★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

StPatrickWreathDandelion March, 2003 Ohinasama

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●春スキー
●New Yorkerのよく行くお店
●WTC再開発と周囲の復興
●ピンチのミュージカルと安泰のクラシック
●負けない!Nets
続き(3月後半の話題)を見る・・・


3月13日(木)  負けない!Nets
NBAStoreStPatrick来週の月曜日、17日はSt.Patrick's Day。アイルランドの聖人、セント・パトリックをお祝いする、アイルランド系の人々の祝日です。国民の休日ではないので、お休みではありませんが、アイルランド系の人々の多いNew Yorkでは、五番街で盛大なパレードが行われます。パレード・ルートの真っ只中にあるNBA Storeには、St.Patrick's Day Paradeと書かれたTシャツとともに、なぜか、Boston Celticsのグッズが勢ぞろい。そういえば、チームカラーはだし、マークには、祝日のシンボルでもあるshamrock(シロツメクサ)も使われているし、いかにも、この祝日にふさわしいような・・・で、調べてみたら、チーム名の「Celtic」というのは、「ケルト人」ということなのですね。主に、アイルランドやスコットランドに住んでいる人種ですが、Boston近郊にも移民として暮らしている人が多いので、この名前が付けられたのだそうです。ディスプレイには、いいけれど、一応、New York近郊のNew York KnicksNew Jersey Netsにとっては、同じ地区のライバルでもあるから、たとえアイルランド系だったとしても、ファンでない限り、わざわざチームグッズを買う人もいなさそうですけれどもね。
NetsCelticsViewということで、シリーズで買っていたNew Jersey Netsの木曜日の試合、ちょうどタイミングよく?対戦相手は、そのBoston Celticでした。ちょっと行くのが遅くなってしまい、既に試合が始まっていたのですけれど、コート上には、目立つ緑色のユニフォーム軍団が、わがNetsとボールを奪い合っていました。
PiereceWalkerCelticsといえば、先日のNBA All-Star 2003に出場したAntoine Walker(8)とPaul Pierce(34)がチームの中心。対するNetsでオールスターに出たのは、幻の決勝ゴールとなったMichael Jordanへのパスを出したり、試合でも大活躍で、ますます尊敬の念が強くなったJason Kidd様だけなので、数だけとったら、あちらの勝ち。でも、チームとしては、最近、絶好調とはいえないまでも、相変わらず、地区1位をひた走るNetsと、Philadelphia 76ersに次ぐ3位のCelticsでは、明らかにNetsが上。しかも、とりわけ内弁慶!?のNetsは、ホームでは、この日まで26勝5敗という脅威の勝率を残しているので、私たちがNew Jerseyで観に出かける限りは、かなりの確率で勝ち試合!だから、安心して観ることができます。今回も、最初のクォーターは競っていたけれど、第2クォーターあたりから、じりじりと差をつけ始め、最終的には90 - 75という、まあ楽勝の部類の勝利でした。
KiddDribblingもちろん、わがKidd様は、華麗なドリブルやパスでしっかりチームを盛り立てていました。オールスターの週末に行われた、出場選手が競うテクニカル部門のコンテストで見事優勝した実力は、いつでも健在!来季の移籍話?も出ていたりして、ファンとしては落ち着かない心境ではありますが、とりあえず、今期はこのまま、またNBA Final目指して頑張ってほしいものだと切に願うのでした。でも、全体的には、シュートがあんまり決まらず、ただ攻守が入れ代わる回数が多くて、いまひとつのゲームでした。ただ、NBAのレギュラーシーズンも、そろそろ終盤に近づき、Netsのプレーオフ進出は間違いないものの、応援にも熱が入りつつあるようで、アリーナは前回観戦した12月よりも、ずっと混雑していました。そういえば、わが家にも、プレーオフの1回戦と2回戦のチケットの前売り申し込み書が送られてきていましたっけ。
