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WHAT'S UP ? in New York

October,1999


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●ハロウィンの飾り付け
●New York
Mets快進撃!!
●Columbus Day Parade
●レア物Beanie Baby
●Subway
Seriesへの期待
●高級ブランド展示会
続き(10月後半の話題)を見る・・・

- 10月16日(土) 高級ブランド展示会
- 相も変わらずメッツだヤンキースだ・・・とスポーツの秋を謳歌している一方、Grand Central Terminal
(グランドセントラル駅)では、芸術の秋にふさわしい、展示会が開かれていました。La Maison
Colbertと題した展示会は、副題に「A modern vision of Frech
Luxury」と付いている通り、フランスの贅沢、すなわち超有名高級ブランドの製品が大集合。

今回は、一応製品展示会ということなのですが、具体的な商品紹介というよりも、それぞれがイメージを重視した感じの展示になっています。こちらは女性の憧れ、HERMESのブース。日本庭園を思わせるような、低木の茂みに木の板や石を配した庭に無造作に皮のバッグとカップ&ソーサーなどの食器。もちろん、いずれもあのエルメスのものです。隣のコーナーには、同じような皮のバッグにぎっしり松ぼっくりが入ったものと、皮の庭用エプロンなどが展示してありました。よく植木屋さんやホームセンターの人が付けているようなエプロンですが、やっぱりエルメス製となるとかなりの値段になるのでしょうね。
フランスっぽくて素敵だったのが、GIVENCHYのブース。化粧品を並べた華奢なドレッサーと、豪華な金糸の織柄入りのシルクの椅子。奥には、シャンパン色のベッドリネンがかかったベッドも置いてあり、すごくおしゃれな女性のベッドルームというイメージでした。
他で人気があったのが、
限定発売の2000年記念ボトルを展示していた、コニャックのRemy
Martinと、パソコンやCGを駆使して映像で表現していた宝石のVan Cleef &
Arpelsのブースなどでした。
この展示会は、フランス製品の販売促進委員会「Comite
Colbert」が主催するもので、毎年秋と春の2回開かれているそうです。グランドセントラルでの展示は、20日まで。展示時間は日によって異なりますが、おおむね朝10時から夕方の7、8時まで。グランドセントラル駅、中央の42nd
Street側にあるVanderbilt
Hallで開催されています。もちろん、入場無料、写真を撮っても怒られませんので、この機会に高級ブランドのいかにも・・・という、ちょっと気取った展示を見てみてください。
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- 10月14日(木) Subway
Seriesへの期待
- アメフトのNFL、アイスホッケーのNHLがシーズン開始、そしてバスケットボールNBAももうすぐ始まるというスポーツファンにはたまらないシーズンですが、やっぱりNew
Yorkで毎日のトップニュースは大リーグの2チームの話題。ナショナルリーグ優勝決定戦、Atranta Braves V.S.New York Metsは今週火曜日から、アメリカンリーグのBoston Red Sox V.S. New York
Yankeesは水曜日から始まりました。奇しくもどちらのリーグも、東地区の1位と2位の対戦となりました。

