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WHAT'S UP ?
in New York

April, 2002 


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●大リーグ開幕!
●春爛漫「Macy's Flower
Show」
●極寒!の野球観戦
●バイク大集合「Motorcycle Show」
●お花見モード全開!
続き(4月後半の話題)を見る・・・

- 4月14日(日) お花見モード全開!
New York近郊のサクラが、ついに満開になりました!わが家では、冷蔵庫が壊れる!?という恐ろしいアクシデントが起きたため、先週一週間は、なんと冷蔵庫なしの生活を強いられてしまいました。こちらのアパートは、たいてい、エアコン、冷蔵庫、食器洗浄機などの最低限の家電はもともと家に設置してあるので、大家さんの負担で修理したり交換したりしなくてはなりません。逆にいえば、借主の私たちは、自分たちで買い換えたりするわけではないので、大家の手配で事が進みます。壊れた原因のチェックやら新しい冷蔵庫の搬入やらで、相次いで人が来るアポイントが入り、外出がままならず、そろそろ見頃なんだろうなーと思いつつ、結局、平日は見物には行けずじまい。週末に集中してお花見してきました!土曜日は、Manhattan方面、日曜日はNew
Jersey方面。天気予報では、週末の天気は崩れるとのことだったのですが、土曜日にほんの少し雨がパラついた程度で、日曜日は思ったよりずっと青空が広がり気温も上がったため、上々のお花見日和でした。一気にご紹介します。

まず最初に出かけたのは、ManhattanとLong Islandの間、East Riverに浮かぶRoosevelt Island。今回は、できたばかりの日系のベーカリーカフェCafe
Zaiyaで、サンドウィッチやお寿司やらいろいろ買い込み、いつもの通り、トラムで島に渡りました。金曜日に雨が降ってしまったので、花びらがかなり落ちていましたが、ちょうど満開状態。川べりのサクラ並木をしばらく歩き、ベンチに座って、買って来たブランチをいただきました。
サクラ並木の間の芝生の部分では、敷物を広げてくつろぐ家族連れや、本を読む人など、サクラを愛でながら思い思いに時間を過ごす人たちがいて、本当にのどかな春の週末の午後といった雰囲気でした。この島は、いわゆる新興住宅地に近い感じなので、住んでいる人たちの人種も様々ですし、すぐ近くには大きな病院もあったりして、お花見を楽しむ人々も様々。行政区域的には、Manhattanではなくて、Queensに属していて、橋はQueensからしか通っていなかったりもするので、車で訪れる人も多く、明らかにQueensから来たらしき、中国系の大家族一行なども、落ちた枝を髪に差したりしてはしゃいでいました。2nd
Avenueの58th Streetから出ているトラムの他、地下鉄のFラインも通っており、Manhattanからもすぐなのですが、やはり人が少ないのがよいところ。ここ数年、わが家では、いちばんのお花見スポットとして、必ず訪れる場所になっています。

空が曇ってきたので、今度は、Manhattanに戻り、急いでCentral Parkへ。先日ご紹介した、79th
Street付近のCedar Hillにも少しサクラがありますが、もう少し南にはその名もCherry Hillという場所があるので、そこのサクラを見ようと思い、5th Streetの72nd
Streetの入口から公園の中に入りました。そうしたら、目的地に行き着くずっと手前で、すでに満開のサクラを発見。The
Pilgrimという銅像の立つちょっと小高い丘になっている場所に、まとまってサクラの木がありました。銅像に満開のサクラという、絶好の組み合わせを写真好きの人々が見逃すはずがなく、像の前で順番にポーズをとる人たちが列になっているほどでした。もちろん、私と同様、サクラの花や景色にカメラを構える人たちも。
さらに、通りを西に向かって歩き、池のほとりに見えてきたのが、たぶんCherry