CelticsTJeterT最後に、今日のTシャツ・ウォッチング!Bostonが距離的に結構近いから?か、それとも、セント・パトリック・デーが近いから?か、今回は、対戦相手のBoston Celticsのジャージや帽子を身につけている人が結構いました。そして、そのジャージのほとんどが、Paul Pierce34でした。それから、私たちの席のすぐ下のコートサイドで、タイムアウトのときや、ハーフタイムに踊っていたので、目立っていたのが、なぜかNew York Yankeesのスター、Derek JeterのTシャツを着ていた女の子。確かに、NetsとYankeesは同じ資本傘下にあるので、兄弟チームみたいなものなのですけれど、来るべき野球シーズンが待ちきれない!といった感じなのでしょうか?JeterのTシャツを着た人(女性も多い)は、本当にいろいろなところで目にするので、オープン戦で活躍している期待の松井 秀喜選手も、人気的には、まだまだ、同い歳のJeterの足元にも及ばないことは間違いないでしょう!あ、もちろん、当たり前のことなのでご紹介しませんでしたが、アリーナに来ているファンの多くが、New Jersey NetsのジャージやTシャツを着ていて、そのほとんどがJason Kidd5であることを付け加えておきます。
次回観戦予定は、3月末の対New York Knicks戦。もともと、Knicksには知っている選手も多いので、楽しみですが、その頃には、今のところ、かなり危ないプレーオフ進出の行方もはっきりしていることでしょう。
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3月9日(日)  ピンチのミュージカルと安泰のクラシック
DuffySquareなかなか暖かくならないNew Yorkに追い討ちをかけるように、ただ今のいちばんの話題は、Broadwayの劇場で演奏しているミュージシャンたちのストライキ。先週が、ミュージシャンたちとプロデューサー側との労使契約の期限で、それまでに至らなかった新しい契約の締結を目指して、双方が交渉を続けていました。ところが、結局、物別れに終わり、先週金曜日より、いよいよ、ミュージシャンたちがストライキという実力行使に出たというわけです。普通の週末だったら、当日半額チケットを求める人々が長蛇の列を作るTKTSのブースにも、いたのは、「Musicians on Strike(ミュージシャンはストライキ中)」というプラカードを掲げた人たちばかりでした。ちなみに、このストライキで公演中止となっているのは、ここに看板があるミュージカル「Lion King」「42nd Street」「Les Miserable」「The Phantom of the Opera」など、有名なミュージカルほとんどで、唯一、ミュージシャンも普通のキャスト同様、衣装にメイクで登場する「Cabaret」は、他のミュージシャンと違う雇用契約なので、通常通り公演を行ったようです。それから、演奏がない、普通のOff Broadwayの公演は、通常通りです。
DuffySquareMusiciansOnStrikeBroadwayの劇場で、ストライキによる公演中止が起こったのは、かれこれ20年以上ぶりだそうですが、なぜ、こんな事態になってしまったかというと、まず、現在、大規模な劇場では、最低限雇わなければいけないミュージシャンの数が26人と決められています。プロデューサー側としては、最近、景気低迷などでお客さんの入りが芳しくないことから、この最低雇用人数を減らしたいという意向を示しました。でも、それは、イコール、今雇われているミュージシャンたちの解雇に繋がるわけですから、当然、彼らは猛反対します。それどころか、最低限雇用人数を増やしてほしいという希望すらあったわけで、両者の主張は全く相容れず、こういう結果に至ってしまったわけです。では、ミュージシャンの人数を減らしてどうするかというと、一部は録音したテープなどを使おうとしているよう。プロデューサー側は、それでも十分にいけるし、今の収入ではこういう合理化が必要と考えているわけですが、このところ高騰中の公演チケットは、正規料金だと、手数料を入れて$100近いところがほとんど。ミュージシャン側としては、俳優たちがナマで演じているのには、テープでは合わせられないし、お客さんの払っている料金は、ライブの劇をライブの音楽で聞くに値する金額であるとして、この点でも、真っ向から対立しているわけです。
