★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

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●Manhattanオモチャ屋戦争!?
●平和への祈りのツリー
●Merry Christmas!!
●After Christmas Sale
●幕を閉じる2001年
続き(12月前半の話題)を見る・・・



12月30日(日)  幕を閉じる2001年
TimesSq2001年も残すところあとわずか。Times Squareには、大晦日のカウントダウンイベントNew Year's Eve Ball Loweringの準備が始まり、「2002」の文字も登場しました。そろそろ、イベントの行われるステージや、テレビカメラが並ぶ中継用の足場も組まれ始めています。今年最後のビッグイベントも、これまで以上に警備が厳重になり、カウントダウンとともに落ちてくるボールが見えるエリアへのアクセスは、金属探知装置のある数ヶ所の入口に限られ、7th〜9th Avenueまでの、34th〜59th Streetと、今までになく広範囲に交通規制が敷かれるそうです。その他、例年とちょっと違う注意事項としては
・リュックサックなど、大きめのカバンの持ち込み禁止
・アルコール禁止
イベントの参加者は、例年よりやや少なめの、50万人程度と見込まれているものの、警備にあたる警官の数は、今まで最高規模の8,000人だそう。今年は、クリスマスごろまで例年にない暖冬でしたが、最近めっきり冷え込みが厳しくなり、大晦日の夜も氷点下になりそう。もし、参加される方がいたら、どうぞ、荷物は少なめで暖かくしてお出かけくださいね。これだけ警備が厳重であるということは、ケンカやスリみたいなトラブルは少ないのかも?しれませんね。
TimeMagazineそして、2001年とともに、New York Cityから惜しまれつつ去ってしまうのが、TIMEで、2001年のPerson of the Yearにも選ばれた、Rudy Giuliani市長。なんといっても、9月11日にNew Yorkを襲った悲惨なテロ攻撃後の街で、物理的にも精神的にも大打撃を受けていた市民に対して、見事なリーダーシップを発揮し、その被害を最小限に抑えただけでなく、さらにここまで早く街を立ち直らせた手腕は、本当に賞賛に値します。もう、共和党とか民主党とか、そういうことを関係なく、誰もがほとんど無条件に彼のことを信じ、付いて行ったような無我夢中の数週間でした。New Yorkの犯罪を劇的に減らし、観光客にとって魅力ある街に立ち直らせた功績も大きかったのですが、それ以上に、今回発揮した見事な手腕は、後世語り継がれるに違いありません。一時は、州の法律を改正してまで、彼の任期延長を望む声も高かったのですが、本人もそこまでは考えておらず、新年1月1日から、同じ共和党のMike Bloomberg氏にその座を譲ります。これだけ絶対的に支持された市長の後で、ビジネス界でいくら成功したといっても、政治はほとんど素人のBloomberg氏がどこまで頑張れるかは、もともとちょっと???なのですが、しばらくは、かわいそうですけれど、何をやっても「Rudyはよかった・・・」といわれてしまいそうです。
DowntownView2001年は、それまでにもいろいろなことがあったのですけれど、やはり9月11日のことがあまりに大きかったので、それ以前に起きたことは、もっとずーっと前のことのような気がしてしまいます。個人的にも、もちろん、多くの尊い命が失われたWorld Trade Centerの崩壊を目の当たりにしてしまったことは、その後の生活や物の考え方にも知らず知らずのうちに影響を与えているように思います。幸い、ごく近しい人で、亡くなった人はいなかったため、心に深い傷を受けたというわけではありませんが、やはり、アメリカという世界各国から人が集まる異国に暮らしていて、様々な物の考え方やその表現方法があるということを、あらためて考えさせられました。また、その後のアフガニスタンへの攻撃や、炭疽菌事件も通じて、日本という国の態度や考え方というものも、客観的に見ることができたように思います。なにがいいとか悪いとかではなくて、今、いちばん願うのは、多くの人たちと同じように、争いごとのない平和な社会の訪れ。それがいちばんです。そして、やっぱりINY。観光客も訪れなくなって、すっかり活気をなくしてしまった街から、ここまで復活させたのは、市長だけではなくて、力強い市民の力です。それを見ていると、やっぱり、私も皆と同じように常に力強く躍動しているNew Yorkという街がとても好きなのであり、そのNew Yorkのために私ができることといえば、ホームページを通して、皆さんに、New Yorkの今の様子をお伝えすることなのだとあらためて思いました。これからもその気持ちを忘れずに、このページを続けて行けたらと思っています。
