★ WHAT'S UP in New York ★
WHAT'S UP ?
in New York
February, 2004
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●Tax Free Week
●冬のレストラン・ウィーク
●新名所!?「The Shop at Columbus Circle」
●Happy Valentine's Day!!
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2月16日(月)
Happy Valentine's Day!!
遅ればせながら、
Happy Valentine's Day!!
週末と重なった今年のバレンタイン、皆さんはいかがお過ごしでしたか?アメリカは、月曜日が
Presidents Day
で祝日だっため、今週末は3連休でした。アツアツのカップルなら、バレンタインをお祝いするために、ふたりで旅行にでも出かけるところでしょう。「女性から男性にチョコレートをあげる日」という日本と違って、アメリカのバレンタイン・デーは、愛する人同士がお互いにプレゼントをし合う日なので、その盛り上がり方も数段上。しかも、アメリカ人はプレゼント好きだし、愛情表現の方法も日本人よりずっと直接的でパワフル?ですから、毎年、これでもかというほどのハートがあふれる街中を歩きながら、この時期、恋人がいないと辛いだろうなーなんて思ってしまいます。そういう意味では、職場の義理チョコくらいでごまかせる日本の方がラクかな? まあ、逆にいえば、バレンタインをひとりで過ごしたくないがために、この日までに頑張って相手をみつける・・・というのもアリなのかもしれませんね。わが家としては、2月中旬のこの連休、普通ならスキー旅行に出かけるところなのですが、今年はいろいろあって、旅行の計画をしていなかったので、ちょっとアメリカ人カップルの真似をして、Manhattanでバレンタイン・デート?みたいなことをしてみました。
さすがにディナーはどこも予約がいっぱいだろうと思ったので、ランチにちょっといいレストランに出かけてみました。出かけたのは、知り合いにもいいと勧められつつ、まだ行っていたかった高級フレンチの「
Le Cirque 2000
」。1年中、動物の形のトピアリーをライトアップしている
The New York Palace Hotel
の入口のところにあるレストランです。ランチだから、そんなにドレスアップしてなくても大丈夫だろうと甘く見ていたら、入口のところに「
Jacket and Tie Required
(上着・ネクタイ着用のこと)」の張り紙が。さすがにジーンズではありませんでしたが、夫はシャツの上にPコートだったので、ダメだっていわれたら帰ろうと思いつつ、おずおずとドアを開けて「ジャケット着て来なかったのだけれども・・・」といったら、コート・チェックのところで、すぐ貸してくれて、なんとか大丈夫でした。
ランチには、何品からか選択できる
$44
のコースがあり、前菜のロブスター・ビスク、メインのマスのソテーともに、フレンチのわりにはあっさりめでかなり私好みの味付けでした。でも、今日のスペシャルは、やっぱり甘いデザート!どのデザートもどこかにハートがあしらわれていて、私が選んだバナナのキャラメルがけも、ハート型のパイの中にチョコレートのアイスクリームと一緒に盛られていました。甘さ控えめのチョコレートアイスクリームは絶品で、バナナとのコンビネーションも素晴らしく、上品で本当に美味しいデザートでした。当たり前のことながら、サービスもよくて、今度は、ちゃんとジャケット着用!?して、また食べに来たいと思いました。週末なので、スーツにネクタイ姿の人はいませんでしたが、男性は皆、カジュアルなタイプのジャケット姿、それに比べると女性はラクチンで、ドレッシーなワンピースやスーツの方もいましたが、この寒さなので、私みたいなセーターが半分以上。このレストランにお出かけになる際は、ランチでも、男性だけ要注意です。
そして、その後、歩いて向かったのが、先週木曜日にオープンしたばかりで話題の「
Louis Vuitton