結局、公演中止となれば、チケットは全部払い戻しですし、観劇のお客さんがメインの、この辺りのレストランやバーも商売上がったり。週末に凍結されていた交渉も、週があけて、月曜日から再開されるようですが、1日も早く、交渉がまとまって、ミュージカルが戻ってきてくれないと、イメージ的にも経済的にもマイナスがどんどん大きくなってしまいます。この交渉の過程や結果等については、Broadway.comに掲載されますので、チケットをお持ちの方や行方を心配している方は、チェックしてみてください。
Line
LincolnCenterで、この週末は、ストライキには関係ない、クラシック音楽の方を聴きに、Lincoln Centerに出かけてきました。いつものオペラではなく、今日は、右手のAvery Fisher Hallで、New York Philharmonicの演奏です。オペラについても、特別詳しいわけではありませんが、よりいっそう疎いクラシックにわざわざ出かけた理由は、表の立て看板で微笑む、短髪にメガネで、一見、銀行員かと見まがうばかりの真面目そうな東洋人・・・クラシック・ファンの方なら、ご存じの名チェリストYo-Yo Maがソリストとして、出演するからなのです。
YoYoMaPosterYo-Yo Ma氏といえば、映画「Crouching Tiger, Hidden Dragon(邦題:グリーン・デスティニー)」の音楽を手がけたことはあまりにも有名ですが、数年前、イエローキャブのトランクに高価なチェロを忘れて、正直者の運転手さんが警察に届けたので、大感激した話や、子供に人気のアリクイが主人公のアニメ番組「Arthur」に、アリクイのチェリストとして声の出演をしたこと、それから、去年の9月11日の1周忌には、犠牲者の名前がひとりひとり読み上げるバックで静かなメロディを演奏していたことなど、いろいろな方面で登場するアーティストだけに、ミーハーな私としては、ぜひ一度、演奏を聴いてみたいと思っていたのでした。以来、New York Philharmonicと、Carnegie Hallの出演者は結構チェックしていたのですが、なかなかタイミングが合わず、ようやく、今回念願の機会が得られたというわけです。半年ほど前にチケット購入しましたが、それでも、席は2階のサイド。かなり前にチケット完売だったらしく、当日は、ダフ屋まで出ている盛況ぶりでした。
NYPhilPlaybill今回の演目は、全てが20世紀に作られた楽曲で、しかも、作曲者が全員存命中という、かなりの現代曲ばかり、3曲の演奏でした。そのうち、2番目の曲は、もうひとりの客演であるEmanuel Axというピアニストがソロを務める曲だったため、Mr.Ma(パンフレットでは、こう呼ばれていました。)はお休み。最後は、中国三千年の楽器が登場し、それを操るいずれも若手の中国人演奏家が加わって、にぎやかな曲で締めとなりました。感想としては、まず、とにかく新しい曲だったので、パーカッション系がたくさん登場して毛色が変わっていたのと、クラシックとは違う、不協和音にしか聞こえないような音の組み合わせがあったりして、新鮮でした。ナマで見るYo-Yo Maは、テレビ通り、手足が長くて背が高く、東洋人とは思えないスタイルのいい人で、演奏中の身振りも大きく、また、自分が演奏していないときも、手でリズムを取ったり、演奏しているバックの人たちの方を見たりと、とにかく陽気でエネルギッシュな雰囲気を発散していました。彼は、中国人の両親の間に生まれたものの、フランス生まれのNew York育ちですから、その辺りは、やっぱり、普通の東洋人とは全然違うのでしょうね。本当は、クラシックのチェロ協奏曲かなんかを聴いてみたかったけれど、自分の名前があれば人が集まるから、若手作曲家の曲を取り上げ、若手演奏家のために共演したと思われる今回の公演は、ある意味では、とっても、Mr.Maっぽいのかな、なんて勝手に思ってしまいました。
※Broadwayのストライキは、市長の仲介もあって、11日に無事解決しました!