今年1年、このページをご覧いただいた皆さん、どうもありがとうございました。
そして、どうぞ、よい2002年をお迎えください。

Kyoko
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12月28日(金)  After Christmas Sale
AfterXmasSaleクリスマスが終ると、次はお正月・・・と行きたいところですが、カウントダウンイベントくらいしかなくて、お休みは元旦のみというアメリカでは、新年を祝うという習慣はほとんどありません。その代わり、クリスマスの後といえば、After Christmas Sale!たいていのお店は25日は休みで、その翌日、26日から大々的なセールが始まるのです。基本は、やっぱりクリスマス用品で、50% OFFは基本。わが家では、毎年、このセールで次の年のクリスマスカードを全部買ってしまうことにしているので、今年も26日の午前中に勢い込んで買い物に出かけました。
Crane'sStore今年、ちょっとだけ戦法(?)を変えたのは、狙いを絞ったこと。いつも、カードショップをいくつか回り、定価だとちょっと躊躇してしまう高級感のあるカードをなるべく買っていましたが、それを何回か繰り返すうちに、実はいつも同じメーカーのカードを買っていることに気付きました。それが、Rockefeller Centerの一角に、直営のショップがあるCrane & Co.というメーカーだったのです。セール初参加の友だちとすぐ近くで待ち合わせをして、まずはここのお店へ直行。狙っていたものがあったのですかさず買いました。場所もよいし、人気があるお店なので、いいカードをゲットするのは、26日でないとダメのよう。ちょっと買い足したいなと思って、翌々日、再度出かけたのですが、時すでに遅し。すっかりバーゲンハンターに荒らされた後でした・・・ちなみに、Crane & Co.のカードは、オンライン販売もしていて、http://www.crane.com/で買えます。お店同様、クリスマス直後のセールがありますが、オンラインでは、クリスマスに発送が間に合わない22日から始まっていました。実は、今回はこのHPも活用。送料は掛ってしまいますが、重い思いをしてお店を回って買うことを思えば、ずいぶんラクチン、半分くらいをこの方法で調達しました。
SaksFifthAvenueSaleとりあえず、必須アイテムを手に入れてしまえば、あとは気ままにお買い物。まずは、向かいのSaks Fifth Avenueで、クリスマス用品売り場に突入。普段手の出ない高級なオーナメントなんかにも興味があったのですが、半額にしてもやっぱりお高め。かといって、ツリーにそういうオーナメントがひとつだけでは浮いてしまうので、いくつかは欲しい気がします。となると、やっぱりなかなか決断できなくて、結局、戦利品はナシ。これは、次に寄ったBergdorf Goodmanも同様で、すごくステキなんですけれど、いくつか買うとちょっとした額になってしまうため、やっぱり買えませんでした。
ところが、この後に行ったCrate & Barrelでは、抑えられていた購買意欲が一気に爆発!?最初のふたつの高級店に比べれば、こちらは定価でもリーズナブルなのですから、ついついまとめ買いになってしまいます。うちでは、収納を考えても、いつか帰国することを考えても、これ以上、クリスマスものを増やすのは危険とわかりつつ、キャンドルスタンドやオーナメントなどを買い物カゴに放り込み、気付いたら大きな袋を受け取っていたのでした・・・でも、これだけ買っても、さっき迷ったオーナメント1個分(20ドル強くらい)だったりするんですよね。やっぱり、After Christmas Saleのお買い物はやめられないのでした。
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12月25日(火)  Merry Christmas!!