」の路面店。5th Avenueと57th Streetの角に建設中だったビルディングで、ヴィトンとしては世界最大の店舗になるそうです。ビルの外壁は、ダミエの模様みたいな格子柄の透かしが入った白で、なんだか、まだ工事中みたいな感じでした。もともと、New Yorkでは、東京なんかに比べると、ヴィトンを持っている人はとても少なかったし、持っている人の年齢もずっと高かったので、ヴィトン人気というのは、ごく限られたお金持ちの人の間でのものだと思っていたのですが、最近はどうも違うようです。店内に入ってみたら、ヴィトンってこんなに人気があったの?とびっくりするような人、人、人・・・しかも、大部分が、どう見ても、庶民に近い人たち。もちろん、私たちみたいに、ただ、見てるだけの人たちも大勢いましたが、カウンターのところに群がって、順番に商品を出してもらったりしていたので、買う気満々のお客さんもかなりいたようです。バレンタイン・デーだから、プレゼントに彼女に買ってあげる男性がいたりして・・・なんて想像をしていたのですが、それと思しき人たちは、2階の大きな旅行カバンのところに若干いたくらいで、1階のハンドバッグのコーナーでは、基本的に自分の欲しいものを物色する女性客ばかりでした。日本のヴィトン人気は、相変わらず、すごいそうですが、どうやら、New Yorkでも、それに近づきつつあるようです。ちなみに、私は、ここで、マルチカラーのMonogram Murakami Versionのハンドバッグの
本物
を初めて見た!のでした。
最後は、バスでギャラリーに行き、ロマンティックな宝飾品を鑑賞・・・というはずだったのですが、実は、この日の午後は正確な場所がわからず断念し、翌朝、あらためて出かけたのが、オークションハウス「
Sotheby's
」のアッパーイーストサイドにあるギャラリー。今回初めて知ったのですが、このギャラリーでは、オークションにかけられる世界の名品の数々を無料で一般に公開しています。その中で、4日間の期間限定、日曜日が最終日だったのが、「
Magnificent Fabergé
」という特別展。展示しているのは、全世界でも42個しかないという、Fabergéという工房で作られた見事なイースターエッグのうちの12個で、New Yorkの富豪であるForbesの一族が保有しているものです。このイースターエッグは、これまで、
Forbes Magazine Gallery
で展示されていましたが(詳細は、「Have Fun!!」の
Union Square
でご覧ください。)、このほど、オークションにより、ロシアのお金持ちにまとめて買われることが決まり、急きょ、New Yorkでの最後のお披露目ということになったようです。
ロシアに行ってしまえば、当分目にすることはできないからと、ローカルニュースでもずいぶん取り上げられていましたし、無料で鑑賞できるいうことも大きかったらしく、午前中だったにもかかわらず、ビルの入口から外に1ブロック以上、入館待ちの列が出来ていました。氷点下の寒さだったので、一瞬ひるみましたが、列は少しずつだけれども進んでいるし、今日はこれが目的で来たのだからと並び、1時間弱、体が冷え切った頃に、ようやく暖かいビルの中へと入れました。でも、行列はこれが終わりではなかったのです・・・入口付近で待ち、さらにエレベーターで展示フロアに上がってからも待ち、待つこと合計2時間以上!展示してある小部屋に入ってからも、ガラスケースに入ったイースターエッグを、縄の張ってあるちょっと離れた位置から、しかも、列に並んで順番に鑑賞しなくてはなりませんでした。12個のイースターエッグは、どれも素晴らしく精巧で、素晴らしく高価な宝石でできていましたけれど、やっぱり、いちばんのお気に入りは、以前、ギャラリーでも見た、小さな真珠がスズランの花のようにピンク色の卵を彩る「
The Lilies of The Valley Egg
」でした。「Sotheby's」のギャラリーには、
Dean & Deluca
のカフェも入っているし、基本的には無料で鑑賞できるので、なかなか興味深いアート・スポットです。展示などの詳細は、
http://www.sothebys.com
からご覧ください。
最後のギャラリーは、よっぽどガマン強いカップルでないと耐えられない!と思うので、完璧なコースとはいえませんでしたけれど、久しぶりに優雅なランチを食べ、優雅なショッピング気分を味わい、優雅な宝石を鑑賞して、New Yorkらしいバレンタインを過ごしました。