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3月7日(金)  WTC再開発と周囲の復興
SnowySoho3月だというのに、また、少しまとまった雪が降ってしまいました。今回は、3インチ(約7.5cm)と、たいした量ではなかったものの、日中の気温は0℃をほとんど超えず、おまけに風も強かったため、かなり寒かったです。ちょうど、友だちとランチの約束をしていたので、SOHOまで出かけましたが、お昼時がいちばん雪が激しかったようで、ただでさえ狭くてボコボコの通りには、通る車も少なく、皆、ちょっと外出を控えているみたいな感じでした。Manhattanの人通りの多いところは、さすがに前回の大雪の名残りがほとんどなくて、今回積もった雪だけでしたが、それでも、あたりはかなり白く覆われていました。今年に限っていえば、もう慣れっこになってしまったために「たいしたことない」で済んでしまいますけれど、例年だったら、これくらいでも、十分「結構降った」部類に入るでしょう。
WTCSiteその「たいしたことない」気分から、地下鉄で数駅だったので、久しぶりにWTC Siteまで、足を伸ばしてみました。StPetersChurchもう、かなり前から、地下部分の整備と工事?がずっと行われていて、ますます、ただの建築現場みたいな雰囲気が強くなっていました。さすがにこの天気では訪れる人の数も少なかったのですが、すっかり通路が出来ていたLiberty Street側には、在りし日のWorld Trade Centerの風景や一緒に撮った人々の写真やメッセージなどが集めて貼られていて、それに見入っている人たちが何人かいました。メッセージといえば、展望用のプラットフォームがあった頃、その入口のすぐ横にあった教会、St. Peters Churchのフェンスには、ここを訪れた人々がメッセージや星条旗、ぬいぐるみといったお供え物を残していっていたのを、ご覧になった方も多いと思います。先日、それらは全部、係りの人によって片付けられてしまいました。雨風にさらされていたので、かなり汚れてしまっていたものなどもありましたが、おそらく、新しくできるメモリアルとか、博物館などの類に納められるのでしょう、ひとつひとつ、ていねいにダンボール箱に閉まっている様子を、ローカルニュースで放送していました。
StudioDanielここに行ってみた理由のひとつは、先週、この跡地に建設するビルのデザイン案が決まったからなのでした。Lower Manhattan Development Corporationによって、発表された案は、Studio Daniel Libeskindによるご覧のデザイン。2月中に、このデザインとともに、Thinkというグループの案のひとつで、私が最初に気に入っていたデザイン(詳しくは、1月の話題をご覧ください。)が、最終候補の2案として残っていましたが、最終的には、Mike Bloomberg市長も、Geroge Pataki州知事も気に入っていたという、こちらの案が採用されました。最終候補はどちらが選ばれてもそうだったようですが、ここには、500mを超える世界最高のノッポビルが建つことになりました。左の模型だと、左手奥にある、先が尖った細い塔みたいなビルがそれにあたります。前に、全ての候補作をご紹介したときにも書きましたが、最終的に選ばれたこのデザインも、他のデザイン同様、ビルの形が普通の直方体ではなくて、かなり変わっています。模型で見る限り、不思議な形のビルがいくつもあって、なんだか落ち着きが悪いようなイメージがあるのですけれど、きっと、この巨大なビル群が完成し、見慣れてしまえば、違和感がなくなるのでしょう。ただし、スケジュールとしては、今年の9月11日までに、追悼記念の建築物を、また国際コンペで選び、それが決定してからの着工となるらしいので、全て完成する予定までには、あと10年くらいかかるそう。さすがに、その頃には、もうアメリカにはいないだろうと思いますが、そういいつつ、いたりして・・・