StJohntheDivineMerry Christmas!! 日本の皆さんは、もうクリスマスは終って、お正月の準備に入られているかと思いますが、New Yorkでは、全国的にどこもお休みで、ほとんどの人が家でゆっくり過ごす12月25日、クリスマスの祝日を迎えています。まだお店がやっている昨日のイブは、ダウンタウンに新しくできた創作和食のZipanguでディナーした後、一気に北上して、Washington HeightsにあるSt.John the Divineの愛称で親しまれているThe Cathedral Church of St.John the Divine(聖ヨハネ大聖堂)で、深夜に行われるミサに出かけました。世界最大の大聖堂で、19世紀の着工以来、資金面などの問題もあって、いまだに未完成というこの大聖堂は、もともと、英国国教会系の教会としての作られましたが、今では、あまり宗派を問われず、同性愛も容認してしまう(カトリックなどでは認めない)という、New Yorkでもっともリベラルな教会のひとつです。巨大な建築物や所蔵している美術品などを紹介するガイドツアーもあり、やや遠いながらも、Manhattanの観光スポットでもあります。
StJohnDivineInsideおととし、New York Timesで見つけて、誰でも参加しやすいイベントとあったので、行ってみたら、歌が中心のミサで、細かい式次第もくれるので、日頃、教会のミサなどに無縁でも参加しやすくてよかったので、もはや、わが家のクリスマスイベントのひとつとなりつつあります。でも、毎年、数千人が参加するこのイベントも、今年は行われるかどうかが微妙な危機に瀕してしまいました。先週、教会の一部から出火し、消し止めるのに数時間かかったという火事に見舞われてしまったのです。朝のローカルニュースでこの一報を聞いたとき、「え、じゃあクリスマスのミサは・・・」と思ったのは、きっと私だけではないはず。その巨大さが幸いしたのか、焼失したのは、お土産物屋さん付近の一部分のみで、夜だったこともあり、少なくともこの日のミサでは火事の跡を目にすることはありませんでした。9月11日のテロ事件、炭疽菌騒ぎ、11月の飛行機墜落事故、そして、先週の火事と、この教会の周辺では、苦難が相次いだので、無事、ミサが行われたことに安心した人々も数多く、例年よりかなり多い、4,500人ほどがミサに参加していました。すごく混んでいるといけないので、私たちも開始時間の10時半の1時間も前に行ったのですが、閉ざされた門の前には既に行列が出来ており、まもなく重々しいドアが開かれると、あっという間に席の半分近くが埋まってしまいました。
Mr&MrsClintonあんな火事の後だったので、全国ネットのテレビ局も数多く来ていて、あちこちに報道の車が駐車し、聖堂内も心なしかいつもより明るめのライティング。でも、入場に際して持ち物チェックなどはなく、席に座って開始を待っていると、間もなく聖歌隊の歌が聞えてきて、Christmas Eve Midnight Eucharistが始まりました。今回は特別だから、有名人が来ているかもしれないな・・・なんて思っていたら、まさにその通り。なんと、Bill ClintonHilary Clinton夫妻がミサに参加していました。ご存じの通り、Hilary女史は、New York州選出の上院議員、引退した元大統領も今はHarlemに事務所を構えているとあって、依然としてNew Yorkでは多大な人気を誇るカップルです。最初の方で、司祭が「今日、特別なゲストとして彼らをここに迎えることを嬉しく思います。」と紹介すると、皆、立ち上がって盛大な拍手。手を振っている人までいたりして、もちろんフラッシュの嵐となり、私も負けずに望遠で撮ってみました。ふたりの短いスピーチがありましたが、今は、上院議員という公職に就いているHilary女史の方が先でした。それにしても、有名人がバッチリ見れて、ちょっとラッキーでした。実は、クリントン夫妻と一緒にクリスマスのミサに出席するのは2回目。1回目は旅行でWashington D.C.に出かけた98年、National Cathedralで(ミサの様子はWashington D.C.旅行記でご覧ください)。アメリカで迎えるクリスマス5回のうち、2回もこの元大統領夫妻と一緒というのも、なんだかちょっと奇遇!?なんて思ってしまったりしました。
