★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

TanabataGoldfish July, 2002 AmericanFlagFirework

最初のページに戻る最新の話題を見る|過去の話題一覧を見る


●真夏の到来!
●独立記念日とホットドッグ
●スターを揃えたコメディ劇「The Graduate」
●夏のセールとTax Free
●その後のGround Zero
続き(7月後半の話題)を見る・・・


7月14日(日)  その後のGround Zero
WTCSouvenirわが家はこのところ、ちょっとお客さん続き。先週は、以前、こちらでお付き合いしていた友人夫婦が、今週は、学生時代の友だちが、次々と遊びにやってきます。そろそろ、日本では、本格的な夏休みシーズンに入る頃ですよね。五番街などでも、地図を手にした日本人の方々を見かけるようになりました。テロ事件以降、しばらく、New Yorkから遠ざかっていた皆さんが、ようやく、普通に遊びに来てくれるようになったのも、うれしいことです。観光で来る人々のほとんどが訪れる場所は、やっぱりWorld Trade Centerの跡地、通称「Ground Zero」。お土産物屋さんの最前列には、ツインタワーの模型や、新聞に掲載されてすっかり有名になった、3人の消防士が現場に星条旗を立てる場面を模した人形などが並んでいます。LibertyStView
5月末を持って、事故現場の撤去作業を終了、見学用のデッキも閉鎖されましたが、代わりに、現場を囲んでいるフェンスの一部を金網だけにして、直接、内側を見ることができるようになっています。見学可能なのは、現場の南側にあたるLiberty Streetの一部。一時は、他の通りも金網だけだったことがありましたが、内側に幕を張ってしまっているので、現在は、この通りからだけ、内部の様子を見ることができるようになっています。観光客の多い今の時期は、平日でもそうですし、週末ともなると、ほとんどの人がそちらに向かって歩いていくので、すぐ入口はわかると思います。通りの反対側に大型ディスカウント店Century 21のあるChurch Streetを少し南下すると、Liberty Streetはそれと交差してあります。少し進むと、「← BEST VIEW」(ちょっとコワイ表現ですが・・・) という看板がありますので、そのまま奥の方に進むと、遮るもののない現場中心部を見ることができます。CrossandFlagGroundZeroView
もうかなり、事故の生々しさが消えつつある現場の様子を少しご紹介してみますと、まず、左側が現在の現場中心部です。ツインタワーの地下は、いくつものお店が入ったショッピング街になっていて、地下鉄と、郊外に行く電車のターミナルがありました。多分、今、地面になっているのはその地下のいちばん低い階で、残された周囲の鉄筋の層から、その深さをうかがい知ることができます。見学用デッキから現場を見たときも感じましたけれど、この現場を見て、事件の悲惨さを思い起こすというより、ここにあったものすべてがなくなってしまったということに対して、その不条理さというか事件への憤りみたいなもの覚えます。そして、右の写真は、現場の東側に残っている、鉄筋で作った十字架。これは、昼夜絶え間なく作業していた人々が、祈りを捧げるのに組み立てたもので、イースターの時には、この十字架にユリの花を飾り、信者の人たちがキリストの復活を祝いました。東側のChurch Streetに面したあたりには、作業者のための仮設トイレや休憩所のようなプレハブが立ち並んでいましたが、それも、今はすっかり撤去され、この十字架とすぐそばにはためく大きな星条旗だけが残されています。
Sphereそれから、以前、事件の半年を記念して設置されたことをお知らせした、Battery Parkの記念碑、Sphereは、まだそのまま残っています。ツインタワーに見立てた2すじの光の塔、Tribute in Lightは、予定通り、1ヶ月で終了してしまいましたが、こちらは、テンポラリーといわれつつ、永久的にここに設置されるのかもしれません。場所的には、自由の女神へのフェリー乗り場などとは逆の、公園の南東で、地下鉄の駅「Bowling Green」の入口のすぐ近くにあります。前にご紹介した通り、ツインタワーの間に置いてあった大きな像で、タワーが崩れ落ちる際に、あちこちが傷ついたものの、完全に破壊されるほどのダメージは免れ、ここに運ばれてきました。設置された当時に比べると、お供えの花やロウソクなどの数はぐんと減りましたが、それでも、ここに足を止める人も多く、説明を読んで、ほんの一部ではありますが、具体的に事件が残した傷跡を目の当たりにして、ため息を付くのでした。
New Yorkの街は、9月11日の事件から立ち直ろうと必死の努力を続けており、Grand Central Terminalに今も残されている、消息不明の人たちを尋ねる張り紙用のボードなど、一部を除けば、街中でその跡を目にすることも本当に減りました。あの事件は悪夢のようなもので、当時の記憶は時間が経つと徐々に薄れるとはいっても、私たちの頭の中から全く消え去るということはなく、現場を訪れると、いやおうなく、その現実を突きつけられてしまうような気がします。訪れる皆さんも、ぜひ、ここで多くの人々が亡くなったという悲惨な現実があったことを胸に留め、現場を見ていただければと思います。
↑先頭に戻る

