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WHAT'S UP ? in New York

November, 2002 

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●期待通りの「Harry Potter and the Chamber of Secrets」
●今年のパーティ・ウエアのトレンド!?
●どんどんクリスマス!の五番街
●ヨーロッパ風のクリスマス・ビレッジ「Fete de Noel」
●Happy Holidays!!
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- 11月30日(土) Happy Holidays!!

遅ればせながら、Happy Thanksgiving Day!! アメリカでは、27日のThanksgiving Dayからの4連休中です。実は、わが家では、なんとなくくすぶっていた私の風邪がなんとか治ったと思ったら、夫が大風邪をひいてしまい、Thanksgiving Day当日を含めた、連休の前半は、最低限の買い物以外、家を出ることができませんでした。恒例のMacy's Thanksgiving Day Paradeは、午前中ということもあり、氷点下!という寒さの中行われましたが、お店も休みのこの日は、パレード見物と食べることくらいしかやることがないので、沿道にはチビッ子たちをはじめとする多くの見物客がつめかけていました。みんなでしゃべりながらダラダラ食べるThanksgivingらしい集まりは、風邪もひと段落した土曜日にしました。ポテトとかカポナータ(トマト味の煮物)、インゲンのピーナツ味噌味とか、野菜系のおつまみを何品か作って、メインには、近くのBoston Marketで買ってきたチキンの丸焼きをいただきました。ここのチキンを食べたのは初めてでしたけれども、そこそこ行けました。付け合せのコーンとチーズ風味のほうれん草もまずまずだったし、なにより値段がとってもお手頃。ケーキは、Mitsuwa Market Placeに入っているイタリアントマトでした。
毎年、11月の第4木曜日と決まっているThanksgiving Dayですが、今年の11月は、1日が金曜日だったため、28日という、もっとも遅いパターンでした。そこで、この連休中に、New Yorkでは多くの人がお祝いするもうひとつの祭日が訪れてしまいました。それは、ユダヤ人の人々のお祭りHanukkah(またはChanukkah)。Hanukkahは、「ユダヤ暦のKislev月の25日目から」という、私たちには、まったく????な日付で訪れる祝日なので、毎年いつなのかは全くわかりませんが、テレビや新聞に、やたら「Happy Hanukkah!!」というメッセージが登場するので、始まるとすぐわかります。今年は早めに訪れ、Thanksgiving Dayの翌日、29日の夜から始まりました。異教徒として迫害されていたユダヤ人たちが救われ、そのときに、1日分しかなかったはずの油が8日間明かりを灯し続けるという奇跡が起こったことから、29日から、毎晩、1本ずつロウソクを灯して祝います。そのお祝い用の専用のMenorahという燭台があり、ユダヤ系の人々が多いNew Yorkでは、Central Parkの入口のところに、世界最大!のものがある他、いたるところで見ることができます。


そして、Thanksgiving Dayが終わると、いよいよ本格的にChristmasの準備が始まるとあって、この連休中、大忙しなのが、Empire State Buildingのイルミネーション。まず、27日は、Thanksgiving Dayをお祝いする秋色ということで、赤と黄の2色でした(写真左)。そして、Hanukkahが始まった28日は、シンボルカラーの青と白(写真中央)。最後は、クリスマスの到来を告げる赤と緑(写真右)になりました。明日から、いよいよ師走を迎えますが、12月中は、基本的には、このクリスマス・カラーに輝いています。
クリスマスの準備といえば、欠かせないのが、プレゼントのためのショッピング。Thanksgiving Dayの次の金曜日は、俗にBlack Fridayと呼ばれており、早いところでは、朝6時から開店して、早いもの勝ちの特別セールなどを行い、クリスマス・ショッピングの喚起を煽る日になります。アメリカでは、この日が1年でもっとも小売業の売上が多い日というのは、もはや常識。風邪ひきのわが家では、まさか、早朝の買い物なんて夢にも思いませんでしたが、ニュースを見ている限り、今年もあちこちで大変な買い物合戦が行われたようです。12月には、五番街で買い物袋を下げた人がいつもより多く見かけられますが、それは、観光客以外に、プレゼントを買いに奔走しているNew Yorkerも混じるからなのですね。
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- 11月26日(火) ヨーロッパ風のクリスマス・ビレッジ「Fete de Noel」
今週は木曜日がThanksgiving Dayなので、たいていの人は水曜日で仕事が終わり。その長い週末が終わると、いよいよ、本格的にクリスマスの準備に入るので、なんとなく、街全体がウキウキ・ムードになっています。
そんな街中で、また、もうすっかりクリスマスしている場所を見つけました。42nd Streetの5th Avenueと6th Avenueの間、New York Public Libraryの裏手にあるBryant Parkには、クリスマスツリーとともに、たくさんのお店のテントが並んでいました。中央に広い芝生のエリアがある公園は、夏は屋外映画を上映したり、周囲に並んでいる椅子に座って、緑に囲まれてランチしたりと、市民の憩いの場。クリスマスのデコレーションは、毎年、違っていて、去年は、6th Avenueに面したあたりに大きなツリーが置かれただけでした。

