★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

June,1999

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●プエルトリコのエルビス!?
●西海岸周遊旅行報告
●アートギャラリーめぐり
●1999 Restaurant Week
●NBAシーズン終了!
●ゲイ・パレード
●Restaurant Week 続き
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6月29日(火)  Restaurant Week 続き
時折激しい雨の降る不安定で蒸し暑い天気の中、先週に引き続き、19.99ドルランチを食べに行きました。Restaurant Week自体は終わってしまいましたが、いくつかのレストランは、Labor Day(9月第一月曜日)、あるいは年末までこの定食ランチメニューをやってるのです。
今日出かけたCafe des Artistesというレストランも9月までランチメニューをやっている店のひとつで、セントラルパークのすぐ西にあるフレンチの超人気レストラン。隣がHotel des Artistesというこじんまりしたシックなホテルになっており、レストランの壁にも一面ヨーロッパ絵画風の絵が書いてあって、名前通りなかなか芸術的な感じがします。テーブルや椅子もヨーロッパ風ですし、出す料理も基本的にはフレンチ。ランチメニューは、やはり同じように前菜、メイン、デザートを選ぶようになっているのですが、蒸し暑かったこともあり、前菜は一緒に行った3人ともポテトとリーク(西洋ネギ)の冷たいスープ、ヴィシソワーズを選んでしまいました。メインは、鶏のワイン煮かタラのフライでしたが、これはちょっと分けてもらった鶏の方がおいしかったかも。食べているとき、これから注文しようとしている上品そうなご婦人たちに、「それはおいしい?」と聞かれ、ちょっと口ごもってしまったのですが、タラのフライは、ちょっと塩味が濃いようでした。
前回もそうでしたが、また食べるのに夢中になって写真を撮るのを忘れてしまい、かろうじて撮ったのが、このチーズケーキのシャーベットという珍しいデザート。確かにチーズケーキの味がしっかりしました。添えてあった生のベリーとソースとの相性がとてもよかったので、なかなか美味でした。全般的には、やはりフレンチなので味はしっかりめです。すっごくおいしいとまではいきませんが、普通にはおいしかったです。洒落た雰囲気と、サービスを考えれば、19.99ドルランチなら結構オトクかなと思います。ちなみに、Cafe des Artistes(Tel:212-877-3500)は、67th StreetのCentral Park WestとColumbus Avenueの間、狭いのでランチでも予約をおすすめします。
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6月27日(日)  ゲイ・パレード
蒸し暑い天気が続いていますが、今日はゲイの人々の権利や自由を訴えるGay Pride Day。そして、午後には五番街でHeritage of Pride Parade、通称ゲイ・パレードがにぎやかに行われました。ゲイ、つまり同性愛のシンボルはこのレインボーカラー。風船や虹色の旗を持った人々がミッドタウンから、ゲイの方々がたくさん住んでいるChristopher Streetまで、練り歩きました。毎年、ここでパレードしている人が本当に全員ゲイ?というほど、たくさんの人がパレードに参加しているのですが、最近はどうも、すっかり市民権を得たゲイの人々の得票をあてにした政治家なども参加しているので、必ずしもパレードしている人=ゲイ ということではないようです。
New Yorkらしいのは、いろいろな人種、宗教の人々がパレードしていること。例えば、これは本当にキリスト教プロテスタントの一派であるクェーカー教徒か単にPennsylvania州の人々なのかは定かではありませんが、とにかくクェーカーを名乗る人々の行列。他に、ハングル文字の看板を掲げた韓国人の団体あり、軽快なリズムの演奏と踊りの南米系の人々の団体ありとまさに人種のるつぼを象徴しているようです。ちなみに、今のところ私が見たことないだけかもしれませんが、日本人の団体というのは見たことがありません。本当は、もっと過激なビキニを着たお姉様(?)や、全裸に近いお兄さんなどもいるのですが、今回は見に行く時間がちょっと遅れたので、残念ながらその手に人々はあまり見ることができませんでした。それでも、街頭で虹の旗を振っているピタピタのTシャツを着ている二人連れの男性や、シリコン入りの胸を揺らしながらローラーブレードでパレードを追いかけている人などは見かけました。
それから、Hate Crimeという、ゲイであることや人種などを理由に人々を攻撃の対象とする犯罪に対する抗議を掲げているグループもいました。アメリカでは、ある州では同性同士の結婚も法的に可能ですし、New York市でもゲイのカップルに対して、公共的なサービスの一部は普通の結婚している家族と同じように扱う措置もあったりするほど、ゲイの人々の権利を認めています。それでも、まだまだ一部では彼らに対する根強い嫌悪があって、去年もゲイであるというだけで、大学生の男の子がさんざん殴られたあげくに野外に吊るし上げられて死亡するという事件がありました。確かに今でも南部には、白人至上主義のKu Klux Klan(KKK)の人々は多数存在していて、ホームページや掲示板などインターネットを通じても活発に活動しているらしいですし、New Yorkでも、ゲイや少数民族に対する差別は全くないわけではありません。でも、ゲイであることを堂々を公言できるというだけでも、やっぱり自由と平等を売り物にしている国ならではですよね。
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6月26日(土)  NBAシーズン終了!
