クリスマスの大雪は、翌日にはすっかり止んでしまいましたが、気温がそんなに上がらなかったので、除雪された歩道や車道を除き、いろいろなところに残っていました。今年はスポンサーが付かなかったのか、クリスマスのリースを掛けてもらえなかったNew York Public Libraryのライオン君は、その上雪まみれになって、ちょっとカワイソウでした。 さて、クリスマスが終わると、始まるのが、1年でいちばん大規模なバーゲンセールAfter Christmas Sale! 五番街を歩けば、至るところで、「○○%OFF」とか「SALE」の文字を目にすることができます。24日迄で事実上終了した、今年のクリスマス商戦の売上は、ここ数年間では最低だったのだそうです。やはり、大型倒産も相次いだアメリカ経済は、まだまだ低迷中ということなのでしょうね。で、多くの人が、クリスマス後のこのセールに期待しているのだろうという予想もされていますが、人通りは、やはり、クリスマスまでに比べるとかなり落ち着いてきているような気がします。売上が伸びないことから、クリスマス前から値引きしていた店も多いらしく、その時点で買い物をしてしまった人も結構いるからでしょうか? とにかく、クリスマス物は、半額が当たり前、うまくすると、もっと値引きされていることもあるので、この時期が買い時。例年通り、来年の分のクリスマスカードは、高級紙を使った品のいいCrane'sのお店とオンラインショップで一気に入手してしまいました。後は、友だちとSOHOに行ったりしましたが、ニットとかアクセサリーとか、小物を少々程度。大物はちょっと控えました。 その理由は、こちら、週末にWoodbury Common Premium Outletsに行くことにしていたからなのです。大幅値下げが期待される冬のコートなどを狙って出かけました。土曜日の午前中に現地に到着したら、思ったほどは混んでいなくて、メインの駐車場に車を止めることができましたが、荷物を入れに戻った午後には、もう、出る人を待つ車の列が出来ていたりしました。同じNew Yorkとはいっても、Manhattanよりずっと北にあるWoodburyは、降雪量も多かったでしょうし、気温は低いしで、歩道の両脇にはよけられた雪がうず高く積まれていました。ただでさえ、値下げが始まっていたのに、New York Timesの紙面に付いていた引き換え券で、Holiday Bookなるものを入手したので、なかなかよい買い物ができました。今回は、夫も私も今年たくさん出ているPコートを購入。それから、ベルトやキーホルダー、手袋といった小物ばかりですが、COACHでたくさん買い物しました。COACHのショップでの割引きの条件が「200ドル以上で15%引き」だったので、頑張って!?買い集めたのです。旅行客らしき日本の人もたくさんいましたが、COACHは、日本だと本当に高いですね。今年の夏、銀座のショップを見に行ったときに驚きました。New Yorkのショップで買っても、ずっと安いのに、ここだとさらに安いから、物によっては、日本の定価の1/3くらいかも?しれません。でも、人気のシグニチャーものは全くといっていいほど、ここでは売らないので、ご注意を。その代わり、革のものは、最新型まで出るときがあるので、本当にお買い得です。後は、大物としては、機内持込ができるサイズのキャリー付きの旅行カバン3個セットを、Samsoniteで買いました。最初、ひとつの値段だと思ったのが、3個セットの値段とわかって、びっくりの格安値段でした。 Woodbury Common Premium Outletsのクーポン引き換え券は、HP(http://www.premiumoutlets.com/outlets/outlet.asp?id=7)からもプリントアウトできますので、これから行かれる方はお忘れなく。ただし、有効期限は12月31日迄。ちなみに、ここは、1月1日も営業します。 ↑先頭に戻る
日本では、もう、とっくにクリスマスは終わってしまっていると思いますが、皆さん、いかがお過ごしでしたか? 今年のNew York近郊は、久しぶりのWhite Christmasになりました!昨日のイブは、最近のわが家の慣習通り、Harlem近くにある大きな教会The Cathedral Church of St. John the Divine(聖ヨハネ大聖堂)で行われる、真夜中のミサに行きました。今年は、夫の会社の同僚など、ちょっとした人数で繰り出したため、ミサの前の腹ごしらえで、タイ料理を食べに行ったら、すっかりゆっくりしてしまい、現地に着いたのが開始時間の15分前。まだまだ、人々はあちこちからこの巨大な建物目指して集まってきていましたが、広い聖堂内にぎっしり並べられた椅子も既に満席状態。