★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York


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June, 2003
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●6月の話題あれこれ
●梅雨の日本から雨のNYへ
●バレエ「白鳥の湖」
●WTC Site周辺の近況
●サブウェイ・シリーズでゴジラ大暴れ!!



6月29日(日)  サブウェイ・シリーズでゴジラ大暴れ!!
YankeeStadium突然熱波が訪れて、連日、97°(約36℃!)という灼熱の日々に様変わりしたNew York、熱波が去った週末には、少し気温も落ち着いたものの、やはり、30℃以上という夏日になりました。そして、今週末は、New Yorkに本拠地を置くNew York Yankees V.S. New York Metsの対決、いわゆるSubway Seriesの最終シリーズ。先週末は、Metsの本拠地、Shea Stadiumでの3連戦が予定されていましたが、1試合が雨で中止となり、それを今週へと繰り越したため、今週の連戦は、金曜日と日曜日がYankee Stadiumでのナイター、土曜日は、Yankee Stadiumのデーゲームの後、Shea Stadiumへ移動してナイターという、変則のダブルヘッダーになりました。もちろん、チケットは全て完売、当日券もなかったようですが、ラッキーなことに、今回は、友人に土曜日のデーゲームのチケットを譲ってもらい、別の友人夫婦と4人で、初めてのサブ・ウェイシリーズ観戦とあいなりました。席もこの真夏の日差しを直接受けなくて済む、屋根でちょうど日陰の2階席。ファウルポールの内側だったので、思ったよりホームプレート付近も見やすくて、なかなか快適でした。
GodzillaDollMatsuiTMatsuiTそして、一時、調子を落としていた松井 秀喜選手ですが、今や、打率は3割直前だし、打点は主砲のGiambiとチーム打点王を争うレベルで、絶好調そのもの。イチローと対戦した、4月下旬から既に販売していたゴジラ人形($10)も、既に定番商品となっていて、背番号入りTシャツも、25 Giambi2 Jeterと並んで、上に展示してある中に仲間入り。さらに、ファンの中に55 MatsuiのTシャツやユニフォームを着ている人が、ちらほら見られるようになりました。もちろん、日本人以外のファンです。ただし、女性ファンはひとりもいなかった・・・というのは、彼のファン層でしょう。全体的には、やはり、25 Giambi2 Jeterが双璧で、いつもならそれに次ぐ人気の51 Williams(Bernie Williams)は、現在、手術のため戦線離脱中だからか、いつもより数が少なめでした。
MatsuiGrandSlamMatsuiGrandSlamRunそんな期待の高まる中始まったこの試合、早くも序盤で勝負を決めてしまったのは、他でもない松井のバットでした!両チーム無得点の3回裏、満塁で回ってきた2度目の打席、完璧なスイングから弾かれたボールは、すーっと伸びて、ライトスタンドへ。今期2本目の満塁ホームラン!となりました。スタンドは狂喜乱舞、私たちもハイファイブをし合い、ついでに、後ろに座っていたJeterファンの赤ちゃんを抱えたママとまで、ハイファイブしてしまいました。先週の、Shea Stadiumでのサブウェイ・シリーズでは、新庄のスーパーキャッチがどの新聞をも飾りましたが、これで、今日の主役は間違いなし!しかも、大当たりの松井は、この後もタイムリーヒットを放ち、ひとりで5打点を叩き出し、7-1と、300勝から足踏みしていた大投手Roger Clemensの301勝目に大きく貢献したのでした。
MetsHPMetsHP
