WHAT'S UP ?
in New York 
March, 2002 ![]()

最高気温が20℃近くまで上がった、すっかり春らしいポカポカ陽気の日、Queensまで焼きガニを食べに行ってきました!普段は、New York
Metsの応援に出かけるくらいしか訪れるこのないQueens、今回は、読売新聞の現地法人Yomiuri America主催の「Yomiuriグルメ倶楽部」に参加したのでした。前回は、去年の5月にChinatownのJoe's
Shanghaiに小籠包を食べに行ったときに参加したのですが(そのときの様子はこちらで)、平日の昼間という時間のある奥さま対象のイベントです。今回は地下鉄の駅のそばといえ、Queensなのでそんなに人数はいないかしらん・・・と思いきや、集合時間の少し前に駅を降り立ったところから、同じ目的とおぼしき方々がうろうろしていて、思ったよりずっとたくさんの人数が集まっていました。
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MENU 〜 Garlic Bread (ガーリック・ブレッド)*
Broiled King Crab Legs (焼タラバガニ)Broiled Lobster Tai (焼ロブスター・テイル) Broiled Shrimp (焼エビ) Broiled Scallops (焼ホタテ貝) Baked Stuffed Clams (詰め物をして焼いたハマグリ) * Rice/Baked Potate (ライス または ベイクド・ポテト) * Fruits (果物) |
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Greek
Captain Seafood & Restaurant
32-10 36th Avenue, Long
Island City, Tel. 718-786-6015 |


最近、New
York近郊に住んでいる日本人の間で、話題になっているお店がいくつかあります。旅行ならば、その土地ならではの美味しいものを食べるのが楽しみだと思いますが、住んでいると、やっぱり日本人としては、日本人の口にあったものが食べたくなるものです。なので、私たち在住者の間で、いつも、すぐ話題になるのは、新しく出来た和食のお店。そのひとつが、アッパーイーストサイドという、Manhattanでも、最も高級な住宅地であり、ブランドショップに囲まれたエリアにオープンしたKai(会)というレストランです。このレストランは、日本でも缶入りやペットボトルのお茶や「充実野菜」などでおなじみの伊藤園が開いたレストランで、1階は、直輸入の日本茶はじめ、中国茶、紅茶などのお茶の量り売りをするショップになっています。大きなガラスのショーウィンドウには、見事な高級茶器が飾ってあり、そこから覗ける店内は、明るい木目調の内装や、大きく活けられた枝花がいかにも日本風。リッチな人々の間では、ヘルシーな和食とミステリアスなイメージのある東洋文化はとても人気があり、この辺りは、まさにそういう人々がたくさん住んでいるところ。なので、ガラス越しに中の様子をうかがって入ってくるお客さんも多く、どうも、この場所にちょっと高級な和風のイメージという作戦は、見事に功を奏しているようでした。
お茶のディスプレイもなかなか凝っていて、1種類ずつガラスのボトルにサンプルが展示してあり、香りを嗅いでみたり、試飲したりすることもできるようになっています。いろいろな種類があるもんだと感心しながら眺めていたら、カッコいいアメリカ人の店員さんが近寄ってきて、「Green
Tea(日本茶のこと)とBlack
Tea(紅茶)ではどちらが好き?」と聞いてきたので、「私は日本人だから、やっぱり日本茶かな。」と答えたら、目の前のお茶の説明をし始めました。「このKonacha(粉茶)は、お寿司のときに飲むやつ、Matcha(抹茶)は甘いから、やっぱり甘いお菓子と一緒がいいよね、それでHojicha(ほうじ茶)は、食事とよく合うよ・・・」とざっとこんな感じ。厳しく叩き込まれたのであろうとはいえ、あまりの見事な説明に、しばし唖然として聞き入ってしまいました。ちょっと面白くなってきた(!)ので、違う店員さんに「このHojichaとKaiseki
Hojichaはどう違うんですか?」と尋ねてみたら、「日本語でもいいですか?」と前置きされ、「こちら(ほうじ茶)は葉と茎が両方入っているけれど、会席ほうじ茶は茎だけなんです。」と鮮やかな日本語で返答されてしまいました。彼女は、明らかにアメリカ人で、ハーフという感じでもないのですが、まさか、アメリカで、日本のお茶について、日本語でアメリカ人から説明されるとは思いませんでした・・・結局、あまりに感心したので、両方のほうじ茶を少しずつ買ってしまいました。