結局、脇の通路のようなところに腰掛けられるようなでっぱりを見つけ、そこに座って参加することしました。 今年は、去年のように、クリントン夫妻は参列していませんでしたが(詳細は去年の話題で。)、おそらく、New York Cityの中では、最も多くの人々が参列しているのではないかと思う、この教会のミサは、参加している人々の人種も年齢も様々。最初に配られるロウソクに、隣の人からもらって火を灯し、それをミサの間中ずっと持っているのですが、そのほのかな明かりに照らされたいろいろな顔が、まさにNew Yorkという街を象徴しているようでした。今までは、聖堂の中にぎっしり並べられた折りたたみ椅子に座っていたので、ロウソクの火が気になって、あたりを見回す余裕なんてとてもなかったのですが、通路の奥まったところに陣取った今回は、そういう心配もなく、ちょっと客観的に参列した人々を眺めてしまいました。入口に置かれた大きなツリーには、折鶴がオーナメントになっていて、よく見たら、そのはるか上に下がっているのは、同じく巨大な折り紙で作った飛行機。これは、やっぱり、日本人の指導により作られたものだそうです。聖堂内にかかっているタペストリーは、イタリアの巨匠ラファエロのデザインだし、入口のドアは、自由の女神の製作者がパリで作ったもの。いろいろな国の美術が結集している、開かれた雰囲気の教会だからこそ、本当にいろいろな国出身のたくさんの人が集まってくるのかもしれませんね。約2時間ほどのミサが終わった後、そのパリ製の重い青銅のドアを開けて外に出たら、既に雪が散らつき始めていました。 25日のクリスマスは、夜中から降り出した雪が本降りとなり、日中ずーっと降り続く、まさにWhite Christmas。どうせ、お店もほとんど休みだし、ミサの後、地下鉄、バスと乗り継いで、家に帰り着いたのは、もう2時過ぎだったので、寝正月ならぬ、寝クリスマス(なんていう言葉があるのでしょうか・・・)になりました。 去年のクリスマスは、テロ事件後、まだまだ街の復旧の過渡期にあるときだったので、平和にこの日を迎えられたことに、心から感謝の気持ちが持てましたが、すっかり平和になってしまうと、なかなかそこまでの感慨はないものです。でも、多くの人々とミサに参列して、聖歌を歌うことで、なんだか落ち着く、クリスマスらしい夜を過ごすことができました。また、来年もここにいたら(多分、いると思われますが・・・)、きっと、ミサに参加して、ちょっと静粛な気持ちになってクリスマスを迎えることになるのでしょう。 The Cathedral Church of St.John the Divineのイブのミサ、「Christmas Eve Midnight Encharist」は、詳しく書かれた式次第通りに進行されますし、途中退席も全然可能なので、気軽に参加でき、ちょっと海外のクリスマスらしい雰囲気を味わいたい方にはおすすめです。ご興味ある方は、教会のHP、http://www.stjohndivine.org/にて、詳細をチェックしてくださいね。
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いよいよ水曜日にクリスマスを迎える今週、前日のイブも早めに終わる会社が多く、すでに月曜日からホリデー気分だったりしますが、そんな中、久しぶりにNBA観戦に出かけました。New Yorkが本拠地のチームといえば、名門New York Knicksで、かなり前にMadison Square Gardenで観戦したことがありますが、ここのところ、ひどく低迷しており、プレーオフ進出もままならないほど。それに反して、素晴らしい躍進ぶりなのが、本来の地元New Jerseyのチーム、New Jersey Nets。最後こそ、Los Angeles Lakersに4タテを食らってしまったものの、年間の優勝決定戦、NBAファイナルに進出したことは、まだまだ記憶に新しいところです。で、わが家では、今年、平日の6試合がパックになったMini Planのチケットを購入してしまいました。平日6試合、全て行くのは、ちょっと難しいので、バスケット好きの知り合い夫婦と半分に分けたので、わが家では、3試合、今シーズンのNetsを観戦することになります。 そして、今日がいよいよ最初の試合。会社帰りの夫と、最後のクリスマスショッピングで渋滞気味の道のりを、車でContinental Airline Arenaへと向かいました。ここは、日本からの直行便もあるNewark Liberty Airportの近くで、わが家からだと、空いていれば車で20分程度。NFLの2チーム、New York Giants・New York Jetsが共同で本拠地にしているGiants Stadiumなどもあり、Meadowlands Sports Complexというスポーツ施設の集合体になっています。