決めた後、シャンパン・ファイトで皆が着ていたTシャツとキャップくらいに興味があって、とりあえず、フリーサイズのキャップを手に取ってウロウロしていたら、四方八方から手が伸びて、棚に置いてあったキャップの山があっという間になくなってしまった!?ので、これは、お買い上げ決定。Tシャツは、まだたくさんありそうだったので、もう少し様子を見ることにしました。店員さんによると、ワールドシリーズに優勝した場合は、ワールドチャンピオンのキャップやTシャツが出るそうなので、それを待ってからにしようかな・・・と。それにしても、あの買い物客の熱気はすごかった!意気込んでバーゲン会場に来ている女性客真っ青といったところでした、ホントに。あそこにいた人が全員、ワールドシリーズのチケットを持っているとは思えないから、きっと、街で着たり、スポーツバーで着たりするのでしょうね。かくいう私も、このリーグ優勝記念キャップは、来シーズンの観戦用。でも、勢いで買ってしまった写真は、どこに、いつまで飾っておくのでしょうか・・・?
MatsuiJerseyandCapMatsuiBall最近、「松井はNYでも人気があるのですか?」と、日本の方から質問されることがあるのですが、多分、日本での注目度ほど、New Yorkでの松井の注目度は高くありません。でも、それは、決して人気がないということではなくて、もともと、とても人気があるNew York Yankeesというチームの一員としては、それなりに評価されていて人気もあるということであって、そのチームの中での人気ということになると、上の記念Tシャツに一緒に描かれていた他の3人には、まだまだ及びません。大リーグ一の資金力を誇るヤンキースは、他のチームからスター選手を簡単に獲得することができるため、松井も含めて、前のチームでは「顔」だったような看板選手ばかりが集まった、いわば「スター集団」。だから、松井ひとりに注目が集まるということは、全くないのです。Manhattanのスポーツ用品店やグッズショップに、松井関連商品がすごく多いのは、日本からの観光客狙い?であって、あれが、普通のヤンキースファンの多さを示すというのとは、ちょっと違うかな?と思います。でも、昨日、第2戦の先制3ランはよく打ちましたよね!New Yorkの新聞は、こぞって、あの1発で先発のAndy Pettitteがすごくラクになったし、初戦を落としたヤンキース打線に火が点いたと絶賛。「彼こそがMr.October(10月に行われるプレーオフで大活躍する選手のこと)である。」とまで書く新聞もあったりして、評価はますます、うなぎ上り!松井Tシャツやジャージが日本人以外にも、どんどん着られようになる日のためにも、残るワールドシリーズでの活躍も、大いに期待したいものです!
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10月17日(木)  「Breast Cancer Awareness Month」
YankeesPromotionまずは、なんといっても、昨日のNew York Yankeesの劇的勝利の余韻に浸りまくっているNew Yorkです。観戦した第6戦も、勝てそうだったのに結局負けてしまったし(そのときの様子はこちらで)、テレビ観戦していた昨日も、いきなりガンガンと点を取られてしまったから、一時は、ちょっとあきらめムードになってしまったりしました・・・でも、同点になってからは、「これで行ける!!」という感じが盛り上がってたし、今まで打てなかったAaron Booneがいちばんいいところで打ってくれて、本当によかったです。試合が終わったのは、日付が変わった深夜0時過ぎでしたが、それから30分もしないうちに、MLB Official Siteから、ア・リーグ優勝ギアのお知らせメールが来たのにもちょっとびっくり。
一夜明けた今日は、熱戦からまだ半日以下しか経っていない!?正午から、市庁舎でPep Rally for Yankeesなるちょっとした激励会があり、昨日のヒーローのBooneと、Joe Torre監督が招かれていました。また、昨日の試合前に、球場に近いManhattanのWashington Heightsというところで、水道管が破裂して道路が水浸しになり、ひどい交通渋滞が起きていたのですけれど、打順を7番に下げられ、2ホーマーと大奮起したもうひとりのヒーローJason Giambiが、この渋滞に巻き込まれ、近くのパトカーのところに行って、球場まで先導してもらい、なんとか試合開始に間に合った!というエピソードも伝えられています。
WestinNYAvon個人的には、近ごろめっきりスポーツの秋!ですが、秋を修飾する言葉としては、食欲の秋、芸術の秋・・・と、いろいろありますよね。でも、New Yorkの秋は、別名「チャリティ・シーズン」。アメリカでは、9月が年度始めで、企業も予算が十分にあったり、夏休み明けで皆の社会活動が活発になるから、イベントを企画しやすい時期だったりするということが大きいのかもしれません。そして、最近のチャリティの中で、大きな位置を占めているのが、9月下旬くらいから、街を歩くとあちこちで見かけるようになった、このピンクのリボン。女性の方ならご存じの方も多いかもしれませんが、これは、「National Breast Cancer Awareness Month(乳がん意識向上月間)」のシンボルマークで、アメリカでは、10月を、乳がんの防止や病気に対する理解を深めようという月間に定めています。さらに、第3金曜日にあたる今日17日は、乳がんの早期発見に有効なエックス線検診であるMammographyを受けよう!という「National Mammography Day」。私もこちらに来るまで、年に一度の人間ドッグでの触診くらいしか、乳がんに関する検査をしたことがなかったのですが、やはり、アメリカは乳がん治療先進国らしく、母方の叔母を乳がんが原因で亡くしていることを言ったら、すぐにすすめられ、去年、こちらで初めてマモグラフィーを受けました。レントゲンを撮るために、おっぱいを板の間に挟み込む!?という、なかなか痛く、かつ不快な検査であると聞いてはいたのですが、女性の技師の人が担当で、優しくしてくれたので、覚悟したほどは?痛くはありませんでした。