レストランは階段を上がった2階で、地下にも何席かあります。まず最初に、友だちと平日に予約なしでランチに出かけたら、なぜか、まだ誰もいない地下のダイニングエリアに通され、私たちふたりだけにウエイトレスとお皿を上げ下げするバスボーイさんが付くという、ちょっと特別扱いなんだか、監視されているんだか、という不思議な状況になりました。黒いテーブルには、ランチョンマット代わりに薄い一枚岩が置いてあり、チューリップや緑色のキクなど、季節の花をモダンな花器に活けた装飾もかなり気合が入っている感じ。仕切りがある奥座敷風のテーブルもあるので、ビジネスランチや接待にもどうぞということかもしれませんね。
週末は、仕事関係で噂を聞いていた夫と、別の友だちにもすすめられたアフターヌーン・ティーにチャレンジ。2時半からとのことだったので、ちょうどくらいに到着したら、まだランチのお客さんが残っているのでもう少し後に、とのことで、その場で予約して、再度、3時くらいに出向きました。そうしたら、ちょうどお茶の時間とみえて、私たちと前後して次々とお客さんが訪れ、あっという間に席は一杯に。アフターヌーン・ティーも、期待通りに上品な盛り付けでしたが、こちらは種類が多い分、意外としっかりボリュームがありました。内容などの詳細は、アフターヌーン・ティー特集に追加してご紹介していますので、ご覧くださいね。| Kai
/ Ito En
822 Madison Avenue (bet. 68th & 69th
Sts.) Ito En Store: 212-988-7111 10:00am〜7:00pm Kai Restaurant:212-988-7277 Lunch 12:00pm〜2:30pm、Afternoon Tea:2:30pm〜5:00pm、Dinner:6:00pm〜9:30pm ※いずれも日曜定休 http://www.itoen.com |
暖冬だ、暖冬だとあんまり書いていたら、今週になって、遅ればせながら、この冬いちばんの寒さが到来、月曜日の夜は、久しぶりに-8℃くらいまで気温が下がったようですが、それもすぐ終るようで、徐々に普通の気温に戻るようです。
右の写真は、お店の西側、つまりGround
Zeroに面している方の出口で、大きな袋を抱えた買い物客がたたずんでいる向かって右側が、まさに道路1本隔てて事故現場になります。このすぐ北側に、例のThe
Platformが設置されており、塀のようなものが巡らされているとはいえ、ここからでも現場の様子が見えてしまいますし、すぐ目の前を消防士さんなど、復旧作業にあたっている人々が歩いています。もちろん、この建物も、現場に面した側の窓ガラスが割れてしまうなどの大きな物理的な被害があり、営業再開するまでには、ずいぶん大変だったようです。Brooklynに仮店舗を出店し、ここで働いていた従業員をまわしたり、在庫をさばいたりしていたようですが、やはり、皆、この場所での再開を待ち望んでいました。
そして、先週、2月28日についに再オープン!前の日から、ローカルニュースでは、「明日、Century
21が営業再開します!」といっていましたし、当日は、多数のメディアが殺到。全国ネットや日本語放送も含めて、どのニュースでも、この店の営業再開の様子を放送していました。
なんだか本格的な冬の寒さが来ないままに、3月になってしまいました。去年は、3月になってからも、まだまとまった雪が降ったりしていたのですが、今年はもうそれもなさそう。ただ、週末には、久しぶりのまとまった雨が降り、渇水気味のNew
York近郊の水源地には恵みの雨となったようです。
無事、桜もちをゲットして、いつも通り、食材を買おうとカートを押して売り場に入ったら、もうせんに赤いカサというずいぶん目立つ特設売り場を発見。近寄ってみたら、これがウワサには聞いていた「日本の銘菓祭」でした。友だちが、金曜日からこの特売があって、絶対ゲットしたいお菓子がある!とは聞いていたのですが、もう日曜日の午後だし、きっと、なんにもないんだろうなーと思ったら、まだそれなりに箱が積んでありました。お店のチラシで今回売られた日本のお菓子をご紹介してみますと・・・
| ・青柳総本舗 ういろう ・舟和本店 栗蒸し羊かん、いも羊かん ・モロゾフ チーズケーキ |
・ユーハイム バームクーヘン ・千鳥屋 千鳥まんじゅう ・おたべ 生八ツ橋 |
等々。「NYで手に入りにくい日本各地の有名な銘菓」というのがこの特売のウリのようです。京都のお土産には必ず買って帰っていた「生八ツ橋」にも心惹かれましたが、桜もちを手に入れてしまった後だったので、ここは、在米日本人主婦に大人気で、前回は売り切れてしまったという「モロゾフのチーズケーキ」を買ってみました。c 2002
kyoko_isaka@msn.com
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