メッツファンのわが家では、「ミラクル・メッツ」の活躍で、オフシーズンまですっかり野球中継に熱中していますが、やはりいつも弱いメッツを応援している人たちの喜びは相当なもののようで、明日から行われる地元Shea
Stadiumのチケットは即日完売。チケット発売は、火曜日の午前7時から球場にてのみでしたが、土曜日から並んでいたファンもいたほど。しかも整理券代わりに紙のリストバンドが配られ、抽選で該当する番号の人がチケットが買えるというしくみなので、早く行けば必ずいい席が買えるわけでもないのに、です。一瞬買いに行こうかなーと思ったものの、すでに朝晩は結構冷えているNew
York、しかも郊外のQueensはManhattanより寒いし、いい席が手に入る確率もかなり低いので、やめました。(多分、普通は考えもしないでしょうけどね。)ということで、とりあえずプレーオフ出場権を得た記念Tシャツのみ、メッツのクラブハウスショップにて購入しました。
で、Division
Seriesといわれるプレーオフの1回戦には、見事3勝1敗で勝ったものの、現在は王者ブレーブスに2連敗中。シリーズ開幕投手の吉井も決して悪くなかったのですが、いかんせん、メッツのバッターが球界屈指のブレーブス投手陣を打ち崩せず、負けてしまいました。今は、42nd
StreetのModell's Sporting
Goodsでも、チャンピオンシップのTシャツと、ミラクルを信じる「Gotta
Believe」Tシャツが売っていますが、やっぱり冷静に見ると、ヤンキースとの夢の対決は厳しいかも・・・夢のSubway Seriesが、World
Seriesで実現し、最終戦までもつれるとすると、New
York市の経済効果は約175億円にも上るそうです。
ヤンキースは公式戦でも勝ち越しているレッドソックスには、どうやらラクに勝ちそうだし、New
Yorkerの夢がかなうかどうかは、メッツの頑張り次第なんですよね。吉井投手は、メッツが1勝でもすれば、もう一度先発のチャンスがあるので、ぜひまた頑張って欲しいものです。伊良部投手は、ベンチ入りしているものの、先発陣が好調なので、今年も昨年同様、また出番がなさそう。日本で期待している吉井V.S.伊良部という顔合わせは、たとえ両チームが戦うことになっても難しいでしょうね。
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- 10月12日(火) レア物Beanie
Baby
- 旅行から戻って、空っぽだった冷蔵庫の補充をしたり、歯医者さんに行ったりして、歩き回っていたら、実は、New
Yorkももう結構寒くなったことに気づきました。そして、気づいたことがもうひとつ。MontrealとQuebecで見たBeanie
Babyが、実はとってもレアで、New Yorkには全然ないものだったのでした。

まずひとつは、MontrealにもQuebecにもあったCanadian
Bear。これは、もともとカナダ限定発売なので、カナダなら普通にどこにでも売っているのだと思っていました。ショーウインドウに飾ってあったので、中に入ってみると、普通のBeanieとは違って、ちょっと高いところに置いてありました。普通のものがカナダドルで9ドルくらいだったので、いくらかと聞いてみたら・・・なんとびっくり、150ドル!!と言われてしまいました。驚いて別の店でも聞いてみたら、やっぱり148ドルと言われ、どうもずいぶん特別なものらしいです。ちなみに、奥にチラッと見えている星条旗模様のアメリカ仕様は、特別だけど20数ドルだそう。
そして、もうひとつは、先日発売元のTYがBeanie
Babyの製造中止を発表して注目を集めた際、同時に最後の製品になると発表したThe
End。写真の真中の黒いクマがそうです。Quebecで見つけて、てっきりもうNew
Yorkでも売り出したのだと思い、帰って来て探しましたが、どこの店にもありませんでした。左胸に花火みたいな模様が入っていて、金糸で「The
End」と書いてあります。値段は、聞いたお店では25カナダドル。そこは、他のものが7ドル弱だったので、3倍強の値段でした。他の店にも、Beanieを置いてある店にはほとんどありましたが、やはり他と区別して置いてありました。ということは、New
Yorkで売り出されるときも、最初からプレミア価格になってしまうのかしらん?そもそも、まだ店頭に並んでいないということも、卸売業者がもったいぶって、消費者の飢餓感をあおっているに違いない・・・というのがわが家での予想です。でも、その戦略にハマッてしまう安易な消費者(私)は、すごいプレミア価格じゃなかったら買ってしまいそう。
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- 10月11日(月) Columbus Day
Parade
- 今日10月11日は、日本でも体育の日の振替休日でお休みでしたが、こちらでは、10月第2月曜日、Columbus
Dayで休日です。歴史で習った通り、コロンバスが新大陸を発見したことをお祝いする日ですが、コロンバスはイタリア人だったということで、主にイタリア系の人たちが中心にお祝いしているようです。

