WHAT'S UP ? in New
York 
August,2000 

7月初旬の独立記念日あたりから始まった春夏物のバーゲンも、もうほとんど見かけなくなってきましたが、これこそ最後の最後、人気のデパートBarneys New Yorkがチェルシーの倉庫で行うBarneys New York Warehouse
Saleが先週の終わりから始まりました。秋冬物と春夏物、だいたい年に2回くらい行われるこの大々的なセールは、もうすっかりおなじみですが、今年は今までセール会場として使用していた場所に、若者向けのCO-OPというショップをオープンしていたので、はて、どこでセールをやるんだろう???と思っていた人も多いはず。(「CO-OP」については5月の話題でご覧くださいね。)
ところが、なんのことない、セール期間はお店をクローズして、いつも通り大量の在庫品を運び込み、雑然とした雰囲気のバーゲン会場に様変わりしていたのでした。
夏も終わりに近くなって、また少し蒸し暑さが戻って来たこの週末、残り少なくなってきた(!)Manhattan内で見ていないウシを求め、Metropolitan Museum of
Artから始まるMuseum Mileの終点、104th
StreetにあるEl Museo del
Barrioに行ってみました。この美術館は、最近アメリカでは大ブームのプエルトリコ、メキシコ、カリビアンなど中南米系、いわゆるラテン系のアーティストの作品を展示している美術館で、セントラルパークの北端に近いConservatory
Gardenのすぐ向かいにあるので、何回も前は通ったことがあるものの、中には入ったことがなかったので、ちょっとのぞいてみることに。

今日は、どの新聞の一面にも同じ顔・・・タブロイド紙のNew York Daily NewsやNew York Postは一面トップ、ちょっとお堅いNew York
Timesですら、一面に顔写真入りで記事が掲載されました。左はずいぶんさっぱりした顔ですが、右のヒゲ面のおじさんとまぎれもない同一人物です。それで、彼がなぜそこまで話題の人になってしまったかというと、昨日の夜放映されたCBSの超人気番組Survivorで、見事に勝者となり、100万ドルを手にしたからです。
最近、いろいろなお店もどんどん出きて、ただの住宅地から人気のエリアに変貌しつつチェルシー地区。ギャラリーなどは何回か行ったことがあったのですが、まだ行っていなくてちょっと気になっていた場所、Chelsea
Marketに、ようやく今週行ってみました。もともと倉庫か何かだった建物の中を改装して、New
Yorkでも人気のカフェや新鮮なパン、野菜などを売っているお店がいくつも入っているマーケットで、チェルシーの住民にはいわば台所変わりの場所でもあります。土曜日の今日は、いくつか閉まっているお店もありましたが、それでも常連とおぼしき人々が次々立ち寄っていました。

このところ、大雨が降ったかと思うと、あっという間に雲が去って晴れ間が広がったりと、なんだか変わりやすいお天気が続いています。New
Jerseyの北部では、この大雨による深刻な被害も出たりしましたが、New
Yorkはじめ、都市部には特別大きな被害や混乱はありませんでした。でも、こんな天気に左右されているのが、夏の終わりを惜しむかのようにあちこちで開かれている屋外イベント。今週こそ、ミッドタウンのBryant Parkで毎年開かれているThe HBO
Bryant Park 2000 Summer Film
Festivalを見に行こうと計画していたので、私たちもこの気まぐれな天気にはちょっと気をもんでいました。

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