★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

TanabataUchiwa
July, 2003
HotDogUSFlag

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●夏のレストラン・ウィーク
●Happy 4th of July!!
●真夏の映画シーズン
●夜空の下でクラシック「Concerts in the Parks」
●話題のアイスクリーム「Cold Stone Creamery」
続き(7月後半の話題)を見る・・・



7月14日(月)  話題のアイスクリーム「Cold Stone Creamery」
HudsonRiverIrishShipHudsonRiverFestivalこの週末は、ちょっと気温が下がって過ごしやすかったので、また、屋外イベントでも見物しようと、ダウンタウンのHudson River Festivalをお目当てに出かけました。ところが、途中でいろいろ寄り道してしまったために、会場であるBattery Park City付近に着くのがすっかり遅くなってしまい、「Irish Weekend」である今週末のメインだった、アイルランド移民の船のレプリカは出航してしまうし、近くのステージでは、どう見ても素人のシスター!?が「God Bless America」を歌っているだけだったし、どうも、肝心な部分はすっかり見損ねてしまったようです。WTC Siteのすぐ裏、World Financial CenterのHudson River沿いあたりをを中心に行われている、この屋外イベント自体は、8月末まで続いていますので、ダウンタウンにお出かけになる際は、http://www.hudsonriverfestival.comでスケジュールをチェックしてみてくださいね。
ColdStoneCreameryで、すっかり遅くなってしまった原因のひとつがこれ、Times Squareから少し西に行った42nd Streetにある、アイスクリームショップCold Stone Creameryに、立ち寄ってしまったからなのでした。最近オープンしたばかりのこのお店、目立つ看板からもわかるようにアイスクリームの専門店なのですが、すぐ近くのPort Authority Bus Terminalを使っている私としては、通るたびに若者を中心に長い行列が出来ていたりしたので、「そんなに美味しいのかしらん??」と興味津々だったのでした。少し前に、こちらでも放送されているフジテレビの「OH! MY ニューヨーク」でも取り上げていたので、もしかしたらご覧になった方もいらっしゃるかも?しれませんね。甘いもの好きの私としては、食べてみたい!と思いつつも、その番組でも紹介されていたアメリカらしいボリュームと、行列に恐れをなして、なかなかひとりではトライする勇気がなく、いつも横目で見ながら通り過ぎていたのでした。それが、まだお昼くらいだったからか、今日は週末だというのに店の外に行列もなく、大量のボリュームでもOKの夫と一緒。これは絶好の機会!と店内の列に並んでしまったのでした。
ColdStoneCreameryInside私たちが列の後ろに着いたとき、前に並んでいるのは、やっぱり圧倒的に若い子たちが多かったようですが、ゲットしたアイスクリームを手に幸せそうに出てくる人たちは、老若男女様々。2列あるカウンターみたいなところが、実際のアイスクリームを作ってくれるところで、順番待ちの列も2列に分かれています。並んでいる間に、お姉さんが渡してくれるメニューを見ながら、なにをオーダーするか決めるのですが、とにかく種類がたくさんあって選ぶのが大変!単純にアイスクリームだけをオーダーしてもよいようでしたが、ここの売りは、プレーンなアイスクリームに好みの具を混ぜたもの。アイスを選んで、具を選んで・・・というオーダーも可能ですが、ここは、お店のオリジナルとして、既に出来ている組み合わせから選ぶことにしました。
ColdStoneCreameryMakingColdStoneCreameryCounterほどなく私たちの順番が来て、奥のカウンターへ。にこやかな黒人のお姉さんが「ハーイ!何にする?」と迎えてくれて、私たちは既に決めていた「Fruit Stand Rendezvous」のワッフルボウルのラージサイズをオーダー。まず、普通のアイスクリーム屋さんと同じようなケースからベースのアイスクリームをすくい取り、そこに、目の前に並んだ透明のボックスから具を次々と加えて行きます。このとき、アイスクリームと具を混ぜるのに使うのが、冷たーくしたまな板上のもの。この冷たい石盤=Cold Stoneがお店の名前の由来なのですね。私たちのオーダーしたメニューは、ストロベリーアイスクリームに、クッキーパイ・クラスト(パイを砕いたようなもの)とホワイトチョコチップを混ぜ、ここに、本物のイチゴとバナナを加えて、刻みながら混ぜ込んで行きます。カップの大きさは、S・M・Lの3種類あったみたいで、中にワッフルを入れるかどうかもオプションの選択です。