大活躍のゴジラ松井と対照的に、明暗を分けてしまったのが、新庄 剛志選手。私たちが観戦した試合、最後まで出番はなかったものの、確かにベンチにオレンジのリストバンドが見えていたのですが、家でテレビ観戦したナイターでは、出番もなかったし、ベンチにいる姿も全く映りませんでした。左ピッチャーなのになーと思っていたら、デーゲームの直後、マイナーリーグ行き、つまり、メジャー落ちを言われてしまっていたのですね。翌日のMetsのHPにも、「人気はあるけれど、それだけではメジャーに残れなかった」みたいなことが書かれていました。ケガの調整でマイナーに行ったことはあるけれど、そうではないのにメジャー降格は、彼にとって初めて。もともと、監督のArt Howeとは相性が悪かったみたいですけれど、既に、今シーズンの勝ちをあきらめた!?とおぼしきMetsが、一気に若手の育成に努めようとしたのが原因のよう。1割台に低迷している打撃は確かに不振だけど、あの守備はやっぱりメジャーの中にあっても素晴らしいし、サブウェイ・シリーズ序盤戦では、まずまずだったんですけれどもね。こうなると、ますます、わが家のMets離れが進んでしまいそう・・・
ファン投票で外野手部門のトップを走るイチローの出場は決定的な、大リーグ夢の球宴All-Star Game 2003ですが、ここまで絶好調だと、松井の出場も夢ではないかも。まだ間に合う投票は、MLB.comからぜひ。
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6月24日(火)  WTC Site周辺の近況
RainyWTCSiteZoomこれを書いている現在、夜だというのに、80°(約27℃)近くあるので、なんだか、ずいぶん前のことみたいに感じてしまいますが、ついおとといまでは、気温も低く、雨がちの日々がずーっと続いていました。もちろん週末も例外ではなく、こちらに戻ってきて久しぶりの週末なのに、日本にいたときと同様、カサが手放せないというのは、ちょっと悲しい。で、いくつか気になることがあったので、久しぶりにWTC Site、いわゆる、World Trade Centerの跡地の方に出かけました。雨だというのに、相変わらず、週末ともなると人々が見学に訪れていました。
WTCSiteViewStudioDanielご存じの方も多いかと思いますが、再開発されるこの場所に建つ建築物のデザインも、Studio Daniel Libeskindが手がけたもの(写真右のモデル)に決定しました。現在は、記念碑であるメモリアルの方のデザインを決定するために、Lower Manhattan Developement Corporation(LMDC)によって、一般からも案を募集するWTC Site Memorial Competitionの作品募集中で、今月末が締め切り、それから選定作業に入ります。なので、あのテロ事件の現場も、ますます、ただの建築現場のような様子になりつつあります。
DeutscheBankBuildingそして、つい最近話題になったのは、その跡地に面したビルのひとつが、ついに取り壊されることになったということ。上の写真でも写っている、現場のすぐ南にある建物で、ハート型の星条旗のポスターが掲げられているビルのとなりの黒っぽい背の高いビルです。事件直後から、ずっとネットのようなものが掛けられたままになっているこのビルは、Deutsche BankのNew York本部だったそうで、WTCがなくなってしまった今は、妙に高いビルに見えますが、実は40階建てと、そんなに高くはありません。テロ事件で大きなダメージを受けているので、多分、使用されないままになっていたのだと思いますが、周囲の建物とあまりに接近しているために、取り壊し工事が困難であるということ。そして、その費用はなんと1億ドルもかかるということで、それが、ここまでビルの去就が決定しなかった原因となってしまったのだそうです。おそらく、費用の算段がついたのだと思われますが、近々、取り壊し作業に入るということで、また、この辺りのの風景から、ひとつ、ビルが姿を消すことになります。その一方で、久しぶりに出かけて発見したのは、そのビルのすぐ手前のところに、なんと、ファーストフードのBurger Kingが出来ていたこと!赤と黄色の看板が、暗い雨模様の天気の中に、ひときわ明るい光を放ち、WTC Siteを訪れた観光客の格好の休憩場所として、かなりにぎわっていました。