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2月9日(月)
新名所!?「The Shop at Columbus Circle」
ようやく氷点下続きの寒さから脱して、今週は、比較的過ごしやすい気温が続く模様。すっかり、寒いのに慣れてしまいましたが、最高気温が5℃くらいというのは、どうやら、この時期の平均的な気温らしいです。でも、とにかく、New Yorkは、気温も含めて、お天気の変化が激しいので、平均気温はあんまりアテになりません・・・そんな中、いよいよ今週末に
Valentine's Day
を控え、街中には、
♥ハート♥
があふれています。今年のバレンタインは、週末の土曜日となったため、バレンタイン・ディナーを楽しむカップルが例年以上になるのは確実。どこのレストランも、特別メニューを用意して、客引きに一生懸命です。プレゼントとしては、万人受けして無難なチョコレートは相変わらず人気だし、花屋さんの店先には、この時期だけ価格が高騰する
真っ赤なバラ
が並び始めました。
そんなバレンタイン商戦に滑り込みで間に合った?のが、新ツイン・タワーともいえる
Time Warner Center
の中に作られたショッピング・モール
The Shops at Columbus Circle
。
Central Park
のすぐ南西にある
Columbus Circle
のところがずっと工事中だったのですが、そこに建設されたのが、このツインタワーで、4階までの低層部分にショップとレストランが入っています。実際には、まだ、工事中のような状況ですが、タワー部分に入っているホテルが昨年中にオープンし、ショッピング・エリアも、先週、5日に見切り発車でオープンしました。とりあえず、オープン初日に、物見遊山で出かけてみたら、入口のところから平日とは思えない混雑ぶり!このところの寒さも、暖かい室内でいろいろなお店が見られるモールの人気に一役買ったことは間違いないでしょうね。
ちょっと郊外に行けば、アメリカならどこでもある巨大ショッピング・モールも、Manhattanに限っていえば、あんまりありません。34th Streetに
Manhattan Mall
というのがあることにはあるのですが、入っているお店といい、客層といい、なんとなくイマイチ。だから、結局、ショッピングというと、たいてい、路面店から路面店へと渡り歩くのが普通でした。オープン初日のテレビ中継では、「ここは、ただのショッピング・モールじゃあなくて、ストリート・レベルのショッピングを垂直方向に変えた画期的もの」みたいに紹介していたので、ちょっと期待して出かけましたが、うーん、見た目は、きれいだけれども、やっぱり、郊外のモールとあんまり変わらない気が・・・地下フロアは、Manhattanのスーパーマーケットとしては最大規模になる
Whole Foods Market
が占めていて、入口からすぐのエスカレーターで行けるはずでしたが、なぜか、停止中。下のフロアに人があふれてしまったのが停止の理由らしいのですが、上からのぞくと、ブース状になったイートイン・エリアが居心地よさそうだし、しかも、空き席が見えたので、ちょっとお茶をしようと思った私たちはがっかり。平日でこんなだと、週末ともなるとすごいんだろうなーと思ったら、今週末は、この下りエスカレーターに乗るために行列が出来たのだそうです。やれやれ・・・
肝心のショップには、どんなお店が入っているのかといいますと、日本の皆さんが好きそうなのが、路面店になっている
Coach
。バレンタインから春先に向けて、ピンクのバッグやコートなどが全面的に並べられていましたが、友だちと話しながら見ていたら、「なにかお探しですか?」と日本人の店員さんに話し掛けられてしまいました。そういえば、ここのモールのパンフレットにも日本語が書いてあったし、日本からの旅行客も十分ターゲットとして狙っているのですね、きっと。1階のフロアには、他に、最近は靴だけじゃあなくて、バッグにも力を入れている
Cole Haan
や、カバンといえば、
Tumi
なんかも入っています。それと、入口正面中央には、大きな
Williams-Sonoma
があるので、お料理好きの人は必見。2階には、3階にメンズがある
J.Crew
のレディースや、バレンタインのウインドウが強烈なコスメ・ショップの