NewBatteryParkBuildingSnowyWFCViewこの決定発表会を行ったWorld Financial Centerには、詳しい模型が展示してあるかな?と思って、アトリウムのWinter Gardenまで行ってみましたが、準備中で展示エリアには、幕が下ろされていました。Winter Gardenから西側の外に出ると、目の前はHudson Riverで、ここのの遊歩道は、夏はとってもにぎわう水辺の憩いの場ですが、真冬の今はフェリーを使う人が通るだけ。しかも、前回から除雪をしていないようで、かなり深く雪が降り積もっていました。そして、遊歩道のすぐ北には、建設中の巨大な建物。これは、あのテロ事件以来、初めて、このエリアに建設される住居用のビルディングなのだそうです。電気代を安くおさえられるような最新設備が整っている個々のアパートは、1ヶ月の家賃が2,400ドルからだそうです。一時の家賃高騰が落ち着いたわりには、まだまだ高いお値段ですね。もっとも、この辺りのアパートは、環境の好さとセキュリティの高さから、もともと高級アパートが多く、間取りもそれなりにあったりするので、新築だったら、そんなものなのかもしれませんね。WTCSite
上の写真を撮りに遊歩道をちょっと歩いたときは、私たち以外、人っ子ひとりおらず、川辺の吹きっさらしの風が冷たくて、寒いこと、寒いこと!建築現場が見える位置まで出ると、超ズームで撮って、すぐ、建物の中へと退散してしまいました。夏は涼しさを運んでくれるHudson Riverの風ですが、冬は、特に今年の冬はとんでもない冷たさになります。あの新しいアパートも、その辺りは工夫してあるのでしょうね、きっと。WTC Siteの方へと戻り、思わず、暖かいCentury 21へと逃げ込んでしまいましたが、ふと見たら、雪の中、黙々と作業が続けられていたWTC Siteに掲げてある星条旗は、まだ半旗のままでした。でも、テロ事件のお供え物が片付けられ、新しいWorld Trade Centerのデザインが決まり、住居施設が拡張され、あの悪夢からまもなく1年半、いちばん大きな打撃を受けたこのエリアの復興も、着々と進んでいるようです。
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3月5日(水)  New Yorkerのよく行くお店
DKNYPinkBanaRepPink日差しは心なしか柔らかく、春めいてきたような気もする今日この頃。でも、いざ外に出てみると、まだまだ風は冷たく、冬物のコートが手放せません。とはいっても、最近、気候の変化がものすごく激しいNew Yorkのこと、いつ、ポカポカ陽気になるかわからないので、そろそろ春物を出しておかないといけません。と、同時に、早くもセールが始まってしまっている今年の春物も、少し買い足したりするのでした。今年は、なんだかピンクが流行色みたい。シンプルなナチュラル・カラーが定番のBanana Republicも、ウインドウのバックまで色を揃えて、らしくないピンクのパンツやコートを展開しています。どちらかというと、モノトーンとかはっきりした色のイメージが強いDKNYも、ショーウィンドウ一面に大きく引き伸ばした花の写真を散りばめて、これまた、らしくないピンクのワンピースを飾っていたり。しいていえば、シンプルなラインのものをモノトーンと合わせて、カワイイよりカッコよくピンクを着こなすのがNew York流?なのでしょうか。でも、白人の肌色に映えるちょっと青みがかった色は、どうやっても私たちには合いにくく、結局、もうひとつの流行色と思われる、元気めな明るいブルーのラインナップの方に食指が動くのでした。
