★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

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●白昼の爆弾騒ぎ!?
●五番街最新情報
●ひと味違う!?シドニー・オリンピック
●クリスマス・イベントのチケット手配
続き(9月前半の話題)を見る・・・



9月21日(木)  クリスマス・イベントのチケット手配
XmasFigures涼しくなったとはいってもまだ9月。ハロウィーンの準備もそろそろかな?というこの時期、早くもクリスマスに向けての準備が着々と始まりつつあります。こちらのカードショップは、アッパーウエストにあるHallmarkのひとつですが、かなり早くから(もしかしたら1年中?)クリスマス用のミニチュアモデルが展示してありました。このお店の他にも、1年中クリスマス用品を置いてある専門ショップもいくつかありますし、New Yorkのみならず、アメリカ人にとっては、1年でいちばん楽しみなホリデーシーズンであることは間違いありません。
で、クリスマスといえば、ここNew Yorkでは、たくさんの特別イベントが開催されるのは皆さんご承知の通り。義父母が12月にまた遊びに来ることになり、早速、これらのイベントのいくつかのチケットを手配してきました。RadioCityLine
まずは、大人から子供まで楽しめるレビューショーChristmas Spectacularのチケットを買いにRadio City Music Hallへ。このショーは、クリスマスシーズンの先陣を切って、11月初旬から開催されますが、とはいってもまだまだ先。でも、チケット売り出しが始まってから、週末などはご覧の通りの行列が出来てしまいます。他のイベントを開催中なので、窓口がひとつとかふたつしか開いていないということと、今くらいにチケットを買いに来る人たちは、窓口で相談しながら見るショーを決めたりするので、多分、混雑時より購入にかける時間が長いのかもしれませんが、それにしても予想以上でした。12月初旬ならまだ全然余裕かと思いきや、土日は既にすごくよい席はなく、平日の夜の部にしました。最盛期は、1日6公演もありますので、そんなにあわてなくても、それなりに席は確保できるとは思いますが、やはり、クリスマスにかけるアメリカ人の意気込みをひしひしと感じてしまったのでした。XmasEventsLeaflets
続いては、コンサートホールが集まるLincoln Centerへ。ここで開催されるいちばんのクリスマスイベントといえば、やっぱりNew York City BalletThe Nutcracker(くるみ割り人形)です!去年見に行ってとてもよかったので、絶対見せてあげたいと思い、意気揚々とNew York States Theaterに乗り込みましたが、もうすぐ開催のNew York City Operaのチケットしか販売していないよう。窓口の横の人に聞いたら、チケット売り出しは10月になってからとのこと。しょうがないので、郵送申し込み用のカードだけもらいました。
続いて、今週からシーズンが始まっているNew York Philharmonicの本拠地のホール、Avery Fisher Hallへとハシゴ。New Yorkフィルはいつも公園での無料コンサートなどが定番で、クリスマスシーズンも含め、このホールに足を運んだことは、実はほとんどないのですが、なにかクリスマスらしいコンサートがあるに違いないとスケジュールのパンフレットをもらいチェック。両親が来るときにはクリスマスのプログラムはなかったので、バッハとシューベルトの交響曲のチケットを買い、自分たちのために、クリスマスプログラムのBach's Joyful Christmas Offeringというコンサートのチケットを買ってしまいました。
そして、最後は、わが家では今年からようやく取り組もう(?)としているオペラ、Metropolitan Operaの公演が行われるMetropolitan Opera House。入口の広場の正面にある、シャガールの大きな2枚の絵が象徴的な美しい建物です。去年、たまたまチケットを譲っていただいて、オペラ初体験をしたのですが、予想以上の素晴らしさに感動して、今年はなんとSubscriptionという郵送による事前申し込みで、4公演がセットになったミニ・シリーズというチケットを購入してしまったので、来年1月〜3月(ずいぶん先ですね。)にかけて既に見に行く予定が入っているのです。今回は、ぜひ見たい!という義母の希望もあって、旅行日程中の公演の中では、まあまあの席が残っていた、ワーグナーのDer Fliegende Hollander(さまよえるオランダ人)にしました。
すでにクリスマス・シーズンの旅行を計画してらっしゃる方も、かなりいると思いますが、もし、これらの鑑賞を考えているのだったら、とにかく早めのチケット手配をおすすめします。下に簡単な情報を書いておきますので、スケジュールなど詳しくはHPでご覧ください。オンライン販売だと、日本からでもチケット購入可能なので、自力でと言う人はぜひそれぞれのHPからチェックしてみてください。

Radio City
Christmas Spectacular
11月2日〜1月7日
Radio City Music Hall
$25〜80
http://www.radiocity.com/
New York City Ballet
The Nutcracker
11月25日〜12月31日
New York State Theater(Lincoln Center)
$16〜85
http://www.nycballet.com/
※チケット販売は10月から
New York Philharmonic
2000-2001 Season
9月25日〜2000年4月28日
Avery Fisher Hall(Lincoln Center)
$18〜275
http://www.newyorkphilharmonic.org/
Metropolitan Opera
2000-2001 Season
9月20日〜2000年6月29日
Metropolitan Opera House(Lincoln Center)