SaksFifthPinkFlagsSaksFifthKeytoCureTで、チャリティの方に話を戻しますと、10月に先かげて、9月下旬のFashion Weekの頃に、大々的なチャリティ・イベントを行ったのが、高級デパートのSaks Fifth Avenue。五番街に面したところのアメリカ国旗を、シンボルカラーのピンクの旗に変え、ショーウインドウもピンク色の鍵穴のマークで覆った「Key to the Cure」というキャンペーンでは、4日間の期間中の売上の一部と、店内のポスターでNicole Kidmanがモデルになって着ていた特別デザインのTシャツを売り出し、その収益を乳がん治療や研究機関への寄付にあてるというものでした。期間中の売上は、確か平日のみで週末が入っていなかったから、たいした額ではないのかもしれませんが、とっても話題になったのが、Tシャツの方。このコットンのTシャツは、$29とお手頃だったのと、デザインを手がけたのが、元ビートルズのPaul McCartneyの娘で、ヨーロッパで活躍しているデザイナーのStella McCartneyであるのに加え、限定品だったからか、あっという間に売り切れてしまい、今では、倍くらいの値段でオークションサイトのebayで取引されていたりします。ちょっと興味があって調べたときは、まだ、Saks Fifth Avenueのサイトで売っていたから、買っておけばよかったかしらん?なんて、後から思ったりもしました。
PinkPony乳がんチャリティのTシャツといえば、代表的なのが、Polo Ralph Lauren。SOHOのショップには、ポロがチャリティ商品のシンボルに使っているPink Ponyの大きな旗が掲げてありました。このポニーが真中にドンと付いているTシャツは、白と黒があって、短めの袖にぴったりめの女性らしいデザインでかわいいのですけれど、お値段は$52とややお高め。スウェットシャツとか、セーターになってしまうと、さらに倍とか3倍の値段になってしまうため、ちょっと躊躇してしまう金額。でも、寄付する分の金額が入っているから、しょうがないのかもしれませんけれどもね。このピンクポニーのシリーズはセレブリティなどにも好まれていて、人気ドラマ「Sex and the City」の中でも、Christin Davis演じるCharlotteが、白いコットンセーターを着て登場したことがありました。Tシャツやポロシャツの他にも、ネクタイや水着、ピンクのトートバッグなどもあります。
CoachBrestcancerWatch雑誌に、乳がんチャリティ関連の商品がまとめて紹介してあったので、その中から他のNew Yorkブランドをご紹介してみますと、人気がありそうなのは、最近、日本でも流行中のCOACH。ただし、バッグではなくて、ピンクの革ベルトの時計。お値段$350の売上のうち、$100を寄付すると書いてあったので、価値的には$250の時計っていうことなんでしょうか?ちょっと実物が見てみたいと思ったのですが、どうも、店頭にはないみたいなので、もしかしたら、オンラインのみの販売なのかも?しれません。このあたりになると、乳がんのためのチャリティというよりも、色がかわいくて気に入ったからという理由で買う人も多そうですね。確かに、シンボル・カラーが、いつの時代も女性に好まれるピンクであるというのは、作る側としても、チャリティ商品を作りやすいに違いありません。
PinkScarfMacysBrestCancerBearデパートでも、Bloomingdale'sが、西海岸発の元気なブランドLilly Pulitzerピンクの花柄のスカーフ($30)を独占販売していたり、庶民派デパートMacy'sは、ピンクのセーターを着せたオリジナル・ベア($10)を作って売っていたりします。なんだか、年々、この乳がんチャリティ・イベントは盛況さを増しているようで、この時期、乳がんチャリティ関連商品を扱わないと乗り遅れる・・・みたいな雰囲気さえあったりします。その他では、上の写真でもご紹介しているAvonなどの化粧品メーカーも関連商品を出しているところが多く、パッケージやケースがピンクのかわいらしいものが多く出回っています。
BreastCancerWalkPosterどれくらい売れるかどうかわからないチャリティ商品に比べ、実は、手堅く確実に寄付金を集めているのが、参加者が必ず寄付金を払うチャリティ・イベント。乳がん関係では、全米各地で行われる大規模なAvon Walk for Breast Cancerが知られていて、New Yorkでは、9月下旬の週末に2日間かけて、参加者たちが、Manhattanをほぼ1周歩く様子がニュースで報じられていました。10月に入ってからも、地下鉄にポスターが貼ってあったMaking Stridesという、このイベントのようなチャリティ・ウォークはよく行われています。近しい人を乳がんで亡くした人や、逆に回復した乳がん患者の人々などが多く参加して、元気に歩くことで、乳がんは早期治療さえすれば、完全に治ることをアピールしています。
女性なら、誰でも全くの他人事とはいえない乳がん。私も、年齢プラス、こちらに来てから、たくさんのキャンペーンや広告を見聞きして、ずっと身近に感じられる病気になりました。早期発見なら、治癒する確率も高いといわれている病気なので、少しでも気になっている方は、この機会に検査などを受けてみてはいかがでしょう。
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