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WHAT'S UP ? in New
York

July, 2001 

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●星条旗だらけの街
●Happy 4th of
July!!
●カナディアンロッキー旅行報告
●大にぎわいの「HBO Bryant Park Summer Film
Festival」
●ウィルス・メールにご注意!
●地下鉄路線の大?変更

- 7月30日(月) 地下鉄路線の大?変更
今年の日本は猛暑だそうですが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか?さて、ちょっと気温が下がって過ごしやすくなった週末、夫の学生時代の友人が遊びに来ていたので、久しぶりにBrooklyn
Bridgeを渡ってきました。この週末は、最高気温でも25℃以下で、川の上を渡る風はなかなかの気持ちよさ。暑いこの季節には、ランニングやサイクリングの人がメインの橋の上も、大勢人がのんびりと散歩を楽しんでいました。もちろん、川向こうからManhattanの景色を楽しんだし、ちょうど橋の下で開催中だった無料のモダン・アートArt in the Anchorage
2001も鑑賞(体験?)できたし、Brooklynに行ったら、絶対欠かせないJacques Torres
Chocolateにも寄って(Jacques Tres
Chocolateについては、4月の話題でご覧ください。)お気に入りのマカデミアナッツ・チョコレートを買って来たしで、いつもにもまして、なかなか有意義な散策でした。
で、短くまとめてしまったのは、今日の話題はこのNew Yorkに架かる橋でいちばん古くて美しいBrooklyn Bridgeではなくて、その少し北に架かっているManhattan
Bridge、写真の青い橋です。ここは、自動車が通っている下の部分を地下鉄の線路が通っていて、よく目を凝らすと、銀色の電車が通るのが時々見えます。ちょっと見では、どこを工事しているのかよくわかりませんでしたが、先週の月曜日22日から、この橋の改修工事に伴い、New
Yorkerの足である地下鉄の路線に大きな変更がありました。日本の一部メディアでも伝えられたそうですので、この変更について、お知らせしておこうと思います。
まず、ポイントとしては、この変更は、Manhattan
Bridgeを通る路線である●B ●D ●Q
のみに関するものであること。●B ●D
の2ラインは、北のBronxからManhattanまで、今まで通り来ますが、34th
Streetが終点となり、それより先に行きません。●B ●Q
のQueensから来るルートが運転中止となり、●Q の代わりに、57th
Streetが始発となる ●Q ●W が新設され、Manhattan
Bridgeを通ってQueensへと行きます。ただし、Manhattan内のルートが従来の ●B ●Q
とは異なります。また、同じように、Queens→Manhattan→Queensと通っている●F
というラインがありますが、これは全く変更ないため、たいていの駅には●F
で行くことができます。唯一、●B ●Q
のみの停車駅であったGrand
Streetだけには、最寄りのBradway-Lafayetteで乗り換えてシャトルの利用となります。
と手元にある今回の変更を説明したパンフレットと地下鉄の地図を見ながら文字で書いてみましたが、実際にはなんのことやらさっぱり???ですよね。要は、行きたいお店や場所の最寄駅が地下鉄●B ●D ●Q
のいずれかを利用とあったら要チェック!違う路線で行くことになる可能性もあるので、地下鉄のブースや観光局の窓口などで、最新の地下鉄マップ(2001年7月改定版)を入手してちゃんと確認することをおすすめします。今回の変更点だけをまとめたパンフレットは駅の他、バスの中などにも置いてあります。
そして、これらの詳しい説明については、Metropolitan Transportation
Authority(MTA)の中のManhattan Bridge
Service
Changesで、地図入りで詳しく説明していますので、関係ありそうな方はぜひこちらをご覧ください。最新の地下鉄マップも、上記MTAのページから参照可能。改修工事の終わる2004年まで続く、この路線変更がNew
Yorkerに大きく影響するのは、QueensがNew York
Cityでいちばんの住宅地で、通勤に地下鉄を利用している人がたくさんいるから。Manhattan内でだけ利用する分にはそんなに影響ないかもしれませんが、ふだん地下鉄をよく使う方は、念のためにチェックしておいた方がよさそうです。
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- 7月26日(木) ウィルス・メールにご注意!