$14〜125
http://www.metopera.org/
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9月19日(火)  ひと味違う!?シドニー・オリンピック
NBCOlympic連日熱戦が続いているSydney 2000 Olympic Games。日本の皆さんの中には、テレビをずっとつけっ放しという方も多いのでは? 私もスポーツ観戦はかなり好き!なので、日本にいたときは、時差のある開催国であっても寝ないで見ていたくらいでした。そういう意味では、今回は時差がないからいいですよね。ここ、アメリカから見ると、オーストラリアというのは、地球のちょうど裏側、季節も逆だし昼夜も逆。日本と南米のようなものです。こちらに来てから、オーストラリアから来た人というのは見たことがありますが、ここに住んでいるアメリカ人でオーストラリアに行ったことがある人というのは、今のところ知りません。カンガルーやコアラをはじめ、不思議な動物がたくさんいる大陸として、動物専門チャンネルのAnimal Planetなどではしょっちゅう登場しますが、決して身近な国とはいえないようです。
だからというわけでもないでしょうけれど、ここ数日、盛り上がっているオリンピックの様子をお伝えしようかと、街中にオリンピック開催中らしい風景、いわゆる「頑張れ!ニッポン!キャンペーン」みたいなものを探しに出てみたのですが・・・なにもナシ・・・ようやく、それらしいかなと思ったのが、オリンピックの独占放映権を持っているネットテレビ局NBCのスタジオのところにあるグッズショップ。人気ドラマのグッズなどと並んで、わずかなスペースで置かれていたTシャツやキャップなどは、一応、オリンピックロゴが入ったりしています。NYTimesOlympic
ニュースの扱い方もやっぱりちょっと違うようです。うちでは、日本語の読売新聞衛星版と、英語のNew York Timesをとっていますが、読売では、連日、日本選手の活躍が1面なのに対して、Timesでは別立ての特別紙面。そういうと、聞こえがいいのですが、そもそもこの新聞は1日の新聞がいくつものパートに分かれており、そのひとつに過ぎません。つまり、なにをおいてもオリンピック報道、という日本より、かなり冷静というか冷めているというか、あくまでニュースのひとつというような扱いなのです。Timesのように、パートに分かれていないNew York PostNew York Daily Newsのようなタブロイド紙では、地元のプロスポーツチームの試合結果は1面になっても、オリンピックのニュースはまずなりません。まあ、全国紙ではなく、あくまでローカル紙なのでしょうがないのかもしれませんけれどもね。
それよりなにより、こちらに住んでいる日本人がとてもストレスなのが、日本選手の活躍があんまり見られないこと!有料放送のNHK衛星放送は、たとえ加入していても、放映権の関係で、日本で流しているオリンピック中継を放送することができないそうで、結局、アメリカの放送を見るしかありません。チャンネル的には、NBCの関連局の3チャンネル(WNBC、MSNBC、CNBC)でほとんど1日中やっていますが、当然のごとくアメリカ選手が中心。おかげで、好調なトルシエ・ジャパンの代わりに弱い弱いアメリカ男子サッカーチームの試合や、ヤワラちゃんの金メダルの代わりにアメリカ女子体操選手の尻もちを見たりしています。それでも、1日たった2時間(!)しかなかった長野オリンピックに比べれば、数段マシです。それに、前半の競泳では、たいていアメリカ選手が決勝に進出しているためにほとんどの種目の中継があり、日本選手の活躍もかなり見ることができました!今年は、競泳陣、特に女子がすごいですね!ちょっと感動です。あと、ソフトボールで日本がアメリカに勝ったのは、しっかり見ました。私たちにしてみれば、日本の守り勝ち!っていう感じですが、こちらでは皆「こんなはずでは・・・」という論調でかなり悔しがっていました。ちょっと、ザマアミロ!っていう感じ。
最近だんだん慣れてきて、苦労したエピソードを見たアメリカの選手を応援してしまったりもして、ちょっと違う楽しみ方(?)を余儀なくされている今日この頃です。そんなわが家では、日本選手の活躍の様子は、Yahoo!JAPANのSports Coverage of The 2000 Olympicや、夕方に配達される前出の読売新聞衛星版で確認しています。
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9月17日(日)  五番街最新情報
Ferragamoまた少し蒸し暑くなった週末、用事があって五番街付近を歩きました。ひと頃に比べれば、観光客の人出もやや落ち着いた感がありますが、9月15日の敬老の日からの連休を利用して、日本人の方はたくさん訪れているようですね。なぜか日本語だけはちゃんと聞き取ってしまう私の耳に、あちこちから会話が飛び込んで来てしまうのです。そして、もうすっかり、秋冬物に変わった高級店のショーウィンドウですが、今年、目に付くのはオレンジワインといった暖色系の組み合わせと、ツイード、ウールなどの温かみのある素材。かつ、アーガイルやチェック、ブロックのような、ちょっと懐かしい感じの単純な柄物が多いよう。冬といえば、とほとんど決まりのようだったNew Yorkのこのところの傾向とはちょっと雰囲気が違うようです。とはいっても、やっぱり、の皮ジャケットやブーツなどは基本のようで、相変わらず、どこも店頭には並んでいましたが。GucciNewShop.jpg
さて、そんな五番街の最近の情報を少しお届けします。まずは、ずっと工事中だった54th Streetの角のGUCCIがようやくオープンしました!これに伴い、57th Streetにあった仮店舗は閉鎖されましたので、お買い物の予定がある方はご注意ください。明るく、広そうな店内には、次々と人々が吸い込まれて行くのは、このところの好景気ゆえ?で、個人的にはちょっとのぞいただけですが、前の仮店舗よりは広くなったようです。短いショルダーで小脇に抱える形が人気のジャッキー・バッグも秋冬素材のものが出ていると思うので、そのうち眺めにでも行ってみようかな?
