★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

MomoHishimochi March,2001 CloverBunchStPatrickBear

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●変わりつつあるNew Yorkの顔
●Happy St.Patrick's Day!!
●伝統の足技!?「Riverdance」
●春はいずこに・・・
●球春来たる!
続き(3月前半の話題)を見る・・・



3月29日(木)  球春来たる!
BaseballWeekly次の日曜日からいよいよ4月。アメリカでは、Daylight Saving Time、いわゆるサマータイムが始まるので、時計が1時間早まり、日本との時差が13時間となります。ということは、今、夕方の6時くらいでもまだ明るかったりするので、それが7時ということになり、ますます日が長くなるということ。なのに、お天気の方は相変わらずです・・・さすがに、月曜日の雪はすぐ止んだものの、その後も肌寒い日が続いており、桜の開花はまだまだの様子。
さて、お天気とは関係なく、アメリカでも春といえば野球シーズンの到来!去年は3月に日本で開幕を迎えた大リーグ、今年もまた変則で、4月1日にPueruto Ricoで開幕を迎えます。Puerto Ricoといえば、中米の島国で、観光局のコマーシャルにも出ていたRicky Martinの出身地で有名ですが、アメリカ合衆国の統治下にあり、この国出身の大リーガーもとても多いのです。今は、小さい頃から学校で英語を教えるから、ここ出身の人はたいていスペイン語と英語のバイリンガルなのも、大リーグになじみやすい理由でしょう。わが家では、毎年買っているBaseball Weeklyの今シーズンの展望号を買い、今年の開幕に備えて(!?)います。
MarinersMetsMLBHP全体的な興味としては、かつての巨人V9時代を思わせるような強さを誇っている、ワールドシリーズ3連覇中のNew York Yankeesをどのチームが倒すのか!?ということなのかもしれませんが、日本人的な興味としては、なんといっても、イチロー新庄 剛志という、日本人大リーガー初の野手組の活躍ですよね。イチローは予想通りといえば、予想通り、新庄に至っては、おそらく予想以上の活躍を春のオープン戦で見せてくれ、期待も高まるばかり。今までユニフォーム姿の写真がなかったふたりのそれぞれのチームのホームページの写真も、ご覧の通り、オープン戦での雄姿に変わり、これにこれからの成績が書き加えられていくばかりに準備されています。(それぞれの写真のあたりをクリックするとチームのページにジャンプします。)
上でご紹介しているBaseball Weeklyの中に、今年のタイトル予想というコーナーがあり、その中で、アメリカン・リーグ(イチローの所属するSeattle Marinersはアメリカン・リーグ)の新人王の予想としては、記者やレポーター15人の投票のうち、堂々10人の票を得てイチローの名前が挙がっていました!!残念ながら、新庄は0票。これは、まず、レギュラーを獲れるという前提で選ばれると思うので、まだそこまでは未知数の彼は、やはり対象には挙がらなかったようです。去年、ワールドシリーズをSubway Seriesでヤンキースと争ったNew York Metsも、内野陣はほぼ固定メンバーですが、外野手についてはまだ大物のトレード加入なども模索している状況なので、まあ、こればかりはしょうがないですよね。
MLBTickets.jpgで、ことあるごとに表明していることですが、わが家は渡米以来のメッツファン。よって、新庄が試合に出てさえくれれば、メッツの試合はテレビでも見ますし、球場にも年に数回は足を運ぶので、見る機会はあるのです。メッツが属しているのはナショナル・リーグなので、イチローのマリナーズとの対戦はありません。そこで、イチローをNew Yorkで見るためには、ヤンキース戦を見なくてはいけない・・・ということで、今年はシーズン前、早々にゲットしてしまいました! ヤンキース V.S. マリナーズのチケット。今年は、両チームのNew Yorkでの対戦が2連戦あるのですが、その最初の方、4月24日〜26日の3連戦の中日です。平日だったからか、まあまあの席を取ることができました。ちなみに、後の方は8月17日〜19日で、金・土・日という週末なので、すでによい席は全然ありませんでした。
