WHAT'S UP ?
in New York 
March, 2002 ![]()

Happy
Easter!!
今日3月31日は、ちょっと早めに訪れたイースター、キリスト教の復活祭です。また、先週の水曜日は、ユダヤ系の人々が祖先のエジプト脱出を記念してお祝いするPassover(過ぎ越しの祝い)の日でした。それぞれの暦の関係で、異なる宗教の大きな休日が次々訪れ、ちょっとしたホリデーウィークになりました。でも、楽しいはずのこの時期に、自爆テロなど、相次いで報じられる中東紛争の暗いニュースについては、ここ、New
Yorkでも心を痛めている人が多く、本当に残念なことです・・・
さて、ようやくなんとなく春めいてきた日曜日の午後、わが家では久々に人をお招きして、ちょっとしたイースター・パーティーをしました。といっても、私の元同僚たちという日本人、しかも女性のお客さんだけなので、量もそんなにたくさんはいらないし、イースターには全然関係ない!?和食のオンパレード。メインは、季節のタケノコをたくさんいれたタケノコご飯。日本にいたときは、皮つきのまるのままのタケノコを買って来て、ゆでたりなんかしたこともありましたけれど、New
JerseyのMitsuwa Market
Placeでは、この時期、ゆでただけの丸のタケノコが店頭に並ぶのです。結構、すごいことですよね。うちに来るときに、ここで待ち合わせをしたManhattanに住んでいる友人は、品揃えのすごさにびっくりして、思わずいろいろ買い込んでしまったそうです。後は、菜の花にソックリなBroccoli Rabe(Chinese
Broccoliともいいます。)という野菜のおひたしや、アスパラ、ニンジン、レッドポテトのサラダなど、旬の野菜の簡単な料理で、ワインとおしゃべりを楽しみました。
イースターには欠かせないチョコレート・バニーですが、BrooklynのJacques Torres
Chocolateまで行くチャンスがなく、今年は、Grand Central
Terminalに入っているLi-Lac
Chocolatesで、ウサギとヒヨコの絵が描いてある小さなカップチョコレートを調達してきました。本店が、ゲイの人たちの集まるChristopher
Streetにあるこのチョコレート屋さんは、美しいものを愛する彼らに支持されているだけあって、繊細な細工ものなどが得意。このカップチョコレートは季節ごとにいろいろな絵柄のものが出るので、前から機会があったら買おう!と狙っていたのです。でも、あまりにカワイイので食べちゃうのはもったいないですよね。なので、食べる用には、同じくミツワ・マーケット・プレイスに去年の秋できた「イタトマ」ことItalian
Tomatoで、懐かしい日本のケーキを購入。なんだか、本来のお休みの趣旨からはほど遠く、最初から最後まで、すっかり日本の味で通してしまいました。外では、どうしても和食以外を食べることが多くなりがちなので、日本人が日本人の家に集まると、こんなものです。
花はまだなので「花冷え」ともいえない寒い日々はようやく落ち着き、なんとか春らしいお天気に戻りつつある今日この頃、先日ご紹介した伊藤園のショップとレストランに続いて、またもや、日本の超メジャー食品がNew
Yorkに上陸しました。それは、こちら!そうです、あの牛丼の吉野家。場所は、42nd Streetに面した8th
Avenueから少し東に行ったところで、Port
Authorityのバスターミナルのほとんどはす向かい。正式にオープンしたのは、この前の週末でしたが、それより前から掲げられていた、この黒地にオレンジ色の目立つ看板が、この場所にオープンすることを誇示していました。

楽しみに待っていたわりには、実はお肉が苦手な私!?
本家本元の牛丼も食べたことがなく、比較することができないので、代わりに夫に食べてもらいました。写真のメニューではいちばん下のCombo
Bowlというもので、牛丼の具と野菜と照り焼きチキンの3種類がご飯の上に乗ったもの。紅ショウガはカウンターの横に置いてあって、取り放題だし、アメリカでは初めて見た生で食べるタマゴ(Row
Egg)も売っていました。アメリカでは、日本と管理方法が異なるらしく、生タマゴを食べると死ぬこともあるから絶対に食べてはいけない!というのが常識で、納豆にもすき焼きにも入れません。なので、お店で堂々と売っているのはスゴイことかも。でも、やっぱり怖いのでチャレンジできませんでした・・・
21日の春分の日を過ぎると、アメリカでも公式な季節は春!なのに、このところのNew
Yorkは、寒の戻りというか、今さら寒波が来たというか、肌寒い日々が続いています。おかげで、先週は、この冬(もう春なのに・・・)いちばんひどい風邪をひいてしまいました・・・グスン。



