★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

AutumnTreeAutumnBasket November, 2002 PatchworkedTurkeyScarecrow

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●New York スポーツ・ニュース
●秋のセントラルパーク
●手軽で美味しいエスニック麺類
●クリスマス・シーズンの幕開け!
●ガッツだぜ!「Amateur Night」
続き(11月後半の話題)を見る・・・


11月15日(金)  ガッツだぜ!「Amateur Night」
ApolloTheater今週は、なんと、夜のハーレムに出かけてしまいました。ハーレムには何回か行ったことはありますが、夜はもちろん初めて。でも、場所が場所だったし、地下鉄の駅からもそんなに遠くないことがわかっていたので、そんなに緊張することはありませんでした。その出かけた場所というのは、黒人の人たちにとっては音楽の殿堂であるApollo Theater。ハーレムの目抜き通りである125th Streetに面しています。125th Streetは、地下鉄の駅もあるし、バスはたくさん通っているし、郊外へ行くMetro Northの駅もあったりして、とても便利なところです。最近は、Old Navyのようなチェーン店もどんどん出来ていて、Nine Westのアウトレットがもうすぐオープンするのも、目ざとくみつけてしまいました。
AmateurNightDance私たちが見に行ったのは、この劇場で、原則として、毎週水曜日に行われるAmateur Nightというショー。誰でもエントリーすることができる「素人のど自慢」みたいなものなのですが、違いは、審査員は会場にいる観客で、その拍手や声援で、合格・不合格や順位が決まることです。とても、有名なショーなので、お聞きになったことがある方も多いかと思いますが、夜のハーレムであるということと、おそらく、観客は黒人の人たちばかりで、なんだか、とっても浮くのではないかという心配から、今まで足を運んだことはありませんでした。それなのに、今回はなぜ?・・・かといいますと、皆さんおなじみのウルフルズのリードボーカル、トータス松本氏が、この夜、ステージで歌を歌うというのを、日系の情報誌で読んだからなのです。うちの夫は、結構、ウルフルズが好きなので、それならちょっと観に行ってみようかということになりました。それに、ちょっと前に、Times Squareにも近いB.B. King Blues Club and Grill Restaurantで、元・光ゲンジの諸星くんがコンサートをやりましたが(そのときの看板はこちら)、そのときも、ずいぶんたくさんの方が日本から来ていたそうなので、きっと、今回も日本から人が来ていて、私たちも浮かないに違いない!と踏んだのでした。
TautusMatsumotoZoom
TautusMatsumotoZoom
情報を仕入れてから、Apollo TheaterのHPで調べたら、Ticketmasterでチケットが買えることがわかったのですが、オーケストラでしかもずいぶん前の方が買えてしまうので、観客参加型のステージ、しかも初めて観に行くのに、それもちょっと厳しいかなーと思い、当日チケットを買うことにしました。7時半開始のところ、7時少し前くらいに行ったら、ちょうどチケットを買う人たちの列が出来ていて、既に、その列にたくさんの日本人を発見。ちょっと安心しました。会場に入ったら、オーケストラのど真ん中、最前列近辺は、日本人らしき人々のグループ。きっと、早くチケット手配されたのでしょうね。私たちは、前から10列目以内ながら、舞台の右端という、こっそりと、でも、しっかりと見ることができる位置で、自分たち的にはベストポジションでした。