Hillであろうところ。ゆるやかな芝生の斜面には、たくさんの人々が寝転がったり、座ったりしてくつろいでいました。立派な枝ぶりの大木があるもののの、サクラの木の本数自体はたいしたことなく、さっきの場所とあんまり変わらないくらい。空にはかなり雲が広がりつつありましたが、先週とはうって変わって暖かいお天気に、大勢の人々が公園に繰り出していて、池の中はびっくりするほどたくさんのボートが出ていました。やっぱり、サクラの花と水というのは、とても相性がよいような気がするので、水辺にあるサクラの大木というのは風情がありますね。このまま、西端まで歩いて行きましたが、Central Park内には、他にもチラホラとサクラの木があって、散策しながら歩くのも楽しいものでした。

最後に、日曜日、車で出かけたのは、地元New Jerseyのサクラの名所、Branch Brook
Park。車がないとちょっと行けないかな?という場所ではありますが、こちらにいる日本人の間では、とても有名。去年は、タイミングが早すぎて失敗したので、今年は満を持して、他の場所のサクラが咲きそろった時期にちゃんと出かけました。Cherry Blossom
Land(サクラの園?)と銘打っているだけあって、車で回るような広い園内には、2,000本以上のサクラの木があるそうです。今日から、サクラまつりなるものが始まるらしく、車の乗り入れは規制されていて、私たちが進んでいた方向からは園内に入れず、あきらめてすぐ近くに駐車して、歩いて中へと入りました。
公園の中を流れる川の両岸にもサクラの木があって、水辺にせり出している姿は迫力があります。ただ、残念ながら、ここのサクラは、どこよりも早かったようで、すでに散り始めているものも多く、たくさんの花びらが浮かんだ川面がピンク色に染まっていました。イベントがあるからなのだと思いますが、午前中に着いたのに、すでにたくさんのグループが芝生の上に陣取っていて、食べ物や飲み物を広げていました。ただ、日本と違うのは、必ずしも、皆さんサクラの大木の下にいるわけではないというところ。きっと、そこまでのお花見のこだわりというのはないのでしょうね。今回も、近所の日系パン屋さんで食べ物を調達して出かけた私たちは、とりあえず、園内のサクラを見てから、ランチにしようと、イベント会場である園内中央の方まで、他の大勢の見物客と一緒に歩いて行きました。

ここのサクラが他と違ったのは、いろいろなバリエーションがあること。普通の薄いピンク色の日本でおなじみのタイプに加え、少し色の濃い二重くらいに花びらが重なったものや、しだれ桜、かなり低木のサクラなどもありました。八重桜があるところは結構ありますが、普通のサクラに比べると、咲くタイミングがずっと遅いので、同時にここまでいろいろなバリエーションのサクラを楽しめるということは、他ではあんまりありませんでした。
冷蔵庫事件の前には、PCが調子悪くなったり、車を壊してしまったりと、最近、機械関係に嫌われている(!)私は、なぜか、突然デジカメの電池切れまで起こしてしまい、後半は全然写真が撮れなかったのですが、ようやくたどり着いたイベント会場では、陶芸や生け花、盆栽、折り紙など、日本の文化を紹介するテントがいくつも出ていました。Brooklyn Botanic
Gardenのサクラまつりもそうですが、やはり、ここでもそれらを紹介してデモをしているのは、ほとんどアメリカ人。ごく一部とはいえ、それだけ、異国の中に日本の文化が浸透しているというのは、ある意味ではちょっと驚きです。
ここは、場所柄、訪れている人はヒスパニック系と、なぜか中国系の人たちがとても多く、この時期は、園内もかなり治安がよいようです。ただ、Manhattanほど、清掃は熱心にしていないと見え、川や歩道にゴミが目立ったのは、ちょっと残念でした。地域的に、この時期の園内は、警官も多いし、治安的にもほとんど心配要らないと思いますが、周囲はどうかな?という雰囲気の場所も多いところ。車でさっと行ければ何の問題もありませんが、電車などを乗り継ぎ、Manhattanからわざわざ来るのはちょっと厳しいかな?という気がします。車での行き方は、Rt.3
West → Rt.21 South → Exit 5 Mill St.