そして、お祝いといえばもちろんパレード!五番街を40ブロックにわたって、赤白緑のイタリアンカラーを中心に大勢の人々が練り歩きました。New
Yorkのパレードの基本は、鼓笛隊と政治家、警察(NYPD)、消防(FDNY)、それにコミュニティーの人々といった構成になっています。忙しい政治家さんたちは、いつも先頭に近い集団で、異様な数のテレビカメラが取り巻くので、すぐわかります。ちなみに、右の写真では、アメリカ国旗のすぐ後ろがNew
York市長で、その真横に旗と旗の間から顔がのぞいているのがNew
York州知事。特に、来年の上院議員選にヒラリー夫人の対抗馬として出馬が予定されている市長は、昨日、あいにくの雨の中行われたHispanic Day
Paradeにも元気に参加していました。
コミュニティーの人たちの行進で、かわいらしかったのが子供がたくさん参加していたこと。家族を大切にするイタリア系っぽい感じがしました。これらの山車は、パレードが始まる45thから47th
Streetのあたりで待機していて、途中から次々合流するのですが、待っている間にすっかり退屈してしまった子供たちにオモチャやお菓子をあたえてなだめている光景があちこちで見られ、準備中の山車はほとんど保育園状態になっていたりしました。
それから、NYPDの人々は静かに、というか普通に鼓笛隊とともに行進していましたが、華々しかったのが消防のFDNYの人たち。警察同様、消防士も白人の割合がすごく高いので、多分イタリア系の人々はわりと多いと思うのですが、それにしてもサイレンを鳴らした消防車を何台も連ねて行進しなくても・・・普通に使っているのではなく、どれも年代モノの消防車のようでしたが、消防車がパレードに参加しているのは、初めて見ました。
この他、コミュニティーの山車に「Miss
Italian American」というたすきを誇らしげにかけている若い女性を何人も見かけたのですが、よく見るとたすきの裏側に「New Jersey
・・・・」とか地名が書いてあり、各自でミスを選出して連れて来たようでした。また、バグパイプを演奏するアイリッシュ系の人たちや、サルサを踊りながら行進する南米系、変わったところでは独特の帽子をかぶったトルコ系の人たちなども参加していたので、途中からはなんのパレードだかよくわからない感じになっていました。
パレードを見に来ていたビジネスマンが「次はヤンキースだね。」と言っていましたが、多分、New
Yorkは、10月から11月にかけてが1年間で一番パレードの多い時期です。昨日も、Hispanic Day
Paradeがありましたし、今月末にはVillage Halloween
Paradeがあります。大リーグのヤンキース(またはメッツ?)の優勝パレードは、その前にありそうですし、11月になれば、Veteran's
Day、そして盛大なThanksgiving
Dayのパレードと目白押し。時間や場所は多少違ったりしますが、その気になれば、ほとんど毎週なにかしらのパレードが見られる状態。個人的には、HPネタにも事欠かなくって、よいシーズンだったりするのです・・・
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- 10月10日(日) New York
Mets快進撃!!
- ごぶさたしました。今日の夕方、カナダ旅行から帰ってまいりました。カナダはもうすっかり晩秋の雰囲気で、紅葉は本当に見事でした。寒い日は多かったですが、お天気には恵まれたので、写真もたくさん撮りました。整理し次第、旅行記を作成しますので、また見てくださいね。
そして、今のNew
Yorkの話題といえば、なんといっても大リーグ!!常勝New York
Yankeesがアメリカン・リーグの優勝決定戦に駒を進めたのは予定通りですが、びっくりしたのがわがNew York Metsの快進撃。ちょうど旅行に出かけた日の夜に、同率となったCincinati
Redsと1試合のみのプレーオフがあり、それから毎晩、欠かさずゲームを見てしまいました。特に、Arizonaとの試合は時差の関係で、東部時間では深夜に始まるので、夕食を食べてホテルに戻り、しばらくすると試合開始というタイミング。ナショナル・リーグ優勝決定戦進出を決めた最後のゲームは、物を取りにホテルに戻ったらちょうどよい時間で、地元テレビ局のフランス語放送しかなかったものの、しっかり見てしまいました。
帰りの飛行機の乗り換えだったモントリオール空港で、思わずNew York
Timesを買ったら、メッツの予想以上の大活躍にほとんど「神がかり的」と書いてありました。確かに、7連敗して残り3試合で2ゲーム差がついたときには、誰もがもうプレーオフ進出はダメだと思いましたから、まさに奇跡の復活です。次は、いよいよ宿敵(?)Atlanta
Bravesと火曜日から対戦。これに勝てば、いよいよヤンキースとの夢のワールドシリーズ対決が実現するかも!?
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- 10月1日(金) ハロウィンの飾り付け
- さあ10月になりました!10月といえば、なんといってもHalloween!!
10月の最終日、31日なので、今月はどういう仮装をしようかということばかりを考えて、その準備に費やされます。パーティー用品を売っているHallmarkはもちろん、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアまで、ありとあらゆるお店でハロウィングッズを売っています。ハロウィンのテーマカラーは、魔女や黒猫やコウモリの黒と、カボチャのオレンジ、それによく魔女の顔とかに使ってあるライムグリーン。基本的には、この3色で売り場やショーウィンドウが埋めつくされている感じです。また、この時期になると、コスチュームショップのCMがしょっちゅうテレビで流されたりもします。うちでは、さすがにパレードや仮装パーティーに参加したりすることはないので、それらのグッズで部屋をハロウィンっぽくしてみました。