でも、もちろんファンであるメッツの試合も見なくては・・・とこちらの方も、5月の週末のデーゲームのチケットを入手済み。ヤンキースに比べれば、メッツのチケットは入手しやすいというのが今まででしたが、去年の大進撃の影響か、今年は、メッツのチケットの売れ行きも去年よりよいようで、やはり週末のチケットはよい席が少なくなりつつあるようです。毎年、シーズンが始まってから、おもむろにクラブハウスというショップに出向いてチケットを買っていたのですが、今年は、とりあえずは1試合くらい抑えておこうとオンラインで買ってしまいました。
「Have Fun!!」でご紹介しているMajor League Baseballも、ちょっと古くなってしまったので、それぞれの試合観戦後、更新するつもりです。ただ、球場の様子やチケットの入手方法などは、今までと変わりませんので、それまではこちらの方でご覧くださいね。
最後に、忘れちゃいけない元祖・日本人大リーガー、野茂をはじめとする投手組の所属チームとひとことコメント、チームのホームページアドレスを書いておきます。こちらもぜひ、忘れずにチェックしてくださいね。
American
League
野茂 英雄
大家 友和
今年は、野茂のみならず、大家投手も先発投手の座を確保し、日本人2人が開幕時のローテーションに名前を連ねるという快挙を成し遂げました。Bostonに住んでたら通うだろうなー。
マック鈴木
Kansas City Royals
http://www.kcroyals.com
昨秋ヒジの手術をしたマックは経過もなかなか好調のようで、5番手の先発投手になる見込み。シーズン通しての活躍が望まれます。
長谷川 滋利
貴重な中継ぎとしてすっかり定着した長谷川投手は、今年もまた堅実な活躍を見せてくれるに違いありません。
長谷川投手のHP:http://www.shigetoshi-hasegawa.net/
佐々木 主浩
Seattle Mariners
http://www.mariners.org
ご存じ去年のア・リーグ新人王の大魔神・佐々木。今年も去年以上の活躍が期待されています。イチローとダブルで活躍すれば、悲願のワールド・シリーズも夢ではない!?
佐々木投手のHP:http://sasaki22.com/
National
League
伊良部 秀輝
今年こそは先発の柱としての活躍が期待されています。オープン戦の初の日本人対決で新庄にヒット打たれてましたけれど、本番では?
吉井 理人
?
残念ながら、去年まで在籍したロッキーズを退団することが決定。条件面次第では、日本球界復帰?になってしまうのかもしれません。

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3月26日(月)  春はいずこに・・・
RiverdanceEntrance3月も今週でおしまい、そろそろ春めいてきたNew Yorkの様子でもお届けできるかなーなんて思った矢先に・・・ひえー、です、。今朝、いつものように、New York Cityのローカルニュースを見て気温をチェックしたら、-1℃とやや低め。今日はちょっと寒いんだわと思いつつ、ぼぉーっとテレビを見ていたら、外から中継のアナウンサーの背景には大粒の雪が!びっくりして窓の外を見たら、Manhattanほどではなかったものの、対岸のわが家のあたりでも雪が降っていたのでした。幸い、お昼過ぎにはなんとかあがったようですが、土の部分にはうっすらと積もってしまったりして、この調子では、いったい、今年はいつになったら春が来るのだろう??と思ってしまいますよね。
RagShopEaster春といえば、もうそろそろスキーには行かないだろうと、シーズン・レンタルしていた板を、車でPrinceton Ski Shopまで返しに出かけた週末、ヤオハンに近いモールで、名前からしてカーペット屋に違いない(!)と思い、入ったことがなかったRag Shopというクラフト・ショップにちょっと立ち寄ってみました。そうしたら、ご覧の通り、店内はあたり一面Easterモノでいっぱい。いろいろなタイプのウサギの人形や置物、ヒヨコ、卵、そして、それらの柄の布地やラグに至るまで、店内はすっかり春のウキウキ気分に包まれていたのでした。週末も、まだ肌寒い天気ではあったものの、晴れ間はのぞいていたりしたので、安い値段にもすっかり乗せられた私は、いそいそと欲しかった刺繍糸やイースターの飾りものなどを買ってしまったりしたのでした。花屋さんでは、まだつぼみがたくさんあるユリまで買ってしまい、「気分はすっかりEaster!」状態で家に帰り、早速、それっぽく飾ってみたりしました。