StJohnTreeこの他、聖書の一節を朗読したのは、次期州知事への出馬も噂されている人気の黒人政治家でしたし、途中で、先週の火事を消し止めたFire Department of New York Cityの消防士さんたちが紹介され、またまた全員立ち上がって拍手喝采を送ったりしたのも、今年のミサならでは。もちろん、牧師さんのお説教の中には、テロ事件やその他の悲しい事件のことが言及されていましたし、祈りの文句の中にも、それが盛り込まれていたりしました。その、お説教の中でも述べられた通り、いくつかの難事を乗り越えて、今日、クリスマスを家族や友人と無事、迎えられることに対する喜びは、New Yorkやその近郊に暮らす私たちにとって、いつもにもまして大きいものです。XmasWreath聖堂の入口にあった大きなクリスマスツリーの飾りは、先日見たAmerican Museum of Natural Historyと同じく、千羽鶴を意味する折鶴。こちらは、教会らしく白い折鶴のみのシンプルな飾り付けです。あらためて、平和への祈りを強く感じるとともに、個人的には、ふと、あと何回アメリカでクリスマスを迎えるのだろう?などと考えました。
皆さんは、クリスマスをいかがお過ごしでしたか?これほど、平穏無事であることを感謝するクリスマスというのも、個人的には初めてですが、併せて、できればそういうことを意識しなくても済むような社会に、アメリカのみならず、早く世界全体がなってくれることを願うばかりです。
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12月23日(日)  平和への祈りのツリー
いよいよクリスマスへのカウントダウン開始。今年は25日が火曜日で、24日の月曜日もお休みにして4連休という人たちも多いですし、これから、年始までずっと休暇という人も珍しくありません。さて、わが家も幸い4連休、クリスマス当日は、どのお店もやっていないので、映画などを見に行く予定ですし、イブは、先週の火事にもめげず、恒例の深夜のミサを行うSt. John Divine(聖ヨハネ大聖堂)に行ってみようかと思っているので、その前の土日で最後のクリスマス・ウォッチングを楽しみました。AMH
そして、久しぶりに足を運んだのがAmerican Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)。数年前にリニューアルされたRose Center for Earth & SpaceのプラネタリウムSpace Showは、今までのプラネタリウムと全然違って興味深く2回も見ましたし、子供のみならず大人も魅了する恐竜のコレクションは何回見てもやっぱり圧巻です。
AMHTreeAMHTreeZoomでも、今回の目的は、こちらのクリスマスツリー。かなり大きいツリーのオーナメントとして飾られているのは、全てOrigami、そう「折り紙」なのです!ツリーの足元のところには、これが1枚の紙!?というほど凝った、ちょっと大きめの恐竜の折り紙などが飾られていて、日本人の私たちでさえ、ちょっと感心。ちなみに、アメリカ人は不器用な人が多いのか、折鶴を目の前で折って見せたら、絶賛されたことがあります。皆さん、手が大きすぎるのかしらん?今年のツリーは、恐竜をはじめ、いくつかの動物の折り紙の他に、帯のように連なった折鶴がツリーの周りをぐるっと取り巻いているのが、いつもとちょっと違う点。これは、Cranes for Peaceと名付けられていて、このツリーの千羽鶴は、「平和な世の中になりますように」という願いを込めて1羽ずつ折られた、まさに日本の千羽鶴の発想そのものです。てっぺんも大きな折鶴。よく見ると、星条旗模様の紙を使って作られた鶴もあったりして、アメリカへの愛国心もしっかりと現れています。頭の部分を白く折り返してそれっぽく作ってある、アメリカのシンボルの鳥、Bold Eagleの折り紙も、ちゃんと目立つところに飾ってありました。