7月9日(火)  夏のセールとTax Free
SaleBenetonIndependence Dayも過ぎ、そろそろ、佳境に入ってくるのが、Summer Sale。基本は、暑くなったかと思ったら、意外とすぐ終わってしまう夏のものがメインです。5th Avenueのショッピング街を歩けば、あちこちに目立つ色SALEの文字が。暑いということもあって、ついフラフラとお店の中に吸い込まれてしまうのは、私だけではないはず。ただ、個人的には、6月に日本に帰って衣類を結構買ってしまったため、今のところ、よっぽど魅力的なものがないとなかなかお財布の口が開きません。特に、今年、大流行だった、ボヘミアンやウエスタン調のものは、来年着られない可能性も高く、あんまり食指は動きませんでした。まあ、これから底値まで下がったりするので、まだまだわかりませんけれど。SaleHMVSaleBookstore
New Yorkでは、なぜか、祝日ごとにセールがあり、例えば、「Easter Sale」だの「Memorial Day Sale」だのが、しょっちゅうあります。でも、冬のAfter Christmas Saleと並び、この時期のセールは1年でいちばん規模が大きくて、衣類だけでなく、どんなお店でもセールをしてしまうのが特徴。大型ミュージックショップのHMVでは、まさか夏向きのレコードだけをセールしているわけでもないでしょうし、ブックストアのBarnes & Nobleだって同じ。この機会に、お店の抱えている在庫を一掃してしまおう!みたいな感じがあるようです。たまたま、欲しいものが対象になっていたら、結構ラッキーします。LouisVuitton
さらに、今回は、ちょっと特別なおトク情報がありまして、ホテルの宿泊、レストランの飲食なども含め、7月9日〜11日、Lower Manhattanでのお買い物がTax Freeになります。対象となる地域は、原則、Houston Streetより南。つまり、SOHOやChinatownなどが含まれます。これは、テロ事件以来、低迷しているダウンタウンの景気回復を助けようという、市のプロジェクトで、今年の夏は、3回の期間が設けられています。1回目は、終わってしまいましたが、6月9日〜11日、そして、2回目が今、3回目は8月20日〜22日。いつでも、110ドル以下の衣類は非課税ですが、この期間中は、500ドル以下のものは全て対象。普段は、値段に関係なく課税対象となるバッグなどもOK。お目当てのものがあるんだけど、8.25%の課税で躊躇していたという方、ぜひ、SOHOなど、ダウンタウンのお店でご購入ください。買い物の後は、ぜひ、Chinatownで美味しい中華を!
このLower Manhattan Tax Free Shoppingについて、詳しくは、New York City Official WebsiteのTax Free Shoppingでご確認ください。今回は、機会を逸した方も、次回はぜひ。
↑先頭に戻る