EasterFoyerそれなのに・・・気分をくじく今朝の雪。部屋の中はすっかり春なんですけれど、実際は、まだまだコートやダウンを着ていないと心細いような天気の日が度々あります。暖かくなりかけた頃、一度、暖房が切られたかに見えたアパートの集中空調設備も、この寒さでまた復活です。例年でも、今ごろは、日本の三寒四温と同じように、暖かくなったり寒くなったりしながら、全体的には少しずつ気温が上昇していくという不安的なお天気が続く時期ではありますが、今年は気温が上下しても結果としてあんまり暖かくなりません。なかなか春の兆しが見えないことに、2月上旬のGrandhog Dayに「今年は春が早く来る」と宣言したStaten IslandのChuck君(「Grandhog Day」については過去のWhat's Up?でご覧くださいね。) に対して、「ウソツキ!」とのNew Yorkerの文句の声も。
わが家では、今年こそは、一度は見るべきというWashington D.C.の桜を見に出かけよう!と、先週あたりから、桜の見頃がわかるCherry Trees of Washingtonをたびたびチェックして、タイミングを見計らっています。基本的には、週末に車で出かけようと思っているので、平日に満開になって強い風でも吹かれたら残念・・・ということになってしまうのですが、なんとか、満開ないしはそれに近い頃に出かけられたらとちょっと気をもんでいるところなのです。このところの寒さで、つぼみが付いてからの開花までの進行速度がにぶってしまったらしく、どうやら見頃は4月に入ってからになりそう。前回の旅行で見逃したWhite Houseと、去年、老パンダの死に伴ってあらためて中国から借りてきた2頭のパンダをNational Zoological Parkで見るのも楽しみだったりします。だから、一気に暖かくなってしまうと、去年のように急に花開いてしまうので、それも困るし、かといって、こんな寒さ続きでも困るしというちょっとフクザツな心境の今日この頃なのでした。ちなみに、パンダの様子はこちらのPanda Camで見られます。興味のある方は見てみてくださいね。
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3月21日(水)  伝統の足技!?「Riverdance」
日本でいう春分の日、3月20日をもって、こちらでもオフィシャルにという季節を迎えました! 当日は、うららかな日が差し、日中の気温も10℃くらいまで上がったのですが、今朝からは春の嵐が早速吹き荒れ、すごい風と雨がヒュウヒュウ音を立てて舞っています。川べりに立つわが家では、特に窓をたたく風の音はものすごく、たまたまアパートが断水になっていたりもして(午前中だけでしたけど。)、せっかくの春の到来なのに、とても外に出かける気にはなれなかったのでした。
RiverdanceEntranceさて、土曜日にSt.Patrick's Dayのパレードを見たアイリッシュ・ウィークエンド(?)の日曜日には、去年から「これはミュージカルのカテゴリーとは認められない!」などと批評家にいわれつつも、結構人気を博しているRiverdance on Broadwayを見に行きました。最初から、この週末を狙ったわけではなく、ディスカウント・クーポン(Times SquareのVisitor Centerで手に入るヤツ)を手に入れた足で劇場にチケットを買いに行ったとき、いちばんよい席があったのがこの日曜日だったのです。パレード見物に来たアイルランド系の人たちが、見に来るから混むのかな?なんて思ったりしたのですが、よく考えたら、彼らはこの手のものをわざわざBroadwayで見るわけもなく、別に客席に緑色軍団がたくさんいた・・・なんてことはありませんでした。私たちが、日本から旅行で来て、わざわざBroadwayで日本舞踊は見ないのと同じですよね。
RiverdancePlaybillテレビの宣伝も見ていたし、実際に行った方からも話を聞いたりしていて、だいたいステージについてイメージしていたのですけれど、大きくは違いませんでした。特にストーリーはなく、アイルランドの伝統的なダンスを中心に、歌とそれ以外の民俗的な踊り(フラメンコ、ロシア・フォーク・バレエ)などが次々登場してくる感じです。アイルランドのダンスの基本形は、とにかく足をよく使うこと。上半身は腕をだらんと下げているか、腰にあてているかくらいで、あんまりバリエーションがありません。ただ、背筋はまっすぐに伸びていて、姿勢は異様によく、ひたすら足だけを機敏に動かすのです。多分、特殊な靴を履いているのだと思うのですが、足を踏み込む音がとても力強くてリズム感にあふれており、タップダンスみたいだなあーと思っていたら、後半で実際にタップダンサーが登場し、その違いを舞台で見せてくれました。どうも、タップは靴を前後に動かしたりして音を出しているのですけれど、アイリッシュダンスの場合は、垂直に踏み込んで音を出しているようで、タップの方がずっと軽い音でした。でも、ああいう感じで踏み込んであれだけのスピード感を出すには、さぞ足が疲れるに違いない・・・などと感心してしまったのでした。
