★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

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●ひとり旅は映画三昧
●間に合ったお花見
●イチロー・佐々木New Yorkで大暴れ!
●ブルックリン植物園「桜まつり」
続き(4月前半の話題)を見る・・・



4月29日(日)  ブルックリン植物園「桜まつり」
BBGEntrance先週のイチロー観戦に続き、またもやNew York近郊在住の日本人が大挙して押し寄せるイベント、Brooklyn Botanic Garden桜まつりが今週末に行われました。植物園のHPに、桜の開花状況が更新されていたのですが、ぎりぎりまで満開ではなかったのに、土曜日の朝に満開印に変わり、それならと今年もまた地下鉄に乗ってでかけてきました。駅を降りて階段を上がっていくと、すぐの入口のところになにやら長蛇の列。イベント開催に加えて、この雲ひとつないお天気。見たことのない行列におののきつつ、最後尾に着くのも面倒くさかったので、年間入場パスを持っている人専用らしき入口のところで係のお姉さんに聞いたら「ふたりで6ドル。」といわれ、お金を出したらそのまま入れてもらえてしまいました。ラッキー。CherrywithDuck
まずは、ちょっともったいぶって(!?)、イベントのメイン会場ではなくて、池や鳥居、石灯籠などのあるJapanese Hill-and-Pond Gardenの方に行ってみました。ここにも数種類の桜があるはずなのですが、八重桜の数本以外はすでにほとんど葉桜。水面に枝を垂らしているしだれ桜が咲いていたらきっと見事だったのではないかと思うのですが、残念ながら花はもうチョロチョロしかありませんでした。それでも、池のところにせり出している、日本式の屋根のあるバルコニーみたいな部分(きっと、日本語でちゃんとした名前があると思うのですが・・・)には、重量オーバーで壊れてしまうのではないかというくらいの人々がいて、水辺の風景を楽しんでいました。ここにも、ちょうど恋の季節であろうカモのカップルが数組、気持ちよさそうに泳いでいました。CherryEsplanadeCherryZoom
そして、いよいよメイン会場であるCherry Esplanadeの方へ。日のよくあたるところの桜はほぼ満開、そうでもないところは5分くらいの咲きでした。ここの桜は、ソメイヨシノなどより遅い八重桜なので、花びらの数が多い分、ピンク色が濃くて、またちょっと違った風情です。広場の両側に桜並木があって、その間の芝生のところでは、敷物を敷いてなにか食べたり、ただ寝転がって日光浴をしたり、ボールなどで遊んだりと、家族連れや若者のグループなどが、所狭しと陣取っていました。
中央にはテントが張られ、中のステージでは、太鼓の演奏や日本舞踊、武道のデモンストレーションなど、いかにも日本っぽいパフォーマンスがたびたび行われていました。これらのパフォーマンス、明らかに日本人ではない人たちがやる場合もしばしばあって、純日本人の私たちから見ると、ちょっと不思議な感じがしたりします。私たちが行った頃には、ちょうど「Learn to Play Go」という一瞬なんだろう!?というタイトルの催しがあって、近寄ってみてみたら、囲碁を教えているのでした。日本人っぽい子供が得意げに指していたので、「やっぱり囲碁は日本人よねー。」と感心していたら、彼の口から発せられた言葉はどうも中国語のようでした・・・Tulips
桜にすっかり主役を奪われてしまってはいましたが、実は、今、それ以上に花盛りだったのが、温室の近くにあった花壇一面のチューリップ。定番の黄色はもちろん、ピンク、さらにはほとんどに近いようなものまであって、この辺りだけ気分はすっかりオランダ(!)状態。大きさやよく見ると花びらの形も様々で、先っぽが尖った幼稚園生のお絵かきみたいなのや、ヒラヒラしていてちょっとゴージャスなものなど、チューリップにこんなにいろいろな種類があるなんて知りませんでした。
スイセンは終わりつつありましたが、ライラックは咲き始めていましたし、この後はツツジ、そしていよいよバラの季節になります。植物園はいよいよこれからが、見頃の季節になりますね。Brooklyn Botanic Gardenは、地下鉄2、3ラインの「Eastern Parkway - Brooklyn Museum」下車。Manhattanからは、20分ほどです。詳しくは、http://www.bbg.org/で。
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4月25日(水)  イチロー・佐々木New Yorkで大暴れ!