ぬいぐるみのクマが大きいので、かぶっている魔女の帽子は子供用のビニール製のもの。魔女なので、一応ホウキを持たせてみました。なかなか形のよいカボチャは本物です。これは料理用とは別で、鑑賞用に栽培したものとのこと。本当はくりぬいて中にろうそくを立てるのですが、去年、小さいものをくりぬいたら、やっぱりナマの野菜なので、すぐに臭くなってしまったので、今年はそのままにするつもりです。カゴにぶらさがっているのは今をときめく(というより単にマイブームなだけ?)Beanie
Babyのコウモリ。これは翼の両端にマジックテープが付いていて、どこかにぶらさがれるようになっています。わかりにくいので、写真のときだけ広げてみました。横のオバケは、電池を入れると中の豆電球が光るオモチャです。手前の細長いカゴには、「Trick or Treat?」用のお菓子を並べてみました。
サイドテーブルの方も少し模様替え。こちらのぬいぐるみは、クマがハチの仮装をしているもので、こっちでいただいたもの。なぜクマに仮装させるのかよくわかりませんが、この仮装したクマシリーズはすごくいろいろなのがあって、夏あたりはヒマワリに仮装したクマなんていうのもありました。クマの手前のへんてこな形のものも、実は鑑賞用のカボチャの一種です。この時期になると、デリなどで2個や3個で1ドルで売り出しますが、まだ走りなので、あんまりいいのがなくって、ちょっとボコボコでイマイチなんですが。このカボチャと、あとトウモロコシというのは大地の恵みも意味するので、Thanksgivingのときまで、よく飾りとして売られています。
それにしても、仮装はすごく一般的、特に子供は、ここManhattanでさえ、仮装して近所の家々を回り、お菓子をもらったりします。うちのアパートは来ないのですが、アパートによっては、入口に「ここはOK!」みたいな立て札が立っていて、親が子供を連れて来たりするそうです。だからなのでしょうけれど、衣装やマスクなどから、血糊や顔色を悪く見せるファンデーションまで、仮装の道具も豊富で手頃。これなら、毎年なににしようか迷ってしまうわけです。売り場の中で、一番種類も多くて初心者向け(?)なのは、魔女とフランケンシュタインのようでした。
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