最初は、プロらしき黒人のシンガーがじっくりとその歌唱力を披露し、その後、司会者が登場して、コンテストの本番が開始。最初に、「今日は、スペシャルゲストとして、日本の有名な歌手トータス松本が登場するよ。」と説明し、日本語が話せる人がバンドメンバーにいるらしく、「こんばんは。」なんていう声もかかりました。次々と出場者が登場し、ショーが進んでいきましたが、これがなかなか面白く、時間も気にせず楽しめました。それについては、後でご説明するとして、途中、休憩が一度入り、後半の最初に、いよいよトータス松本が登場。上下革のスーツに身を固め、強いライトに髪の毛が茶色く光って見えました。なにを歌うのかと思ったら、英語の歌で、しかも1曲だけ!? まさか、「ガッツだぜ!」を歌うとは思っていませんでしたが、あまりにも、普通というか、日本人歌手っぽくないというか、スペシャルゲストとは思えない、あっけないステージでした。「ありがとう! Thank you, Apollo」だけ言ってそそくさと立ち去ってしまったので、まるで、出場者のひとりのようでした。まあ、あれ以上歌うと、日本人以外のお客さんはしらけるでしょうし、あの場所のあのイベントで歌わせてもらうとしたら、あんなものなのでしょうね。彼はゲストなので、当たり前ですが、判定はナシで、ちゃんと最後まで歌わせてもらいました。
AmateurNightContestantsAmateurNightExecutorコンテストの方に話を戻しますと、出場者は、まず、名前を呼ばれると、舞台の左手から登場し、左端にある木の台をおまじないのようになぞってから、舞台中央に進みます。そして、歌、踊り、などのパフォーマンスを始めるわけですが、お客さんはそれが気に入らないと、即座にブーイングしていいことになっています。ひどいときは、登場するやいなや、ブーイングが起こるときも。それがどんどんひどくなり、もうダメであると判断されると、サイレンが鳴って、ピエロみたいな格好をしたExecutor((死刑)執行人の意味)が登場し、出場者を舞台から追い出してしまいます。無事、最後までパフォーマンスを終えることができれば、合格ということになりますが、最後に、合格者全員が並び、その中から、今週の1位から4位までの順位を、拍手や歓声で決めます。上位入賞者は、多分、また次回のコンテストに進めるはず。今回の優勝者は、歌ではなくて、ベースの音からレコードを回すDJ風の音まで、リズムよく音を出すパフォーマンスで皆に大喝采を受けた「人間ミュージックボックス!?」を演じたNew Jerseyから来た白人の青年でした。やっぱり、場所柄、観客も出場者も黒人の人が多いのですけれど、だからって、黒人の出場者にも容赦ありません。ちょっとでも音がはずれたり、ダンスにキレがなかったりしたら、すごい勢いでブーイングが飛んできます。逆に、どんな人種であろうと、面白ければOK。今回の優勝者だって、登場した時点で、ちょっとブーイングが飛んだのですけれど、始まってみたら、その奇想天外な面白さに、皆、大ノリでした。とっても近く、ナマで見たトータス松本よりも、ショーの方をより楽しんだ、初めてのAmateur Nightでした。写真が何枚もありますけれど、ここは、ビデオや録音はダメですが、写真撮影はOKで、出場者の仲間らしき人たちがバチバチ写真を撮っていました。
Amateur Nightは、水曜日の夜、開催で、毎週とは限らないようです。また、コンテストのレベルにより、チケットの金額も異なります。ちなみに、今回は、1回戦(?)のレギュラーショーだったので、いちばんいいオーケストラ席でも、24ドルでした。ショーのスケジュール等、詳細は、Apollo TheaterのHP http://www.apollotheater.comでご確認ください。交通手段としては、地下鉄A,C,B,D,2,3の125th Street駅が使えます。駅を降りたら、125th Streetさえわかれば、それを東、あるいは西に歩くだけなので、夜でもそんなに怖くはありませんでした。ただ、駅と劇場の位置関係などは事前によくご確認くださいね。今度、誰か、興味がある人が日本からでも来たら、また、一緒に行ってもいいかなと思っています。
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11月13日(水)  クリスマス・シーズンの幕開け!
