WHAT'S UP ? in New
York 
March,2001 



次の日曜日からいよいよ4月。アメリカでは、Daylight Saving
Time、いわゆるサマータイムが始まるので、時計が1時間早まり、日本との時差が13時間となります。ということは、今、夕方の6時くらいでもまだ明るかったりするので、それが7時ということになり、ますます日が長くなるということ。なのに、お天気の方は相変わらずです・・・さすがに、月曜日の雪はすぐ止んだものの、その後も肌寒い日が続いており、桜の開花はまだまだの様子。
全体的な興味としては、かつての巨人V9時代を思わせるような強さを誇っている、ワールドシリーズ3連覇中のNew York
Yankeesをどのチームが倒すのか!?ということなのかもしれませんが、日本人的な興味としては、なんといっても、イチロー、新庄
剛志という、日本人大リーガー初の野手組の活躍ですよね。イチローは予想通りといえば、予想通り、新庄に至っては、おそらく予想以上の活躍を春のオープン戦で見せてくれ、期待も高まるばかり。今までユニフォーム姿の写真がなかったふたりのそれぞれのチームのホームページの写真も、ご覧の通り、オープン戦での雄姿に変わり、これにこれからの成績が書き加えられていくばかりに準備されています。(それぞれの写真のあたりをクリックするとチームのページにジャンプします。)
で、ことあるごとに表明していることですが、わが家は渡米以来のメッツファン。よって、新庄が試合に出てさえくれれば、メッツの試合はテレビでも見ますし、球場にも年に数回は足を運ぶので、見る機会はあるのです。メッツが属しているのはナショナル・リーグなので、イチローのマリナーズとの対戦はありません。そこで、イチローをNew
Yorkで見るためには、ヤンキース戦を見なくてはいけない・・・ということで、今年はシーズン前、早々にゲットしてしまいました! ヤンキース V.S. マリナーズのチケット。今年は、両チームのNew
Yorkでの対戦が2連戦あるのですが、その最初の方、4月24日〜26日の3連戦の中日です。平日だったからか、まあまあの席を取ることができました。ちなみに、後の方は8月17日〜19日で、金・土・日という週末なので、すでによい席は全然ありませんでした。| American League |
大家 友和 |
Boston Redsox http://www.redsox.com |
今年は、野茂のみならず、大家投手も先発投手の座を確保し、日本人2人が開幕時のローテーションに名前を連ねるという快挙を成し遂げました。Bostonに住んでたら通うだろうなー。 |
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Kansas City
Royals http://www.kcroyals.com |
昨秋ヒジの手術をしたマックは経過もなかなか好調のようで、5番手の先発投手になる見込み。シーズン通しての活躍が望まれます。 | |
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Anaheim Angels http://www.angelsbaseball.com |
貴重な中継ぎとしてすっかり定着した長谷川投手は、今年もまた堅実な活躍を見せてくれるに違いありません。 長谷川投手のHP:http://www.shigetoshi-hasegawa.net/ | |
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Seattle Mariners http://www.mariners.org |
ご存じ去年のア・リーグ新人王の大魔神・佐々木。今年も去年以上の活躍が期待されています。イチローとダブルで活躍すれば、悲願のワールド・シリーズも夢ではない!? 佐々木投手のHP:http://sasaki22.com/ | |
| National League |
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Montreal Expos http://www.montrealexpos.com |
今年こそは先発の柱としての活躍が期待されています。オープン戦の初の日本人対決で新庄にヒット打たれてましたけれど、本番では? |
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残念ながら、去年まで在籍したロッキーズを退団することが決定。条件面次第では、日本球界復帰?になってしまうのかもしれません。 |
3月も今週でおしまい、そろそろ春めいてきたNew
Yorkの様子でもお届けできるかなーなんて思った矢先に・・・ひえー、雪です、雪。今朝、いつものように、New York
Cityのローカルニュースを見て気温をチェックしたら、-1℃とやや低め。今日はちょっと寒いんだわと思いつつ、ぼぉーっとテレビを見ていたら、外から中継のアナウンサーの背景には大粒の雪が!びっくりして窓の外を見たら、Manhattanほどではなかったものの、対岸のわが家のあたりでも雪が降っていたのでした。幸い、お昼過ぎにはなんとかあがったようですが、土の部分にはうっすらと積もってしまったりして、この調子では、いったい、今年はいつになったら春が来るのだろう??と思ってしまいますよね。
春といえば、もうそろそろスキーには行かないだろうと、シーズン・レンタルしていた板を、車でPrinceton Ski
Shopまで返しに出かけた週末、ヤオハンに近いモールで、名前からしてカーペット屋に違いない(!)と思い、入ったことがなかったRag