7月7日(日)  スターを揃えたコメディ「The Graduate」
BBQView金曜日は平日でしたが、Independence Dayから続いた長い週末、土日は暑さもおさまって、風がここちよい、さわやかな夏の日になりました。ハドソン川にも、白い帆を張ったヨットがたくさん繰り出していて、中には、ちょっと独立記念日を意識したような、こんな帆のヨットもありました。でも、これで暑さがおさまったわけではなく、また、30℃以上の蒸し暑い日々があったりもするようです。外はぐったりするほど暑いのですが、その分、地下鉄(駅をのぞく)、バス、そして室内の冷房はすごく効いている場合が多くなります。PlymouthTheater
さて、この週末、わが家では久しぶりにBroadwayに出かけてきました。今回は、ミュージカルではなく、私自身2回目の挑戦(!)となる劇を観てきました。去年、友だちがタダ券をもらったので、一緒にTony Awards(トニー賞)にもノミネートされた劇を観に行きましたが、セリフが全然わからず!幕間に一瞬帰ろうかと思ってしまったほどだったのですが、今度の場合は、有名な映画のリメイクだったので、ストーリーがある程度わかっていたのと、主役が映画で見たことのある有名人ばかりだったので、とにかく観てみよう!とチケットを取りました。で、そのリメイクというのは、かつて、Dustin Hoffmanを一躍スターダムにのし上げた映画とタイトルも同じ「The Graduate(卒業)」。最後のシーンで、教会の大きな窓から叫び、花嫁をさらっていく、あの有名な映画です。TheGraduatePoster
この舞台が話題を呼んだひとつが、まず、キャスティング。主役の青年Benjaminを、コメディ映画「American Pie」シリーズに主演していたJason Biggs、彼と関係を持つMrs.RobinsonをKathleen Turner、その娘に「Batman and Robin」でバット・ガールだったAlica Silverstoneが、それぞれ演じています。中でも、やはり、数々の映画に主演し、賞のノミネート経験もある往年の美人女優Kathleen Turnerがメイン。劇場の大きなポスターも彼女のものが目立ちます。最近は、人気テレビドラマ「Friends」(「Friends」については、こちらの特集ページでもどうぞ。)で、主人公のひとりChandlerのドラッグクイーンになってしまった実役の怪演が大好評。ちょっと歳はとったとはいえ、まだまだ行ける美人女優がいいのかなーと思うほどの、迫力あるゲイぶりなのです。この舞台でも、彼女の怪演は続いており、Broadwayに先駆けて行われていたLondon公演で、ものすごく話題になっていたのが、彼女がフルヌードになること!ハイヒール以外はなにも身に付けていないと宣伝文句にも使っており、それも大きなウリになっていました。TheGraduatePlaybill
大学を優秀な成績で卒業し、将来を嘱望されている青年が、両親の友人である人妻と関係を持ってしまいますが、後にその娘を愛するようになり、最終的には彼女を結婚式から連れ去って行く・・・というストーリー展開は原作と変わりません。ただ、大きく違うのが、主役のBenjaminよりも、圧倒的な存在感を誇るのが、Mrs.Robinsonであるということ。多分、Kathleen Turnerをキャスティングできた時点で、彼女の役に重点を置いた脚本に変えたりしたのでしょうけれど、それにしても、他とはレベルの違う迫力でした。40代後半ということで、さすがに上半身にはお肉が付いていましたけれど、手足の長さと顔の小さいバランスのよさは群を抜いていましたし、ドスの効いた声(!)の響きも全然違いました。娘役のAlicia Silverstoneは、役柄上しかたないのかもしれませんが、甲高い声が小さくて、時々聞き取りづらかった。さらに、Benjamin役は、それもありかなーと予想していたキャストの交代があり、「American Pie」君は8月下旬まで夏休み中で、違う役者さんでした。ちょっと残念。それでも、3人の主役のうち、2人はオリジナルキャストだったから、前回の「The Producers」に比べれば、はるかにマシ。それから、全体として原作と大きく違ったのが、そのコミカルな雰囲気でした。はっきりとは覚えていないのですけれど、サイモン & ガーファンクルのメロディーにのせた原作の方は、もう少しシリアスで、青年期のせつなさや、やるせなさみたいなものが全編に漂っていたような気がします。でも、こちらの舞台は、主役が「American Pie」だけあって、明るい。問題のヌードシーンは、最初の方にありますが、それも、再度潔い脱ぎっぷり(!?)を見せるベッドシーンも、面白おかしく演じているので、なんだかいやらしさがありません。劇場の上に掲げられている看板にも、よく見たら、The Graduate A New Comedyと書いてあったのでした。
セリフの聞き取りの方ですが、前回よりは舞台に動きがあったので、細かいギャグなんかはやっぱり笑えなかったものの、なんとかだいたい意味がわかりました。公演開始直後に取ったチケットは、オーケストラの真中で、映画スターを間近で観られたのもよかったです。最近、Broadwayは、ちょっとした映画スターの出演ブーム中。この他では、やはり演劇で、2001年度トニー賞の「Proof」は、Harrison Ford主演「Six Days, Seven Nights」に出ていたAnne Hecheが主役を演じていますし、2002年度トニー賞の「The Goat or, Who Is Sylvia?」には、「Indepencence Day」などでおなじみのBill Pullmanが出ています。宣伝が出ていたので、まもなく、「Batman & Robin」のRobin、Cris O'Donnell主演の舞台もある模様。ご興味ある方は、Tele-chargeticketmasterなどのチケットサービスのHPで調べてみてくださいね。
↑先頭に戻る