RockefellerTree季節はずれのポカポカ陽気も去り、そろそろ初冬らしい寒さが戻ってきた今週、まだまだ1ヶ月以上あるのですけれど、もう、五番街にはChristmasがやってきました! そう、Rockefeller Centerの巨大ツリーが運ばれてきたのです。
RockefellerTree今年のツリーは、わが家と同じ、New JerseyのBloomsburyというところからやってきました。同じ州とはいっても、かなり西で、ほとんどPennsylvaniaに近いところです。高さ約76フィート(約22.8m)で枝ぶりも立派なこの木は、Norway Spruceという種類。例年、この名物ツリーの選定には、空からヘリコプターでそれらしい木を探すという手段が取られていましたが、今年は今までとちょっと違っていて、木のオーナーが「ぜひ、うちの木を!」と、写真を担当の人へ送ったのだそうです。その積極性が功を奏して見事採用、このオーナーのおじいさんは、ツリーが立てられる様子を現場で誇らしげに眺めていました。
ツリーがその姿をさらしているのは、到着後、わずかの間だけで、まもなく、全体に飾り付けのための足場が組まれ、大きな幕で隠されてしまいます。来週、19日には、てっぺんに星が掲げられ、手前のプロムナードのところにも、そろそろ、おなじみの天使像が登場することでしょう。そして、お待ちかねの点灯式は、12月4日、午後9時頃には、このツリーが30,000個の美しいイルミネーションに彩られます。
SaksFifthAvenueSaksFifthAvenueWindowこれと時を同じくして、お向かいにある高級デパートSaks Fifth Avenueも、すっかり、クリスマスデコレーションが整っていました。五番街に面した建物全体に、リースやガーランドがにぎやかに飾られ、名物のクリスマスウインドウも公開されました。このデパートは、高級感に似合わず?毎年、メルヘンチックな人形を使った物語仕立てのウインドウが定番。それぞれのウインドウから流れてくる説明をちゃんと聞いてはいないのですが、「オーロラ姫」が出てくることがわかったので、どうも「眠れる森の美女」の物語のようです。今は、まだ、買い物途中の人などが、気づいて立ち止まってみる程度ですから、ゆっくり見ることができますが、これがクリスマス近くともなるともう大変!ウインドウの前には、手すりみたいなものがありますが、これは、ウインドウを見る人が整列するための仕切りなのです。じっくり見たい方は、ぜひ、お早めに、しかも、平日にどうぞ。
LordandTaylorLordandTaylorそして、デパートのウインドウといえば、お店の地味さのわりにはいつも頑張っている!?Lord & Taylorも、クリスマス・モードに入っていました。こちらは、同じ五番街ながら、ロックフェラーセンターやSaks Fifth Avenueなどからは、10ブロックほど南下した38th Street付近。どちらかというと、Empire State Buildingに近いので、展望台を見た後、買い物でもと北上してくる人たちが通る場所ともいえます。こちらのウインドウは、かなり凝った精巧な作りで豪華絢爛なのが売り。好みもあると思いますが、個人的には、デパートのクリスマス・ウインドウの中では、ここがいちばん気に入っているので、毎年、楽しみにしています。今年は、クリスマスのバレエの定番「くるみ割り人形」の一連の美しいシーンが展開されていました。うーん、やっぱり、きれい。
今年の傾向として、クリスマス商戦をやや前倒しにしているということがあり、そのために、クリスマスデコレーションもちょっと早めなのだそうです。そういえば、バスに乗って街中を通り過ぎると、すでに、あちこちのお店にツリーが飾ってあったような気も。11月下旬頃は、日本もお休みがあるから、New Yorkに遊びにいらっしゃる方も多いのでは?今までは、サンクスギビングデー(今年は11月28日)が終わってから、クリスマスの飾り付けを始めるところが多かったのですが、今年の場合は、いつもより早めにたくさんクリスマス気分を味わえそうですね。