ColdStoneCreameryIcecream手際よく作ってくれたお姉さんが「スプーンは2つね。」といって手渡してくれた出来上がりがこちら。手にのるボウルですが、ものすごく盛りがいいので、予想以上のボリュームでした。お会計は出口でしますが、これで7ドル弱でした。支払うとき、箱にチップを入れると、スタッフ全員で歌を歌ってくれるとのことでしたが、私たちはコインしかチップにあげなかったので、歌は歌ってくれませんでした。どうも、1ドル札がチップのときだけみたい。で、お味の方ですが、これがすっごく美味しかった!です。ベースのアイスクリームも美味しかったけれど、ホントのフルーツを混ぜてあるので、甘さが緩和されていい感じだったし、サクッとしたクラストの歯ざわりもグッド。しいていえば、冷えて堅いチョコレートチップはなくてもよかったかな?という気はしましたけれど、それ以外は文句なし。すごい量だと思っていたのに、途中立ち止まったりしつつも、Times Squareの地下鉄の駅までの数ブロックで、すっかり平らげてしまいました。アイスクリームというより、パフェを食べたみたいな気分。カロリーが気になる!?ので、そうしょっちゅうは食べないと思いますが、きっと、しばらくしたらまた食べたくなるに違いない・・・そんなアイスクリームでした。「Cold Stone Creamery」は、アリゾナがベースのチェーン店で、ここがNew Yorkでは初出店だそうですが、これから次々オープン予定。メニューなど詳細は、http://www.coldstonecreamery.comで。
Cold Stone Creamery
253 West 42nd Street
(bet. 8th & 7th Aves.)
Tel.212-398-1882
http://www.coldstonecreamery.com

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7月10日(木)  夜空の下でクラシック「Concerts in the Parks」
ConcertsintheParksLeafletNew Yorkの夏は、屋外イベントが目白押し!お天気が悪かった6月から、既に一部のイベントは始まっていましたが、独立記念日を過ぎて、お天気がすっかり夏らしくなってからの方がやっぱり気分が出るので盛り上がります。今回は、その名物イベントのひとつ、Central Parkで行われたNew York Philharmonicの無料コンサート、Concerts in the Parksに出かけてきました。広大な芝生に座って、夜空の下でクラシック音楽を聞くという開放感もさることながら、もうひとつのお目当ては、パンフレットにも印刷されている花火。今年は、ちょっとサボってしまい、独立記念日の花火を見に行かなかったので、近くで花火見物というものをしていません。で、このコンサートは、終わった直後になかなか盛大な花火を打ち上げるのも売りのひとつになっていて、今週の月曜日、同じく公園内でコンサートがあったときには、その花火が川向こうのわが家からもよーく見えてしまったのでした。やっぱり、夏の風物詩を楽しみたい日本人としては、あの花火を近くで見よう!という理由もあって、わざわざ出かけてしまったのでした。
ConcertBandshellConcertCallingコンサートが行われるのは、公園の中央に広がるGreat Lawnという広い芝生のエリア。普段は、日焼けするためにビキニ!?で寝そべる女性がたくさんいたり、キャッチボールを楽しむ親子がいたりする市民の憩いの場です。そこが、コンサート開始の日没までには、一面、敷物の上に座った人々で埋め尽くされてしまうから、かなり壮観。いつも、日が高いころから場所取りをするなんてこともあるのですが、今日に限っていえば、日中雨がパラついていたせいか、比較的皆さんの出足が遅くて、夜の7時過ぎに着いた私たちも、オーケストラの正面ではないけれど、そんなに悪くない場所を確保することができました。だいたい仕事帰りに待ち合わせる家族や友人同士が多いので、あちこちで見られる色とりどりの風船や旗は、取った場所を知らせるための目印に使われているもの。でも、最近は、New Yorkでもめっきり携帯電話が普及したので、携帯で連絡を取り合っている人たちもたくさんいました。かくいう私も、昼間からManhattanに来ていたので、公園に向かうバスの中から携帯で会社帰りの夫と連絡を取りつつ、バス停にいた夫と、見事バスの中で合流したのでした。