New
Yorkに全然関係ない話題なのですが、最近、あまりにひどいのでちょっと皆さんにもご報告。7月20日頃から、にわかに巷で話題になっているコンピュータ・ウィルス『SirCam』のことは聞いている方も多いかもしれません。電子メールに添付されて送られてくるこのウィルス、発生以来、ほとんど毎日、私のメールアドレスに送付されてくるのです・・・最初は、タイトルが文字化けしていたりするし、メールを開いてもなんのことやらわからないので無条件に削除していました。ところが、同じ送信者(基本的には外人)から何回か送られてきたので、これはどういう意味があるのだろう?と、途中でやめましたが、一度は開けようと試みかけたことすらありました。そのうち、ニュースなどで大騒ぎになり、事の次第を知り、あわてて全て削除し始めたのです。それでも、あやしげなメールは次々送られてきます。あるときなんて、「6通の新着メールがあります。」とあったので受信してみたら、そのうち4通がそれらしきもの。このMichael某さん、本人は知らずに送っているのでしょうけれど、1ヶ所に4通も送らないでほしい・・・
で、あまりに送られてくるので、その内容を公開してしまいます。メールのタイトルは様々ですが、内容は皆、左の通りです。添付してあるファイル名も様々ですが、拡張子(.doc
とか .txt などのファイルの属性をあらわすもの)が複数連なっているのが特徴らしいです。
「HI! How are you? I send you this tile in order to have your
advice. See you later. Thanks.
(元気?
あなたのアドバイスが欲しくて、このファイルを送りました。じゃあね。)」
っていうこのメッセージが友だちぶってていやらしいですよね。えっ、なんだろう?と思わせて、ファイルを開かせるのが彼らの狙いなのですね。それで、そのウィルスがどういう悪さをするかですが、
「コンピューターに感染すると、サーカムは任意の数字を生成する。そして、50分の1の確率で、感染したコンピューターのハードディスク――ただし、米マイクロソフト社の『ウィンドウズ』がインストールしてあるハードディスクだけ――を一連のテキストで満杯にしてしまう。
(7月26日付け YAHOO!Japanより)」
なのだそうです。とにかく、知らない人からの添付ファイルは絶対に開かないこと!に限りますね。このウィルス、添付ファイルをクリックしただけで感染するとかいう記事もあったのですが、もし本当にそうだとすると、最初の頃、クリックくらいした気がする私のPCもヤバイかもしれない・・・もちろん、このウィルスのワクチンプログラムは実行しましたが、感染はしていなかったようなのでした。万が一、しばらくHPの更新がされなくなったりしたら、PCが死んでしまったと思って哀れんでやってくださいね(ないと思うんですけれど・・・)。『SirCam』ウィルスについては、YAHOO!Japan
トピックス「PCウィルス」などで情報提供しています。心当たりのある方はいますぐチェックしてみてください。
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- 7月24日(火) 大にぎわいの「HBO
Bryant Park Summer Film Festival」
なんとか大自然ボケ(!)も治りつつあり、もとの生活に戻りつつある今日この頃、New Yorkの夏の風物詩のひとつであるHBO
Bryant Park Summer Film
Festivalに出かけてきました。このイベントは、毎年6月中旬から8月下旬にかけての毎月曜日、42nd StreetにあるBryant
Parkで行われる夏の無料屋外イベントのひとつ。上映されるのは基本的にはクラシック映画ですが、ミッドタウンの中心という便利な場所であるうえ、芝生に敷物を敷いて、飲んだり食べたりしながら、のんびりと夏の夜空の下で映画を観るという雰囲気がとても楽しいので、大人気イベントのひとつではあります。私たちも去年、「Gone with the
