★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

November,1998

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●New York Cityマラソン
●Election Day
●ボストン交響楽団
●メトロポリタン美術館 西洋美術史講座(1)
●ひと足早いクリスマス
●New York Collection'99
●New York レストランガイド
●Veterans' Day
●クリスマスツリーの到着
●日米野球
●メトロポリタン美術館 西洋美術史講座(2)
●ストリート・フェア
続き(11月後半の話題)を見る・・・



11月15日(日)  ストリート・フェア
今週末はなかなか好天に恵まれ、気温も結構高く10℃をずっと超えていました。最近、寒いから、日中でも10℃行かないときがあったりするんです。
さて、今日は、友人のお祝いやら日用雑貨やらを買いにふらっと家を出てバスに乗ろうと思ったら、なんとうちのすぐそばから道がふさがれていて、たくさんの出店がでるストリート・フェアなるものを開催中でした。
最初、来たばかりの頃は、感動したのですが、あまりにも回数が多く、特に私たちが住んでいるMidtown Eastという地域に多いのかもしれませんが、最近はまたかーという感じ。でも、なぜかちょっとのぞいてしまうのは、安物好きだからでしょうか・・・
ストリート・フェアには、だいたい決まったパターンがあり、秋から冬にかけての定番の出店は、@ファッション雑貨屋(マフラー、手袋など) A額縁屋(写真立てがメイン、たいてい2つで$10) Bイタリア系ファーストフード(ゼッポールというあげドーナツ、ソーセージと野菜を焼いたもの) Cマッサージ屋(テントの中に椅子がいっぱいあって背中をマッサージしてくれる) くらいかな。あと最近カーペット屋も多いかも。夏は、植木屋やレモネード屋が繁盛していましたね。
今回も、ちょっと見ていくだけのつもりがなにやら食べ出すヤツはいるわ、帽子をかぶってみたらアラブ系のお兄さんにほめられるわで、目的地に向かう前にすでに自分たちのものを手にしていました。でも、まあ屋台で買うものなので、せいぜい$10くらいのものが多いですね。日本に帰るときのお土産なんかをここで調達したりしています。(日本のお友達の皆様、安いものでごめんなさい・・・)
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11月14日(土)  メトロポリタン美術館 西洋美術史講座(2)
先週に引き続きメトロポリタン美術館の西洋美術史講座に参加して来たのですが、今日はフランス貴族の繁栄を反映しているロココ、それから、時代をぐっと遡ってギリシア・ローマの美術品を見ました。3時間とは思えないほど、たくさんの内容が1回の講座に盛り込まれるので、消化するのがなかなか大変なのですが、そのうち、まとめたのをここに掲載しようと思っていますので、お楽しみに。(旅行記もあるんで、ちょっと先になってしまうかも・・・)
それで、内容より周辺情報を少し。実は、メトロポリタンでもクリスマスツリーの準備を始めていたんです!!1Fの中世美術のエリアの奥にあるんですけれど、皆さんご存知でした?私は初めて知ったのですが、飾り付けのオーナメントとかって、本物の美術品なんですって!!講師の小山さんが世界一高価なクリスマスツリーかもとおっしゃっていました。点灯するのは12月8日だそうですので、New York在住者の方、その頃旅行予定の方は、ぜひチェックしてみてください。
それから、今グッゲンハイム美術館で開催されているフランス大名画展Rendezvousは、すごいので絶対行ったほうがいいそうです。どうすごいかと言うと、修復工事で2年間閉館になるパリのポンピドゥー・センターの全面協力を得て、115人の近代アーティスト(マチス、ピカソなど)の350点にも及ぶ作品が展示されていて、これだけの大規模なものはそうそう開催されないそうなので。New Yorkに限らず、アメリカ国内では、しばしばこういう各国から美術品を集めた桁外れの展覧会が開かれるので、見逃さないようにともおっしゃっていましたが、美術愛好家にはたまらないでしょうね。ちなみに、Rendezvous展は1月24日までです。
グッゲンハイム美術館についての詳細はこちらをどうぞ
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11月13日(金)  日米野球
今年はNBA(プロバスケットボール)がロックアウトでまだ始まっていないのは、ご存知の方は多いと思いますが、それに影響を受けているのが、スポーツファンとテレビ局。そこで、NBA以外のスポーツもということで、今東京ドームを中心に行われている日米野球の中継が放映されました。