TimesSqTreeBryantParkTreeそれから、今年ならではのの3色にライトアップされたツリーが目立つ場所に相次いで登場。向かって左の背景に見えるのは、おなじみ、巨大な日清カップヌードルの看板。そう、まもなくカウントダウンイベントでボールが落とされるTimes Squareです。ツリーが置いてあるのは、それより数ブロック北、当日ディスカウントチケットが発売されるTKTSのブースがあるところ。暗くてまったくわかりませんが、ツリーには星型のオーナメントが付いていて、上演中のBroadwayのミュージカルや演劇のタイトルが書いてあります。今までも、このツリーは登場していましたが、3色のライトアップになったのは今年が初めて。
そして、右はライオン君のあるNew York Public Libraryの裏にある公園、Bryant Parkにあるツリー。左側に小さく見えているのは、Crysler Buildingの明かりです。この公園のクリスマスデコレーションは、毎年なんだか違っていて、数年前は、芝生のエリアにライトアップされた大きなギフトボックスやクマなどが置かれていましたし、去年はこの時期ずっとサーカスがテントを張っていました。今年のツリーは、Avenue of the Americas(6th Avenue)に面したところにあるので、公園が閉まってしまう夜でも見たり写真を撮ったりすることができます。
下のふたつのツリーは、上の折り紙のツリーとはやや方向性が違う(?)感じがしなくもないながら、やはり、平和を願う気持ちがこめられているのだと思います。これらのツリーを見て、今年、無事、クリスマスを迎えることができたことに感謝しつつ、来年は今年のような悲劇が起こることなく、平和な1年になってほしいと、きっと多くの人々が思うのでしょう。
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12月20日(木)  Manhattanオモチャ屋戦争!?
FAOSchwarzクリスマスまであとわずか!人々のクリスマス・ショッピングも最後の追い込み段階に入りました。アメリカ人の皆さんは、プレゼントをあげる人のリストを作るそうなので、それを最終チェックして、まだの人の分を駆けずり回って揃えるのでしょう。さて、子供向けのプレゼントの定番は、やっぱりなんといってもオモチャ。これは万国共通ですよね。で、New Yorkでいちばん有名なオモチャ屋さんといえば、今まで「Big」「Home Alone」など数々の映画にも登場したFAO Schwarzというのが常識でした。Thanksgiving Dayが終わり、クリスマス商戦が本格化するやいなや、週末には行列ができる大人気。オモチャ屋さんとしては、かなり高級な部類ですが、観光客のみならず、クリスマスプレゼントという年に一度の特別なものくらいは、ここで、という庶民も多かったため、とにかくその人気は衰えることを知らず、他の追随を許さないものがありました。
ToysrusFerrisWheelところが、今年のクリスマス商戦から、その勢力図は書き換えられるのではないかという事態が起きました。その原因がこちら。店内に観覧車がある超大型店舗、Times Squareに出現したToys"R"Us。オープンは、サンクスギビング前の週末でしたが、当日、翌日とも、入場するためだけに長蛇の列!それぞれのブースは人気子供番組のキャラクターで、誰もが乗りたがる観覧車は無料ですが、整理券が必要だそうで、朝のうちにその日の夕方の分までが全部出払ってしまったそうです。
ToysrusDinasor結局、少し混雑が落ち着いた平日に初めて中に入ってみましたが、確かに広い!入ってすぐの1階には、動物のぬいぐるみがたくさん並んでいて、なんだか、これってFAO Schwarzとソックリ!? かわいかったラブラドールのぬいぐるみを手にとってみたら、手触りもいいし、作りもそんなに雑じゃあないし、お値段は?・・・と見てビックリ。8ドル弱だったのです。Schwarzだと20ドルはするような・・・
そして、エスカレーターで2階に上がると、ここは、もうテーマ・パークと見まがうほど、子供たちの好きそうなものオンパレード!でした。ちょっと不気味なぬいぐるみを従え、E.T.の実物大フィギュアが動いて愛想を振りまいているし、中ほどにはJurassic Parkの恐竜が吼えてました。皆、ここの前で次々に記念撮影。これは、Schwarzでもそうですが、店内で写真を撮ることに関して、New Yorkでは寛大なところがほとんどなので、そばを通る店員さんも、しょっちゅうたかれるフラッシュにニコニコしちゃったりしています。