Wind(風邪と共に去りぬ)」を観るのに連日通ってすっかり気に入ってしまい、今年も出かけたのです。(去年の様子は8月のWhat's
up?でご覧くださいね。)
去年はちょうど雨がちの時期だったからか、出かけた2日間とも、夫が会社から帰宅後、一緒にNew
Jerseyのわが家から出かけてきても、十分、芝生の中に座ることができました。友だちと出かけた今回は、天気がよかったし、ちょっと早め・・・と6時過ぎにサンドウィッチなどを買い込んで現地に着いたら、びっくり!!!すでにご覧の通りの混雑ぶりだったのです。中央の格子みたいなのが大スクリーンで、上映時にはこれが閉じて平らな板状になります。それでも、女性ふたりくらいならどこかに入れてもらえるかも・・・と芝生の中の隙間を探してみましたが、一面にそれぞれの敷物が重なりあって敷かれている状態で、緑色の芝生の面がまったく見えません。去年が特別空いているときだったのかもしれませんが、それにしてもこの混雑ぶりというかフィバーぶりはたいしたもの。映画を観るというより、単にみんなで騒ぐために集まっているという雰囲気の人たちも結構多いような気が・・・結局、スクリーンからはかなり遠い、裏にあるNew
York Public
Libraryの建物のすぐ近くにスクリーンと逆向きの空いているベンチをみつけ、とりあえず、映画が始まるまでそこに座って持ってきたものを食べたりしていたのでした。
お決まりの短いマンガ映画の後に上映された今日の出し物はヒッチコックの名作「Rear Window(裏窓)」。ヒッチコック映画の常連James
Stewart(写真左)が足をケガをして家から出られないカメラマンを演じ、自宅の裏窓から殺人事件を目撃してしまったことから、モデルの恋人Grace
Kelly(写真右)や家政婦さんと協力して、その犯人を追うというスリラー。座っていたベンチの背に持ってきたバスタオルを敷いて座って観ましたが、とにかく遠いので、時々スクリーンが遮られてしまったり、近くでワイワイやっている人たちの声が大きくて音が全然聴こえなかったりしました。それでも、セリフがわりと少なく、全体的な映像で見せるヒッチコック映画だったのは助かりました。この映画ちゃんと観たのは初めてでしたが、それにしても、若かりし頃のGrace
Kellyの美しいこと!いつでもキメキメの衣装で登場し、立ち姿もアパートの外壁をよじ登る姿さえも優雅でした。お尻がちょっと痛くなったけれど、結局、11時くらいになった最後までちゃんと観てしまいました。
HBO Bryant Park Summer Film
Festivalは、8月20日まで、毎週月曜日。上映開始は日没後なので、だいたい8時半〜9時の間です。芝生でのんびり観ようと思ったら、お天気がよい日は、早めに行って場所取りする覚悟が必要かも・・・あるいは、上映開始ギリギリに立ち見覚悟で行ってみると、意外と途中で引き上げる人がいたりして、いい場所を確保できてしまう場合もあるようです。上映作品など詳細は、Bryant
ParkのHP、http://www.bryantpark.org/でチェックしてみてください。
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- 7月16日(火) カナディアンロッキー旅行報告
ごぶさたしておりました。7月6日より、夏の旅行で両親と一緒に、カナダのBanff・Yoho・Jasperの3つの国立公園、いわゆるカナディアンロッキーをめぐる10日間の旅行に出かけていました。なんやかやで、カナダには毎年旅行しているものの、カナディアンロッキーはもちろん初めて。今回の旅行は、年齢のわりにはかなり丈夫ながらも、一応はシニアである私の両親と同行だったので、スローペースののんびりした旅になるかと思いきや、全然そんなことはなく、毎日ハイキングを楽しみ、ドライブをして、夜はAlberta州の名物であるビーフステーキなどを堪能・・・とかなりハイペースに過ごしてしまいました。山の天気は変わりやすいからと、フリースや厚手のセーター、フード付きのジャンパーなどの防寒具や雨具も持ち込んでいましたが、幸い、お天気は終盤一時崩れただけで、ほとんど晴天!おかげで美しい山や湖の景観はもちろん、今が花盛りの高山植物や、期待していた動物ウォッチングもちゃんと楽しめました。