残念ながらやっぱり負けてしまいました。New York Knicks・・・西カンファレンス優勝のSan Antonio Spursが今年度のNBAチャンピオンに輝きました。昨日の終盤は、1点を追う攻防で勝つチャンスもありそうだったのに、わずか1点届きませんでした。
先週から始まったNBAファイナルで、Knicksは 2連敗して地元New Yorkに戻って来、今週はもう街をあげての応援ムード一色でした。ご覧の通り、エンパイアステートビルも、月曜日から水曜日までは、特別にKnicksカラーのオレンジのライトアップ。駐車している車にも「GO! GO! Knicks」のステッカーが貼ってあるのをいくつか見かけました。その効果か、4連敗もありえるとの絶対的に不利な予想ながら、なんとか1勝をあげましたが、Spursの誇るツイン・タワーは攻略できず、結局1勝4敗で悲願のNBAチャンピオンを逃してしまいました。
それでも、レギュラーシーズン中から一転してのプレーオフでの活躍に、NBAストアをはじめ、スポーツ店でのKnicksグッズの売上は急増したとか。これは、東カンファレンスの優勝決定時に選手たちが来ていたのと同じTシャツです。来年はまたどうなるかわからないので、買っておこうか迷っているところ・・・NBAは残念でしたが、秋の大リーグのプレーオフでは、常連New York Yankeesはもちろんのこと、応援しているNew York Metsもなんとか出場権を得て、またNew Yorkerたちを湧かせてほしいものです。
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6月25日(金)  1999 Restaurant Week
今週も平日は今日で終わり、週末に突入しますが、実は、New Yorkでは今週が「1999 Restaurant Week」でした。このイベントは、NYCVB(New York Convention & Visitors Bureau)がスポンサーになっていて、New Yorkの一流レストランでリーズナブルなランチが食べられるというオトクかつうれしいものです。今年はどこのランチも前菜、メイン、デザートのコースで、19.99ドル!普段は高くて手が出ない高級レストランが狙い目ですね。(予約さえ取れれば。)
ということで、私たち主婦仲間(?)は、どこがこのイベントに協賛しているか調べ、高級中華で有名な「Shun Lee Palace」を予約してでかけました。ここは、フカヒレなどの高級素材と上品な味付けとのことで、日本のガイドブックにも紹介されていますが、夜だとひとり100ドル近くかかってしまうとか。すっかりお腹をすかせて出かけました。3人で行って、それぞれ違う前菜、メインを頼み、シェアしましたが、どれもおいしかったです。写真を撮ろうと思っていたのに、すっかりそれを忘れてしまったほど。前菜の小籠包と餃子はちょっとさめてしまってたけれど、あとは文句なしです。量もかなり多かったので、やはり何人かで行って分けないと飽きてしまうかも。
Restaurant Weekについては、こちらのページにお店の一覧が出ているのでご覧くださいね。いくつかのお店は今年の大晦日まで19.99ドルランチをやっているので、まだ間に合います。私は、実は、来週も超人気店に友達とランチの予約を取ってあるのです。楽しみ。この辺は時間のある主婦の特権かな・・・
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6月24日(木)  アートギャラリーめぐり
戻ってからも荷物の片付けや、デジカメの写真やパンフレットなどの整理、旅行記の作成とまだまだ旅行の後始末(?)に追われる毎日ですが、今日はちょっと気分転換に、New Yorkらしい午後を過ごして来ました。
英語の先生に紹介されて、Chelseaあたりのアートギャラリーをいくつかのぞきに行ってみたのです。このあたりは倉庫街で、建物はレンガや石のかなり古そうなものなのですが、中はすっかり改装されて、広々としてこざっぱりとしたギャラリーになっていました。タダだから気楽に見ることができると言われてはいたものの、ちょっと敷居が高い気がして最初はおそるおそるでしたが、いくつか見ているうちに、同じようにギャラリーのはしごをしている人たちが結構いることに気づきました。入口やちょっと入ったところにギャラリーで働いているらしき人はいるものの、たいてい無関心かニッコリ笑いかけてくれるような感じで、すごく入りやすい雰囲気です。また、ノートが置いてあって、興味がある人はそこに名前と住所を書けば、オープニングパーティーなどのイベントの案内を連絡してくれるそうです。