IchiroPapers日本の皆さんもすでにご存じの通り、Seattle Marinersイチローは開幕から、予想通りというか予想以上というか、とにかく大活躍。アメリカン・リーグ西地区の首位をひた走るマリナーズの快進撃は、彼と忘れちゃいけない大魔神・佐々木 主浩投手の活躍に負うところが大きいのです。で、そのSeattle Marinersが3年連続ワールド・チャンピオンの王者New York Yankeesと対戦するため、New Yorkにやって来ました!New York Timesをはじめとする地元紙もこのところ、連日、気になる新兵器?イチローについて連日特集記事が出る始末。そりゃあ、ルーキーといったって、日本のプロ野球界では、押しも押されぬNo.1の選手なわけですから、これくらいの活躍は当たり前!とはいいつつも、ここまで活躍して注目度も高まると、なんだか同じ在米日本人ということだけで誇らしくなってしまいますね。
Ichiro1Ichiro2Ichiro3ということで、行ってまいりました!ヤンキースタジアム。ナイターにはあいにくのかなり肌寒い夜だったのですが、もちろんイチローは元気いっぱい。席が三塁側のかなりグラウンドに近い位置だったため、マリナーズの試合前のウォームアップは間近で見ることができました。日本でプレーしていたときよりも、筋力アップして10キロくらい体重を増やしたというイチロー。確かに顔は小さいけれど(!)、他のプレーヤーと比べて華奢という印象はありません。あ、でも、ウエストはやっぱり細いかな。
IchiroBattingマリナーズ先勝で迎えた3連戦の中日、試合は、ヤンキースの左腕、Andy Pettitteが先頭打者のイチローから3者三振という快投で始まり、今日は苦戦?・・・という雰囲気で始まったものの、エラーなどであっという間にマリナーズが5点をリード。イチローも2死二塁からゴロでセンター前に抜けるタイムリーヒットを打ちました。ところが、そこは王者・ヤンキース、簡単には勝たせてくれません。結局、5回までに同点に追いつき、試合は昨日同様、終盤の勝負となりました。
こういう展開だと、ヤンキースは強いはずなんですが、ノッてる今年のマリナーズはやっぱり一味違いました。追いつかれた直後、またもやエラーと四球でチャンスをつかむと、今日当たっている9番バッターがまたもやタイムリー。続くイチローも技ありの2本目のタイムリーを放ち、2点とリードを広げました。
Sasakiこうなると、当然この人の出番!9回裏には、すでに10セーブをあげ、両リーグのトップを走る守護神佐々木登場。二塁打を打たれてヒヤっとする場面はありましたが、後続を打ち取り、無事11セーブ目をあげました。それにしても、強い!マリナーズ。去年のアメリカン・リーグの決勝で、赤子の手をひねるように簡単にやられてしまったヤンキースに対して、2連勝です。しかも、Roger Clemens、Andy Pettitteという、左右のエースを倒しての連勝は大きいかも。
大リーグの応援というのは、ホームチームしか応援しませんから、ヤンキースタジアムは基本的に全員ヤンキースファン。私たちは、イチローや佐々木を応援しつつも、表面上はヤンキースファンを装っていたのでした。(まあ、相手が日本人選手以外なら、ヤンキースを応援しますから。) そして、そのファンからのブーイングがダントツだったのがイチローの打席。それは、それだけ彼が相手にとってはイヤなバッターであることの証明といえるでしょう。時差や気候を越えての移動や、休みなしの日程など、これからキツくなる夏場にかけてが正念場となりますが、これなら、今年のイチロー佐々木、そしてSeattle Marinersは期待大!です。一方、新庄はまあまあ活躍しているものの、チームとしては、最悪状態のNew York Metsのことがちょっと心配・・・
尚、今日の観戦記は、「Have Fun!!」で詳しく作成しますので、お楽しみに。また、試合の詳しい結果は、マリナーズ公式日本語ページのゲームレポートでご覧になれます。
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4月22日(日)  間に合ったお花見
お待たせしました。慌しく、1週間足らずで日本から戻ってまいりました。行きの時差ボケが残るまま帰ってきたので、逆に時差ボケがないだろうというのは甘い考えで、やっぱり、まだ妙な時間に起き出したり、眠くなったりしています。急な用事で戻ったため、ゆっくりする時間がなかったにもかかわらず、見頃が始まったばかりだった根津神社のつつじまつりを見に行ったり、おすすめいただいた国立西洋美術館の「イタリア・ルネサンス 宮廷と都市の文化展」と上野の森美術館の「ヴェネツィア絵画展」をハシゴしたりして、短い滞在のわりには、それなりに楽しんで帰ってきました。展覧会では、やっぱり規模的に大きい前者の方がよかったです。New York情報じゃあないですけれど、そのうち、ご報告するかもしれません。RooseveltCherryWalk