ZagatSurveyShopping季節ごとに変わるショーウインドウを眺めているだけでも楽しいNew Yorkでは、観光でいらっしゃる方々の大部分が楽しみにしているのが、ショッピング!といっても過言ではないでしょう。日本のガイドブックや、ときどき組まれる雑誌やテレビの特集でも、ショッピング・スポットの比重はとても大きいですものね。日本の友人やHP読者の方から「こんなのが出てたよ。」と教えてもらうことも、実は、かなり多いのです。こちらでも、ショッピングを扱った雑誌やガイドがないこともないのですが、見やすく、わかりやすくまとめてあるのは、日本のものの比ではないので、今でも日本のガイドブックをよく参考にする私なのでした。そして、今、ちょっと話題になっているのは、先ごろ発売されたばかりの「ZAGAT SURVEY NEW YORK CITY SHOPPING」。レストラン・ガイドとして有名なZAGAT SURVEYの新しいシリーズです。このガイドも、レストランと同様、New Yorkにある小売店を一般人が評価したものを、30点満点のレーティングにしてまとめたもので、評価対象は「Merchandise=商品」「Presentation=プレゼンテーション」「Service=サービス」の3つで、それに高い安いを表した「Cost=値段」が加えられています。対象は、New York Cityにある小売店すべてなので、何を売っている店と特定されておらず、掲載されているお店の数は2,000店以上!すっかり忘れていたのですが、私もオンラインで投票していたので、発売と同時に、うちにも送られてきました。
Bloomingdales個々のお店の評価については、Cartierの商品の評価が30点満点29だったり、Van Cleef & Arpelsのサービスが27という「それはそうでしょうねえ・・・」という高級店の高い評価に納得しつつ、Century 21の商品が22というのに???だったり、細かく見出すといろいろあってあって、とても、全部紹介しきれませんが、「New Yorkerのよく行くお店」を表していると思える、「Most Popular」のカテゴリーがなかなか興味深かったので、ちょっとご紹介してみます。
まず、第1位に輝いたのは、デパートのBloomingdale's。日本のデパートほどの充実度はないように思いますが、それでも、扱っている商品のバリエーションが多いため、デパートに足を運ぶ人は多いとみえ、他のデパートも、軒並み50位内にランクインしていました。個人的にも、デパートの中では、やっぱり、Bloomingdale'sがいちばん気楽に見られて、かつ、それなりの品揃えなので好きかなーと思っていたので、皆、同じなんだ!とちょっとうれしくなりました。もっとも、商品は23となかなか高レートなものの、サービスは14とやや低めで、それでも、Macy's9(!)よりはマシだから、仕方なし・・・なのでしょう。
GAPAnnTaylor上でご紹介しているBanana Republicは、堂々7位とベスト10入りで、おなじみのGap20位お気に入りショップでもご紹介している、Ann Taylor Loftは、本家のAnn Taylor17位に次いで、18位と健闘。この辺りは、店舗数の多さから、立ち寄る人が多いということなのでしょう。他では、ディスカウントのCentury 21が、他のデパートを差し置いて、Bloomingdale'sに次ぐ2位というのも、すごいところ。一時の人気は、ちょっと衰えたかな?というH & Mも、まだまだ健在のようで、13位と意外と?上位でした。
下に「ベスト20」だけ掲載しましたが、ご覧いただくとわかる通り、高級店も入っているものの、やっぱり、庶民的なお店が多いのが特徴。これが、「観光客に人気のお店」となると、きっと全然違うのだと思いますが、住んでいると、まあこんなものです。皆さんのお気に入りのお店は、入っていましたか? 上位のお店は、それだけNew Yorkerの割合が多いということだと思いますので、「New Yorker気分で買い物ができる店!?」ということかもしれませんね。


  1. Bloomingdale's
  2. Century 21
  3. Saks Fifth Avenue
  4. Bed Bath & Beyond
  5. Barneys
  6. Macy's
  7. Banana Republic
  8. Bergdorf Goodman
  9. Anthropologie
  10. Costco Wholesale