BordersWallSt新装開店といえば、もうひとつ。崩壊してしまったWorld Trade Centerの1Fに入っていた大型書店、Bordersのダウンタウン支店が、現場から数ブロック南下したBroadway沿いに、新しくオープンしました。折りしも、全世界一斉にあのハリー・ポッターの最新巻、「Harry Potter and the Order of the Phoenix」が発売されるタイミングだったためか、わが家にまで、オープンのチラシが入ってきました。店内にSOHOのグルメショップDean & Delucaのカフェもあるということなので、ハリー・ポッターの売れ行きもどんなものか気になるし、ちょっと覗きに行ってみました。
BordersDandDHarryPotterSelling銀行かなにかのビルだったらしく、2階が吹き抜けになった高い天井には、金のレリーフの細かい飾りがついていて、とても広くて明るい本屋さんでした。1階が本全般で、2階がCDなどと専門書のコーナー。カフェは入口を入った脇のところにあり、天気が悪かったからか、すっかり満席のにぎわいぶり。で、話題のハリー・ポッターは、もちろん、入口入ってすぐの正面に山積み状態にされていました。いつも不思議に思うのですが、アメリカではCDやら本やらが、発売と同時にディスカウントになるので、この分厚い新刊も、最初から40%offのシールつき。発売が金曜日の深夜で、この日は、既に2日経っていましたが、次々と人々が本を手に取るたび、減ったところに店員のお兄さんが、在庫を足していました。3年前に、「・・・and the Goblet of Fire」が発売されたときも、なんとなく勢いで買ってしまったものの、結局読破できずに、後から日本語版「炎のゴブレット」を買ってしまったのですが、今回も、なんだか買わないと仲間はずれみたいな気分になって、なんとなく買ってしまいました!? WTC Siteを見学した後は、裏手のWorld Financial Centerに行くのもいいけど、休憩だけなら、ここのカフェも結構使えます。Wall Streetにも近いので、New York Stock Exchange見学の後などにも。
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6月21日(土)  バレエ「白鳥の湖」
AjisaiNYここは梅雨の日本じゃなくて、New Yorkだっていうのに、相変わらず雨がちの今日この頃。週末まで雨続きだったので、どうやら、6月一ヶ月の降雨量の記録は、100年ぶりに更新される模様です。たとえ、出かけるときに晴れていても、カサは手放せないという気候は、まさに日本の梅雨です。ただ、大きく違うのは、気温がずーっと低いこと。こちらでは、雨が降っていて、湿度が100%だといわれても、あの日本の梅雨時のベタベタした不快感はありません。むしろ、寒いので、もう夏至だっていうのに、分厚いレインコートや皮のジャケットを着たりしてしまったりするほど。今年の6月ほど、公園の植え込みにあるアジサイが、そぼ降る雨に濡れて、とっても季節感あふれて見えたことはないでしょう。来週になると、どうも、すっきり雨も上がり、気温は一気に90°(約32℃!!)くらいまで上がるらしいので、急に夏がやってくるのかもしれません。
LincolnCenterそんな雨空の週末、久しぶりにLincoln Centerに出かけてきました。去年は、水不足で乾いていた噴水も、洪水が起こるほど水が豊富な今年は、勢いよく噴出していました。写真を撮った瞬間は、ちょうど雨が上がっていたので、夏のイベント準備が始まった広場には、たくさんの人々が待ち合わせなどでたむろしていました。
ABTLeaflets今回の目的は、実は、初めてとなるAmerican Ballet Theater(ABT)のバレエ、しかも、演目は「Swan Lake(白鳥の湖)」。今まで、クリスマスの「Nutcracker(くるみ割り人形)」は観たことがありますが、あれは、ABTよりはちょっとレベルが落ちるといわれるNew York City Balletだったし、やっぱりバレエといえば「白鳥の湖」というか、それしか内容を知らないともいわれているので、ぜひ一度観たいとは思っていました。ABTの公演は、Metropolitan Operaと同じ、Metropolitan Opera Houseで行われ、オペラシーズンが終わった後、5月から6月までとシーズンの期間が短く、かつ、この頃はそろそろ野球をはじめとする屋外のイベントが目白押しになってくるため、ついつい、いつもチケットを買わぬままに終わっていたのでした。今回は、たまたま、一緒に行こうとしていた人の都合が悪くなったという友人のお誘いで、初のABT鑑賞が実現したのでした(Yさんありがとう!)。
