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WHAT'S UP ? in New
York

February,1999 

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●バレンタインデート・モデルコース
●Barneys New York
バーゲンセール
●Chinese New Year
●運転免許の取得開始
●クライスラービル落下事故
●コロラド・スキー旅行報告
続き(2月前半の話題)を見る・・・

- 2月27日(土) コロラド・スキー旅行報告
- ただいま戻りました!今晩遅く、Colorado州Vailのスキー旅行から帰って来ました。

前の週にアルペンスキーのワールドチャンピオンシップが開催されたりして、まさにハイシーズンだったので、ホテルの宿泊やリフトの料金もアメリカにしては結構なお値段だったのですが、まあそれにふさわしい立派なスキーリゾートでした。広々としたコースはバラエティも豊富だし、よく整備されているし、4時にリフトが止まってしまった後のアフタースキーを楽しむ設備も充実しているし。飛行機とバスの乗り継ぎで往復にはそれぞれほぼ1日かかってしまいましたが、それでも残りの5日間は丸々スキー三昧の運動部の合宿のような生活を送ってしまいました。幸い、初日にちょっと吹雪いただけで、あとはずーっと晴天が続いたので、覚悟していたほど寒くはなく、快適にスキーを楽しむことができました。熱いお風呂と入念なストレッチでなんとか筋肉痛にもならずに済んだし。
写真もたくさん撮れたし、おいしいレストランもみつけたりしたので、旅行記の方も徐々に作成して行きます。お楽しみに!
尚、Vailについては、こちらのページが公式ページになっていますので、見てみて下さいね。アメリカ人もここが全米一と太鼓判を押すスキーリゾートです。
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- 2月20日(土) クライスラービル落下事故
今朝ニュースを見ていたら、家のすぐそばのChrysler Buildingの工事現場で落下事故があり、ひとりがケガをしたとのことだったので、出かけるついでにちょっと見に行ってみました。
クライスラービルといえば、てっぺんの部分の独特の外観がNew
Yorkのシンボルとも言えるほど有名ですが、ビル自体はオフィスビルで中にはたいした見所がなく、観光名所というにはイマイチでした。そこで、上の部分はそのまま、商店を入れたりして観光客を呼べるようにするよう、隣のビルも含めた1ブロックを全面的に改装しているところなのです。
その工事現場の結構高いところから物が落ちたらしく、ニュースの映像では、かなり崩れた現場とパトカーや大勢の警官が映っていました。今回は、アメリカにしては珍しく(?)すぐ事故処理がされたらしく、もうあまりその痕跡は残っていなくて、数人の警官がいるだけで、テープを張り巡らせた立ち入り禁止区域もわずかでした。角にある大きな完成予想図の左右には赤い覆いが横に続いているのですが、なくなっている右の部分が今回の落下で壊れたところです。
New
Yorkは地震が全くないので、古いビルが多く、ただでさえ崩落事故が多いのですが、それらを改装している工事現場の事故も結構よく起きています。秋にはタイムズスクエア近くの高層ビルの工事現場でクレーンの鉄筋が折れて、死者まで出てしまい、しばらくその一帯が通行止めになってしまったこともありました。安全管理に対する考え方が日本ほど徹底されていないことが原因らしいのですが、アメリカの合理主義が悪い方に出ている例なのかもしれませんね。
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- 2月18日(木) 運転免許の取得開始
- 今週末からいよいよコロラドにスキーに出かけるのですが、国内線でもいつも提示を求められるのが身分証明のID。去年から移民法の改定で、Social
Security