ConcertOrchestra日没後、だいたい8時過ぎくらいから、今日のプログラムの説明があり、コンサートが始まりました。たいていグループ同士で来ている観客たちは、まだ明るさの残るうちは、飲み食いに忙しかったり、遅れてくる人たちもいたりして、ざわざわしていて、説明は全然聞こえませんでしたが、パンフレットによると、どうも、ブラジル人のボーカリストをゲストに迎えて、ラテンっぽい音楽を中心にしたプログラムのよう。なので、陽気なサンバみたいな音楽なのかと思ったら、そうでもなくて、バイオリンの音が悲しげに響く、意外としっとりした感じの曲だったりしました。何曲か演奏されましたが、聞いたことがあったのは、1曲だけ、しかも曲目はわかりませんでした!? 休憩を挟んで、皆が落ち着いてきた後半は、またラテン系の小曲の後、誰もが知っているNew Yorkを舞台にした映画「West Side Story」のシンフォニーが締めくくり。この曲では、リズムを取ったり、興が乗って、パートナーと踊ったりする人も現れたりして、会場がノリノリになりました。この曲が最後だと知っていた私たちは、花火が気になって、食べ物をゴミ袋にまとめて捨て、敷物を片付けて、そわそわと花火がよく見えるであろう、舞台の真正面の位置に移動し始めました。
ConcertFireworksConcertFireworksすっかり盛り上がったフィナーレで、観客が立ち上がってオーケストラに拍手を送った後、花火を促す声援が上がり始めた頃、思っていたのとは全く違う方向で「ボン!」という音がして、夜空に大輪の花が広がりました。前に見に来た数年前は、コンサートの舞台の真後ろから打ち上げられたのですが、今回は、全然違う場所だったよう。振り返ってみると、公園のもっと南の方で打ち上げられた花火が大木の陰から見えました。急いで、また、よく見える位置に移動して、晴れて花火鑑賞ができました。月曜日、家から見たのと同じように、色とりどりの花火が威勢よく続けて打ち上げられた後、ひときわ大きな花火が打ち上げられ、イベントの最後を飾りました。お天気が懸念されていたので、行くかどうしようかちょっと迷っていたのですが、幸い、なんとかコンサート&花火終了まで空模様ももってくれて、本当に気持ちよい屋外コンサートでした。行ってよかった!
このConcerts in the Parksは、夏休みのシーズン、New York市内の公園で行われるもので、いつもは、7月末から8月にかけてでしたが、今年はちょっと早めでした。あとは、12日と13日にLong IslandとBronxであっておしまいです。来年ぜひ!という方は、時期が近くなってきたら、New York PhilharmonicのHP(http://www.newyorkphilharmonic.org)をチェックしていただくと、場所や日時が掲載されます。お出かけの際には、ビニールシート(芝生が濡れているので)、大きめのバスタオルかシーツ(寝転ぶと気持ちいいので)をお忘れなく。そうそう、公共の場所ではアルコール禁止のNew Yorkですが、このイベントに限っては、大目に見てもらえるようです。食べ物はもちろん、お好みでワインなどをお持ちになっても○。
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7月9日(水)  真夏の映画シーズン
WashingtonSquareFountainWashingtonSquareBabiesNew Yorkには、真夏がやって来ました!毎年、Independence Dayは、めっきり蒸し暑くなるのですが、雨ばかり降っていた今年も、一転して、すっかり夏らしいお天気になりました。あんまり暑かったので、ひと休みしたWashington Square Parkでは、去年は水不足で乾ききっていた噴水が、満々と水をたたえ、勢いよく水を噴出していました。今年は、冬に雪もたんまり降ったし、何回もお伝えしているように、6月はまるで梅雨のように雨ばかり降っていたので、貯水池の水はたっぷり。給水制限だった去年とはうって変わって、あちこちで、気持ちよいくらい大量の水を噴出している噴水を見ることができます。ここでも、皆が足を水に着けたりして涼を取っていましたが、赤ちゃんや子どもたちは、ガマンできずに、裸んぼになって、水に入って遊びまわっていました。かわいい!