SwanLakeNinaしかも、今回主役のオデット・オディールを踊るのは、ABTの誇るプリマドンナNina Ananiashvili。友人にいわせれば、彼女はベストの中のベスト!だそうで、素人目にしても、しなやかな白鳥の動きと、素晴らしい姿勢は、他のダンサーたちの群を抜いていました。今回の公演の前には、ABTの人が演目と登場するダンサーたちについての説明みたいなのをしてくれる「ABT Talks」というものが地下のホールであり、それも聴くことが出来たので、初めての舞台もいっそう興味深く観ることが出来ました。バレエは、もちろんセリフのない音楽と踊りだけのものなので、セリフの代わりに身振りで説明をするそう。例えば、この舞台なら、悪魔によって白鳥に変えられてしまったオデットが、王子さまにそれを説明するときは、どういうふうに手を動かすかということを教えてくれたので、本番の舞台でも、それに注目してみたりできました。個人的には、よくパロディで観る「4羽の白鳥の踊り」を、初めて真剣に踊っているのを観たのがちょっと感動。あれって、真剣な踊りでもちょっとユーモラスな動きがあるんですね。それにしても、「白鳥の湖」は、少女漫画とかでも読んでいたし、予想通り、なんだか少女の永遠の憧れみたいな、メルヘンチックな雰囲気の舞台でした。親に連れられた小さい女の子も客席に見かけられましたが、この舞台を観て、将来バレリーナになりたい!などと思うのでしょうね、きっと。
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6月20日(金)  梅雨の日本から雨のNYへ
JAL747HealthAlertNoticeごぶさたしていました。梅雨入りした日本から、今週戻ってまいりました。今回は、すっかり日本の蒸し暑さに参ってしまい、滞在時にかなり本格的な風邪をひいてしまいました。帰るときも、まだ少し体調が悪くて、帰りのJFK空港では、SARSだと疑われたらイヤだなーなんて勝手に心配していたら、アメリカではそんなことなんて全然気にしていなくて、いろいろな言語で書かれた「Health Alert Notice (健康に関する注意喚起)」という黄色い紙片を渡されただけでした。それによると、「中国・ベトナム・シンガポールから帰国した人は、SARSに感染した可能性もあるから、今後10日間は気をつけるように。」ということだけでした。
それにしても、今回、成田空港に着いたときは、正直、ビビりました・・・だって、通路から一歩空港内に入ると、迎えてくれる職員の人々が皆、大きなマスクをしているんですもの!スピードガンみたいな、体温を測る機械が向けられたときには、全然心あたりもないのに、ドキドキしてしまったりしました。やっぱり、アメリカと違い、中国やアジアといった、SARS流行地のすぐ近くの国なんだといきなり実感。しかも、荷物受け取りのベルトコンベアのところには、マスクをした白人の若者の集団が。へっ、日本ってSARS患者いないって聞いていたのに、そこまで注意する必要が・・・とさらにアセッたら、どうも、彼らは上海からの便で着いた旅行客らしく、彼らの荷物まで、ビニールでぐるぐる巻きにしてありました。うーん、やっぱり、日本にいると、SARSって、もっと、ずーっと身近な問題になるのですね。
AjisaiPinkAjisai予想通り、私たちが滞在中に東京も梅雨入りを迎えましたが、最初、数日間は幸いにもお天気に恵まれ、カサを持たずに出かけることもできました。それにしても、今の時期は、アジサイが本当にきれいですね。安かったからと、義母が買ってきた鉢植えの白いアジサイもきれいだったけれど、普通の家の軒先のあちこちで、見事な花が咲いていて、周りの人にヘンな顔をされつつ、思わず写真に撮ってしまいました。