今回の大リーグオールスターチームは、オールスターといっても、超有名選手としては、最後までMcGwireとホームラン王を争ったSammy Sosaくらいで、World ChampionのYankeesからはひとりも参加していないかったりするので、アメリカサイドの関心はいまいちでした。それが、不幸中の幸いというか、私たちにしてみれば、まさか日本のプロ野球がゴールデンタイムに見れるとは思わなかったので、ちょっと楽しみにしていました。
日本のテレビの映像を編集して放映しているらしく、昨夜はいちばん最初のエキシビジョンとして行った読売巨人軍との試合の放映がありました。普段、テレビで見ている選手と松井や清原が一緒に出ているというのも不思議な感じでした。
やっぱり、画面ではSosaの一挙一動に注目していましたが、当然ホームランを期待されているところ、最初の打席で早々にホームランを打ってしまったのは、さすが千両役者。
対して、巨人で注目されていたのは、やはり松井でした。実況では彼のことを「Japanese Godzilla(ゴジラ)」と呼んで喜んでいました。
それと並んで何回も言及したのは、王現ダイエー監督のこと。彼は日本野球界の伝説であり、若い選手は皆彼を目標にするとも言っていました。この後、全日本と試合をした時に、何人ものメジャーリーガーが王さんにサインをしてもらいに行ったというのを日本の新聞で読んだのですが、うーん、ここでは、日本では絶大な人気を誇るミスター長嶋も一本取られた形だったみたいですね。確かにアメリカでの知名度は王さんがピカ一であると、在米のスポーツライターの方も言ってらっしゃいました。
それから、代打で巨人の「Horita Ichiro」という選手が出てきたときに、「これは、イチローといっても日本のベストプレイヤーのイチローじゃないよ、今日は巨人だけだからね、イチローは後からの全日本の時に出てくるよ。」とわざわざ説明していたのがちょっとおかしかったです。
日米野球についての詳細はこちらをどうぞ
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11月12日(木)  クリスマスツリーの到着
New Yorkのクリスマスと言えば、Rockefeller Centerのクリスマスツリーですよね。そのツリーが、今朝、到着して、早速所定の位置に立てられました。
私たちが通りかかったお昼ころ、ツリーは、クレーン車と四方からのワイヤーでなんとかまっすぐに固定されている状態でした。あ、もちろんそのすぐ下にあるスケートリンクは滑走停止にして。
今年のツリーはOhio州Clevelandの郊外から、まずClevelandまで車で運ばれて、そこから世界最大の貨物旅客機で昨日の午後、JFK国際空港に到着し、そこからここまでまた車で運ばれて来ました。ツリーの選定に関しては、選定委員会がNew York以外の州まで調査しに行くということは前にお知らせしましたよね。さすが、そのお目がねにかなっただけあって、大きさも枝振りも立派のひとことです。
これから、徐々に飾り付けを行い、お待ちかねの点灯式は12月2日ですが、そのときはすごい人になるらしいです。
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11月11日(水)  Veterans' Day
今日はVeteran's Day、退役軍人に敬意を払う日という国の休日(Federal Holiday)で、もともとは第一次世界大戦の終戦を祝った日だそうです。学校や公共機関はお休みなのですが、ウォール街はそうでもないとか、電車やバスは平日ダイヤとか、わりと玉虫色(?)の休日で、企業では休みでないところも多かったようです。
Manhattanでは、またもや五番街でパレードがあったのですが、さすが元軍人、朝早かった(9:00スタート)上に雨天決行だったので、見物は断念しました。
お昼ころ、パレードのちょうど起点くらいにあたるBryant Parkに行ってみたら、先週までテントを張ってファッションショーをやっていたところに、黒っぽい記念碑が建っていて、迷彩服を着てアメリカの国旗を持った人たちがいました。
ここでは、ベトナム戦争で戦った人たちに敬意を払う会みたいなところが主催した催し物があって、記念碑には戦った人たちの名前がズラーッと書いてあり、そこに名前があるらしき戦争経験者が、一般市民となにやら会話をしていました。
ベトナム戦争とわからなかった私は場合によっては敵国民だからヤバイかも・・・とこそこそ写真を撮っていたのですが、よく考えたら日本人か中国人か韓国人かなんて彼らにわかるわけないので、その心配は不要でした。
今でも軍隊を擁しているアメリカでは、退役軍人というのは結構敬意を払われているらしく、今日は各地で彼らの功績を称える催しがあったようです。グランドセントラル駅にも、のいわゆるPrimary Colorsといわれるアメリカ色のリボンをつけたリースが掲げられていました。5月のMemorial Dayも戦死者のための休日なのですが、この辺の考え方は、武力を否定する日本との文化の違いを感じるところです。
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11月10日(火)  New York レストランガイド