天気がよかったので、湖の周囲などを歩く軽いハイキングはほとんど欠かさず毎日。こじんまりしているけれど設備が整っていてきれいなロッジがとってもよかったMoraine
Lakeでは、Naturalistという専門のガイド同行のハイキング(結構きつかった・・・)に参加したうえ、カヌーにも初挑戦。ロッジの宿泊者は無料だったこともあり、すごく気持ちよくて、予定を大幅に越えて2時間近く、湖の上で過ごしてしまいました。
また、旅行のメインイベントのひとつであったColumbia
Icefieldは、たまたま大人数のツアーの時間と同じになったので、日本人のガイドさんによる観光ができて、特に両親は大喜び。大きなタイヤの氷上車も、どんな季節でもその厚い氷の上を歩けるという氷原も、想像していたのと大きくは違いませんでしたが、やっぱり感動しました。大氷原の氷は本当に透き通った水色だったし、その間を流れる冷たい水をペットボトルに汲み、その後ドライブ中にみんなで味わいました。
Banff National
Parkでは、リスなど小動物しか見られなかった野生動物も、Jasper National
Parkに入ると一気にたくさん目撃することができました。特に、アメリカの国立公園でも何回も見たElkは、宿泊したJasper Park
Lodgeの敷地内にまでわんさかいて、最後の方はちょっと目撃するありがたみ(?)が薄れてしまったくらい。特筆すべきは、ほとんど目にする機会はないといわれているWolf(オオカミ)が路上を渡るところに行き会ったのと、Maligne Valley
Roadという湖に向かう山道を堂々と歩いたり、並んで座っていたりしたBighorn
Sheepを大量に見たことでしょうか。やはり、動物が行動するのは朝か夕方なので、わざと夕方にそれらしい地域を車で走ってみたり、散歩してみたりしたのが功を奏しました。
また、今回は途中から気付いて、花盛りの高山植物の写真を撮り始めたりしたので、写真の枚数は全部で約550枚!持って行ったパソコンに落としつつ、撮りまくってしまいました。両親が早めに寝てしまった日や、飛行機の待ち時間にまとめたりしたので、野生動物と高山植物の写真図鑑だけ、一足先にほぼ完成済み。近日公開いたします。旅行記の方はまだちょっとかかりそうです。(Chicagoもまだ完成していないし・・・)
最後に、今回の旅行で大変なトラブルとなったのが、飛行機でした。NewarkからChicago経由でCalgaryに入り、帰りはEdomontonからToronto経由でNewark迄で、基本的には全てAir
Canadaを利用しましたが、最近、スケジュールが大幅に変更になったらしく、往復ともチケットに印刷されている便名や発着時間が実際に運航しているものと違っているという有り様。行きはChicagoでの乗り継ぎ時間がほとんどなく、次の便に乗り換えてくれるボランティアまで募ってなんとか4人一緒に乗ったものの荷物が到着せず、午前中に着いたCalgaryに夜まで足止め状態。更に、帰りはVancouver経由で日本に帰る両親の乗る便が大幅に早い時間に変更、これもなんとか飛び乗ったものの、スーツケースのひとつが成田に到着しないという悪夢が再び・・・個人的には、今まで荷物が出てこないなんていうトラブルを一度も経験したことがなかっただけに、1回の旅行でこんなことが2回もあるなんて、ちょっと驚きというかあきれてしまいました。これからAir
Canadaをご利用になる皆さん、くれぐれも余裕をもったスケジュールで空港に行って、便名などはよーくチェックして注意してくださいね。
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- 7月4日(水) Happpy 4th of
July!!