RiverdanceFinare途中、休憩をはさみ、最後に全員で足を踏み鳴らすフィナーレまで約2時間少々。飽きさせないようにいろいろ趣向を凝らしてはいましたが、個人的な感想としては、休憩なしの1時間半くらいでもよかったかなと思いました。確かにアイリッシュダンスの部分は素晴らしいし、タップやフラメンコとの共演も見ごたえがありました。ただ、歌の部分は完全に歌だけ担当の人たちが出て歌うので、なんとなく場つなぎという印象がぬぐえず、早く、次のダンスが見たいと思ってしまったくらい。このあたりの完全分業制(?)が、ミュージカルではないといわれてしまった原因なのかもしれませんね。
とはいっても、言葉が全然関係ないミュージカル類としては、気軽に楽しめるのでおすすめです。ちゃんと、アイリッシュダンスのプロが踊っているので、迫力は十分ですし。「Riverdance on Broadway」のオフィシャルサイトは、http://www.riverdance.comです。このミュージカルは、たいていディスカウント・クーポンが出ていますので、こちらに来てからチケットを買う方、New York近郊在住の方は、事前にVisitor Centerでクーポンをゲットしてから、チケットを買われた方がおトクです。クーポン利用だと、オーケストラ席が50ドルになりますよ。
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3月17日(土)  Happy St.Patrick's Day!!
JuniorsCakes§ Happy St.Patrick's Day!! §
街中がに彩られる祝日、St.Patrick's Dayが今年もやってきました。多くのベーカリーには、全く食欲をそそらない(!)緑色のケーキやクッキーが並びますし、この1週間はコートをはじめ、マフラー、帽子など、なにかしら緑色のものを身に着けた人々の姿をあちこちで見かけました。それらしい写真を狙って歩いたりしていたので、なんだかすっかり緑色に過敏に反応するようになり、街角のゴミ箱でさえ、「これってセントパトリックもの?」と疑ってしまったりする始末・・・さて、この祝日は、アイルランドでキリスト教を布教したといわれている聖人パトリックにちなんだもので、非常に民族色が濃いもので、国や州の休日ではありません。でも、アイルランド系の人が多いNew Yorkでは、例え平日だろうと全くお構いなく、毎年大勢の参加者と観客を集める盛大なパレードが行われます。緑色のものを身に着けた人たちというのは、パレードに参加ないしは見物のために、観光を兼ねてここに来た人々なのです。StParrickParade
雪が舞ってしまった去年よりはマシにしても、今年も天気予報はイマイチ。そこで、パレード開始の11時くらいからテレビの中継を見ていて、午後を過ぎたあたりに「まだやってたらラッキー。」の軽い気持ちで出かけてみました。パレードは、5th Avenueの44th Streetくらいから始まり、終点はメトロポリタン美術館も通り過ぎた86th Street付近。そこで、地下鉄で終点のあたりまで行ってみたら、これがなかなか正解でした。さすがに40ブロック以上も練り歩くので、時間的にはかなりかかるらしく、私たちが現場に着いた3時くらいでもまだまだパレードの列はやって来るのでした。Bagpipers
ふつうの鼓笛隊や例の緑色軍団の普通の人たちが単に家族と一緒に手を振りながら歩くだけというのも多いですが、やっぱりメインはアイルランドでも正装であるタータンチェックのキルトをまとったバグパイプの演奏者たちでしょう。たいてい体格のよいおじさんかおじいさんですが、あのキルトを見ると、前に、正装のときにはあのスカートの下には何もはかない・・・というのを聞いたのをついつい思い出してしまい、こんな寒いときは大変なのではないだろうかと考えてしまう私なのでした。そんな帰り道、どこからどう見ても、パレードに参加したとしか思えないバリバリの正装キルトの男性が、Madison Avenueをすごい勢いで走っているのを見かけたのですが、スカートのプリーツの部分がロコツに跳ね上がり(!)、図らずもチラっと見えてしまった太ももあたりは黒っぽい股引?みたいなもので覆われていたので、やっぱり寒いときは下になにか履くんだとわかり、なぜか安心したのでした。ParadeAudience