  1. Metropolitan Museum of Art
    Gift Shop
  2. ABC Carpet & Home
  3. H & M
  4. Henri Bendel
  5. Kate's Paperie
  6. Loehmann's
  7. Ann Taylor
  8. Ann Taylor Loft
  9. Tiffany & Co.
  10. Gap
のショップについては、お気に入りショップでご紹介しているので、
よかったらご覧くださいね。
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3月1日(土)  春スキー
Ohinasama3月になりました。結局、New Yorkにしては、大雪&極寒だった2月は、観測史上4番目に雪が多く8番目に気温が低い、記録的な気候だったのだそうです。4番目や8番目だったら、たいしたことないと思いきや、上位の記録は、ほとんど戦前のものだったりするので、最近では、最も厳しい冬だったということになります。ホント、出歩くのは辛かったですものね。だから、暦が変われば、すぐ春が来る!というわけでもなく、この寒さは、まだしばらく尾を引きそうで、New Yorkの春の到来は、まだまだと、テレビのお天気キャスターが言っていました。気分的には、そろそろ春支度をしたいところなんですけれどもね。3月といえば、ひなまつり!また、フェルト製のおひなさまを引っ張り出して、飾りました。ピンクの花は、珍しい、花びらにギザギザのないカーネーション。こういう種類みたいなのですが、ちょっと豪華になった梅か桃の花!?みたいな雰囲気があります。
HunterMountainさて、今週末は、今シーズンの滑り納めに、日帰りスキーに出かけてきました。日帰りスキーといえば、車で2時間ほどで行けてしまうHunter Mountain。スキー板を買ったときに、今シーズンのみ有効の無料リフト券をもらっていたので、それを使いたかったということもありました。朝、超早起きして、夫の同僚とともに3人で出発、道は快調で、途中で朝食を取ったりしても、10時頃にはゲレンデに到着しました。貼り付けた文字が暖かい日差しでめくれかけている看板が、スキーシーズンも終わりに近づきつつある、ちょっと疲れた?感じ。さっさと着替えて荷物をロッカールームに置き、早速、滑り始めました。
HunterMoutainLiftつい2週間前の雪嵐Blizzardでは(New Yorkを襲った大雪について、詳しくは2月の話題で。)、New Yorkの北部のこの辺りだって、ずいぶん降ったでしょうに、気温がすっかり上がってしまったからか、リフトでかなり上の方まで上っても、ご覧のように、斜面に岩肌が見えてしまっているような状態。週末は一時的に気温がかなり上がったため、雪も解け始め、ややシャーベット状態のところもありました。2月に行ったKillingtonに比べれば、だいぶ南ではあるものの、それにしても、わずか2週間前は、極寒スキーだったのに、今日の雰囲気は、もう、すっかり春スキー。途中でひと休みした、頂上のロッジは、入口のところの雪がすっかり解けてしまっていて、普通ならスキーを差しておくのに、それが出来ずに、壁や大きな岩に立てかけたりしなくてはなりませんでした。スキージャケットを着ずに、フリースやトレーナーだけで滑っている人もたくさんいましたし、写真を撮り損ねてしまったのですが、頂上付近で、デッキチェアーを出し、フラミンゴの置物や小さなヤシの木!?を置いて、日光浴を楽しむ、目立ちたがり屋さんも出現。確かに、ちょっと滑っても、すぐ汗をかいてしまうような陽気でした。
HunterBaseLodgeふもとのベース・ロッジでも、屋外に出したベンチがいつも大にぎわい。ひと休みしたり、待ち合わせしたりする人たちが、たくさん、たむろしていました。雪のコンディションはそんなによくはありませんでしたが、解けた雪が凍ってガリガリというわけでもなく、べチャべチャというほどまでは解けてはいなかったので、この天気でこれなら、そう悪くはなかったのでしょう。日帰り圏内のスキー場とはいえ、リフトが4時に止まってしまうので、そこで止めるしかありませんでしたが、やっぱり、山の天気はわからないもので、終わり頃には、天気が一変、雪が比較的激しく降り始めました。すっかり、春スキー気分だったのは、日中のほんのひとときだけだったみたいです。ここのスキー場は、降雪機も備えているので、4月末までオープンしているよう。これから、少しずつ暖かくなっても、今年は、もう十分な積雪があるから、このままなんとかいけてしまうのかもしれませんね。
Hunter Moutainについて、行き方やコースなど、詳細はhttp://www.huntermtn.comにて。日帰りのメッカだけあって、スノボの若者や上手な年配者など、ファミリーよりも、スキー慣れした少人数グループなどが多いスキー場です。お肌的にも雪焼けが怖い!私は、これが今シーズンは最後のスキー、ウェアや板、靴は手入れをして、来シーズンまでサヨナラです。
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