WHAT'S UP ?
in New York 
June, 2002 ![]()

またまたやって来ました!夏のRestaurant
Week。今週、24日〜28日までの平日のみですが、有名レストランのランチ・コースが20.02ドルでいただける、おトクなイベントが開催されました。今回は、日本に帰国前にも予約していたりしたので、3軒のレストランを食べ歩きしました。別に意識したわけではありませんが、たまたま、3軒とも、映画「Spider-Man」にも登場していたNew
Yorkの有名建築物のひとつ、Flat Iron Buildingの周辺、ガイドブックなどでは、Flat
Ironと紹介されていたりもするエリア。確かに、最近、この辺りには、次々と新しいレストランがオープンしているようです。初めてのレストランもありますので、メニューと一緒にご紹介します。
店内に置いてある植物のデコレーションが、いつ行っても見事なのですけれど、今は、季節の大輪のピンクのバラが、決してゴージャスにではなく、感じよく配されていました。さらに、このレストランがとってもよいのは、レストラン・ウィークでも、普段とほとんどメニューを変えないので、選択肢がたくさんあること!有名レストランの多くは、レストラン・ウィーク用のメニューは、前菜、メインとも2種類くらいからしか選べなかったりするのです。| Gramercy Tavern | ||
![]() マッシュルームのタルト |
![]() 魚のシチュー |
![]() ピーチ・タタン |

今回初挑戦したレストランのひとつが、Eleven Madison
Park。目の前は、Madison Square Parkという公園で、レストラン自体は、タワーのてっぺんの形が美しいMetropolitan Life
Insuaranceのオフィスビルの一角にあります。いかにもオフィスっぽい重い回転ドアを押して入ると、すぐレストランエリア。もとは、銀行の店舗があったという高い天井と白い壁、真っ白なクロスのテーブルがちょっとレトロな雰囲気です。その広い空間を埋めるように、大きくアレンジした植物が、効果的に置かれていました。後から知ったのですが、ここも、実は、Gramercy TavernやUnion Square
Cafeと同じ人が手がけた、ニューアメリカンのレストラン。明るい店内と植物という、居心地のよさを演出する方法は似ていますよね。| Eleven Madison Park | ||
![]() ペンネ・パスタ |
![]() サケのグリル |
![]() クレームブリュレ |

そして、最後は、ここもお初のBoloというスパニッシュ・レストラン。こちらもまた、有名レストランの系列店で、シェフは、南部料理をベースにした人気店Mesa GrillのBobby
Flay。そして、元のレストラン同様、とっても混んでいて、席と席の間がとっても近く、ややうるさいのが気になりました。隣のテーブルの品のいいおじいさんとおばあさんは、何かの記念日だったようで、「Happy
Aniversary!」と乾杯していましたが、この喧騒はちょっと気の毒だったかも・・・ここだけは、早めに予約を取っていたので、12時半からという普通の時間のスタートでしたが、それより遅めの予約も多くて、席を立った2時頃も、まだほとんど満席状態でした。| Bolo | ||
![]() チョップ・サラダ |
![]() チキンのグリル |
![]() アーモンド・フラン |
そして、さらにちょっとおトク気分だったのが、今回のランチで、夏の間使える20.02ドル分のギフト券がもらえたこと!最初にご紹介した2つのレストランだけなので、もしかしたら、系列レストランのみのサービスかもしれません。どちらも美味しかったから、これを使いにもう一度行ってしまいそう。![]() |
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で、ふと、向こうから歩いてくる韓国人らしきおばさんを見たら、あの、すっかりテレビでおなじみになった韓国サポーターの赤いTシャツを着ているではありませんか!ということは、ここでも売っているに違いないと、近くの雑貨店をのぞいてみたら、やっぱり、ありました!よく、頭に巻いている赤いバンダナも一緒に。日本にいたとき、テレビで、あのTシャツは日本円換算で800円だと聞きましたが、こちらだと輸入物?なので、10ドルとちょっとお高め。それでも、良心的な値段ですよね。New
Yorkでは、ちょっと郊外のQueensにあるFlushingという地区に、韓国系の人たちが多いそうで、当日は、広場に大型スクリーンを設置し、皆で応援したのだとか。ただ、私がローカルニュースで見た試合開始前の様子では、電気系統のトラブルとかで、せっかく用意したスクリーンになにも映らず、係の人たちが四苦八苦していたのですけれど、その後、ちゃんと映ったのでしょうか???ベスト4まで進むと、たとえ負けてしまっても、3位決定戦があるから、本当に最後のギリギリまでワールドカップで自国の応援をすることができるのは、うらやましい限りですね。きっと、29日の試合も、また、皆でこのTシャツを着て中継を見ながら、太鼓などを叩いて盛り上がるのでしょう。| V.S. |
日本から戻ってきて1週間経ちました。帰ってきたら、New
Yorkもすっかり夏になっていて、気候的にはあんまり差がなくてよかったのですが、なぜか、時差ボケがなかなか治りません・・・おかげで、真夜中から明け方のワールドカップを相変わらず見まくっています。