ToysrusEmpireToysrusStatueofLiberty個人的に、スゴイ!と思ったのが、LEGOのコーナー。私が子供の頃からある、おなじみの組み立てブロックですが、今のはすごく進化してるんですねー。New YorkのランドマークであるEmpire State BuildingCrysler Buildingは、エンパイアに付いているキングコングも含めて、全部LEGOで作ったもの。その先には、先日、一般公開を再開したばかりのStatue of Libertyまでありました!これらはかなりの大きさなので、全く同じセットを売っているかどうかは不明ですが、小型の自由の女神セットは、大きな箱で売っていました。私たちの頃のブロックの遊び方って、作っては壊し、また作って・・・という感じでしたが、こんな精巧で大変そうなものだと、作ったら壊すのはもったいないですよね。
他には、いつの時代も女の子が大好きなBarbieの家があったり、もちろん、今人気の各種TVゲームのコーナーがあったりと、どんな子供も売り場に釘付けになってしまうこと間違いなし。売り場面積は広いのですが、フロア的には、地下1階と地上2階の3階のみなので、見てまわるのは比較的ラクです。
PokemonCenterさらに、両者に殴り込み(?)をかけた形でオープンしたのが、Rockefeller Centerのクリスマスツリーのところから歩いてすぐという好立地にあるPokemon Center。もちろん、あの人気ゲームキャラPokemonのキャラクターグッズのみを扱うお店です。Pokemon自体は、まだまだ子供たちに根強い人気はあるものの、ブームのピークは過ぎた気がするので、ちょっと遅いかな?という気がしなくもないのですが、Toys"R"Usとほぼ時を同じくして開店しました。
PokemonCenterInsidePichuDollところが、片や入場するのにも行列なのに、こちらは全然OK。レジにはそれなりにお会計の列が出来ていましたが、思ったほどは混んでいなくて、ちょっとだけ心配?ピカチュウの赤ちゃん版のピチュウの着ぐるみが出て、盛り上げようとしていましたけれど、ほとんど同じ日のオープンで、あちらにすっかり話題をさらわれてしまった感はありました。
ただ、これはクリスマスツリー点灯前の話なので、Rockefeller Centerを訪れる人の数がグッと増えた点灯後は、また事態も少し変わっているかもしれません。商品としては、ここにしかないオリジナルグッズもいくつかあったりするので、Pokemon好きには必見の場所でしょう。
でも、Pokemonという特定のキャラクター商品は別として、子供の心を掴むプレゼンテーションがバッチリで、店内に娯楽施設があって、その上安い!となると、これは、FAO SchwarzよりToys"R"Usとなる親御さんが多いかもしれませんね。ましてや、アメリカ経済は全体的に下降気味。そもそも、高級店から量販店やディスカウントストアへと消費者の人気が移行する傾向にある時期ですから、これはもう、Schwarzのピンチ!なのかもしれません。子供のいないわが家では、どのお店にもそうそう足を運ぶことはありません。でも、もし、甥っ子や姪っ子が来たら連れて行くのは、うーん、とりあえず、おねだりされても安心できるToys"R"Usかな?なんて思ってしまいました。尚、それぞれのお店の場所は下記の通りです。お子さんのいる方はぜひ。いずれもミッドタウンなので、危険?だけど、ハシゴするのも可能です。
FAO Schwarz
767 Fifth Avenue (at 58th St.)
Tel.212-644-9400
http://www.fao.com
Toys"R"Us
Time Sq. Center
1514 Broadway (at 44th St.)
Tel.646-366-8800
http://www.tru.com
Pokemon Center
NYC Store
10 Rockefeller Plaza (at 48th St.)
Tel.212-307-0900
http://www.pokemoncenter.com

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