New Jerseyは、電車があまり発達していないので、移動は車が命。施設内にも巨大な駐車スペースがありますが、やはり、試合のある日はすごい台数が押し寄せるので、アリーナのすぐ前ではなくて、かなり遠いスアジアム前の駐車場場所へと誘導され、そこから長い通路を歩いていくハメになりました。 目の前に来てから、思ったより時間がかかったので、席に着いたときは、既に試合が始まってしまっていました。今日の相手は、Chicago Bulls、あのMichael Jordanが全盛時に大活躍したチームです。あの頃とは、メンバーもすっかり変わり、最近はめっきり弱くなったというウワサは聞いていたし、Netsは今日までイースタン・カンファレンスの地区1位で、ホームではほとんど負けない(14勝1敗!)ので、楽な勝ちゲームが予想されました。 新興の弱小チームだったNetsがここまで強くなったのは、ひとえに、去年移籍してきたJason Kidd(写真右:いちばん左)の加入が原因といっても過言ではありません。実は、野球ほど関心のなかったバスケットボールのチケットを、しかもシリーズ物で買ってしまったのは、彼のプレーが見たかったからなのです。ファンが着ているジャージも、ほとんどがKiddの5番のもの。もうすぐ30歳になる彼は、今、まさに選手として絶頂期にあるのでしょう。肝心な場面には、必ずプレーの中心にいるし、自らがシュートを打たないときも、繰り出す的を得た鮮やかなパスは、本当に芸術的!今シーズンは、年齢的にやや衰えが隠せないながら、まだまだ行けそうな長身の名選手Dikemve Mutomboもチームに加わり、ふたりのコンビネーションも楽しみにしていたのですが、残念ながら、Mutomboはシーズン初めにケガでリタイア。それでも、Kiddを中心に、チームは快進撃を続けているのでした。 というわけで、最初こそ、接戦だったものの、次第に力の差が出てきて、終始Netsがリードしている楽な試合展開でした。アメリカのプロスポーツといえば、試合以外のいろいろなアトラクションもお楽しみのひとつ。チームのマスコットSly the Silver Fox(写真右)は、いろいろなところに現れては、お茶目なしぐさで観客を沸かせていました。でも、このマスコット、銀ぎつねという動物だからなのか、あまりにブルーな目と吊り上がった眉毛がちょっと怖い顔つき。そして、タイムになると登場するチアガールは、Power N' Motionというお姉さんたち(写真左)で、ヘソ出しルックで元気に踊っていました。 一時は20点以上の差がつき、最後のクォーターは、Kiddをすぐに引っ込めてしまう余裕を見せて、99 - 83でNetsが危なげなく勝利を収めました。Kiddが引っ込んだあたりで、勝利を確信した観客たちが、次々と席を立ち始め、おかげで、帰りに駐車場から出るときも、思ったほどの混雑ではなく、スムーズにハイウェイに乗ることができました。それにしても、やっぱり、Jason Kiddのプレーはすごかったです!NBAの大男たちの中に入ると、185cmの彼の体格は小柄な部類になってしまいますが、それでも、際立ったプレーぶりでした。去年、惨敗を喫したLakersが今年は不調なので、このまま順当に行けば、プレーオフ進出はもちろん、今度こそ、NBAファイナルで悲願の初制覇を果たせるかもしれません。来年は、松井 秀喜選手が加わるNew York Yankeesの応援はもちろんだけど、シーズンが終わるまでは、あと少なくとも2回観戦するNetsからも、目が離せなくなりそうです。
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今年も余すところ2週間ほどとなり、そろそろ話題に出始めているのが、Times Squareで行われる大晦日のカウントダウン・イベントのこと。当日の簡単なスケジュール等は、「観光に関する事項」(トップページからご覧ください。)でご紹介している通りですが、昨日は、1月1日午前0時に落ちるボールのボタンを押すゲストとして、事故で首から下が麻痺状態の俳優Christopher Reeveが奥さんとともに招かれるという発表がありました。去年は、パーキンソン病のモハメド・アリだったし、どうも、闘病生活を送っている有名人と市長というのが、このところのパターンのようです。そして、交通ストも無事回避され、何事もなかったかのように、観光客で混み合うTimes Squareには、今朝、ポールの下の部分、ボールが落ちるいちばん下のところに、2003の文字が設置されました。わが家も、先週末、やっつけ仕事でクリスマスカードを全部出し終わったところだし、こういうのを見ると、いやおうなく、年の瀬というものを感じてしまいますね。 