で、作品はというと、やはり新進アーティストのものを扱っているので、ご覧のような抽象絵画や、いろいろな素材を使った立体的なオブジェ、写真などが主で、正直すごくなじみやすいものではありませんが、こういうモダンアートこそがNew Yorkらしいといえるのかもしれませんね。それでも、たまにきれいな色使いのものや、動物などのわかりやすいモチーフを扱ったものなど、芸術として共感を持てるような作品にもめぐり合えるので、ちょっと見ただけでやめないで、いくつか見てまわった方が面白いです。ギャラリーは、22nd Streetから24th Streetあたりの、10th Avenueと11th Avenueの間に集中してあるので、もし興味があったらのぞきに行ってみてくださいね。近くには、歩き疲れたらちょっとひと休みするのによさそうな、おしゃれなカフェやランチスポットもあります。
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6月21日(月)  西海岸周遊旅行報告
ごぶさたしましました!!昨日の夜、旅行から帰って来て、ようやく荷物を片付けたところです。今回は、ラスベガス、グランドキャニオン、ロサンゼルスと1週間でいろいろ回ったので、かなりハードスケジュールでした。また、義母とその兄弟やアメリカに留学中のいとこなど総勢11名の大人数旅行。それもいつもの2人だけの旅行とはかなり違った感じでした。
ラスベガスではちょっとだけギャンブルもしたし、ショーは有名なのを2つも見ました。日中の暑さにはまいりましたが、やっぱり、世界一のギャンブル都市はすごいと感心したのもつかの間、今度は小型飛行機でグランドキャニオンに飛び、自然の雄大さを堪能。
さらに、プロペラ機でモニュメントバレーまで行って、映画の舞台にもなった今も先住民が住んでいる昔のままのアメリカの自然も見ました。グランドキャニオンで見た夕日は、これからもしばらく忘れられないものになりそうです。
そして、またラスベガスに戻り1泊した後に、さらに大都会ロサンゼルスへ。たまたま、今までに数回ロサンゼルスを訪れていた私たちは、今回は美術鑑賞にテーマを絞り、去年大々的にオープンしたJ.Paul Getty Museumと、パサデナにあるNorton Simon Museumをじっくり見ました。どちらも個人コレクションとしては有数のものなので、それぞれ良かったです。
ラスベガスはやっぱり大人数の方が楽しかったですし、ロサンゼルスでもみんなでカニをつついたり、揃って朝食を食べたりと、離れているけれども家族や親戚がいることを実感した旅行でした。今回は高齢者(!)が多く、しかもハードスケジュールだったのに、皆元気に旅行できたことも感謝しています。おじさん、おばさん、もしこれを見てたら、しばらくゆっくり休んで疲れを取ってくださいね!!旅行記の方も既に着手しましたので、徐々に公開していきます。お楽しみに。
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6月13日(日)  プエルトリコのエルビス!?
今日はPuerto Rican Dayのパレードが五番街で盛大に行われました。プエルトリコや他のラテン系の人がすごく多いので、観客は盛り上がりますが、基本的には人々がに星のマークの国旗を振りかざして練り歩くだけというものなので、今年はチラッと遠くから見ただけ。
プエルトリコといえば、今、旬なのはなんといってもラテンのポップスター、Ricky Martin!!彼はプエルトリコ出身の27歳で、よく流れるプエルトリコ観光局のテレビCMに出演しているので、前からあれは誰だろう?と思ってはいました。もともとサルサなどのラテンミュージックの世界ではそれなりに有名でしたが、5月に出した初めての英語のアルバム「Ricky Martin」で大ブレイク!!五番街のレコードショップHMVでも、ご覧の通り大きなポスターが貼ってありますし、New Yorkのレコード売上も何週にもわたって第1位をキープ。ちなみに、こちらに来るまで洋楽はさっぱりで、今も決して音楽好きとは言えない私ですら、そのアルバムにも入っているヒット曲「Livin' La Vida Loca」をテレビや街中の店で一度も聞かない日はなく、メロディーをすっかり覚えてしまったくらいです。(もちろん歌詞は、ほとんど全くわかりませんが。)
ノリのいい歌もさることながら、このルックスなので、ソープといわれる昼メロやブロードウェイのミュージカル「Les Miserable」に出演経験もあり、俳優としても活躍しているそうです。いまや、その人気は人種を超え、誰かが彼のことを「プエルトリコのエルビス(プレスリー)」と言ったほど。先週もNew YorkのNBCの朝の番組にナマ出演して、スタジオの外で短いライブをしたら、朝7時だというのに、人が殺到していました。その前もTower Recordにキャンペーンで来て、まわりが一時通行止めになったり。そして、ついに日本でも「Livin' La Vida Loca」のカバーをなんと郷ひろみが歌うことになったそうです!!ちょっと年齢的に違うような気がするのですが、まあ「お嫁サンバ」のノリでやるのでしょうか??どんな「Livin' La Vida Loca」になるのかはちょっと興味がありますが・・・Ricky Martinの公式ホームページはこちらですので、もっと知りたい人はチェックしてみてくださいね。
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