7月4日(木)  独立記念日とホットドッグ
PatrioticBikiniPatrioticDecoration1Happy 4th of July!! 今日、4日はアメリカの建国を祝うIndependence Day、独立記念日です。もちろん、全国的にお休みの祝日。他の祝日と違い、○月の第○月曜日というふうに決まっているのではなく、7月4日という日にちが祝日なので、毎年、曜日は異なりますが、木曜日になった今年は、明日の金曜日もお休みにして、4連休にしてしまったところも多いようです。街中には、テロ事件以来、前より増えていた星条旗グッズなどが、さらに増え、部屋に飾る旗やリボン、帽子くらいはいいとして、なんとビキニまで登場。また、わが家でも毎年購入している、恒例のOld Navyの5ドルTシャツも今年バージョンが出ましたが、今年のデザインは、9月11日の後、事故現場に立てられた旗をイメージしているそうで、ちょっと傷ついたふうな星条旗のデザインでした。BBQView
New Yorkで独立記念日といえば、なんといっても盛大な花火大会Macy's 4th of July Fireworks Spectacularなんですが、これは、夜9時過ぎからということで、それまでの昼間のうちは、バーベキューをするのが、ポピュラーな過ごし方になっています。一軒家だと裏庭で、というのが定番ですが、わが家のような庭がないアパートだと、屋外にバーベキュー用のエリアが設けてあるところもあります。お向かいの、いわゆるタウンハウスという低層アパート群では、駐車場の一角でバーベキュー・パーティーが催されていました。バーベキューの定番といえば、肉。そして、独立記念日に食べるのは、なぜかホットドッグと相場が決まっています。Coney Islandにある老舗のホットドッグ屋Nathan'sで開催される、ホットドッグ大食いコンテストは、毎年、巨人のような大男を尻目に、痩せた日本人が優勝していることは、日本の皆さんもご存じの方が多いことでしょう。今年も、去年優勝した小林さんという人が、2連覇を果たしたそうです。HotDogBunsSausage
ということで、今年は、わが家でも、この習慣を真似してみることにしました。昨日に引き続いて、日中は100°(約38℃!)という炎天下に行く気にはとてもならず、しかも、アパートにバーベキューエリアがあっても、うちでは上の写真でも右端に写っているバーベキュー用のグリルなどは持っていないので、冷房の効いた部屋の中で料理し、食べました。それで、前日に、ホットドッグ作成用の買出しに出かけたのですが、最初に探しあぐねたのが、ホットドッグ用のパン。今回、材料を調達したのは、Chelseaにある、やや高級めのスーパーマーケットWhole Foods Marketで、ここのパンは、普通のホットドッグより小さめで、しかも3つずつが繋がっているのでした。それらしきパンが見つからず、もしかしたら・・・と思って、このパンの袋をよく見てみたら「Hot Dog Rolls」の文字が。ソーセージは、すぐに見つかったのですが、今回は、普通のに加え、最近ちょっと凝っている?ベジタリアン用の大豆で作った肉抜きのソーセージも買ってみました。HotDogs
そして、出来上がったのが、ジャン!こちらです。ホットドッグには、缶詰を温めただけのチリをかけたもの(中央)と、ゆで卵のみじん切りと緑色のサルサ・ソース(左)、そして、街角の屋台風に炒めた野菜をのせたもの(右)と3種類作りました。後は、アメリカっぽいチップスと、レモネード、今が旬のアメリカン・チェリーなど。ソーセージは大豆だし、上にかけたチリも、なぜかベジタリアン用を選んでいたし、パンも全粒紛なので、なんだかヘルシーなホットドッグになりました。普通のホットドッグ用のソーセージは、セール品を買ったからか?とてもしょっぱくて、味的には肉ではないVeggie Dogの方が美味しかったくらい。大食い大会の小林さんは、ひとりで50個!も食べたそうですが、よく食べるといっても、別に大会ではないわが家では、ひとり3個ずつ食べるのがやっとで、たくさん入っていたパンやソーセージは当然余ってしまい、また、ホットドッグ大会をすることになりそうです。Fireworks
最後に、夜の花火大会ですが、今年は、渡米以来、初めて見物の計画を特別なにも立てませんでした。テレビで見るだけでもいいかなとは思っていたのですが、夜になると、やはり、これはどこかに出かけなくては!という気になり、開始時間ギリギリになって、アパートを出、少し高台になっている道路を、打ち上げ場所に近い南の方向に歩いて行きました。そうしたら、同じように、見物のために、視界が開けている場所を求め、人々がゾロゾロと歩いていました。Empire State Buildingがほとんど真正面に見えるような公園まで来たとき、人がたくさんいたので、そこで打ち上げを待つことにしてみました。まもなく、最初に自由の女神があるLiberty Island付近での打ち上げが始まり、それは、そこの公園からだと、ちょうど木が邪魔してほとんど見えませんでした。大きなメイン会場の方が見えるだろうからいいや・・・と思いきや・・・ご覧の通り、打ち上げる高さは思ったよりも低く、対岸のNew Jerseyからでは、Manhattanの高層ビルで隠されてしまい、結局、一部しか見ることができなかったのでした。これだったら、遠いけれど、だいたい全部が見えるLiberty Islandの花火を家の中から見るので十分だったかもしれません。やっぱり、独立記念日の花火をラクして見ようとしたのは甘かった!ということを痛感した今年の記念日でした。
↑先頭に戻る