というコースが間違いがなくてよいと思います。詳細は、http://www.branchbrookpark.org/でご確認ください。
以上、ずいぶん気温が上がったのと、かなり歩いたのとで、すっかりバテバテになってしまった週末のお花見報告でした。あまりにたくさん写真を撮ってしまったので、New
York近郊のお花見特集作成を計画中。八重桜の季節はこれからなので、それも併せてご紹介できればと考えています。
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- 4月10日(水) バイク大集合「Motorcycle
Show」
書き忘れていましたが、4月7日よりDaylight Saving
Timeが始まり、日本との時差は13時間になりました。1時間時計が進んだので、暗くなるのがすっかり遅くなり、気付くと「あ、もうこんな時間!」という状態。気温も、少しずつ上がり、まだまだ涼しいことが多いものの、日中は20℃近くまで上がる日もあるようになってきました。本当に変化が激しいNew
Yorkのお天気は、1日で気温が平気で10℃以上乱高下することもあるし、ある日気付くとすっかり夏のように暑くなっていたりして、いわゆる春らしいうららかな陽気を楽しめるのは、ほんの短い間だけなのですけれどもね。本格的なサクラの見頃は、今週末くらいではないかといわれていますが、ふと、立ち寄ったCentral
Parkの中には、かなり満開に近いサクラがありました。曲がりくねった幹のところに、子供がよじ登ったりして遊んでいる様子は、いずこも同じ春の風景という趣きですね。
こちら、ツツジと真っ白なユリが美しいRockefeller
Centerでは、まだスケートリンクが営業中。もっともこの寒さでは、まだまだ行けそうな感じもしますが、風景的には、すっかり春です。3月下旬にInternational Orchid
Showが開催された、地下のスペースで、今度は、新旧のバイクを集めて展示したThe Rockefeller Center Motorcycle
Showを開催中でした。金色の像の後ろの赤い大きなポスターがそれです。ビルに入り、エスカレーターで降りると、そこには光り輝くピカピカのバイクが何台も陳列されていました。平日なので、人はそんなに多くありませんでしたが、食い入るようにみつめる熱心な男性もいたりして、きっとバイク好きなら、たまらないようなバイクの数々なのでしょう。

私自身はバイクに乗りませんし、全然詳しくありませんが、ちょっと目に付いたものをご紹介してみます。いかにも今年らしいなーと思ったのが、星条旗模様のついたバイク。右のバイクなどは、いかにもですよね。そして、左のバイクは、やっぱりアメリカのバイクといえばコレ!というHarley-Davidsonの懐かしい1960年代の映画「Easy
Rider」のレプリカ・モデル。サドルの部分が星条旗模様になっています。予想通り、アメリカ人は、これが好きな人が多いようで、さあっと流し見していても、この前では、ゆっくり立ち止まって眺める人がほとんどでした。
バイクといえば、日本のメーカーも有名なので、Hondaをはじめとして、Suzuki、Yamahaと勢ぞろい。懐かしい、50ccの「ラッタッタ」なんかもあったりしましたが、中央に展示してあって、人々の目を引いていたのは、ホンダの一番新しいバイク、その名も「Gold
Wing」という金色に輝くバイク。排気量が1,800ccというのは、車並みですね。私の弟が、昔、1,000ccのバイクに乗っていて、彼が帰ってくると、エンジンのすごい音でわかったのですが、きっと、これはもっとすごい爆音を轟かせ、すごいスピードで走れるのでしょう。でも、冷静に考えてみると、こちらでは、日本ほどバイクを街中で見かけないような気がします。休日に、ちょっと郊外の高速道路で、それこそハーレーに乗ったおじさんの団体などを見かけることはありますが、普段はさっぱり。車は郊外になればひとり1台というくらい普及していますが、バイクは移動手段としてよりも、趣味で乗る人の方が多いのではないかと思います。だから、渋滞の車の間をぬうように進むためのものではなくて、大型で人目を引くようなタイプのが好まれるのですね、きっと。