Numberなる普通のアメリカ人なら誰もが持っているIDを発行してもらえなくなってしまった私は、身分証明となるとパスポートしかありません。ということで、早く自動車の運転免許を取れ取れと夫にうるさく言われていたのですが、ManhattanにあるDepartment of Motor
Vehicles(DMV)は朝早く並んでも2〜3時間かかるとか、係員がすごく不親切で不愉快ですらあるとか悪い噂ばかり聞いていたので、なかなか気が進まず、今まで後回しにしてしまっていたのでした。
ところが、YonkersというNew
York州のちょっと郊外にあるDMVはそうでもないらしいと聞いて、ついに今日行って来ました。DMVというのは、鮫洲とかにある陸運局とほとんど同じで、それを平屋作りにし、係員を黒人のお姉さんにしたものと思っていただけばよいと思います。つまり、当然のことながら手際が異様に悪いので、まあ待つこと待つこと・・・それでも、Manhattanよりはマシというのですが、恐るべしですね。
手順としては、すごく簡単で、@写真を撮る
A筆記試験を受ける B試験にパスしたら身分を証明するものを提示して料金を払い、仮の免許証をもらう
というだけなのですが、それぞれの間の待ち時間が長いので、待合室というかロビーのペンチや周辺には人があふれているのです。試験問題は簡単で、日本語でも受けられるのですが、ちょうど日本語で受けている人がおり、終わるのを待たなくてはいけなかったので、英語で受けました。20問中16問以上正解で合格です。例えばどんな問題かというと、こんな感じです。
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- You may pass
another vehicl on the right side if it is waiting
to
(他の車をその右から追い越してよい場合はその車が)
- A. turn left (左ターンをしようとしている時)
B. park at
the curb (道路の端に駐車しようとしている時) C. turn right
(右ターンをしようとしている時) D. turn into a driveway on the
right (右側の私道に曲がって行こうとしている時) 正解は
A |
ということで、約2時間くらいかけてようやく手にしたのが、このInterim
Permitなる紙切れ。今日撮った写真入りのカードは後日自宅に郵送されてくるそうですが、これはあくまで路上教習ができるという許可証なので、本当の免許のためには、あと簡単な講習と筆記試験(これは日本語で受けられます。)、最後の実地試験が必要なのです。まだまだ先は長いかな・・・
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- 2月16日(火) Chinese New
Year
- 今日は陰暦では年の初めにあたり、中国では今日からしばらくは新年を祝う行事が続きます。1月にお正月記念切手のことを書きましたが(詳細は1月の話題をご参照下さい。)、今年は陰暦4697年で、卯年、Year of the
Hare(野ウサギ)にあたります。干支は日本と同じですね。

さて、今や全米一の規模となったChinatownでもパレードが行われると聞いたので、天気もよいし、出かけて来ました。地下鉄の駅からChinatownに向かって歩いていくと、確かに普段の平日とは思えない人の多さ。警官もかなり出ていたし、アメリカ人というか西洋人はもちろん、なぜか中国人もカメラやビデオを持っている人がたくさんいました。
パレードの起点と聞いていたMott
Streetのかなり手前の銀行で人だかりがしていると思ったら、急に目の前に極彩色のものが現れました。これって、良く見ると実はライオン、つまりお獅子だったのです。日本でもお正月に獅子舞をやるのと同じですよね。他の何人かと一緒に写真を撮っていたら、先導の人が急に中国語で何かわめいたのですが、もちろんわけがわからずいると、隣の明らかに西洋人の人に英語で、ここに進むから場所をあけてみたいなことを言っていたので、あわてて後ずさりしました。うーん、中国語で言わないで欲しかった・・・ムリもないけど。