さて、急きょの帰国ですっかりあきらめていたNew Yorkでのお花見でしたが、今年は本当に遅かった桜は、ラッキーなことに、この週末までもってくれました。最後の見頃となりそうだったので、眠い目をこすりつつ、急いで出かけてきました。まずは、わが家のお花見の定番、Roosevelt Island。Manhattanからトラムというケーブルカーに乗って出かけます。早い桜は、すでに終わってしまったものもありましたし、そろそろ葉桜になりつつあるものも多かったのですが、まだかろうじて花盛りといったところ。25℃以上にまで上がった今年一番のポカポカ陽気にも誘われて、川べりのCherry Walkなる遊歩道には、日本人の家族連れやすぐ近くの病院で働いている人たちなど、桜を楽しむ人たちが行き交っていました。MidtownwithCherry
ここのお花見のよさは、そんなにメジャーな場所ではないから、ゆっくりのんびりと桜が楽しめることと、なんといっても、桜越しのManhattanの風景。トラムが出るのが、2nd Avenueの58th Streetなので、そこから少し南側に歩いた遊歩道からは、ミッドタウンのビルが見えます。遠めながらエンパイアステートビルも見えるはず・・・だったのが、今年は景色がちょっと変わっていました。右の写真、中央やや左のにょっきり高いビルは、建築中のTrump Tower Midtownとかいう超高層ビル。そのすぐ右の先が尖っていて白っぽい低い建物がクライスラー・ビルなのですが、エンパイアは、どうも、この超高層ビルにすっかり隠されてしまったようなのです。遊歩道の果てまで歩いて行ってみても、とうとうその姿を拝むことはできませんでした。このビル、100階近い住宅地のこの辺りにしては、群を抜いて高い建物なので、日照権の問題などで地域住民からの反対もあったのですが、そんなことにはめげないツワモノDonald Trump氏は、着々と工事を進めているようです。こんなところにも、その影響があったとはね。BotanicalGardenCherry
次第に風が強くなり、すごい勢いで桜の花が散り始め、まさに桜吹雪状態になってきたので、急いでManhattanに戻り、今度は電車でBronxにあるNew York Botanical Gardenに向かいました。立派な温室やバラ園があるこの植物園は、今までにも何回か訪れたことはあったのですが、桜の季節は初めて。Grand Central Terminalから、Metro-North Railroadという通勤電車に乗って約20分ほどで、駅で切符を買うときに植物園の入場券も一緒に買えてしまいますので、いろいろな花々が咲きそろうこれからの季節にはおすすめの場所です。週末の日中は、各駅停車が1時間に1本くらいしかないため、しばらく、地下のDining Concourseで時間をつぶしてから、電車に乗り込みました。駅に着いたら、今までに見たことのないくらいたくさんの人がホームに降り立っていて、どうも、目的地は皆同じ。やっぱり、暖かくなると、皆、いっせいに屋外のスポットに繰り出すものなのですね。CherrywithSleeping
入場待ちの列まで出来てしまった入口の左右には、早速、大きな満開のしだれ桜があり、これはなかなかよさそう。中には、本数は少ないながら、ところどころに桜の大木があり、それぞれの枝にはこぼれんばかりの花が付いていました。園内はかなり広いため、普通はトラムという電気自動車のツアーに参加したりするのですが、あちこちにある桜を楽しみつつ、桜がたくさん植えてあるCherry Valleyまで歩いて行きました。名前通り、少し谷になっているそのあたりには、予想ほどのたくさんの桜はありませんでしたが、白っぽい普通の桜あり、しだれ桜ありで、大勢の人たちが芝生に座り、午後のひとときをそれらを愛でて過ごしていました。中には、下着のストラップまではずして日光浴を楽しむこんな姿も。ここも、風がさあっと吹いてくると、かなり大量の花びらが散っており、そろそろ見頃の終わりを思わせました。日本でも、25℃以上という陽気を経験したのですが、発った日は一転して10℃前後という涼しさだったため、久々のNew Yorkのこの陽気は、春を通り越して初夏のように感じられました。
この後は、八重桜の出番となる季節がやってきます。Central Parkや、来週桜まつりが行われるBrooklyn Botanic Gardenが見頃になるので、今度はちょっと趣向の違った桜ですが、New Yorkでのお花見は、まだまだ続くのでした。
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4月18日(水)  ひとり旅は映画三昧