The Rockefeller Center Motorcycle
Showは、4月21日まで開催中。ロックフェラーセンターを訪れたら、ちょっと後ろのビルの地下をのぞいてみてくださいね。もちろん、入場無料です。
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- 4月8日(日) 極寒!の野球観戦
この週末は本当に寒くって、両日ともに最高気温が10℃以下!そんな中、シーズンの初球場観戦に、BronxのYankee
Stadiumまで出かけてきました。開幕を敵地で迎えたNew York
yankeesの本拠地開幕は、この週末のTampa Bay
Devilraysとの3連戦。Devilraysは、そのニックネーム(=マンタ)にふさわしく、お世辞にも強豪チームとはいえず、同じアメリカン・リーグの東地区の中では、毎年最下位候補。去年はワールドチャンピオンを逃したとはいえ、常勝Yankeesの敵ではありません!たまたま違う日のチケットを検索していたら、この日だけ、ものすごくよい席が余っていたので、白熱した試合はあんまり期待できないかもしれないけれど、Yankeesがラクに勝つ気持ちのよい試合を見るのも悪くないかな?と数日前にチケットを購入しました。ちなみに、今年は、Yankeesの球団創設100周年記念だそうで、星条旗の下には、ここ数年しばらくあったチャンピオン・フラッグの代わりに、「100th
Season」と書かれた旗がはためいていました。


いつもの通り、地下鉄に乗ってYankee
Stadiumに到着、今回は、チケットが球場取り置きなので、駅からちょっと離れているWill
Callの窓口を探すのに手間取りましたが、その間に、チラホラと空から白いものが・・・灰かなんか?と思いきや、正真正銘、雪でした・・・気温が上がらないと天気予報でもいっていたので、私はダウンを着て行きましたが、大正解でした。さすがに雪はちょっとちらついただけだったものの、試合開始時の気温が41°(約5℃)。で、どんなに寒かったかといいますと、まず、人気No.1独身大リーガーのDerek
Jeter(写真左)も守りの間は、ポケットに手を入れてあたためていましたし、センターを守る主砲Bernie
Williams(写真中央)に至っては、ほとんど1球ごとに手に息を吹きかけて温めなくてはならないほど。そして、向かい側の観客席に目を移すと、コートやダウンはあたりまえ、マフラー、手袋、帽子でしっかり防寒と、まるで真冬の格好なのでした。
先日、小宮山
悟投手のいるNew York
Metsの今年の陣容については、ちょっとご説明したので、Yankeesについても、少しご説明しますと、注目はなんといってもこの人!去年、イチローとMVPを争ったJason
Giambi。久しぶりにワールドチャンピオンの座から退いたYankeesが、その奪回のため、いくらだか正確には忘れましたが、とにかく、目の飛び出るような高額の複数年契約で、Oakland