New Yorkの外食好きは有名ですが、最近の調査では頻度はだいたい週3回、1回の外食にかける費用が30ドル強とのことでした。もちろん外食産業も盛んで、今の好景気にもささえられて超高級レストランもなかなか繁盛しているようですし、一方数ドルでお腹いっぱい食べられる安い店もたくさんあり、住んでいる人種に比例してバラエティも様々です。
そして、彼らがレストラン選択のめやすに多いに活用しているのが深赤の冊子、ZAGAT SURVEYのレストランガイドです。
もともと、このレストランガイドはTimとNinaのふたりのZagat夫妻が趣味で作り始めたそうですが、食事(food)、装飾(decor)、サービス(service)の3点について、それぞれ30点満点で採点するという方法が大変わかりやすくて好評で、今では年に1回発行されるたび、数10万部売れるベストセラーになっています。もちろん彼らはもう趣味ではなくビジネスとしてこの作成に取り組んでいて、New York以外の都市のものや、今度ホテルガイドも作ったそうです。
このほど、1999年度版のための調査結果がまとまったそうで、ご参考までにTop Food ベスト5をあげてみますと、
1.Le Bernadin 2.Daniel 3.Lespinasse 4.Chanterelle
5.Nobu

ということで、4位までが高級フレンチレストランです。そして5位のNOBUはご存知「和の鉄人」森本さんが料理長を務める日本食レストランですね。庶民派(!?)のうちは残念ながらこの5つのレストランはひとつも行ったことがないんです・・・(NOBUは行ってみたいのですが予約が取れません。)
さてこの採点についてなんですが、やっぱり採点者はアメリカ人ですから、foodの重要な要素として量があることはいうまでもありません。確かに点数が高いレストランはおいしいというよりたっぷり量がある場合が多いような気がします。住んでしまっていると、なかなか高級フレンチを・・・と思いきれないのですが、日本に比べれば安い値段で食べられると思うので、旅行でいらした方は試してみるのもいいかもしれませんね。ただし、予約が取れればの話ですが・・・
ZAGAT SURVEYについての詳細はこちらをどうぞ
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11月8日(日)  New York Collecion'99
後付けになってしまいましたが、先週1週間はFashon Weekと銘打って、ファッション界注目のNew York Collecion'99 Springが開かれていました。場所は、42nd Streetと5th Avenueが交差するところにあるNew York図書館の裏手にあるBryant Park、芝生があってベンチがたくさん置いてあるので、いつもは市民の憩いの場となっているところです。私もつい先日、ここでせっかく買ったCafe Latteをぶちまけるという失態をおかしたばかり。そこに、テントを張ってショーを行うというのが最近はおきまりのようです。
近くなので、昼間ちょっとのぞきに行ったときは、Bill Blassのショーが開かれるらしく、それっぽい人たちが多少出入りしていました。テレビで見ると顧客である有名人も来たりしているようですが、ショーは夜なので、昼間は石段のところに近くの工事のおじさんたちが座ってハンバーガーをかじっていたりと、普段とあまり変わらない感じ。
残念ながら、あまり最新ファッション事情に明るくない私には、よくわからなかったのですが(名前さえ知らないデザイナーがたくさんいた。)、銀ラメとかシースルーとかやっぱり春を感じさせる明るめな雰囲気のものが多かったようです。よく「今、New Yorkでどういうのが流行っているの?」と聞かれるんですが、正直全然わかりません。ここって、いろんな人種がいるし、みんな自分がよいと思ったスタイルをしているので、若い子には多少流行はありそうですが、日本のように皆が飛びついてしまうような流行はあまりないみたいです。でも、しいていえば、やっぱり黒はNew Yorkerが好む色かな?あと、日差しが直接的で強いので、サングラスは1年中を通して必須です。カッコつけてんのかと思ったけど、あれって結構実用性からなんですよね。でも、アメリカ人のように決まらないのが日本人の悲しいところ・・・
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11月7日(土)  ひと足早いクリスマス
近頃めっきり日が短くなって、6時を過ぎるとあたりはもう暗くなってしまううえ、ずいぶん冷え込むようになり、行き交う人々もオーバー姿ですっかり冬の装いです。