Happy 4th of July !!
アメリカ人の大好きな独立記念日を迎えました!エンパイア・ステート・ビルディングのライトアップも、もちろん、アメリカ国旗の3色赤白青のライトアップに輝いていました。わが家では、この後一緒にカナディアン・ロッキーの旅行に行くため、私の両親がこのタイミングでNew
Yorkに滞在中。ところが、先日も書いた通り、今年のMacy's主催の花火は、Manhattanの東側、East
Riverでしか上げられないので、うちからゆっくり見物しようというもくろみは、もろくも崩れ去ってしまいました。過去数回の経験から、一番の見物場所である川べりを走る高速道路FDRで見るには、開始時間の2時間近く前に行かなくてはいけないし、今日の天気予報は、夜に雷雨の確率高しという最低に近いものだったので、少し前からどこかよい場所はないかと、ネットや新聞などで探していました。
それで、今回、決定した見物場所が、春のお花見でご紹介したRoosevelt
Island(お花見の様子は4月の話題でご覧くださいね)。East
Riverに浮かぶ中洲のような島です。Manhattanからは、59th
Streetあたりの乗り場から乗るトラムというロープウェイみたいな乗り物で行きます。なので、花火の打ち上げ場所である23rd 〜 42nd
Streetあたりより少し北になるのですが、島の最南端に特設見物場を作ってあって、椅子もあるとのこと。15ドルの入場料はちょっと高いかな?と思いましたが、両親と一緒なので、開始時間前に行っても椅子に座っていられるのなら大丈夫と、当日、トラムの駅でチケットを購入しました。
昼間はすっかり晴れて気温も上がり、本当に雨が降るの?というような天気だったのですが、予報通り、だんだんと空が雲に覆われつつある午後8時頃、早めの夕食を終えトラムに乗って島に向かいました。川向こうのQueensからは、橋が渡っているので、地下鉄もトンネルも通っていますが、Manhattanからは、このトラムが唯一の交通機関。なので、今日のトラムは、今までみたことないほど混んでいて、2台がピストン運動状態で島と59th
Streetを行き来していました
Roosevelt Island Fireworks
Festivalという名前が付いているらしい会場には、空き地にずらーっと折りたたみの椅子が並べてあり、スピーカーが何ヶ所かに設置されていて、テントの中ではジャズなどを演奏していました。入場料を払うから、そんなに人はいないだろうというのは甘い考えで、最南端に近い方から、かなりの椅子がすでに人で埋まっていました。あいにく、雨も降り始めていましたが、カサや折りたたみのフード付きジャンパーなどを持っていた私たちは、それらを着込み、椅子に座って花火の開始を待ちました。
公称の開始時間が9時15分、いつも通り(?)それより遅れること10分ほどで、花火が始まりました。今年の花火は、マイクロチップを内臓したハイテク花火だと、ニュースなどで担当者がさんざん自慢していましたが、始まってしまうといつもとあんまり変わらない!?