Sephora
などがあり、中央のエリアには、これまた広い面積の本屋さん
Borders
が。店内には
Dean & Deluca
のカフェがありますが、予想通り、そんなに座席数は多くなく、もちろん満席状態でした。
3階には、すっかり春物になっている
A/X Armani Exchange
の他、パンフレットによると、
Inside CNN
なるエンターテイメント系のものがあるとあったので、もしかしたら
CNN
でのニュース中継の様子なんかが見られるのかと思って行ってみたら、まだ、なにもなくて、ガラスの扉の向こうに
Time Warner
の垂れ幕がかかっていただけでした。ちなみに、このビルが本社ビルになる
Time Warner
は、少し前に
AOL
も傘下に収めた、ケーブルネットワークの大企業で、CNNは、その子会社になります。レストラン・フロアの4階は、これよりもっとひどい状況で、有名シェフ
Jean Georges
のステーキハウスや、超高級寿司店などが入る予定ですが、お店の内装すら出来ていないところが多く、オープンしていたレストランはほとんどなし。白いついたてで覆われていたりして、このフロアだけ休業状態でした。
実は、週末にも、この辺りを通ったので、性懲りもなく、また、中に入ってしまったのですが、そのときは、3階から直結している高級ホテル
Mandarin Oriental
も、ちょこっと覗いてきました。専用エレベーターに乗って、37階がロビーのフロア。思いのほかこじんまりとしたロビーで、メインダイニングとなるレストランの他、窓からセントラル・パークを見下ろせるラウンジがあります。そうだろうとは思いましたけれど、ラウンジはやっぱり満席で、テーブル待ちの人が列をなしていました。東京だと、こんな光景はよくありがちですが、ここ、New Yorkで、しかも、こんな観光閑散期に、テーブル待ちの行列が出来てしまうなんて、とっても珍しいこと!それだけ、いろいろな人が、話題の場所に集まってしまったということなのでしょう。そして、このホテル、Manhattan一高級なことで話題になっていますが、フロントでもらった料金表によると、いちばん安いスタンダードの部屋で
$595
、いちばん高いプレジデンシャル・スイートは
$12,595
(約
140
万円!)ということでした。Manhattanでいちばんということは、おそらくアメリカではいちばん高級なホテルということになるのでしょう。それでも、1,000ドル以上する高層階のスイートは11月のオープン以来、なかなか人気だというのですから、やっぱり、お金ってあるところにはあるんですね。
ショッピング・エリアからガラス越しに見下ろせるColumbus Circleは、まだまだ、工事の真っ最中で、ごちゃごちゃしています。左手に見える金の像のあるところが入口で、その奥が、雪で覆われたセントラル・パーク。雪が解けて、枯れ木に緑が芽吹く頃には、きっと、もう少し整備されて、この景色もそれなりに見られるものになっているのでしょう。現在もビルの前の道は通れるようになっているものの、以前あったバス停はなくなってしまったので、ここに行くときは、地下鉄の
59th Street Columbus Circle
駅が断然便利です。入っているお店のラインナップ、営業時間等は、
http://www.shopsatcolumbuscircle.com
で。とりあえず、今の混雑ぶりは、寒さと、新しいもの好きのNew Yorkerの好奇心ゆえと思われますが、これから、このモールがお出かけの人気スポットとしての地位を確立できるかどうかは、準備中のレストランや、エンターテイメント系施設が完成し、もう少し季節がよくなってからの様子を見て・・・といったところでしょうか。
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2月5日(木)
冬のレストラン・ウィーク
先週の
Tax Free Week
と時を同じくして始まり、今週も引く続いて行われているのが、New Yorkerの大好きなイベント
Restaurant Week
!今年は、前菜・メイン・デザートの3メニューのランチ・コースが
20.04ドル
でいただけます。夏のレストラン・ウィーク(この前の夏の様子は
こちら