このパレードのもうひとつの楽しみは、ちまたにあふれていた緑色軍団のうちの見物客の人をまとめて見られること。写真右端のクローバー(植物の名前としてはshamrockといいます。)の編み込みが入った毛糸の帽子をかぶっているおばさんはいかにもっぽいですが、隣のアイリッシュ帽をかぶった若者たちは、本当のアイルランド系ではなくてアイリッシュもどきかも?しれません。お祭り好きなNew Yorkerとしては、この日は、パレード見物にもなにかしら緑色のものを見に着けて行くのがお約束。よって、明らかにアイリッシュには見えない私たちですら、のセーターを着たり、緑色のはいったスニーカーを履いて行ったりするのです。道端には、オレンジのアイルランドの小旗や、プラスチックでできた帽子を売る物売りもでたりするので、そんなものでも身に付ければたちまちアイリッシュもどきの仲間入り。練り歩いてくる本当のアイルランド系の人たちに手を振ったり拍手を送ったりすれば、完璧な見物客としてパレードを楽しめてしまうのでした。
この日の天気予報では、1日中雨の可能性があるとのことでしたが、パレード終了までは曇り空ながらもなんとか天気がもってしまいました。パレードも終わり、見物客たちも三々五々散っていった夕方過ぎ、お茶をして外に出てみたら、雨がパラパラ。なんとかパレード中はもたせたのは、やっぱり一大勢力であるアイリッシュの気合!だったのでしょう。
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3月16日(金)  変わりつつあるNew Yorkの顔
NYPost0316久しぶり(?)に時事ネタを。ちょうど1年前、去年の春から大々的に行っていたアメリカの国勢調査Census 2000 (去年の3月の話題でご紹介しています。) の調査結果は、結構前に発表されたような気がしますが、このほど、New York Cityの調査結果がまとまったらしく、その発表がありました。で、今朝のローカル新聞の一面はどれもそれに関する記事なのです。いちばん、それらしかったNew York Postをピックしてみました。(紙面をクリックすると記事をご覧になれます。)
New Yorkは、州自体の人口は減少し、人口比で割り当てられる下院議員の人数が減ったというのを報じていましたが、このところ治安がよくなったことやアメリカの好景気を反映して、New York市自体の人口は前回調査の1990年よりも10%近く増加し、初めて8,000,000人を突破したのだそう。確か、東京都がかなり前から人口1千万以上だったかと思うので、この数字を聞いたとき、意外と少なかったんだ・・・なんていう印象がありました。治安がよくなった、というと、ハーレムをはじめとするManhattanのことが真っ先に思い浮かびますが、人口増の割合としては、Manhattanはわずか3%程度で、周囲のQueens、Bronx、そして離れ小島であるStaten Islandの増加割合がいずれも10%以上なのです。
SpanishAdd周辺地域の人口が増加したということからすぐ類推できそうですが、この人口増加にいちばん貢献しているのは、やっぱり移民の人々。なかでもヒスパニックと呼ばれる中南米系の人々の増加が著しいそうです。地下鉄やバスの中でも時々見かけるのが、写真のようなスペイン語の広告。例えば、このメトロカードの自販機の使い方を説明する広告のように、英語と併記されているのではなくて、完全にスペイン語だけのものが目立つようになりました。前にスペイン語が話せる私の従妹が遊びに来たとき、「New Yorkでこんなにスペイン語が通じると思わなかった・・・」といっていたのも、ウソのようなホントの話。ちなみに、アジア系の増加も目立っているようですが、これは日本人ではなくて、中国系、韓国系が多いのでは?とにらんでいます。
今回の調査は、2000年4月現在で行われたので、実は、私たちもNew Yorkerとしてカウントされてます。そうそう、関連記事でチラっと見たのですけれど、1都市ではなくて、周辺地域も含めた首都圏エリアで世界一人口が多い所ってどこだかご存じですか? そうなんです、正解は東京なのです! 道理で、どこでも混んでるわけですよね、東京って・・・
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