Wagashi滞在中に友だちにお土産にともらった和菓子も、アジサイなどの花々に鮎や笹の葉があしらわれた季節感あふれる繊細で美しいもの(Nちゃん、ありがとうね!)。ぜんぶ食べられるお菓子なのですけれど、もったいなくて、しばらくこのまましまってあったりします。蒸し暑さにはつくづく閉口してしまいましたが、こんなうっとおしい梅雨でも、季節感を大切にする日本人の情緒というものは、やっぱり貴重だと思いました。アメリカ、特にNew Yorkは、人々が忙しい過ぎるからかもしれませんが、クリスマスだけは季節感があるけれども、それ以外はほとんどなし。花についても、気をつけていれば、多少はありますけれど、日本には負けるでしょう。最近、New Yorkなどでも、日本人の花屋さんや店員さんをよく見かけるような気がしますが、それは、きっと、手先が器用ということに加えて、知らず知らずのうちにこういう季節感が身に着いていて、それを活かせるからではないかしら?なんて思ったりもしています。
CloudyHudsonこちらに戻ってきたら、さすがに湿気は少なく、気温もずっと低く、過ごしやすくてホッとしました。梅雨もないからうっとおしい雨からも開放・・・のはずだったのですが、それがそうは行きませんでした。5月は中旬から、平日は晴れても、毎週末が雨で台無しにされていましたが、どうやら、私たちがいなかった間も、せっせと雨は降り続いたらしく、今年の6月は、100年ぶり!に6月としての1ヶ月の降雨量記録を更新しそうなのだそうです。確かに、帰ってからも、晴れ間が見えることはあるものの、全く雨が降らない日はなく、今日は、真昼間でもこんなに暗くて、対岸のManhattanがかすんで見えます。本来なら、真っ青の水面と空なら、きっぱりと映える白いヨットの帆もなんとなくぼやけてしまい残念。
なんとか体調も回復したので、今週末あたりから、本格的に活動開始しようと思います。ひそかに日本滞在記は作成中なのですが、New Yorkナマ情報も、少しずつお届けできるかと思いますので、しばらくお待ちくださいね。
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6月1日(日)  6月の話題あれこれ
月が変わって6月になりました。トップのページにもちょっと書きましたが、今月は早々に、ちょっと日本に帰ってきます。中旬には戻って来ますが、多分、それまで更新はちょっとお休みすることになりますので、よろしくお願いします。ということで、月が変わってのNew Yorkの話題あれこれをまとめてご紹介しておきます。
●寒かった5月といじわるな天気パターン
SleepinginPark今年の5月は、1967年以来、最も涼しい5月だったのだそうです。5月最後の週末から、一応、季節的には夏を迎えたので、先週も週の半ばには結構気温が上がりました。通りかかった公園には、ベンチというベンチが人でいっぱい、地べたに座っている若者も結構たくさんいた上、木陰になっている芝生には、気持ちよさそうに昼寝をしている人までいたりして、すっかり初夏を実感できたひとときでした。
StreetFariUmbrellaなのに・・・このところのお天気は、平日にはよくっても、必ず週末には崩れてしまうという非情なパターン。今回の週末も、土日とも雨がちで、一時、かなり強って嵐のようでした。気温もすっかり下がってしまい、長袖は必須状態。そろそろ、大通りを通行止めにして行うStreet Fairが盛んになってきているので、週末ごとにどこかの通りにたくさんの出店が出ているのですが、このお天気のおかげで、かなり盛り上がりに欠けてしまっていました。今週末は、Avenue of the Americasで行われていて、ちょっと雨が小降りになったときに通ったせいか、それなりに人はいましたけれど、出店をあきらめたのか、さっさと見切りをつけてしまったのか、普通ならぎっしり並んでいるはずのテントとテントの間が妙にあいているのが気になりました。店先に出してあるラックにもご覧のようにカサが付けられていたりしましたが、テントの上に溜まった雨水が時々すごい勢いで流れ落ちて、商品がずぶ濡れになってしまっている気の毒なお店もありました。このいじわるなお天気のパターンは、既にオープンしたビーチや遊園地、キャンプ場などには深刻な影響を与えていて、どこも、すっかり開店休業状態。New York近郊の行楽地として有名なConey Islandでは、名物ジェットコースターもガラガラ、あのNathan'sのホットドッグでさえ、大量に売れ残ってしまったのだそうです(Coney Islandについてはこちらでご覧くださいね。)。月も変わったことだし、このパターンから早く脱却して、早く初夏らしい週末がやって来るといいのですけれどもね。