で)と比べると、観光閑散期の冬のレストラン・ウィークは、2週間実施されるのがうれしいところ。先週は、雪が降ってしまったりとお天気が今ひとつでしたが、今週は、最高気温が氷点下を脱して、ぐっと過ごしやすくなり、また、レストラン・ウィーク定番のお店にも行ってしまいました。それでは、今回の成果?をご紹介します。
レストラン・ウィークの実施前に、ウェブサイトや新聞広告で、参加レストランの一覧が発表されますが、そのリストをチェックして、この機会を利用して、ちょっと高級なレストランにトライしてみるのも、楽しみのひとつ。今回は、アッパー・ウエストのレストラン
Compass
に出かけてみました。
Lincoln Center
にも近い、ニューアメリカンのレストランは、オープンして、まだ、2年経っていないくらいの新しいお店なのですが、2004年版の
Zagat Survey
で、堂々、人気レストラン・ベスト50に初登場いたしました。お値段が結構いいみたいなので、とりあえず、ランチと思い、週末にトライしたことがあるのですが、電話したら、そのときは貸切パーティーとかでダメだったため、それ以来、ちょっと存在を忘れていたところでした。天気が悪かった先週に出かけたので、天気予報とにらめっこしつつ、ギリギリに予約を入れましたが、フロアが広いためか、わりと簡単に予約も取れて、当日も、20人近いグループがいたものの、その他は6〜7分くらいの入りでした。
チョップ・サラダ
ポルチーニ茸のラビオリ
アップル・ストゥルーデル
外観と同じく、内装もモダンな感じではありますが、白いクロスのかかったテーブルと、暗めの店内は、ちょっと高級な雰囲気。ディナーなら、ちょっとおしゃれして出かけたいところです。最初に出てきたサラダは、よくあるいろいろな野菜、チーズなどをダイス状に切ってあえたもので、この手のサラダは、高級レストランでも割とボリュームある場合が多いので、量が少なかったのにちょっとびっくり。続いてのラビオリは、中に入っている以外にも、ポルチーニ茸のピューレみたいなものが添えられていて、味はとても美味しかったものの、3個だけ!という少なさにまたもやびっくりしました。但し、一緒に出かけた母がオーダーした、前菜のスープ、メインのタラのソテーともに、普通の量だったので、私の頼んだものが、とりわけ、量の少なめなものだったのかもしれません。それらに比べると、ぐっとボリュームがあったのが、デザート。煮たリンゴやレーズンの入ったアップルパイみたいなデザートの大きさもまずまずでしたし、アイスクリームも小さめのスクープながら、しっかり2種類付いていました。デザートはしっかり甘い味でしたが、お料理の方は、どちらかというと薄味で、個人的にはとっても好み。また、なにかの機会に違うお料理も食べてみたいと思いました。
そして、今週は、個人的な定番中の定番、
Gremercy Tavern
へ。味や感じのいいサービス、趣味のいいグリーンの装飾などに加え、なんといっても、レストラン・ウィークだからって、メニューを変えないのが、このレストランの最大の魅力。レストラン・ウィークのメニューだと、選択肢がグッと少なくなるのが普通ですが、ここなら、迷うほどのメニューの中から、3品を選ぶことができます。予約を取らないタバーン・エリアのオープンは、普段なら12時なのですけれど、混雑するレストラン・ウィークは、いつも12時より前にドアを開けていることが多いので、それを予測して、12時少し前に到着しました。その時点では、テーブルもまだまだ余裕でしたが、12時までに半分以上が埋まり、大部分の会社のお昼休み開始時間である12時半の時点では、既に満席、入口付近でテーブルが空くのを待っている人たちがたむろしていました。
ほうれん草のサラダ
ストライプ・バスのソテー
オートミール・ケーキ