Athleticsから引き抜いてきた選手です。2000年のシーズンには、その打棒でアメリカン・リーグのMVPに輝いているほどの大物なので、当然、ホームランやタイムリーヒットを打ちまくることが使命とされていました。日本の某球団同様、ワンマンのオーナーのポリシーなのか、ワイルドだった髪の毛とヒゲをかなりさっぱり整えて臨んだ開幕でしたが、見た目だけでなく、打棒の方もすっかりワイルドさが影をひそめ、この試合まで、打率1割台で打点はなんと0。他の選手や投手が好調なので、チームとしては、快調なのですが、彼はすっかり置いてきぼりの感じ。本拠地だと、ブーイングが飛ぶのかと思ったら、まだまだ、始まったばかりだと期待を込めて見守るYankeesファンの歓声は、彼に対してがいちばん大きかったのでした。1996年から2000年までの5年間で4回のワールドチャンピオンに輝いたチームの主力のうち、何人かが引退やトレードでチームを去ったため、今も残る上でご紹介JeterやBernieとともに、新戦力としていちばんの期待を担っているのが、このGiambiなのです。

でも、結局、試合の方は、伏兵が活躍した打撃陣よりも、相変わらず安定した力を誇る投手陣の素晴らしさが目立った勝利に終りました。先発のEl DuqueことOrlando
Hernandez(写真左)が8回を完璧の無失点に抑え、無敗神話が去年のワールドシリーズで崩れてしまったMariano
Rivera(写真右:背番号42)が、今年も神話復活を思わせる快投で最後を締めくくり、3 -
0の快勝。ピッチャーがあまりによかったので、点数以上に危なげない試合でした。
期待のGiambiは、四球などはあったものの、この試合もまたノーヒット。もちろん打点ナシ。ファンの期待は、またもや裏切られてしまったのでした・・・それにひきかえ、開幕から打撃絶好調なのが、去年までMetsにいたRobin
Ventura。2試合連続で決勝点となるホームランを打つなど、2割そこそこに終った去年の不振がウソのよう。Metsファンのわが家としては、とてもおなじみの選手なので、その活躍ぶりがナマで見られると楽しみにしていたのですが、この日の相手先発投手が左だったため、左バッターの彼はベンチでした。残念。それにしても、寒かったことを除けば、やっぱりYankeesは強いなーというのが、初観戦の印象。New
Yorkのファンは、他の都市のファンと違うそうで、選手は誰でもNew Yorkでプレーするということに過度のプレッシャーを感じるそうなので、Giambiも今はそうなのかもしれません。球団に、わざわざ、映画「13日の金曜日」シリーズを繋ぎ合わせて作った応援用のビデオ(※ファーストネームがジェイソンだから)まで作ってもらっている彼が、プレッシャーを吹っ切って、本来の実力を出したら鬼に金棒、きっと、早々に地区優勝を決めてしまうことでしょう。ああ、わがMetsもこれくらい強ければ・・・
最後に、忘れてはいけない警備強化に関する持ち込み物のチェックの件ですが、食べ物の持ち込みはできますが、中身が見えなくてはいけないので、サンドウィッチを買って行った私たちは、入っていたポリ袋を没収されてしまいました。そして、飲み物のペットボトルも缶も、一切持ち込みできません。入口で捨てさせられます。バッグでは、女性のショルダーなどはちょっと大きくてもたいていOK。ただ、中身はチェックされます。カメラやグローブやブランケットなど、球場観戦の定番品も大丈夫。とにかく身軽を心がけてお出かけになることをおすすめします。
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- 4月5日(金) 春爛漫「Macy's Flower
Show」
まだまだ気温が上がりきらず、最高気温が10℃以下!の肌寒い日があったりしますが、少しずつでも確実に春らしさが増している今日この頃。サクラはようやく咲き始めというくらいで、見頃はもう少し先になりそうなものの、公園の街路樹や花壇の花々はそろそろ盛りを迎えています。Empire State
Buildingがあって、いつも人でごった返している34th StreetにあるHerald
Squareも、花壇のスイセンやヒヤシンス、チューリップが色鮮やかな花を咲かせ、街路樹のハナミズキと相まって春らしい雰囲気。そして、その背景にチラッと映っている庶民派デパートMacy'sの店内は、ひと足お先にすっかり春が訪れていました!