フランス語で「クリスマスのお祭り」という意味の「Fetes de Noel」という名前が付いているこのイベントは、その名の通り、ヨーロッパの小さな街のクリスマスみたいな雰囲気を出しています。美しいガラスのオーナメントがたくさんあったり、素朴なクリスマス・ストッキングが掛けられていたりと、お店にもクリスマス・グッズがたくさん。オモチャ屋さんや、ミュージアムショップなども入っているので、プレゼント探しにもいいかもしれません。
去年は、多くの飾り付けがそうだったように、ここに置かれたツリーも赤白青の愛国色でしたが、今年のツリーは全然そんなことなく、普通のイルミネーションのツリーです。置いてある場所も、道路側ではなくて、図書館の建物のすぐ裏手、この公園に名前が付けられている、19世紀の詩人William Cullen Bryant氏の銅像のすぐ前にあります。お店は、芝生を囲む通路のところに並んでいて、反対側の噴水の周りにもいくつか出ています。荘厳な白亜の図書館と、凝った形の柵などを使ったこの公園自体が、ちょっとヨーロッパ風なので、クリスマスじゃなくても、New Yorkという大都会にいることを忘れさせてくれる心なごむ場所ですが、このこじんまりしたクリスマスの雰囲気もなかなかいいです。
そして、忘れちゃいけないのが、夏にデビューしたばかりの回転木馬。このところの寒さで、最近は、閑散としていることが多かったのですが、イベントに集まる子供たちで、またにぎわいが戻っていました。それから、42nd Streetに面したところにある公衆トイレも、少し前にリニューアルされたようで、中までは定かではありませんが、ちょっと覗いたら、花なんかが飾ってあったりして、きれいになったようです。これなら、使えそうですね。もともとあるStarbucksの出店の他、テントでホットチョコレートなども売っているみたいなので、暖かい飲み物でも飲みながら、お店を冷やかしてみてください。「Fetes de Noel」は、12月24日迄開催中。開店はだいたいお昼頃で、平日は7時、日曜日は6時迄やっています。尚、11月28日のThanksgiving Dayのみ休み。
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- 11月24日(日) どんどんクリスマス!
の五番街
どんどん進む五番街のクリスマス・デコレーションは、もう、ほとんど出揃ったのではないかと思われるほど。通るたびに、新しいデコレーションが増えていて、まだ1ヶ月以上先のクリスマスが待てないようです。週末に出かけたときは、ちょうど、街路樹に電球の付いたコードを巻き終わったところで、木には気の毒ですけれど、通りにクリスマスらしいきらびやかさを添えていました。Manhattanのあちこちで見られる、この木に電球を巻きつけるデコレーション、さぞや、木自体に負担がかかっているのだろうと思いきや、春になると青々とした葉を繁らせているので、意外と大丈夫なものなのかも?しれません。
五番街のクリスマスといえば、欠かせないのが、ビル全体にリボンを掛けるデコレーションのCartier。おととしまでは、赤いリボンの交差したところに、いわゆるプレゼントのときにつけるちょっと豪華なボウが付いていただけだったのですが、テロ事件後の去年はちょっと地味っぽいものに変わり、今年はまた、華やかなパールが加えられました。幾重にも垂れ下がったところが、ネックレスみたいですよね。写真では写っていませんが、ビルの北側の部分にも、さらにパールの飾りがあって、かなりゴージャスです。こういう大規模な飾り付けは、毎年、同じところが多いのですれど、このところ毎年変えているCartier、これで落ち着くのか、それとも、また違うものになるのか、気が早いですが、また、来年も注目です。
大人っぽい華やかさとは対照的に、子供の大好きなかわいいクリスマス・デコレーションは、その少し先のDisney Store。キャラクターの顔が描かれた雪の結晶が、
入口の上のツリーやウインドウに散りばめてあります。ウインドウの中では、くまのプーさんと仲間たちや、ミッキーとミニーといった、いつの時代も子供たちに愛されているディズニーのキャラクターたちが、楽しそうにクリスマスのシーンを繰り広げています。少し前に、Beauty and the BeastとWinnie the Pooh(くまのプーさん)のクリスマス特別ビデオが発売され、英語教室に通っている姪っ子のクリスマスプレゼントにと、買ってしまいました。でも、もしかしたら、これって、日本でも発売されているのかしらん・・・? もちろん、DVDもあるのですが、アメリカと日本はDVDのコードが違うので、普通の機械は見ることができないのですよね。ということで、ビデオにしてみました。(あきちゃん、りさちゃん、買わないで待っててね。)
最後に、飾り付け真っ最中のRockefeller Centerですが、作業中の様子を隠す幕には、前にお知らせした、New Yorkが開催地の候補になっている2012年のオリンピック開催を目指すNYC2012のロゴが描かれていました。プロムナードのところに天使像も登場しましたが、よく見ると、まだ金色の長いラッパを持っていないし、夜になってもライトアップされていないので、この場所だけは、ツリーに点灯される12月4日を待っているという感じです。
それでも、Manhattan、特に五番街あたりの人通りは、寒さにもかかわらず、すっかり増えてきました。来週は、Thanksgiving Dayの休暇を取る人も多く、ますます人が増えることでしょう。これから、12月に向けてNew Yorkにいらっしゃる皆さん、寒さもそろそろ本格的になりつつありますので、しっかり防寒対策をすることと、夕方はタクシーが捕まりにくくなりつつありますので、地下鉄を使うなどして、寒さを防いで効率よく、華やかな街を楽しんでくださいね。
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- 11月20日(水) 今年のパーティー・ウエアのトレンド!?
ホリデー・デコレーションが加速する五番街では、57th Streetに名物のひとつ、巨大なSnowflakeも掲げられました。他にも、続々、クリスマスの飾り付けが出揃って来ていますので、これらは、追々ご紹介できることと思います。お楽しみに。
さて、Less than Diary...のところにも少し書いたのですが、先週来、夫の会社のホリデー・パーティーで着る服や小物を物色中。別に、とても人と違うタイプのものを探しているわけではありませんが、@あまり露出度が高すぎず、A手頃な値段で、B背の低い私でも着られるものとなると、イメージにぴったりのものが意外と見つからなかったりします。もっとも、Aを重視しすぎという噂もありますけれど・・・で、その結果として、図らずも、結構なお店を見て回ることになってしまいました。途中から、自分のものを探すより、お店に飾ってあるドレスを見るほうが面白くなってしまい、たくさん写真を撮ってしまったので、それらをご紹介してみます。