このレストランは本当に大好きで、何回も通っているため、食べたことのないメニューって少ないのですが、今回は、3品とも初挑戦のメニューでした。サラダは、生のほうれん草に、トマトとベーコン、ゆで卵が添えてある、とてもシンプルなもの。バスは、皮の部分の塩気がちょっと強かったけれど、ソースの味はとても穏やかなのだけれど、少し酸味が効いている複雑な味で、かなり美味。デザートは冗談ぬきに、チーズ盛り合わせ以外は、ほぼ全種類食べたことがありましたが、初めてメニューに見つけた、このケーキにトライしてみました。味は、オートミール・レーズンのクッキーに似ていて、ちょっとシナモンがきいていてまずまず。ただ、不思議な味だったのが、添えてあるビール味のアイスクリーム。ひと口食べたとき、その苦味に、ちょっと「へっ!?」と思いましたが、そういえば、メニューに「Ale」のアイスクリームって書いてありましたっけ。一緒に行った友だちにもご賞味してもらいましたが、やっぱり感想は、「????」でした。ずっと前にここで、「黒コショウのアイスクリーム」というのを食べたことがあって、それは、もう一度食べたいクセになる味だったのですが、ビールの方は、うーん、そこまでではなかったです。
最後にご紹介するのは、レストラン・ウィーク参加店ながら、行ったのが週末だったため、特別メニューのランチは食べていないのですが、個人的に気に入ったメニューがあったので、ついでにご紹介してしまう、ちょっと変わったレストラン。フラット・アイアン・エリアと、ウエスト・ビレッジにある、フュージョン寿司の
Sushi Samba
です。前にも行ったことがあるこのレストランは、一応、寿司専門店なのですが、名前の通り、ブラジルというか南米系の料理とのフュージョン・レストランで、同じ生魚ながら、ライムやスパイス、セロリなどの香味野菜とあえて食べやすくしたセビーチェというものも売りのひとつです。
Sashimi Seviche
日曜日にManhattanに出かけたとき、ランチタイムはそろそろ終わろうという中途半端な時間で、前にここのお店がブランチをやっているというのを読んだことがあったのを思い出し、ウエスト・ビレッジ店の方へ行ってみました。お寿司屋さんなのに、ブランチをやってしまうのは、さすがフュージョンならではで、パンケーキやエッグ・ベネディクトみたいな、定番ブランチ・メニューもありました。その中で、私が選んだのは、「Sunday Morning Sushi」という特別メニューの中の「Sashimi Seviche(刺し身・セビーチェ)」というセット。にぎり3貫と、巻物4つ、魚の種類を選べるセビーチェにフルーツが付いたものです。セビーチェは、絶対オススメだというので、Fluke(ヒラメ)にしましたが、さっぱり味で美味しかった。にぎりは普通ですが、巻物がサーモンとクリームチーズという、まるでベーグル!?という組み合わせ。でも、マグロとアボガドのカリフォルニア・ロールの応用みたいな感じだったので、結構いけました。これで、19ドルだから、量は少なめだけれども、いろいろなものが食べられて個人的には○でした。魚の種類もそんなにたくさんはないし、所詮、アメリカ人向けのお寿司なので、本当に美味しい日本のお寿司が食べたいという方には不向きですが、生魚がダメな人とも一緒に行けるし、ちょっと変わったNew Yorkっぽいお寿司屋さんということで、面白いのではないかと思います。ご興味ある方は、一度試してみてください。尚、ブランチは、ウエスト・ビレッジ店だけみたいですが、ランチはどちらのお店もやっています。
ちなみに、今回のレストラン・ウィークは、6日の金曜日で終了してしまいますが、次回は、6月最終週実施の予定。1ヶ月くらい前に、参加レストランが発表されますので、
http://www.restaurantweek.com
をチェックして、プランを立ててくださいね。
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2月2日(月)
Tax Free Week
新しい月になり、気温もちょっぴり上昇、今週は、連日最高気温が
32°
(
0℃
)以上になりそうです。しかし、慣れとはおそろしいもので、日本にいたときなら、0℃といったらかなりの寒さだったのに、いまや、暖かく感じてしまうとは・・・日本から来ていた母も、しょっぱなが
10°
(約
-12℃
)前後の極寒だったため、すっかり慣れて、気温が
20°台
(-7〜-2℃)だと、「今日は暖かい。」と散歩に出かけていたのでした。
さて、先日、日本のニュースを見ていたら、例のBSEとやらの影響で、どこのお店も
牛丼
が店頭から姿を消してしまったとのこと。問題のBSE感染は、アメリカ国内で起こったことなのに、当のアメリカ国内では、私の知る限り、ほとんど、その影響がありません。相変わらず、スーパーには巨大なステーキ肉が売られているし、ステーキ屋さんの客足が落ちたという話も聞きません。Times Squareの