Broadwayに面した入口から入ると、金の額縁に囲まれた立派な枝ぶりの大きなサクラのアレンジメントがいきなりあって、目を奪われました。ここから奥へと続く通路の両脇にもサクラらしき木が、まるで街路樹のように置いてあって、植物園の中を歩いているよう。少し前の週末に、一度、のぞきに来たのですが、あまりに混雑していたため、あんまりよい写真が撮れず、平日なら・・・と再度訪れたものの、この日も店内は平日とは思えない混雑ぶりでした。そして、その多くが私たちと同じようにカメラを構え、店内に咲き誇る花々の写真を撮っていたのでした。


花々の多くは、商品が展示してある棚の上の部分に飾られていて、見上げて写真を撮るような感じになります。その一部をご紹介してみますと、まず左端は、ちょっと不思議な形?に刈り込んだトピアリー。周囲を黄色いバラに取り囲まれています。そして、中央は、ツツジやヒヤシンスといった春の花々の中に立つ天使の銅像。イングリッシュ・ガーデン風です。そして、右の写真はスイセンを従えた珍しいグアバの盆栽。ちなみに、これで樹齢60年なのだそうです。ちょっとわかりにくいのですが、左下に陶製のおじいさんの人形が置いてあってちょっと東洋風。盆栽といえば、もちろん日本の誇るガーデニング技術。松とかガジュマルとかいかにものものも置いてありましたけれど、こんなトロピカルな植物も作っちゃうのですね。
これら展示してある植物を説明するガイドツアーも頻繁に実施されており、大勢の人々を引き連れたガイドさんが店内を歩いています。買い物客より、そのツアーに参加して熱心に写真を撮っている人たちの方が目に付いたのは、気のせい?Macy'sは、巨大風船が練り歩くサンクスギビング・デーのパレードや独立記念日の花火など、本当にイベント好きなデパート!?なのですが、このFlower
Showはその中でも格別。約2週間の間、1フロアのみですが、デパートの中が丸ごと花畑か植物園かという状態に保っておくのはきっと大変なことでしょう。期間中は、おそらく花々のためと思われますが、店内の気温がちょっと低めになっている気がしました。加えて、自然の植物の効果か、空気がきれいな感じ。まだまだ風が冷たくて、コートを着ないと歩けないような今のお天気では、心地よい気温で美しい花々を楽しめる店内に人々が思わず集まってしまうのもわかる気がします。
Macy's Flower
Showは、ご紹介するのが遅くなってしまったので、4月6日で終了してしまいました。スミマセン。毎年、イースターの前後あたりに開催されるので、今回見逃してしまった方も、次回はぜひ。もちろん、入場無料です。
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- 4月2日(火) 大リーグ開幕!
4月になりました。街路樹のDogwood(ハナミズキ)は、日当たりのよいところから徐々に咲き始めていますが、少ないながらも何ヶ所かあるNew
York近郊のサクラはまだまだのよう。National Cherry
Blossom Festivalを開催中のWashington
D.C.がそろそろ見頃ということなので、桜前線が北上するのも間もなくではないかと思われます。
花よりも前に、新しい月の訪れとともに開幕したのが、日本人選手の活躍で、すっかりおなじみになったMajor League
Baseball!正式には、3月31日の1試合で開幕しましたが、New Yorkに本拠地を置くNew York Mets、New York
Yankeesは、ともに4月1日に新しいシーズンをスタートしました。
今までに何回かご紹介している通り、わが家は、渡米以来、去年新庄
剛志選手が在籍していたNew York
Metsのファン。彼のトレードは、New York近郊に住む日本人にとって、本当に残念でしたが、今年からは、元ロッテの小宮山
悟投手が、再びバレンタイン監督のもと、プレーします。新庄のように、毎日試合に出るわけではありませんが、当分中継ぎとのことなので、試合展開によっては彼の登板を見る可能性がいつでもあるわけですから、なかなか目が離せません。で、今年はシーズン前に、新庄選手のいるSan Fransisco GiantsがNew
Yorkにやってくる5月の試合のチケットを確保しました。5月7日〜9日の3連戦で、いい席の取れた初日。きっと、新庄見たさに日本人の観客が多くなるに違いありません。新天地で、新庄がどこまでやれるか、そして、小宮山との対戦はあるのか、今からとっても楽しみ!