New Yorkでもっとも好まれる色といえば、なにを置いても黒! これは絶対です。冬になると、革やウールやダウンや、とにかく黒っぽいコートを着た人たちで、街は埋め尽くされます。パーティー・ウエアも当然、黒が主流。もともと、夜のパーティーには「ブラック・フォーマル」なんていう言葉もあるくらいですから、素材はいろいろでも、黒いドレスやスーツ、ワンピースが基本といえます。そのつもりで、五番街のショーウインドウを眺めていたら、目立っていたのは、意外や、黒ではなくて、赤でした。すっかりクリスマス仕様のSaks Fifth Avenueで、ひときわ目を引いたのは、ベルベットの赤いスカートが印象的な豪華なドレス。少し先にあるArmani Exchangeのちょっとカジュアルなパーティーウエアも赤いトップスだったり、ドレスだったりしました。

そう意識してみてみると、あちこちで赤のパーティー・ウエアが目に付いてしまいました。お手頃路線のCasual Cornerでは、光沢のあるパンツスーツも、チュールの上着を合わせたワンピースも赤。しょっちゅう覗いているAnn Taylorでは、ウインドウに白いパンツと合わせたカシミアのセーターが飾ってあり、店内にあった、サテンのロングドレスも赤でした。
基本的には、どれも柄なしの単色で、合わせている小物は大部分が黒で、ときには白というモノトーン。でも、やっぱり、赤のパーティー・ウエアというのもなかなか難しいですよね。黒だと、色だけで改まった大人っぽい雰囲気がありますが、そうもいかないし。加えて、なんといっても、アメリカ人に比べれると、圧倒的に小柄・童顔である私たちがこんなものを着ると、子供の発表会的になってしまいそうで、ちょっと心配。