●ついに来た!売上税のアップ
SummerClothing春先から、実施されるらしいとは聞いていましたが、ついに6月1日から、New York CityのSales Tax、日本でいう消費税の割合がアップしてしまいました。これが、ちょっとややこしい仕組みになっていて、まず、1日に従来の8.25%が、8.5%に上がり、ついで、4日から8.625%へとさらにアップします。これは、州の税率アップが1日に、市が4日にと実施時期が微妙にズレてしまったためで、小売店側でもちょっと混乱しているようです。最終的なアップ率は、0.375%だからたいしたことないのかもしれませんが、大きいのは、$110以下の衣類の非課税が廃止になってしまったこと!安物&カジュアル好きの私としては、ほとんどの衣類がこの免税範囲であったため、これからは、全ての衣類が1割増になってしまったような感覚になります。
SummerSandalsSaleCosmeshop今年は、お天気の影響もあって、夏物衣料の売れ行きがものすごく悪く、通常、Memorial Dayの前後から始まるはずの春物セールが4月中から既に始まっていたとのこと。そういえば、GAPだの、Ann Taylorだのの大手チェーン店は、早い時期からメールで割引クーポンを送ってきていましたっけ。この非課税廃止が、買い控えにさらに拍車をかけることになってしまうのかもしれませんね。ちなみに、非課税だったのは、衣類と靴、スカーフやマフラーなどの服飾用品で、ハンドバッグはもともと対象外、さらに$110以上の高額衣類も対象外でした。だから、リッチな人たちにはあんまり関係ないというのがもっぱらのウワサ。税率アップに併せて!?日本に行ってしまう私には、日本で服を買えってことかしら・・・でも、日本の洋服はこちらに比べるとずーっと高いので、なかなか手は出ないのですけれど。
●さようなら、女神のプレート
NYPlate皆さんは、New Yorkの車のナンバープレートってご覧になったことありますか?従来のプレートは、シンボルである自由の女神が描かれたもので、女神の位置は中央だったり端っこだったりしましたけれど、いずれにせよ、シンプルでなかなかNew Yorkらしい、いいデザインだと思っていました。わが家は、New Yorkに住んでいたときは車を持てず、New Jersey州に引越してから車を手に入れたので、残念ながら、このナンバープレートを着けることはありませんでした。
NewNYPlateところが、少し前から右の新しいプレートが登場し、車の登録を更新するタイミングで、徐々に古いプレートは姿を消してしまいました。そして、4月末が古いプレート切り替えの最終期限で、さらにその執行猶予期間の1ヶ月も過ぎたため、6月からは、女神のプレートを着けたままだと、どうやら罰金を取られてしまうこともあるようです。まだ、古いプレートの人は速やかに、DMVに届け出よとのこと。新しいプレートは、ブルー系で、よく見ると右上にEmpire State Buildingが描いてあるのですが、個人的には、目立つ赤い自由の女神のプレートの方が好きだったので、あれがすっかりなくなってしまうというのは、ちょっと残念です。でも、ひそかにオークションかなんかで売られそうな気もしているんですけれど、どうでしょう?
以上、最近の話題でした。それにしても、こんなに涼しいNew Yorkから、日本(今回は東京だけです)に行くと、蒸し暑さにはちょっとまいってしまいそうですね。といいつつ、お土産や衣類をせっせとトランクに詰めたり、普段読まない日本の雑誌(1ヶ月遅れだけど・・・)を読んで、トレンドについて勉強したりして、それなりに楽しみにしています。
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