CharliesAngelsPosterT3Posterさて、夏といえば、アメリカでは、クリスマスに告ぐ、ホリデーシーズン、エンターテイメントの世界でも、5月末のMemorial Dayくらいから、夏の映画シーズンが始まります。子どもたちの夏休みが始まった、今がピークで、次々と話題の大作が封切りされています。全米だけでなく、日本もほとんど同時公開となった話題作といえば、やっぱり、「Charlie's Angele Full Throttle(チャーリーズ・エンジェルス)」と、「Terminator 3 Rise of the Machines(ターミネーター3)」でしょうか。どちらも、派手な宣伝を打っていたので、Manhattanの目立つ場所に大きなポスターがあったり、バスの横腹にシュワちゃんやエンジェルたちが踊っていたりしました。どちらにも共通するのは、映画の市場として日本をとっても重要なターゲットとしていることで、出演者たちが公開に併せて、来日していましたよね? 特に、シュワちゃんは、ここのところ、日本ではそこそこヒットしている映画でも、アメリカでは全然!ということが続いているので、より力を入れたかったのも無理ありません。どちらの映画も、公開最初の週は、興行収入が1位でしたけれど、収入の額としては、予想を下回ったようです。ちなみに、私自身は、「Charlie's Angels」だけ既に観ましたが、まあまあ面白かったです。
LegallyBlonde2LegallyBlonde2Sephoraでも、個人的にいちばん注目していたのはこちら、Reese Whitherspoon演じる、イケイケのブロンド娘が名門ロースクールに乗り込んだ前作の続編「Legally Blonde2 Red White & Blonde(キューティーブロンド2)」。予想以上のスマッシュヒットとなった前作に続き、Reese演じるElleが、今度はWashington D.C.に乗り込んで、政治家も巻き込んで法律の改正を試みようとするというのがストーリーらしいのですが、この映画の見どころは、なんといってもファッションや女性ならではのディテイル。前作をご覧になった方ならおわかりかと思いますが、ファッションには超うるさい彼女の着こなす衣装も見ものだし、裁判でクライアントに有利な証言を引き出すための推理などには、女性ならピンと来るポイントがたくさん盛り込まれていました。今回は、前作のヒットから、たくさんのスポンサーがついていて、キュートなパッケージの化粧品Stilaもそのひとつ。Sephoraなどのコスメショップでは、主人公Elleのイメージのリップグロスとパレットのセットを販売中。寒色系と暖色系のピンクの2種類で$45。興味のある方は、お店をのぞいてみてくださいね。ちなみに、肝心の映画の方ですが、批評家の評判は、今ひとつ。前作が期待以上に面白かったということもあり、今回も期待するとそれほどでもないというところのよう。公開日が「T3」と同じでしたが、興行収入でも大きく引き離されて2位でした。私も、どちらか観よう!と思っていたものの、その評判を聞いて、「T3」にしちゃおうかなーと迷った結果、どちらも観ませんでした。
最近、これらの話題映画が続々と封切りされているにもかかわらず、全米の興行収入が思ったほど伸びていないというのが、どうも映画関係者の悩みらしいのですが、その大きな原因は、どれも続編であるということ。そういえば、ここでご紹介したのも全部そうですし、ちょっと前の話題作「The Matrix Reloaded」もそうですよね。ヒットした映画の続編という、安易な映画作りに、観客が飽きてしまったということがあるみたいです。加えて、New Yorkに限っていえば、7月になって、めっきりお天気がよくなったこと!暗い映画館にこもってしまうには、もったいないような週末が続いているので、どうしても、客足が遠のいてしまっているのでしょう。
FindingNemoそんな中、順調にヒットし続けているのが、この映画のヒットで、こちらではちょっとした熱帯魚ブームも起きているという、Disneyの「Finding Nemo」。海で元気に泳いでいた熱帯魚のNemoが捕まえられて、人の家の水槽に入ってしまい、残されたお父さん魚はわが子を探しに行き、Nemo自身も脱出を試みる・・・というストーリーのようです。五番街のDisney Storeのウインドウも、Nemo一色でした。ちなみに、Nemoは、サメの前でおびえているちっちゃな魚の方です。私も映画館で開始時間を待っているときに、ちょっとだけ観たのですが、これは面白かったです。日本公開はまだ先?のようですが、絵もきれいだし、お子さんにもおすすめ。
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7月4日(金)  Happy 4th of July!!