Shopというクラフト・ショップにちょっと立ち寄ってみました。そうしたら、ご覧の通り、店内はあたり一面Easterモノでいっぱい。いろいろなタイプのウサギの人形や置物、ヒヨコ、卵、そして、それらの柄の布地やラグに至るまで、店内はすっかり春のウキウキ気分に包まれていたのでした。週末も、まだ肌寒い天気ではあったものの、晴れ間はのぞいていたりしたので、安い値段にもすっかり乗せられた私は、いそいそと欲しかった刺繍糸やイースターの飾りものなどを買ってしまったりしたのでした。花屋さんでは、まだつぼみがたくさんあるユリまで買ってしまい、「気分はすっかりEaster!」状態で家に帰り、早速、それっぽく飾ってみたりしました。
それなのに・・・気分をくじく今朝の雪。部屋の中はすっかり春なんですけれど、実際は、まだまだコートやダウンを着ていないと心細いような天気の日が度々あります。暖かくなりかけた頃、一度、暖房が切られたかに見えたアパートの集中空調設備も、この寒さでまた復活です。例年でも、今ごろは、日本の三寒四温と同じように、暖かくなったり寒くなったりしながら、全体的には少しずつ気温が上昇していくという不安的なお天気が続く時期ではありますが、今年は気温が上下しても結果としてあんまり暖かくなりません。なかなか春の兆しが見えないことに、2月上旬のGrandhog Dayに「今年は春が早く来る」と宣言したStaten IslandのChuck君(「Grandhog Day」については過去のWhat's
Up?でご覧くださいね。) に対して、「ウソツキ!」とのNew
Yorkerの文句の声も。
さて、土曜日にSt.Patrick's
Dayのパレードを見たアイリッシュ・ウィークエンド(?)の日曜日には、去年から「これはミュージカルのカテゴリーとは認められない!」などと批評家にいわれつつも、結構人気を博しているRiverdance on
Broadwayを見に行きました。最初から、この週末を狙ったわけではなく、ディスカウント・クーポン(Times SquareのVisitor
Centerで手に入るヤツ)を手に入れた足で劇場にチケットを買いに行ったとき、いちばんよい席があったのがこの日曜日だったのです。パレード見物に来たアイルランド系の人たちが、見に来るから混むのかな?なんて思ったりしたのですが、よく考えたら、彼らはこの手のものをわざわざBroadwayで見るわけもなく、別に客席に緑色軍団がたくさんいた・・・なんてことはありませんでした。私たちが、日本から旅行で来て、わざわざBroadwayで日本舞踊は見ないのと同じですよね。
テレビの宣伝も見ていたし、実際に行った方からも話を聞いたりしていて、だいたいステージについてイメージしていたのですけれど、大きくは違いませんでした。特にストーリーはなく、アイルランドの伝統的なダンスを中心に、歌とそれ以外の民俗的な踊り(フラメンコ、ロシア・フォーク・バレエ)などが次々登場してくる感じです。アイルランドのダンスの基本形は、とにかく足をよく使うこと。上半身は腕をだらんと下げているか、腰にあてているかくらいで、あんまりバリエーションがありません。ただ、背筋はまっすぐに伸びていて、姿勢は異様によく、ひたすら足だけを機敏に動かすのです。多分、特殊な靴を履いているのだと思うのですが、足を踏み込む音がとても力強くてリズム感にあふれており、タップダンスみたいだなあーと思っていたら、後半で実際にタップダンサーが登場し、その違いを舞台で見せてくれました。どうも、タップは靴を前後に動かしたりして音を出しているのですけれど、アイリッシュダンスの場合は、垂直に踏み込んで音を出しているようで、タップの方がずっと軽い音でした。でも、ああいう感じで踏み込んであれだけのスピード感を出すには、さぞ足が疲れるに違いない・・・などと感心してしまったのでした。
途中、休憩をはさみ、最後に全員で足を踏み鳴らすフィナーレまで約2時間少々。飽きさせないようにいろいろ趣向を凝らしてはいましたが、個人的な感想としては、休憩なしの1時間半くらいでもよかったかなと思いました。確かにアイリッシュダンスの部分は素晴らしいし、タップやフラメンコとの共演も見ごたえがありました。ただ、歌の部分は完全に歌だけ担当の人たちが出て歌うので、なんとなく場つなぎという印象がぬぐえず、早く、次のダンスが見たいと思ってしまったくらい。このあたりの完全分業制(?)が、ミュージカルではないといわれてしまった原因なのかもしれませんね。
§ Happy St.Patrick's Day!! §


久しぶり(?)に時事ネタを。ちょうど1年前、去年の春から大々的に行っていたアメリカの国勢調査Census 2000 (去年の3月の話題でご紹介しています。)
の調査結果は、結構前に発表されたような気がしますが、このほど、New York
Cityの調査結果がまとまったらしく、その発表がありました。で、今朝のローカル新聞の一面はどれもそれに関する記事なのです。いちばん、それらしかったNew York
Postをピックしてみました。(紙面をクリックすると記事をご覧になれます。)
周辺地域の人口が増加したということからすぐ類推できそうですが、この人口増加にいちばん貢献しているのは、やっぱり移民の人々。なかでもヒスパニックと呼ばれる中南米系の人々の増加が著しいそうです。地下鉄やバスの中でも時々見かけるのが、写真のようなスペイン語の広告。例えば、このメトロカードの自販機の使い方を説明する広告のように、英語と併記されているのではなくて、完全にスペイン語だけのものが目立つようになりました。前にスペイン語が話せる私の従妹が遊びに来たとき、「New
Yorkでこんなにスペイン語が通じると思わなかった・・・」といっていたのも、ウソのようなホントの話。ちなみに、アジア系の増加も目立っているようですが、これは日本人ではなくて、中国系、韓国系が多いのでは?とにらんでいます。c 2001
kyoko_isaka@msn.com
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