日本滞在中のいろいろなことについては、作り始めた滞在記をご覧いただくこととして、もう1回だけ、そのときの話題を。日本に帰るたびに、New
Yorkでよく見かけるお店がどんどん進出していて驚くのですけれど、今回も、そういうお店をいくつも発見しました。一挙にご紹介します。
オープンして間もないとあって、平日の午後だというのに、店内は結構混んでいました。こんなきれいで高級感のある店舗は、New
Yorkでもないかも。Madison
Avenueのショップは広いし、きれいだけれども、こういう重厚感のある雰囲気ではありません。当然ながら、やっぱりお値段は少々高め。特に、今、ちょっと円高だから、よけいそう感じられました。ただ、なんだか見たことないデザインのものがいろいろと置いてある??後から今回買った雑誌などに出ていたので知りましたが、銀座店限定モデルを何種類か作ったとのこと。New
Yorkに行けば、当然安く買えるけれど、ここにしかないものがある!というマーケティング戦略は、ブランド好きの日本人女性の心理を巧みについた作戦で、敵もなかなかやります。しかも、その限定品とやらが、なかなかかわいい。さすがに私は食指を動かされませんでしたけれど、これなら買ってしまう人はいるでしょうね。
New
Yorkのおなじみショップを次々発見したのが、若者の街、渋谷。実家からいちばん近い大きな街がここなので、30年来拠点にしている渋谷は、私にとって「庭」で、今でも帰国するたびに、ここでいろいろな買い物を済ませてしまいます。ドラッグストアのハシゴから、ユニクロや無印良品へと飛び歩いていた渋谷センター街で、ふと目に付いて立ち止まってしまったのが、ZARAの路面店。トレンド色が強い婦人物中心のファッションブランドで、New
YorkではBloomingdale'sの向かいや、34th
Streetなど、いくつか店舗があります。値段的には、見かけよりちょっと高めな感じなので、セール時以外はあんまり真剣に見ませんが、たまにのぞくお店ではあります。日本の服に比べればリーズナブルだから、旅行で買って帰る人は多いだろうなとは思っていましたけれど、こんな立派なお店ができていたなんて、知りませんでした。
さらに、公園通りに出ると、これまた、ずいぶん立派なGAPの路面店が。GAPは、私が日本にいたころからありましたし、そのときから、商品が日本向けのものはアメリカのものと違うというのは知っていました。でも、どんなものかちょっと見てみようと入ってしまったのが運の尽き!?
日本も全般的に服装のカジュアル化が進んでいるからか、商品構成は、New
YorkのGAPとほとんど変わらないような印象を受けました。でも、決定的に違うのは、商品ごとの品揃え。色やサイズのバリエーションがちゃんと店頭に揃って並べてあるのは、やっぱり日本だと思いました。New
Yorkだと、それなりに人気があることもあるかもしれませんが、色やサイズが品切れなんてことはよくありますし、試着してそのまま片付けられていなかったりするので、お店にはあっても、陳列されていないなんてことはザラです。で、New
Yorkで探していて、なかなかピッタリするサイズがみつからなかったブーツカットのストレッチジーンズを発見。サイズも各種取り揃えてあるし、お店も空いていたので、ちょっと試してみようかなーとはいてみたところ、これがまたピッタリ。丈が微妙に長かったのですが、これも有料ながら当日中にお直ししてくれるというお姉さんのささやきがダメ押しとなり、結局、購入してしまいました!
まさか、日本でGAPのジーンズを買ってしまうとは・・・ただ、言い訳をさせていただくと、最近、流行のローライズは、腰の太い部分で終わってしまうため、アメリカ人に比べ、足の太さのわりには腰回りが細い日本人女性にとっては、ウエスト部分がガバガバになってしまうことが多いのです。加えて、こちらでは裾のお直しはやってくれませんから、ぴったりの丈のものを探さなくてはいけないのも面倒。日本人体型の人は、やっぱり、日本で買うのがベストっていうことなんでしょうね。
この他にも、デパートでは、たくさんNew
Yorkブランドの衣類や雑貨を見ましたが、興味深かったのが、雑誌などでもよく取り上げられているTheory。恥ずかしながら、日本の人に聞くまで、このブランドのことなんて全く知らなかったので、今回は、好きなブランドだというOLやっている友だちと一緒に、新宿のタカシマヤタイムズスクエアのショップに行ってみました。シンプルで質も良さそうなラインですが、New
Yorkだと他のものに比べて値段がかなり高め。でも、衣類の値段が全体的に高めな日本だと、それほど高い感じがしません。それから、ちょっとびっくりしたのが、扱っているサイズが、0、2、4号のみと、小さいサイズだけだったこと。日本のサイズだと、小さめの9号、普通の9号、大きめの9号といったところでしょうか。主に、アウトレットなどでしか、Theoryを物色しない私にとっては、こんなに小さいサイズもちゃんとあるのは驚きでした。アメリカにあんまり欲しくなるようなものが少ないのは、日本人が好みそうなものの小さいサイズは、皆、日本に来てしまっているからなのかも・・・なんて思ってしまいました。クロッチ付きの白シャツには、心惹かれましたが、また、試着してしまうと買ってしまう危険性!?があるので、ガマン。でも、New
Yorkだと、きっとサイズがないか、その値段の高さに躊躇して買えないのでしょうけれど。
そして、最後は、いつもなにかしら面白いインポート物を発見できる、銀座のソニープラザで見つけたもの。これは、アフターヌーンティー特集などでご紹介している、アッパーイーストに今年オープンした伊藤園のショップで売っているペットボトルのお茶です。「Teas'
Tea」というこの商品は、多分、アメリカ向けに展開しているものだと思われますが、3種類のフレーバーすべてが、お店の一角に積んでありました。値段も別に高くなかった(\150くらい)ので、興味ある方は、試してみてください。ジャスミンとウーロンのフレーバーは、やや香りが強めです。去年、帰国したときに、やはり、このソニープラザで見た、New
Yorkの高級グルメショップDean &
Delucaの商品はまったく置いてありませんでしたけれど、Dean &
Deluca自体、来年日本にショップをオープンするという噂を聞きました。やれやれ、また、次回の帰国時には、また、チェックするお店が増えてしまうことになりますね。c 2002
kyoko_isaka@msn.com
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