ManhattanViewトビラのページでご紹介しているように、ちょっと事情があって、今、日本の実家にいて、まだ、時差ボケ中。今年は飛行機の中でイースター迎えてしまいました。正確にいうと、時差の関係で15日の日曜日はほとんどナシ。14日の午後一にJFKを飛び立った便が成田の新東京国際空港に着いたのは、15日の夕方でした。まだ、風はちょっと冷たいながら、雰囲気だけはすっかり春のNew York。明るい日差しの中にたたずむエンパイアステートビルディングや、イースター恒例のエッグハント(隠した卵を探す遊び)に近所の公園に集まった子供たちなどを横目に見ながら、空港に直行、あっという間に日本に来てしまいました。道々、横切ったManhattanの街中は、そろそろ街路樹や植え込みの花々も咲き始めていて、帰ったら早速、桜も含めてお花見に繰り出さねば・・・と、車中からしか眺められないことがもどかしいくらいでした。JALAirplane
「あっという間」とはいっても、実際は13時間余りのフライト。今回は往復ともひとりなので、飛行機を取るときに駄々をこねて、日本の某元・国営航空会社にしてもらいました。今くらいは、アメリカから日本に帰る往復の「里帰り便」というチケットは比較的安い時期で、1日前に取ったにもかかわらず、往復税込みで670ドルほど。で、予約時に告げられた行きの座席は、聞き慣れない「アッパーデッキの窓側」。チェックインカウンターで、係りのお姉さんに、まあよかったわねみたいな感じで発券してもらったので、どんなもんかと思ったら、これはかなりGoodでした。窓側には、その席しか使えない結構スペースのある物入れはあるわ、その上には当然物も置けるし、しかも隣がいなかったので、肘掛は両方使えるわ、ちょっとくらいはみだしてもOK。会社のお金でビジネスクラスに乗せてもらったときを除くと、今まででいちばん快適な、長時間フライトでした。これって、旅慣れた人には有名なのかしらん?もちろん、飛行機の機種にもよるのでしょうけれど、もし座席のリクエストがきくならば、特にひとり旅の方にはかなりおすすめの席です。ちなみに、今回は、New York - 成田直行のJAL05便でした。
機内ではほとんど寝れず、いつも映画を見まくる私にとって、個々の座席の前にスクリーンがあるのも◎。今回は、なんと5本も見てしまいました。スクリーンは個別だけれど、リクエストベースでビデオが始まるわけではないため、それぞれの開始時点でチャンネルを合わせるのがちょっと大変。見終わったら終わりそうなのを探して、最後の部分を少し見て次を見る・・・といった具合で見続けました。日本未公開のものもいくつかあったようなので、これらをご紹介してしまいます。
The Legend of Bagger Vance
バガー・ヴァンスの伝説
Will Smith, Matt Damon, Charlize Theron
(日本語字幕)
1931年のアメリカ南部が舞台で、豪華な顔ぶれのわりには、アメリカ国内での評価はイマイチだった作品。ゴルフ好きの人なら結構楽しめるかも。クラシカルなお嬢様風衣装が似合うセロンがきれい。
Proof of Life
プルーフオブライフ
Meg Ryan, Russel Crowe, David Morse
(日本語吹き替え)
メグとラッセルのラブラブ光線は、期待したほどではありませんでした。ラッセルは予想通り、超ストイックで渋すぎる役回り。誘拐されるメグのだんなの石油会社のボスがブッシュ現大統領にソックリなのは、テキサスだから?
O Brother, Where Art Thou?
オー・ブラザー!
George Clooney, John Turturro, Tim Blake Nelson, Holly Hunter
(日本語吹き替え)
G.クルーニがゴールデングローブを受賞したコメディ。確かになかなかの熱演です。それにしても、噂通りC.ゲーブルにソックリ!のんびりした映画なので、途中で寝てしまいました・・・数シーンしか出番がなかったにもかかわらず、奥さん役のH.ハンターはやっぱり存在感ありました。
Billy Elliot
リトル・ダンサー
Jamie Bell, Julie Walters, Gary Lewis
(日本語吹き替え)
これは文句なくいい映画でした!イギリス映画独特の間や音楽など、やっぱりハリウッド物とはかなり違うかも。なんといっても、主役のジェイミーは生き生きしていて、眉間にしわを寄せた顔すらキュート。レジメンタルタイやチェックのいかにもイギリスっぽい制服もステキでしたし、後にゲイの道に走るマイケルの美少年ぶりも印象的。
The 6th Day
シックスデイズ
Arnold Schwarzenegger, Robert Duvall, Tony Goldwyn
(日本語吹き替え)
日本では依然人気を誇るシュワちゃんですが、特撮モノもそろそろマンネリ化しつつあり、なんだかイマイチ。ドンデン返しらしき仕掛けもそうでもないし、結末も予想できちゃうし。開始時間の関係で、最後はこれしか見られなかったのです・・・
他では、既に見てしまった「Family Man(天使のくれた時間)」や、どうしても時間が合わなかった「Men of Honor(ザ・ダイバー)」なども上映してました。さて、帰りはいったい何本見るやら・・・
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