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11月10日(日)  手軽で美味しいエスニック麺類
YellowLeavesめっきり寒くなっていたNew Yorkでしたが、週末には気温が急上昇、なんと、日曜日は20℃にまで達してしまいました!最低気温も、もちろん10℃以上で、2〜3日前の最高気温より高いようなありさま。左の写真は、暖かくなる前なので、まだ皆、コートを着ていますが、日曜日は短いジャケットやシャツ姿の人も多く見られました。街中の紅葉もピークを迎え、色づいた木々の下を半袖の人が歩いている様子は、ちょっと不思議な感じでしたが、このポカポカ陽気も長続きはせず、週明けから天気が崩れ、雨が降った後は、また、10℃台の平年並みの気温に戻るようです。あんまり寒いのも辛いけれど、そろそろ、クリスマス商戦も始まりつつあるという11月中旬なのですから、やっぱり、それなりの寒さになってくれないと気分がでないですしね。
PhoVietHuongで、今回は、寒くなったらぴったりの美味しい麺類の話題です。日本食なら、そばかうどん、または、王道のラーメンということになりますが、個人的に結構気に入っているのが、ベトナム料理の麺。Pho(フォー)というのが、ベトナムの細めのお米でできた麺を指すのだそうですが、その名前がそのままついたレストランがあります。何軒かある中華街のベトナム料理屋さんの中で、友だちに連れて行ってもらって以来、わが家で定番レストランのひとつになっているのが、Pho Viet Huong Restaurantというところ。地下鉄「Canal Street」の駅からわりと近いMulberry Street沿いにあるお店です。大好きな中華料理の老飯店もすぐ近くで、最近は、中華街にいて、人数が多いときやお腹が空いているときは「老飯店」、そうでないときはこちらに寄って何か食べるというのが行動パターンになっています。
PhoVietHungDishesやっぱり、おすすめはなんといっても、麺類!ニンニクやお肉のダシが効いた透明のスープに、細いフォーといろいろな具が入ったヌードルスープは絶品です。生のモヤシと香菜は別になっているのでお好みで。お肉があんまり得意でない私は、もっぱら、シーフードを選んでいますが、生の肉にあつあつのスープをかけてピンク色にしたものも人気メニューのひとつ。値段も5ドル程度でとってもリーズナブルで、食べやすいし、メチャクチャ大きくもないので、女性でも、ひとりでワンオーダーいけると思います。もちろんん、定番の生春巻きや炒め物などのベトナム料理の定番料理や、コンデンスミルクにエスプレッソを注ぐ、ベトナム風コーヒーもあります。お店の中も中華街にしてはきれいで広いので、女性同士などでもOKだし、グループでも大丈夫です。
Republicもう1ヶ所、最近、行ってみたちょっと面白い麺類専門のお店は、Union Squareの一角にあるRepublicというレストラン。日本のガイドブックなどにもよく出ているお店で、カフェみたいなお洒落でモダンな雰囲気が売りです。メニューは、基本的にはアジア諸国の麺類ばかりで、ベトナムのヌードルスープやタイのパッタイ、日本のうどん(Udon)まであるのは驚きました。他に丼ものが少しと、サラダなどの前菜があります。
RepublicTable東洋人のモデルが、大量の麺を頭からかぶったり、こねまわして遊んでいたりする(?)モノクロの大判写真が貼ってある店の奥は、木のテーブルも椅子も長くつながっていて、学校の食堂みたいな雰囲気。私たちが着いた12時ちょっと過ぎくらいは、ガラガラでしたが、次第にすごい勢いで人が入ってきて、気づいたら、テーブルに横1列にズラッと並んで麺をすする、まさに学食状態になっていました。学食にふさわしく?客層も若めでしたが、この辺りで働いていると思われるスーツ姿のサラリーマンも。実は、ここのすぐ隣がMcDonaldsだったりするのですけれど、ハンバーガーやホットドッグよりもヘルシーで、かつ、手軽だからでしょうか。