Yoshinoya
だって、全く変わりなく営業中。BSE感染牛のニュースが報じられた後も、観光シーズン真っ盛りの12月中は、注文する人の長い列が出来ていたくらいでした。日本のニュースで、連日、牛丼の映像が出てきたため、ずっと牛丼を食べたかったのだけれども、いつも混んでいてあきらめていた夫も、ようやく、
Beef Bowl
(=牛丼)のラージサイズにありつくことができました。「つゆだく」の注文は出来ないかも?しれませんが、牛丼ファンの皆さま、もし、よろしかったら、Times Squareで心行くまで牛丼をお楽しみくださいませ。
さて、先週は、「20.04ドルランチ」と「30.04ドルディナー」が楽しめる
Restaurant Week
と、110ドル以下の衣類が非課税になる
Tax Free Week
のダブルおトク・ウィークだったのですが、レストラン・ウィークの方は、今週も継続中なので、後ほどまとめてご紹介するとして、まずは、後者の話題です。アメリカは衣類が安いので、110ドルといったら、かなりのものが買えてしまいますが、クリスマス後から始まった冬物衣類のセールは、そろそろ終末を迎えつつあり、かといって、店頭に並び始めたばかりの春物など買っても、この寒さでは、まだ出番はかなり先になりそう。ということで、最も、人々が衣類を買わない時期に、このイベントを行って、購買意欲を煽ろうというのが市の作戦。今のNew York Cityの課税率は、
8.625%
とかなり高いので、物を買うときは、だいだい値札の1割増しくらいに考えないといけません。そう思うと、欲しいものがあったら、税金がかからないこの時期に買っておけば、1割引きくらいの感覚になるので、やっぱり、なにか買わないとソン!みたいな気になってしまいます。
特に、年末年始にかけて、あんまり買い物に出ることができなかった私は、まんまと市の作戦にひっかかり!?セールになっていたカシミアのセーターや、アクセサリー類、早めの春物セーターなど、気づいたら、ちょこちょこと、結構な量のものを買ってしまっていたのでした。但し、アクセサリー類は、課税対象だったのですけれども。でも、このイベントで最も混雑したと思われるのは、ダウンタウンにあるディスカウントの人気店
Century 21
。最終日となる、日曜日に行ってみたら、なんと衣類だけではなく、お店にある
商品全てが非課税
になっていたのでした。そりゃあ、混雑するわけです。結局、夫とふた手に分かれて、それぞれめぼしいものを物色しましたが、またもや、私だけバッグを購入してしまったのでした。
バッグといえば、ただ今、New Yorkでは、ご覧のようなラバーで出来たバーキンタイプの
Jelly Kelly
が大流行しています。街角の露店でもよく見かけますし、ちょっとお洒落なセレクトショップのウインドウにも。もちろん、Century21にも大量に並べてありました。もともとは、本物の
Hermes
を持つような、お洒落な人々の間で、去年の夏に流行したものらしいのですが、コピーものの常で、本家に訴えられたりして、姿を消していたものが、どうも、その問題をクリアして、再度、登場してきたようです。そうそう、コピー商品といえば、本場!?のチャイナタウンのお店にもたくさん置いてあります。色のバリエーションも豊富で、ちょっと透けるゴム素材が、春夏用には涼しげでいいかなーとも思っているのですが、荷物が多い私にはちょっと不向きかも?とも思って、購入を躊躇しているところ。いろいろなところで売っているだけあって、値段も、10ドル台から200ドル近いものまで、ピンキリですが、素材が素材だけに、そう高いものではないので、New Yorkで流行のバッグをお探しの方におすすめです。
最後に
Tax Free Week
についてのお知らせですが、市では、今年の6月以降、また、従来通り
110ドル以下の衣類を非課税
にすることを予定しています。もし、予定通り実施されれば、6月以降は
毎日がTax Free
になるので、特別なイベントの実施はなくなりますが、市の財政が厳しいことから、まだ、実施が確定してはいないようです。また、間近になりましたら、詳細をお知らせしますね。
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