とはいっても、まだ、クリスマスも終わってはいません。当日半額券を売るTKTSのブースのあるDuffy Squareには、例年と同様の大きなツリーが立っていました。去年は、このツリーも、赤白青に輝いていましたが、昼間なのでよくわかりませんでしたが、今年はどうも例年通りのよう。オーナメント代わりにぶらさがっている★や■のプレートには、オフも含めて、現在、Broadwayで上演中のミュージカルや劇のタイトルと劇場名が書かれています。ちなみに、今のいちばん人気は、昔のマイナーな映画をミュージカルにしたHair Sprayで、年内のチケットは、もうずいぶん前に売り切れというウワサでした。でも、これは、多分に他のものを観てしまったアメリカ人の好みかもしれなくて、そろそろ、皆、観てしまったかな?というLion Kingなどは、ずいぶんチケット入手がしやすくなったようです。ディズニーものは、言葉がわからなくても、ストーリーがわかりやすいので、おすすめ。観光でいらっしゃる方も、あきらめないで、チケット手配にトライしてみてくださいね。 クリスマスから続く、この一大イベントを迎えるTimes Squareには、いくつか、ニューフェイスが登場していますので、ご紹介してみます。まずは、Broadwayに面した1Fのお洒落なバーが人気のホテルW New York Times Square。大きなガラス張りになっていて、通りからも中がよく見えるBlue Finは、名前の通り、シーフードがメインのレストラン・バー。ソフトなジャズが流れる、今風のスマートなデコレーションは、観光客のみならず、New Yorkerにも大人気のよう。いつでも、とっても混んでいます。ホテル自体は、泊まったことはもちろん、中に入ったこともないのでわかりませんが、Broadwayの47th Streetという立地条件は、観光にはとにかく便利。43th Streetの8th Avenueあたり、Yoshinoya(吉野家)のすぐ近くには、巨大で派手派手しいビルディングのThe Westin New York at Times Squareもオープンしたりして、Times Square周辺は、ちょっとした、ホテル競合エリアになっています。一昔前までは、アダルト系のショップが立ち並んでいた42nd Streetが、すっかりファミリーOKの商業エリアに生まれ変わったことが大きいかもしれませんね。Broadywayも42nd Streetも、かなり遅い時間までお店が開いていて人が歩いているのは大きな魅力。遊び歩くにはもってこいのロケーションでしょう。 W New Yorkの少し先には、この前、旅行で2回目の訪問をしたばかり(詳しくは旅行記で)のアメリカを代表するチョコレート・ブランド、Hershey'sのショップHershey's Times Squareがオープンしました。キスチョコをはじめとする、Hersheyブランドのチョコレートのロゴがベタベタ貼り付けてあったり、本家の工場と同じ2本の煙突が立っていたりする、Times Squareらしい、かなり、にぎやかなビルなのですぐわかります。すごくにぎわっている店内に入ってみたら、当たり前ですが、チョコレートだらけ。Hersheyにまで行かないと買えなかった、巨大板チョコや、特別バージョンのキスチョコなどもあって、値段も手頃なことから、飛ぶように売れていました。このショップ限定とおぼしきグッズもいくつかあって、まもなく、松井 秀喜選手も袖を通すであろう!?ピンストライプのユニフォームを着たクマは、多分、そのひとつ。旅行記にも書いた通り、個人的には、いかにもアメリカっぽい、甘さが強くてちょっとざらつきが残るここのチョコレートが美味しいとはあんまり思えませんが、アメリカ人は大好きだし、店内には、小さなチョコレート工場もあって、ちょっとしたテーマパークのようで、Times Squareで話題のショッピングスポットになることは間違いないでしょう。夜は10時まで(日曜日は8時)営業しているので、興味ある方は、Broadwayに行くときでも、お立ち寄りください。 31日のカウントダウンについては、私自身は参加したことがありませんし、今年もしないと思います。ただ、参加した方からは、「とても楽しくて、一生の記念になった!」という話は聞きますので、寒さや長時間待つことに耐えるパワーがあれば、結構楽しめるのではないかと思います。参加を考えていらっしゃる方は、ぜひ、事前にTimes Square 2003をご覧になってください。スケジュールやアクセスポイント等の他、注意事項をまとめたFAQもありますので、これらをよく読んでからお出かけくださいね。
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