RepublicChickenSaladRepublicSeafoodNoodle最初にチキンサラダ(右)、そして、シーフードヌードル(左)を頼んでみましたが、どちらも量的にはまあまあでした。写真の大きさを揃えてしまったのでサラダが大きく見えますが、実際は麺の方が、普通よりちょっと多め?だったかな。サラダもアジア風ということで、刻んだ生の白菜や香菜が入っていて、酸味の利いたちょっと変わった味。甘酸っぱい中華風とタイ風のミックスみたいな味でした。麺の方は、上でご紹介しているベトナムのヌードルスープと似ているけれど、上にのっている野菜はクレソンだし、麺はお米の麺だけれども幅広いラザニアみたいだし、ニンニクはそんなに効いていないしで、決して不味くはないけれど、ちょっと物足りない味。アメリカ人が食べやすいように、アレンジしたアジア風の味付けという感じでした。ずっとクセがあって変わった味だったけど、個人的にはチキンサラダの方が気に入りました。あんまりエスニック系が得意でない人とも行けるし、軽くさっと食べたいときに便利。昼頃から夜遅くまで、続けて営業しているのもうれしいところですね。Union Squareの北西の角あたりなので、地下鉄やバスのアクセスがとっても簡単。わざわざ行くレストランというより、「ちょっとなにか食べたい」というときに使えるレストランだと思います。New Yorkのど真ん中らしく、カウンターがあるので、ひとりでもOKです。
Pho Viet Huong Restaurant
73 Mulberry Street
(bet. Canal & Bayard Sts.)
Tel.212-233-8988
Renge
Republic
37 Union Square West
(bet. 16th & 17th Sts.)
Tel.212-627-7172
Chopstickes
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11月6日(水)  秋のセントラルパーク
CentralParkAutumnこの次の週末は、また、気温が上がるらしいのですが、このところの冷え込みで、New York City Marathonが終わったばかりのCentral Parkには、一気に紅葉の見頃が訪れました。気候的には、秋というより、初冬に近いものがありますが、冬の寒々しい裸の木ではなくて、黄色から赤茶色くらいまでに色づいた木の葉に覆われた木々は、こんもりと暖かい雰囲気すらあります。歩道に散った木の葉を踏みしめながら、澄んだ空気の中を散策するのも、この時期ならではです。ただし、十分な防寒が必要ですが・・・
AutumnMallセントラルパークの中で、紅葉が美しいところといえば、東側にある動物園のちょっと北あたりから始まる、The Mallが有名。秋のNew Yorkを描いた映画で、公園を歩くシーンに使われるのも、たいていここです。広くてまっすぐな道の両脇にはベンチがあり、文学や芸術などで有名な欧米人の大きな彫像がところどころに立っていて、ちょっとヨーロッパっぽい雰囲気の漂うところ。週末には、子供の顔にペインティングしてくれるピエロや、最近、中国系の人がめっきり増えた似顔絵描きなどが出て、にぎやかなファミリー向けの場所になりますが、平日は静かです。
AutumnBethesdaTerraceモールを北上して、この寒いのに、まだ、薄着で頑張っているローラーブレーダーなどがたむろするBandshellのある広場を通り過ぎると、目の前に開けるのが、天使の噴水があるBethesda Terrace。つい、最近、New Yorkの水不足はようやく解消し、いろいろな場所の噴水に、春先以来、初めて水が入りましたが、ここの噴水は、乾いたままでした。ここは、夏場しか水を入れなかった噴水?だったかもしれません。噴水越しに見るThe Lakeの周囲の木々の紅葉は見事です。夏場は、芋洗いのごとく、湖面をボートが覆いますが、この寒さではさすがにそれもなし。水辺に立って、目の前に広がる紅葉を楽しむ人のがせいぜいでした。