夕方、用事で西の方へでかけてみたら、さすが観光の中心地、五番街のあたりはもうクリスマスの飾りつけをしているところもチラホラ見うけられました。その中で、Rockefeller Centerの前のあたりは閑散としていて、ハロウィンの頃にはオレンジと黄色の菊できれいに飾られていた花壇も土がむき出しになっていたりして。そういえば、おとといあたりのニュースでここのクリスマスツリーになる木が決まったっていってましたっけ。大きさと豪華さで有名なRockefeller Centerのツリーは、選定委員会が州外にまで調査をして、大きさのみならず形も立派な木を毎年選定しているのです。今年はオハイオ州クリーブランドにある木が栄光の座を勝ち取ったそうですが、それを世界一大きな貨物輸送機で運んでくるらしいです。点灯式は12月2日、その時には、このあたりには電球で作られた天使のオーナメントが置かれるので、その準備ということですね。
次にすぐそばのRadio City Music Hallのところを通ったら、もうすっかりクリスマスの飾りつけがしてありました。そうそう、昨日から期間限定のChristmas Spectacularのショーが始まったのです!!このショーは、バレエのくるみ割り人形やサンタクロースの出てくる童謡、果てはベツレヘムでのキリスト生誕のシーンまで、クリスマスに関係ある様々なシーンが音楽とともに繰り広げられるおいしいとこどりのなかなか楽しいショーで、言葉は全然関係ないし、もし日程があったら観光客の方にもぜひおすすめです。また、ラインダンスで有名なThe Rocketsというきれいどころのお姉さま方の一糸乱れぬダンスも見事です。
思いもかけず、夕方の散歩でちょっと早いクリスマスイルミネーションが楽しめてしまいました。それにしても、お祭り、休暇好きのNew Yorkerたちは、ハロウィンが終わるやいなや、次のイベント、クリスマスに向けてまっしぐら・・・という感じなんですねー。
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11月6日(金)  メトロポリタン美術館 西洋美術史講座(1)
先日のオーケストラに引き続き、高尚分野(?)第二弾、美術の分野でもNew Yorkには世界最高峰の作品が集まっているといわれています。そこで、私も芸術の秋にふさわしく、メトロポリタン美術館の所蔵作品を通じて、西洋美術史を学ぶという講座に参加することにしました。
もちろん、日本語で説明してくれるのは、美術やオペラに造詣が深く、ここNew Yorkを拠点にいろいろな内容の講座を持っているNew York在住日本人の中では超有名人という小山はじめさん。私が参加したのは、初心者でも入りやすそうな西洋美術史の4回コースで、今日はその第1回目でした。
今回は、前の会社の駐在員で来ている方の奥さまに誘っていただいたのですが、やはり参加者はたぶん全員駐在員の奥さん方、こういうレクチャーに参加したのが初めてな私は、うーん私も駐在員妻なんだ・・・と思ってしまいました。(なんせ、そういう意識が希薄なもので。)
さて、肝心の内容はと言いますと、今回は、なじみの深いヨーロッパ絵画でした。といっても、宗教画中心だった13世紀からルネサンスを経て、現代絵画の親ともいわれるフェルメールが出現する17世紀くらいまでなので、今まで美術館ではさっさと通りすぎていたあたりの絵をじっくりみました。
絵に関する知識は日本人が最も好むという印象派くらいにしかなかったので、小山さんの話はなにもかもふーんと感心することばかり。まずは、すすめられたメトロポリタン所蔵美術品の解説が出ている日本語ガイドを買って、家でながめながら、芸術の秋しています。この講座が終わる頃には、すっかり物知りになれるかしら・・・
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11月4日(水)  ボストン交響楽団
New Yorkではあらゆるジャンルの一流ミュージシャンの演奏を聴くことができるといわれてますが、私たちもNew York在住1年にしてようやくクラシックという高尚な(?)ジャンルにも乗り出しました。
たまたま夫の会社の上司の方から譲っていただいて、Carnegie Hallでボストン交響楽団の演奏を聴くチャンスが巡って来たのです。ボストンといえば、もちろん指揮者はあの小澤征爾氏、今シーズンの最初は体調を崩して公演キャンセルもあったようですが、元気に長髪を振り乱しながらまるでダンスを踊るようにタクトを振っていました。
今夜の演奏曲目は、バルトークの組曲『中国の不思議な役人』とマーラーの交響曲『大地の歌』。恥ずかしながらクラシック音楽の知識が皆無に等しい私たちは、案内のパンフレットの英語とドイツ語で書かれた曲目がさっぱりわからず、東京の義母にメールしてもらった内容のプリントアウトを持って、のぞみました。
どちらも、中国の音楽を取り入れた部分があり、ドラを鳴らしたり、中国っぽい音階の部分があったりで、なかなか変化があり、楽しめました。特に楽章とその内容を事前にチェックしていたので、間違って拍手してしまうとか、どこが終わりかしら?とイライラすることもなくて。曲の間にデジカメで写真を撮ったら、係員に「ビデオはダメ。」と怒られるハプニングもありましたけど。(確かにうちのはSONYのMavicaなので、ビデオみたいに見えるんですよね。)