でも、落ち着いて、よくよく見れば、高級ブランドのEscadaのドレスは全部黒だし、おなじみのBanana Republicのドレスやスーツも黒。色として目立つから、赤がやたら目に付いてしまったのですが、やっぱり、フォーマルには黒というお店だって、まだまだ多いのでした。
アクセサリーとしては、ドレスが黒でも赤でもいける、オニキスや、それ風の黒い石のものがたくさん出ていました。後は、お金があればダイヤモンド、手頃なものならラインストーンのような光るものも相変わらず人気。季節物といえば、チェックが欠かせないH & Mに行ってみたら、パーティー用のアクセサリーがいろいろ揃っていたので、思わず、ピアスとネックレスとか、ブレスレットとか、何パターンかお揃いで買ってしまいました。
肝心の、自分のパーティー用の服ですが、これだけ見たので、なんととなくメドは立ってきました。やっぱり、赤に挑戦する勇気はないので、今年も黒に落ち着きそうです。
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- 11月17日(日) 期待通りの「Harry Potter and the Chamber of Secrets」
今週末は、New York周辺には嵐が到来し、雨と風が強い、散々なお天気でした。気温が下がった夜半には、雪が散らついた場所もあったようです。そろそろ、Manhattanのクリスマスデコレーションも始まりつつあるのですが、外歩きもままならないので、車で買い物に出かけたりして、地元でおとなしくしていました。お天気が悪いときの娯楽の筆頭といえば、映画。そして、今週見る映画といった、これしかありません!「Harry Potter and the Chamber of Secrets」。おなじみ、ハリーポッターのシリーズ第2作が、金曜日に全米で封切りになりました。見る前には読んでおかないとと、急いで日本語版を買い、頑張って、間に合うように読破したのでした。
映画放送チャンネルのHBOでは、2作目公開に合わせて、第1作目の「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」を土曜日の夜にやっていたので、それを見て、日曜日の午前中に映画館に出かけました。週末でも、午前中の映画館というのは、いつも空いているものなのですが、この映画を見に来たとしか思えないチビッ子が、駐車場に止めた四方の車から続々とやってくる様子はやっぱり、今週ならでは。さすがに、昼間は30分から1時間おきに上映されているので、30分後の階のチケットを買い、15分前くらいに映写室行ったら、すでにかなりの入りでした。ただ、家族連れが多かったので、2人用の席は余っていたのが幸いでした。2時間半余り、一気に見終えてしまった気がしますが、森の中に入っていったり、化け物と戦ったり、前作以上に冒険シーンが多かったので、スリリングさは今回の方が上でした。でも、本で読んで想像していたシーンが巨大スクリーンに繰り広げられるという感動は、やっぱり、最初の方が大きかったですけれどもね。

すでにクリスマス商戦が始まっているオモチャ屋さんには、ハリーポッターものがたくさん並んでいます。先日お知らせした、閉店してしまった五番街のSephoraの後釜には、庶民的なオモチャのチェーン店 K.B Toys が入り、ショーウインドウには、巨大なハグリッドのLEGOが立ちはだかっていました。Times SquareのToys'R'Usには、ハリーポッターのコーナーが設けられていて、同じハグリッドとその前にはハリーのレゴも置いてありました。少し前までは、ハリーポッターの映画の配給元であるWarner Brothersのキャラクターグッズを扱うWarner Brothers Storeがあったのですが、五番街、Times Squareとも閉店してしまい、もう1店舗はWTCにあったので、残念ながら、今はManhattanにはありません。でも、いくつもある大きなオモチャ屋さんでは、かなりいろいろなグッズが並んでいて、充実しています。
ハリーたちより、ちょっと若い甥っ子と姪っ子のクリスマスプレゼントを探そうと、先週、オモチャ屋さんをいくつか回ってみたのですが、そのときに、ハリーポッターグッズに早くも今回の映画のキャラクターが登場していて、もちろん、映像とは違いますが、だいたいの姿を「へえーこういう感じなのね。」と先に知ってしまったりしたのでした。私の感じでは、Toys'R'Usがまとまってあって探しやすく、種類も多かった気がするので、グッズをお探しの方は、チェックしてみてくださいね。
「Harry Potter and the Chamber of Secrets」のオフィシャルサイトは、http://www.harrypotter.com(英語)、http://www.harrypotter.jp(日本語)。日本公開も、すぐで、11月23日からだそうですね。3作目以降は、まだ製作されておらず、ダンブルドア教授役の役者さんは亡くなってしまったし、主役の子供たちはどんどん成長してしまっているしで、役の交代が多少あるのかもしれませんが、また、映画化されるのが楽しみです。あ、でも、その前に日本語版を手に入れて読んでおかなくては。
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