WollmanRinkそして、秋から冬にかけてのセントラルパークの名物のひとつが、五番街の入口からも近いWollman Skate Rink。このリンクも、日本だともうすぐ公開の「セレンディピティ」はじめ、いくつもの映画に登場していますよね。(「セレンディピティ」については、New York映画特集でもロケ場所などをご紹介していますので、ご覧くださいね。) New Yorkの中では、おそらく、Rockefeller Centerに次ぐ、人気のスケートリンクだと思います。こちらの方がずっと広いから、気持ちよく滑れるような気はしますが、木々の向こうには高層ビルやホテルが見えるものの、リンクのすぐ回りは公園なので、都会のど真ん中で滑っているという感じはあまりしないかもしれません。
Squirrel昼間は散策に最適なセントラルパークですが、死角がたくさんあって、人けが少なくなる暗くなってからは、やはり危険な場所です。夏時間が終わってしまったこともあって、最近は、暗くなるのがすっかり早くなってしまいました。5時過ぎには、かなり暗くなってしまいますので、お気をつけください。ジョギングの人がいたり、パトカーが止まっている大きな道を歩いて、公園の外に出るようにするとよいと思います。食べ物の蓄えに余念のないリス君たち同様、暗く寒くなる前に引き上げるつもりでお出かけくださいね。
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11月3日(日)  New York スポーツ・ニュース
11月になって、10月末からの寒さが続いていますが、そろそろ街中の紅葉も見頃で、まさにAutumn in New York状態です。さて、月が変わってからまだ3日ですが、、相次いで、New Yorkのスポーツシーンに関わるニュースがありましたので、それを日付順にご紹介します。
1101NYPost
11/1
Fri.
ゴジラ上陸!?
まず、New York Postの一面にも取り上げられたニュースは、日本でも大きな話題になった、読売ジャイアンツ、松井 秀喜選手のFA権利行使によるメジャー移籍でした。今年の秋、New Yorkのプロスポーツは散々で、去年こそ優勝は逃してしまいましたが、このところずっと、少なくともワールドシリーズまでは駒を進めていたNew York Yankeesは、レギュラーシーズンは好調だったものの、プレーオフは、1回戦でワールドチャンピオンに輝いたAnaheim Angelsにまさかの敗退。小宮山投手も退団してしまった、New York Metsは、あんなにお金をかけて補強したのに、東地区の最下位に沈んでしまったし、New Yorkの野球シーズンは、いつもよりずっと早く、終わりを告げてしまったのでした。
1101NYTimesJapan Star is Heading to Majors (日本のスター、メジャーリーグを目指す)』という見出しのNew York Timesも、スポーツセクションで彼のメジャー宣言を大きく取り上げていました。今シーズン、ファンの期待を大きく裏切って惨敗してしまったYankeesは、選手の補強が必至。でも、シーズン中にストライキ騒ぎになった選手との協定の結果、チーム全体の年俸合計を低めに抑える必要もあるので、やみくもに高給の有名選手をトレードしてくるわけには行きません。そこで、シーズン中活躍できなかった何人かの選手を放出し、その結果としてポジションが空く外野の一角に松井選手を、というのが大方の見方です。日本のニュースで、松井選手の記者会見を見ましたが、ちょっと気になったのが、今までのメジャー挑戦を発表する選手と全然違う、なんだか悲しそうにすら見える表情。とても和を重んじる、ファンにも好かれる性格のよい選手だということをいろいろなメディアで読みましたけれど、どうせなら、元気よくメジャー宣言してほしかったな・・・と思ったのは私だけ?今のところ、Yankees入りが最有力ということですし、New Yorkのメディアもそれっぽく伝えていますので、夫婦揃って、元・巨人ファンの私たちとしては、今から来シーズンの活躍が楽しみです!また、スタジアムに通わなきゃ。
New Yorkでオリンピック開催へ11/2
Sat.