それから、演奏中ずっと思っていたのですが、テノール歌手の方がメガネをしたMark MacGwire(ご存知、Cardinalsのホームラン王)という感じで、アルト歌手は太ったFlorence Joyner(最近亡くなった短距離の女王)のようでした。
ボストン交響楽団についてはこちらをどうぞ
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11月3日(火)  Election Day
11月の第一火曜日、今日はElection Dayで、全米で中間選挙の投票が行われる日です。今回は、定員100名の上院議員のうちの34人、下院議員435人全員、他に36州の州知事等の選挙がありました。もちろん、就労ビザで入国している私たちは選挙権がないのですが、毎日毎日繰り返しコマーシャルやニュースで目にしているので、なんとなく気にはしていました。
ここNew Yorkでは、特に上院議員の選挙に大変注目が集まっていて、その理由のひとつは共和党、民主党両候補の得票が非常に競っていたということなんですが、もうひとつは選挙戦中のお互いに対する異様なまでの罵り合い(?)でした。negative campaignというのですが、例えば、この人はこんなにみんなのためにならないことをしたとか、こんなにお金を無駄に使ったとかを大げさに示して、最後に電話番号を大きく出して、こういうことはやめるように電話してやれ・・・という感じの攻撃的なコマーシャルを、手を変え品を変えテレビで流すのです。ちょっと、これって選挙妨害とかにならないのかな・・・と思ってしまったのですが、かまわないみたいでした。それどころか、やったらやり返すという調子で、どんどんエキサイトして行き、最後の方は、しょっちゅう違う理由でコマーシャルを作って相手を攻撃していたので、とうとうこの選挙は全米で最も費用のかかった選挙戦になったそうです。
注目の選挙結果は、クリントン大統領よりもヒラリー夫人が再三来て応援したことがプラスになったとのことで、民主党候補が18年間務めた共和党の現職候補を破って当選しました。やはり選挙ひとつとっても、アメリカ人はやることが派手でした・・・
ちなみにこちらの投票時間は朝6時から夜9時までと大変長いので、会社などは休みではありませんが、投票所に使うため、学校は休みです。それから、投票は紙ではなくて、voting machineという新兵器(?)を使っています。この辺も新しもの好きのNew Yorkerらしいですが、肝心の当日壊れて使えない投票所があったというのはちょっとお笑いでした。
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11月1日(日)  New York Cityマラソン
今日から11月。昨日のハロウィンに続いて、今日も大きなイベント、New York Cityマラソンが行われました。110カ国から30,000人以上のランナーが参加するこの大会は、運営を多数のボランティアが支えていて、街頭に掲げる選手への激励のメッセージボードを小学生が学校の授業で作るなど、文字通り市をあげての大会になっています。
また、コースもNew York Cityの5つのBorough(区)をすべて通るようになっています。まず、Staten Islandを出発し、Verrazano Bridgeを渡ってBrooklynに入り、そのまま北上してQueensへ、Queensboro Bridgeを渡りManhattanへ、Harlemを抜けてBronxへ入り、少し西へ行って再び橋を渡ってManhattanに戻って南下してCentral Parkがゴール、という具合です。
私たちはテレビで男女の1位選手がゴールインするのを見届けてから、一般ランナーがゴールする3時くらいにセントラルパークに行ってみました。
ランナーは皆、最後でラストスパートしているのか、歩いたりしている人はほとんどいないし、おちゃらけた格好をしている人もほとんどいませんでした。出場者の知り合いらしき人たちが出場者の名前を書いた手作りの看板を作って来て、それを振りながら応援しているのを多数見かけました。でも、誰も知り合いはいないけれど、つい見に来てしまったという私たちのようなパターンの人も多くて、「GO! GO!」と叫んだり、拍手で選手を激励していました。
見事完走するとゴール地点で、銀色の薄いビニールでできたマント状のものをかけてもらえるんですが、それを着た完走者たちがボランティアの人の指示に従って、出口に向かって集団で歩いている様子は、ちょっと宇宙人の集団みたいで、不気味で面白かったです。これをまとって歩いている人も公園内にたくさんいて、こういう人を見かけたら、「Nice run!」とか「Good job!」とか声をかけるのが常識みたいで、そうするとたいていニッコリ微笑んで「Thank you!」という返事がかえってくるのでした。
自分たちは絶対ムリだけど、誰か知り合いを出してあんな看板作って応援したいなーと思った私たちでした。
New York Cityマラソンについての詳細はこちらをどうぞ
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