そのNew York Metsは、地元Shea
Stadiumで開幕を迎え、エースAl Leiterの好投などでPittsburgh
Piratesを下し、好スタートをきりました。ついでに、今年のメッツについてちょっとご説明してしまいますと、去年、不発に苦しんだ打線を強化するために、大きなトレードをいくつかしました。右のMets
Clubhouseという試合のチケットも扱っているオフィシャル・グッズショップでは、シーズンに先駆けて人気選手のユニフォームを飾っていたりしますが、黒地の2枚が新加入の選手のものです。(ちなみに、31はおなじみのMike Piazza、13はEdgardo
Alfonzo) 特にものすごく活躍が期待されているのが、12を着けるRoberto
Alomar。兄弟で活躍している選手として有名ですが、もし、この名前に聞き覚えがある方がいるとしたら、それは、去年、イチローと首位打者を争った選手だから。ここ10シーズンで3割をマークしなかったのが一度だけ!という、それこそイチロー顔負けの安打製造機なのです。加えて、守備もシュアー。今、大リーグでベストの2塁手といっても過言ではありません。42のMo
Vaughnは、かつてMVPを取ったこともあるスラッガーながら、去年1年間はケガで休んでいたために、やや未知数。加えて、ファーストの守備がかなり危なっかしいことから、よほど打棒を奮ってくれないと困ります。ただ、今まで、大砲がピアザひとりだったので、彼の負担を軽くしたいということで獲得した選手ということのよう。これら、新加入選手と今までの中心選手との力がうまくかみ合えば、ナ・リーグ東地区の宿敵Atlanta
Bravesを倒し、地区優勝は容易であろうという前評判があるだけに、毎年つまづく春先のスタート・ダッシュをうまく乗り切って、なんとかプレーオフ進出をはたしてもらいたいものです。ちなみに、小宮山
悟投手の開幕登板はありませんでしたが、試合前の選手紹介では、元気にあの長細いサングラスをかけた姿を見せてくれました。
そして、同じく4月1日に本拠地で開幕戦を迎えたのが、イチローのみならず、佐々木
主浩、長谷川 滋利両投手も在籍する日本人のためのチーム!?Seattle
Mariners。大リーグはとにかく地域性が強いので、他の地域の試合中継を見られることなんてめったにないのですが、ちょうど運良く、この春から有料サービスを開始するMLB
Extra Inningsという特別チャンネルがお試し期間で見られて、しっかり開幕戦を生中継で見てしまいました!ビックリしたのが、イチローの打席を紹介する画面。これは、決して日本のテレビ中継ではなくて、地元局の放送なのですが、カタカナでしっかり「イチロー」と書いてある!?
この打席だけ、特別にそうしたのかな?と思いきや、毎打席そうでした。去年、彼が有名になりつつある頃、名前の読み方は、「イッチー・ロー」とか「イ・チーロ」ではなく、均等に「イ・チ・ロー」と発音してほしいとアメリカのマスコミにお達しが出たのは有名な話。ついに、呼び方だけじゃあなくて、文字の方も、ちゃんと本来、日本で書かれている通りに表示してしまうというのは、それだけ彼が特別な選手ということの現れなのでしょう。
そのMarinersの試合をナマで観戦するには、同じリーグのYankees戦を見に行くしかないのですが、5月にある連戦は、週末ということもあり、いい席が全然取れませんでした。しかも、たまたまそこに出かける予定があったりしたため、今年は、なんと、お隣の州までBaltimore
Oriolesとの試合を見に出かけることに!Oriolesは、成績も低迷しているうえに、人気選手のCal
Repken
Jr.が引退してしまったため、週末でも、とってもいい席が手に入るのです。実は、去年使おうと思っていた、この裏ワザ、夏に帰国してしまったりしてできなかったため、今年は、スケジュールが決まるやいなや、すぐ対戦を探して決めました。うちからだと、車で5時間くらいかかりますが、週末なので、泊まってついでに観光もしてしまうつもりです。6月の初めなので、気候的にもちょうどよいのではないかと、こちらもかなり楽しみにしています。
4月1日は、全部ちゃんと見たわけではありませんが、1時からMetsの試合を見て、3時からYankees、5時からMarinersと、3試合ハシゴ!?してしまいました。これからは、毎日、夜に見る番組がないと、野球中継にチャンネルを合わせることになりそうです。それから、最後に野球観戦に関するインフォメーションを。去年のテロ事件の余波で、警備が厳重になった今年の球場観戦には、バックパックなどの大きな荷物やプラスチックボトルや缶の飲み物、ビデオカメラなどの持ち込みが禁止されます。詳細は、それぞれの球団のHPにあるSecurity
Policyをよく読んでからお出かけくださいね。
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