7月2日(火)  真夏の到来!
LyingSquirrel7月になりました。早いもので、2002年も、もう折り返し点まで来てしまったのですね。6月はBaltimoreまで旅行したり、日本に帰っていたりしたので、あっという間に過ぎてしまったような気がします。そして、梅雨のないNew Yorkでは、6月後半くらいから、じりじりと気温が上がり始め、蒸し暑さはついに最高潮に達しつつあります。日中の最高気温は、連日90°(約32℃)を超え、夕方には時折、雷雨も降ったりするので湿度が高く、体感気温はさらに高いそう。この前、公園で見かけた右の写真のリス君、何をしていると思います?なんと、あまりの暑さに、日陰の石の上で腹ばいになって、熱を放出しているところなのでした。顔を見ると、結構元気そうなので、どうも、病気などではないみたい。New Yorkにはリスはたくさんいますが、こんなの初めて見ました!そういえば、実家にいた老猫も、夏になると冷たいフローリングの床にお腹をくっつけて、べたーっとしていましたっけ。WaterWheel
それほど暑くて不快指数の高い、今のNew Yorkの街。そういえば、例年、7月4日のIndependence Dayのころは、気温が高いうえに、空模様が不安定で、蒸し暑い中、雨を気にしつつ、花火見物の場所取りをしなくてはいけないのでした。New Yorkの気候は、一般的にかなり変動が激しくて不安定なことが多いのですけれど、この時期の、この蒸し暑さだけは、いつも変わらないようです。
別の公園では、高いところに設置された水車から水が放水されていて、水着や裸ん坊の小さな子供たちが、われ先にと水に当たってはしゃいでいました。市内のプールも、先週金曜日がプール開き。こちらのプールは、日本より水温が低いそうで、うれしくてずっと水の中に入りっ放だったため、唇を青くしている子供などがニュースで映されていました。6月も、まだ続いていた水不足ですが、このところ、激しい雷雨なども降ったので、だいぶ改善されたのではないかと思います。IcecreamTruckIcecreamGiving
暑くなると大人気なのが、街角のあちこちに止まっている、アイスクリームのトラック。正面にソフトクリームを2本つけた、ちょっと「八つ墓村」っぽいトラックを最初見たときは、その奇妙さにちょっと引いてしまったのですが、すっかり慣れて、今ではこれを見ると夏の訪れを感じるようになりました。学校もお休みになって、たくさん見かける子供たちはもちろんのこと、オフィス街あたりだと、スーツ姿のビジネスマンやビジネスウーマンが、アイスクリームをなめながら歩いている光景もよく見られます。アメリカ人は、大人も子供も甘いもの大好きですからね。ちなみに、ソフトクリームには、トッピングをしてくれますが、子供たちの間では、七色のチョコスプレー(Rainbow ナントカというネーミング)が人気だそう。お値段は、場所によって多少違うようですが、だいたい1ドルから2ドルくらい。数ブロックに1台は絶対止まっていますので、冷たいものが欲しくなったらお試しを。
Coolerそれから、この暑さで、いっそうきつくなったのが、室内の冷房。アメリカ人は、とにかく、冷房をガンガンに効かせるのが好きなので、長時間室内にいる場合、映画やレストランでの夕食など、冷房にあんまり強くない方は、ぜひ、なにか羽織るものをお持ちになることをおすすめします。地下鉄も、駅は冷房が入っていないことがほとんどでうだるような暑さですが、電車の中は涼しいですし、バスもギンギンに冷えていることが多いです。かくいう私も、先週「Minority Report」を観に映画館に行ったときには、ショールを持参し、タンクトップに短パンのアメリカ人たちが気温などまったく気にせず、老いも若きもポップコーンをほおばっている中、それにくるまってスクリーンを観たのでした。どうぞ、外の暑さと室内の寒さのギャップで体調を崩さないよう、ご注意くださいね。
↑先頭に戻る

c 2002 kyoko_isaka@msn.comよかったら、このページのご意見等をお寄せ下さい。

★ WHAT'S UP in New York ★