今までは、1ヶ所か、せいぜい2ヶ所くらいから打ち上げる花火しか見たことがありませんでしたが、この場所からだと、East
Riverの4ヶ所から打ち上げられる花火が全部見えるのが壮観でした。ただ、距離的には思ったよりちょっと遠かったのと、雨雲に遮られて花火の光がこもってしまったようになり、迫力的にはいまひとつ。それでも、色々な彩りの花火や、文字を描いたものなども登場し、会場からは大きな歓声が上がっていました。会場の係りの人から、「花火は座ったままで十分見られるから、みんな、立ち上がらないでね。」という注意が何回かあったので、興奮しつつも、誰ひとりとして立ち上がらず、ゆっくり見物できたのはなかなかよかったです。
あと、しいていえば、今までほとんど見えなかった下の方で噴き上がるタイプの花火や、発射台の後方にいる自由の女神(ズーム写真はこちら)が見えたりしたのは、ちょっと収穫でした。テレビだと、そういうところまでくまなく写してくれるのですけれど、現地に行ってしまうと、やっぱり頭上の花火しか見ることはできませんから。相変わらず、すごい勢いで花火を打ち上げまくり、ちょうど30分でおしまい。もうこんなもんかと慣れてしまいましたが、やっぱり情緒や風情を楽しむ日本の花火とは違うとつくづく感じます。帰りもフル稼働のトラムに乗るのに1時間近く待って、ようやくManhattanに帰り着くころには、再び激しい雨が降り出していました。確か、前もこんなタイミングで雨が降り出したような気がして、花火の間はなんとか天気をもたせてしまうアメリカ人の愛国心の強さというか念力を、またまた感じた独立記念日でした。
尚、Roosevelt Island Fireworks Festivalは、Roosevelt Island Operating
Corp.の主催のようです。毎年やっているのかどうかは定かではありませんが、ご興味ある方は、時期が近くなったらHP(http://www.rioc.com/)をチェックしてみてくださいね。
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- 7月3日(火) 星条旗だらけの街
7月になりました。7月といえば、やっぱり一大イベントは、4日のIndependence Day!!。New Yorkでは、Macy's主催の盛大な花火が有名。去年は引っ越したばかりのわが家からもHudson
Riverに上がる花火がよく見えて、蒸し暑い天気の中、冷房の効いた室内からというかなり快適な花火見物が楽しめました。(詳しくは去年のWhat's
up?をご覧ください。)ところが、独立125周年記念の今年の花火は、規模として過去最大であるにもかかわらず、Manhattanの東側、East
Riverでしか上げられないことが判明しました。今年も家から花火見物ができるとてっきり思っていた私は、自分の両親をこのタイミングでこちらに呼び寄せたのですが、そうは行かないと知って大慌て。明日の花火見物は、よい場所を物色中です。一応、いくつかアテはあるんですけれどもね・・・
それで、もしかしたらお天気もイマイチの可能性があるらしいし、花火レポートはお届けできないかもしれない!?ので、最近、街中を歩いて発見した独立記念日らしい映像をご紹介しておきます。まずは、お店の連なる五番街。普段から星条旗が多い通りなのですけれど、今週はどこもかしこも星条旗だらけ。ミッドタウンあたりの通りを見渡すとちょっと圧巻!です。
そんな星条旗が立ち並ぶお店のひとつ、高級デパートSaks Fifth
Avenueには、こんなかわいいお菓子が並べてありました!クッキーの上には、ヨットや錨の絵が描いてあって、中央のケーキの上にはやはりマリン系の小さな飾りが乗っかっています。こうやって並べてあるととてもかわいいし、おしゃれですが、味はきっとアメリカっぽくてあんまりなんでしょうね。値段は見なかったのですけれど、まあ高級デパートですから、1枚5ドルくらいはするのでは?もちろん、飾りのリボンは赤のストライプと青の星条旗柄。
ちょっとキョーレツなのが、Grand Central
Terminalの中に入っているコスメティックスのDouglasのウインドウ。ここのお店は、店長の趣味なのか?いつも季節のイベントごとに、わりと過激めなマネキンのディスプレイを飾っています。独立記念日バージョンは、青と赤のカツラをかぶったマネキンが星条旗模様のドレスを着てました。一瞬、服飾関係のお店なのではないかと錯覚してしまいますが、ごく普通の化粧品店で、普通のブランド物などを置いています。
いよいよ明日は独立記念日。去年は、花火に加えてOpSail
2000という、世界各国から集まった帆船のパレードがHudson
Riverであったりしたものですから、わが家では居ながらにしてかなり楽しい独立記念日を過ごすことができたのでしたが、今年はここではなんにも見えないので、両親と一緒にManhattanで過ごすことになりそうです。無事、花火見物もできたら、その様子も追ってアップしますね。それにしても、もう二度とHudson
Riverでは花火はしないのでしょうか・・・ブツブツ・・・
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