気を取り直して、先に歩いていくと、またもや人だかり。今度は本物かしらと集団に加わると、赤と黒のペアのお獅子が赤い長い棒をもった人とギャグとしか思えない張子のかぶりものをかぶった人などを引き連れて、あちこちの商店の前で厄払い(?)をしながら、練り歩いているのでした。よくわからないのは、なぜかその後を大勢の人がついて歩いて行くのです。私たちも写真を撮るため、しばらく後に付いていきましたが、なんでついて歩くのかはちょっと不明のまま??この獅子舞集団はどれが本物ということはなく、何グループがあったようで、帰るときにはまた違う装飾をほどこしたお獅子をみかけました。
歩きながら発見した、中国人のお正月の習慣としては、やはり日本の着物のような晴れ着を着るらしく、特に子供はサテン地に刺繍の入った上着を着ている子を多くみかけました。それから、金の文字が入った赤い小袋に入れたお年玉を子供にあげている人たちもいました。更に、これはノリで中国人以外も結構買っていましたが、獅子舞の小さいのが道端で売っていて、中国人の子供はみんなこれを持っていました。
前に横浜の中華街でこの類のセレモニーを見たことがあるような気がするのですが、やっぱりここは規模がすごくて、New
York中の中国人は皆休暇を取って集まってしまったのではないかと思えるほどでした。多分、学校とかもお休みでしょうしね。帰り道でいつも行くベーグル屋さんに寄ったら、今日ってHappy
New
Year?と聞かれたので、私は中国人じゃないから違うと言いましたが、彼らから見たら干支も同じだし、同じようにお祝いすると思われても不思議はないですよね。確かに、極彩色のお獅子やお年玉袋にすごく同じルーツを感じたChinatownのお正月でした。
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- 2月15日(月) Barneys New York
バーゲンセール
3連休の最終日、President's Dayの今日はLower
Midtownの西、いわゆるChelseaといわれるあたりで先週からやっているBarneys
New YorkのWarehouse
Saleに行ってみました。
Warehouse(倉庫)の名前通り、あまりお店もないガランとした倉庫の並んでいるところにいきなり、入口がありました。Barneyといえば、Upperにあるちょっとハイセンスなデパートなので、50〜70%OFFというこのセールを狙っていた人は多いらしく、午後3時過ぎというあまり気合の感じられない時間のわりには、入っていく人が結構いました。
中に入ってみたら、本当に倉庫。やはり休日だからか、夫婦や恋人同士などで来ている人たちが多く、Mens、Ladysそれぞれに別れて探して後で合流するというお決まりのパターン。でも、会場としては、そんなに広くなかったので、日本でもよく行っていたオンワードとかの倉庫で行われるセールの方がずっと大規模でした。
個人的には、バッグとかスカーフとか手袋とかの小物が見たかったのですが、そういうものはすぐ売れてしまったのか、もとから出ていなかったのかあまりなく、洋服と靴がメインでした。服はいくつか手にとってみたものの、予想通りサイズが合わず、唯一ぴったりだったのは、ガールズのLサイズだったりして、断念。結局、私は手ぶらのままで、比較的充実していたMensで夫がYシャツや手袋を買いました。やはり、同じものがサイズ違いでいくつもあったりして、売れ残りという感はぬぐえなかったので、通は初日の朝一に行く・・・というバーゲンの鉄則を思い出してしまいました。
ちなみに、New
Yorkerもバーゲン好きなので、Sales and
Bargains in Citiesというバーゲン情報を集めたページがあって、私もたまーに見ています。興味のある方は見てみてくださいね。New
Yorkに旅行の予定がある人は、旅行前にチェックするのもいいかもしれません。
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- 2月14日(日) バレンタインデート・モデルコース
- Happy Valentine's
Day!!