AmericanFlagTimesSqAmericanFlagGrandCentralTermialHappy 4th of July!! 今日は、アメリカの独立記念日、国民の休日です。第○月曜日とかいう休日が多いアメリカにあって、この日ばかりは、日付が重視されるため、連休ではないことが多いのですが、今年は金曜日と重なったため、3連休となりました。早い人は、その前もお休みを取ってバケーションに出かけたりしています。New Yorkも、7月になるや、すっかり独立記念日の「アメリカ万歳!」ムード。どこもかしこも、星条旗だらけで、いやおうなく、独立記念日が近いことを知らされてしまいます。バケーションでNew Yorkに遊びに来ている人も多いようで、Times Squareはじめ、観光スポットはどこも大混雑していました。
AmericanFlagBikiniさて、この日は、やっぱり、なにかアメリカ国旗模様とかのアメリカ愛国色のものを身につけるのがお約束。わが家でも毎年買っている、Old Navy5ドルFlag Teeは、昨日には、3枚で10ドルになっていて、夫が会社帰りに買ってきたのですけれど、お店では、皆、先を争うように買っていたのだそうです。まあ、4日だけじゃなくて、夏中着てもかまわないとは思いますが、もう、街中でよく見かけていたから、既に買っている人も多いだろうに、なにもそんなに買わなくても・・・という気もしますけどね。同じ、アメリカ国旗柄なら、ここくらいまでやるとスゴイだろうけれど、右のマネキンくらいの人はまあまあいたりします。他には、星条旗模様の帽子を被ったり、大きな星条旗そのものをマントみたいに着ていたり。でも、さすがに、こんなビキニ姿で歩いている人には、街中ではお目にかかりませんでした。これ、近づいてみると、左胸の白いところには、プレイボーイのウサギのマークがラインストーンで入っていて、さらにちょっと意味深?です。
Fireworksそして、New Yorkの4th of Julyといえば、なんといっても、デパートMacy'sが主催するMacy's 4th of July Fireworks Spectacularが有名で、一応、規模的には、全米でもいちばんだそう。以前は、景気がよかったからか、わが家の目の前のHudson Riverでも打ち上げられたのですが、ここ数年は、あくまでNew York Cityの花火ということで、両岸がNew York CityであるEast Riverでしか打ち上げられません。去年、少しでもよく見えるかと、わが家から歩いて数分の高台にある公園まで出かけたのですが、結局、Manhattanに立ち並ぶ高層ビルの陰になってしまい、部分的にしか見えなかったため、今年は最初からあきらめて、家の窓から、その部分的な花火だけを楽しむことにしました。さすがに、近くに高いビルが林立するミッドタウンの花火はほとんど見えませんでしたが、South Street Seaportあたりで上がるダウンタウンの花火は、遠いながらも、まあまあ見ることができました。でも、左側の暗い部分は、しっかり邪魔してくれたビルの影、手前の明るい光の筋は、Hudson River沿いに停泊している戦艦のものです。つけっ放しにしておいたテレビの生中継では、盛大な花火がバンバン打ちあがっていて、その音や光の反射は窓からでも十分見えたので、やっぱり、ちょっともどかしく、来年、もし、また見るチャンスがあったら、どこかちゃんと見える場所に出かけよう!と思ってしまったのでした。
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7月2日(水)  夏のレストラン・ウィーク
SummerHudson7月になりました。もう、今年も半分終わってしまったのですね、早いものです。さて、7月といえば、4日のIndependence Day(独立記念日)が一大イベント。今年は金曜日なので、3連休になります。毎年、4日はとっても蒸し暑いのですが、今年もその例に洩れず、熱波は去ったものの、お天気はすっかり夏らしくなり、家の前のHudson Riverにも、ヨットやらモーターボートやらが行き交って、まさに真夏の風景。
さて、夏のお楽しみのひとつが、6月最終週のRestaurant Weekで、参加している有名レストランのランチ・コースがその年にちなんだ値段、今年の場合は20.03ドルでいただけるという、おトクでうれしい1週間。普通、平日の5日間だけなのですが、今年はなぜか、2週間にわたって開催中で、6月23日〜27日、さらに今週も7月4日までこのランチ・コースが提供されるようです。6月中旬まで日本に帰っていたので、すっかり出遅れて、自分ではひとつも予約を取らなかったものの、友だちに取ってもらったレストランと、毎回ながら、予約なしでOKの有名レストランの2軒に出かけましたので、ご紹介します。