花といろいろなものを組み合わせて展示するインストレーションも、狭い会場なりにいろいろあって興味深かったのですが、とにかく人でごった返しているため、全体像を撮るのはなかなか難しく、なんとか写真が撮れたものだけご紹介しますと、まず、左は石仏や藤で編んだスクリーンなど、東洋的なオブジェと合わせたもの。ランというのは、こういうちょっと東洋の神秘的なイメージもあるようで、日本的なものとしては、障子を思わせる背景が白い格子のスクリーンがよく使われていました。
この他、人気の胡蝶蘭や、ちょっと毒々しい模様のランなど、大小色とりどりのランが会場を埋め尽くしていました。いろいろな物を片付けて、思ったよりは広いスペースを会場になっていましたが、やはりWinter
Gardenに比べるとかなり手狭な印象はまぬがれず、展示数自体もいつもよりかなり少なかったように思いました。World
Financial Center自体の修復工事は進んでいて、オフィスなどはもう開放されているようですが、時間のかかりそうなWinter
Gardenの再オープンは、今年の9月頃を予定しているそうです。やっぱり、この展覧会はあの場所で見ないと・・・と思っている人は、きっとたくさんいると思いますので、来年は、本来の場所でランを楽しむことができそうで楽しみです。毎年、イースターの直前に開催されるNew York International Orchid Showについて、詳しくは、http://www.gnyos.com/nyshow.htmlにてご覧ください。
そこで、欠かせないのが、イースターのシンボルである卵やウサギを象ったチョコレート。バレンタイン・デーは、恋人同士が贈り物はするけれど、それが特にチョコレートに限ったものではないので、イースターは、バレンタイン以上にチョコレートの消費が高まる時期なのです。この時期、どこのチョコレート専門店でも、競ってイースター向けの商品を作り、美しいディスプレイをウインドウに飾っているので、まとめてご紹介してみます。
同じMadison Avenueながら、もう少し庶民的な感じの5th Avenue
Chocolatiereには、いろいろなチョコレート・バニーが登場。ここのチョコレートは、有名な生チョコ以外は、もともと自由の女神とかクマとか、いろいろな形のチョコレートが多いので、本領発揮といったところでしょうか。イースター・サンデーには、子供たちが庭に隠したイースター・エッグを探すEgg
Huntという遊びをして、伝統的ないくつかの料理を食べるパーティーが開かれたりします。チョコレートはそのときの手土産に持って行くことが多いそうなので、こういう子供受けするチョコレートは喜ばれそう。加えて、どうせたいして味のわかるわけではない子供に食べられてしまうのなら、そんなに高級なのでなくてもいいのでは?なんて思ってしまうのは、私だけでしょうか・・・
そうすると、最近はStarbucksでも買えてしまうGodivaで十分かな、なんて思ってしまったりもしますが、イースター・バスケットのこのセットは全部で68ドルとまずまずのお値段。アメリカのGodivaは国内で作っているので、日本のものほど美味しくないと聞いたことがあるので、こちらでGodivaのチョコレートを買ったことがなく、その真偽のほどは不明です。ただ、他のお店と違って、チョコレート・バニーが絵の描いた銀紙に包んであるあたりが、イマイチ高級感に欠けるところでしょうか。
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♣♣ Happy St.Patrick's
Day ♣♣ 17日はアイルランド系の人々のお祝い、St. Patrick's
Dayでした。でも、日曜日と重なった今年は、パレードが土曜日に繰り上げて行われてしまい、当日はちょっと盛り上がりに欠けていました。お天気がいまひとつだったパレードも見物に出かけなかったので、ちょっと違う話題を。(パレードの様子は去年の3月の話題でご覧ください。)
そして、ほぼ同時に、公衆電話の料金も値上げされてしまいました。今まで、1通話25セントだったのが、一気に倍の50セントに。まだ、「25¢」のままになっている電話が多くて、「50¢」の表示がある電話機を探すのにちょっと苦労(!)したのですが、大勢の人々が使うGrand Central
Terminalのコンコースに並んでいる電話は、既に表示が修正されていました。これからは、たとえ表示が25¢になっていても、クォーターコイン1枚(25セント)ではなくて、2枚(5セント、10セントコインも使用可で、50セント)が必要になりますので、ご注意ください。ただし、今までは、25セントでローカル・コールは3分間でしたが、これからは、ローカル・コールに限り時間制限ナシになります。だから、単なる値上げではないといいたいのでしょうけれど、公衆電話で3分以上話す人なんて、そうそういませんものね。
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