今年は日曜日になったバレンタインデー、そこでNew
Yorkでロマンチックな場所と言われる場所を選んで、バレンタインデートのモデルコースを作ってみました。
まず、デートの基本としては、男性が女性の家に迎えに行きます。(アメリカではそれが一般的らしいです。)その際には、もちろん赤いバラの花束を忘れずに。ご心配なく。今日であれば、日曜日でも開いている花屋は多いし、グランドセントラル駅にも出店が出ていました。デリでも大丈夫。要は花を持って行くことが重要なのですから。
さて、彼女のおうちからまず最初に Empire State
Buildingに行ってみましょう。午前中であれば、比較的すいているので、あんまり待たずに展望台のある屋上に上がれるはずです。ここからManhattanを見渡して、今日行く場所はあの辺、この辺と確認して、気分を盛り上げるのもよいですね。
次に、ランチは少し歩いてRestaurant
Lawとして有名な46th Streetにある
Barbettaというイタリアンへ。このレストランのウリはなんといっても、その手入れされた素敵な中庭です。これを眺めながら(あるいは食後に見に行ってもいいかもしれませんが)ふたりの会話ははずみます(ハズ)。
この後は、Central
ParkのBoathouseでボートに乗る、あるいはRockfeller
Centerでスケートを楽しむという案があったのですが、ボートは寒くて営業中止、Rockefeller
Centerは改装中で殺風景なので、これはカットして、以下のふたつのプランのどちらかをおすすめします。
その1は、 Metroporitan Museum of
Artに行って、美術を楽しむというプラン。ロマンチックなムードでおすすめなのは、1Fの中世美術のところとアメリカンウィングの中庭、2Fの西洋美術のサロン風に絵が飾ってある廊下のあたり。それから、このプランの場合は、多少美術のことを下勉強しておいた方がよさそうですね。
そして、その2は、 Lincoln
Centerで、オーケストラやオペラなどの音楽を楽しむというプラン。この場合は、事前に今日の演目を調べてチケット手配しておくことが必要です。もちろん、やはりその演目についての下勉強は欠かせません。どちらのプランにしても、寒い冬は室内で世界的レベルの芸術に触れて過ごすというのもNew
Yorkならではのデートコースですよね。
室内で過ごした後は、Central Parkの南端、59th Streetあたりから Carriage
Rides(御者付きの馬車)に乗ってみるというのはどうでしょう。速度がすごく遅いので多少イライラしますが、映画でもよくやっているし、ぴったりくっついて乗ればロマンチックムードも高まります。
20分ほどの馬車の後は、ちょっと冷えてしまったので、馬車乗り場のすぐ向かいにある The
Plazaでお茶をしましょう。いつもながら、このホテルのヨーロッパ風な格調高いデコレーションは優雅なムードたっぷり。お茶の後には、五番街をちょっとお散歩。もし金銭的に余裕があるとか、彼女のことをすごく愛していてどうしてもプレゼントしたいという男性は、Tiffany、Bvlgari、Van
Cleef &
Arpelなどの一流宝飾ブランド店がすぐ近くにあるので、ぜひどうぞ。値段的にはハンパではないので、お財布の中身が寂しい場合は、これらは無視して、ちょっと子供っぽいかもしれないけれど、Warner
Brothers Studio StoreやFAO Schwarz、Disney
Storeなんかをのぞいて楽しむのがよいと思います。
そして、仕上げのディナーは、また2プランあって、その1は、タクシーを飛ばしてEast
Riverの対岸、Blooklynの高級レストラン River
Cafeで。うまく窓際が予約できれば、見事なManhattanの夜景が楽しめます。
その2は、西側23thあたりのChelsea
Pierから出ている Spirit
Cruisesのディナークルーズで、同じく夜景を楽しむというプラン。こちらだと、自由の女神まで見ることができるはずです。ただし、デッキはかなり寒いことは覚悟してくださいね。
最後は、もちろん男性は女性の家まで送るのが常識ですが、その際、女性の方は「ちょっとコーヒーでもいかが?」というのがよいみたいです。(でも、それはいろいろ深いイミもあるらしいので、本当に恋人としてOKの人の場合に限るようです。)今日もらったお花を飾って、コーヒーとチョコレートケーキなんてよいかもしれませんね。あるいは、ディナーでもうお腹一杯だったら、ワインかシャンパンなどを。女性の方は、これに備えて家を掃除しておく必要があるのは言うまでもありません。
以上、なんかマニュアル本みたいになってしまいましたが、New
Yorkで楽しむバレンタインデートでした。じゃあ、うちではこんなことをしたかというと、また結婚してしまってお財布が一緒というとなかなかそうは行かず、テイクアウトの中華が今日のディナーでした・・・皆さんのバレンタインデーはいかがでしたか?
ちなみに今回のロマンチックな場所は、New
York観光局のTop Ten
Romantic Places in New York
City!を参考にしてみました。興味のある方は見てみてください。それぞれの場所の紹介が写真入りで出ています。
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c 1997
kyoko_isaka@msn.com
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