rm
rm
33 East 60th Street
Tel.212-319-3800
※20.03ドルランチは
9月1日迄実施中
まず、先週行ったのは、ミッドタウンにあるシーフードレストランのrm。新しいレストランですが、同じくミッドタウンにあるシーフードの有名店Oceanaのシェフが手がけたとかで、最初からちょっと名の知れた高級店のようです。Barneys New Yorkのすぐ近くのお店は、クリーム色の壁のまるで普通の家みたいな目立たなくて上品な外観でした。ウエイターさんは、全員異様に物腰が丁寧な若い男性というのも、なんとなく高級レストランっぽい。ただ、なんとなく男性的な感じがするOceanaよりは、もう少し柔らかい雰囲気でした。
MangoCarrotSoup
マンゴとニンジンの冷たいスープ
Pasta
トリュフバターとチーズのパスタ
Icecream
アイスクリーム盛り合わせ
20.03ドルメニューの中から、私が選んだのは、こちらの3皿。この日はとっても蒸し暑かったので、思わず、前菜に冷たいスープを選んでしまったのですが、ほのかに甘くて、確かにマンゴとニンジンの風味のスープは、最初はよかったけれど、後の方で、やっぱりなんとなく不思議な味で残してしまいました。メインは、シーフードの店なのに、パスタ以外は、チキンとスケート(ガンギエイ)しか選べなかったので、なんとなく無難なパスタに。これは、予想より美味しかったです。そして、デザートも冷たいものをとアイスクリーム盛り合わせにしたものの、3種類のうちのひとつ、ショウガのアイスが、どうも、さっぱりした風味なのにこってり甘いのが今ひとつで、これも残してしまいました。結論からいいますと、すごく雰囲気もいいし、サービスもよいこのレストランは、やっぱり、正規のメニューでシーフードを食べないとダメなのかな?という感じでした。どれも凝っていたし、それなりでしたけれど、やっぱりサービスメニューだから、メインの素材とかは安いものだけになってしまっていたし。夜のコースは55ドル〜だそうです。
GramercyTavern
Gramercy Tavern
42 East 20th Street
Tel.212-477-0777
そして、レストラン・ウィークといえば、行かなきゃ損!なのが、Gramercy Tavern。ここは、他の有名レストランと違って、サービス・コースだからといって、アラカルトでしか頼めない普段のメニューと全然変わらないので、いつでも大人気です。しかも、手前のタバーン・エリアは予約を取らないので早いもの勝ち。いつもは、ランチは12:00〜ですが、この週だけは人が並んでしまうので少々早めに開いていることが多く、今回も、12時ちょっと前くらいに到着するようにしました。そのかいあって、ふたりでテーブルに着くことができましたが、ちょっと遅かったら、カウンターしか空いていませんでしたし、12時半くらいにはもう満席で待っている人がいるような状態でした。
PeaSoup
冷たいマメのスープ
BabyChicken
ベビーチキン温野菜添え
RaisinPudding
レーズン入りパンプディング
決して裏切られない黄金のメニュー!?から選んだコースはこちら。また、季節柄冷たいスープがあったので頼んでみたら、少量のお米と野菜の周りに冷たいマメ(グリーンピース?)のスープがかけてあって、薄くスライスしたチーズが少々。絶妙のバランスと野菜の美味しさが生きたとっても美味しい前菜でした。チキンは、いつもついつい頼んでしまう定番なのですけれど、添えてある野菜がアスパラガスとまいたけみたいなキノコで、これも◎。メインに負けない大きさのデザートは、パンプディングにしてみましたが、ちょっと甘かった・・・かな。でも、たくさん入っていた緑色のレーズンはすっきりした甘味で美味しかったです。それから、特筆すべきは、ここのレストランは、いつもレストラン・ウィークには、同等金額分(今年なら20.03ドル)のギフトカードをくれること。8月までの平日のランチにしか使えませんが、また来よう!という気にさせてくれますよね。今回も、やっぱり、Gramercy Tavernは個人的なベストであることを確認してしまったのでした。
次回のレストラン・ウィークは、来年1月最終週の予定。1ヶ月くらい前に、http://www.restaurantweek.comに参加レストランのリストが掲載されますので、その頃いらっしゃる方や、近郊にお住まいの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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