OlympicEmpireハロウィンの前くらいからしばらく、Empire State Buildingのライトアップは、ご覧のようなオレンジの3色に輝いていました。普通なら、この時期は、秋っぽい暖色になるはずなんですけれど、はて、これは何の色??実は、2012年の夏季オリンピック開催を目指すNYC 2012のオフィシャルカラーがこの3色なのです。アメリカとしての候補都市が、New YorkSan Franciscoの2都市に絞られ、どちらに決定するかが2日の夜に発表されるため、それを応援すべく、エンパイアがこの色になっていたのですね。
OlympicMadisonSqGarden野球同様、こちらも今のところパッとしない成績のNBANFL のレギュラーシーズンが始まったばかりの、Madison Square Gardenには、重量挙げの選手が描かれた大きなポスターが貼ってあります。今年の夏ごろには、新聞の中に折込広告が入っていて、このポスターと同じタッチの絵と、オリンピックのときには、どこでどういう競技を行う予定で宿舎はどうなるかなどの、大まかな計画が地図入りで説明してありました。下の方には、「アメリカ代表は11月2日に決まります。」ということと、「あなたの支持を示すために、このポスターを貼ってくださいね。」ということが書き添えてありました。
で、注目の結果ですが、やっぱり、そうだろうなーとは思っていましたが、見事、New York2012年夏季オリンピック開催都市のアメリカ代表として決定しました!発表は、ローカルニュースで生中継され、「New York!」と名前が読み上げられた後、シナトラの「New York, New York」が会場に流れ、復活したWorld Financial CenterWinter Gardenに集まった、この計画の支持者たちが歓喜の叫びを上げていました。夜は、イーストリバーの方で花火も上がり、わが家からも、マンハッタンのビル越しに、夜空を彩る大きな光の輪が見えました。ただ、これは、あくまで、アメリカの代表都市になったというだけで、これから、モスクワやケープタウンなどの、世界の都市と、開催地の座を争わなくてはいけません。正式決定は、2005年だそうです。
11/3
Sun.
Go! Runners!
MarathonFlagそして、青空は広がったけれど、またまた寒ーい1日となった、日曜日、New Yorkの秋の風物詩、New York City Marathonが行われました。Staten Islandから出発して、BrooklynQueensBronx、そしてManhattanという、New Yorkの5つのBorough(区)を駆け抜けるこのマラソン、今年は、約30,000人の人が参加しました。
MarathonViewゴールは、ちょうど紅葉が見頃となったCentral Parkの中ほどにある、レストランTavern on the Greenの辺り。よって、最後は、木々に囲まれた公園の中の道を主に走ることになります。最近お気に入りのアッパーウエストでブランチを食べて、紅葉の見物がてら、ブラブラ歩いて公園に出かけたら、時間がちょっと早過ぎて、ゴール地点にいるのは、車椅子のランナーばかりでした。そのまま、公園を横切り、東側のゴールまで、まだ1マイル以上ある地点に行ったら、少しずつランナーが走ってくるのが見え、ここでしばらく見物することに。私たちが、最初にそこに着いたのは、3時間くらいでゴールするようなランナーが通過する時間だったので、走ってくる人はまばらなうえ、早いこと早いこと!真剣に走っている人ばかりなので、おちゃらけた格好をした人や、観客に手を振る人なんていませんでした。それが、30分も見ていたら、ランナーの数がぐっと増え、中にはプラカードや出身国の旗を持っていたり、観客に手を振る余裕を見せる人も。
MarathonWatching優勝したのは、男女ともケニアの選手だったそうですが、このマラソンは、早さを競うこと以上に、いろいろな国からいろいろな人たちが参加し、それをNew Yorkの人々が応援するという、国際交流的な部分が大きな魅力です。沿道には、出場者の名前を書いたプラカードや、大きな国旗を掲げている人もたくさんいましたけれど、多くの人たちは、私たちみたいに、特に知り合いが出場していなくても、なんとなく見物に出かけ、声援を送ってしまうのですよね。ポイントで、水やスポーツドリンクを用意するのも、ボランティアの人たちだし、疲れたランナーのマッサージをするのも、プロだけどボランティア。こういう様子を見ていたら、実現までには、新スタジアムの建築や交通渋滞など、解決しなくてはいけない問題も山積みだけれども、もし、オリンピックがこの街で開催されても、ボランティアや市民たちの協力で、なかなかよいオリンピックになるんじゃないかと思ってしまいました。
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