たまに、ブランド品の品揃えや値段などを質問されることがあるのですが、New Yorkの品揃えがよいのかどうかは比較対象がないのでわかりません。値段も、日本よりは安いのかもしれませんが、ハンドバッグや財布などは、110ドル以下でも金額の8.25%の税金が加算されます(110ドル以下の衣類は非課税)ので、お忘れなく。これら、高級ブランド品店も、夏と冬のセールはありますが、いつからかというのは、ここで買い物の実績を作って顧客リストに載るか、さもなくば、StyleShop.comなどのセール情報をまめにチェックして、情報をゲットしてくださいね。CartierUnderConstruction
個人的に、夏からちょっと気になっていたのは、大々的な改装工事が始まったCartier。仮店舗は、少し先の55thと56th Streetの間、Coca-Cola Fifth Avenueの跡地オープンしています。ここのビルは、毎年クリスマス前に大きなリボンをビル全体にかけるので有名で、五番街の人気クリスマススポットでもありました。工事をしてしまうということは、今年はあの飾り付けが見られない!?と心配していたら、やはり同じことを考える人はたくさんいたようで、新聞に「今年もちゃんとリボンをかけます!」と出ていました。そういえば、毎年、リボンをかけ、オモチャの兵隊を飾るのは2階より上なので、1階のところが工事中でも支障はないんですよね。去年の写真を見て、それを確認しました。(去年のデコレーションはChristmas Map '99でどうぞ。)
この他では、55th Streetの角、高級ホテルThe St.Legisの1階部分にLouis Vuittonの新店舗建設中ですし、どこまで続くアメリカの好景気・・・という感じで、高級ブランド品を中心に新しいお店が、雨後のタケノコのごとく、続々と作られています。人ごとながら、あんなに家賃の高そうなところにお店を作って、十分な収益が上がるのだろうか?と不思議に思ったりもしてしまいますが、クリスマスショッピングの最盛期を迎える11月末から12月にかけては、また、ショッピングバッグを抱えた人たちで五番街の歩道が進みづらくなってしまうのでしょうね、きっと。
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9月15日(金)  白昼の爆弾騒ぎ!?
9月も中旬ともなると、暑い昼間でさえ、風は涼しくなんとなく秋めいており、道行く人々の服装もタンクトップから皮のジャケットまで、かなりのバリエーションになっています。まあ皮ジャケットは極端にしても、そろそろ秋物などを着たい頃ですよね。BlockedMadison
さて、そんな中、今日、たまたまManhattanのど真ん中で起きた爆弾騒ぎに遭遇してしまったので、ちょっとご紹介します。英会話の授業が終わり、夕方の待ち合わせまでの時間、お店でも見て歩こうかと思ってブラブラしていたら、パトカーが何台も止まっていてなにやら事件の様子。行ってみたら、五番街のひとつ東の通り、Madison Avenueが何ブロックにもわたって閉鎖されていて、パトカーとスワットが出動するときにでも使いそうなバンが1台、ガランとした通りに止まっていました。不穏な雰囲気が漂っているのは、私が見ていた42nd Streetのところには、けが人を運ぶ担架と数人の救急隊員の人が待機していたのです。これは絶対事故が起きたに違いないと思い、その様子をカメラに撮っていたおじさんに「何があったんですか?」と聞いたら、「さあ・・・」という頼りない返事。他の人も知らなくて、ただ、面白そうだからいるだけらしく、しょうがないので、しばらくそのまま様子をうかがっていました。BombCopBombCop
やがて、バンの中から出てきたひとりの警官らしき人が、何重にも防備された重層な作業服を着始めました。最後は目のところだけ透明のマスクをすっぽりかぶり、ほとんどロボコップ状態(!)。このあたりになると、私たち群衆がたむろしているところにも警官が来たので、皆がいっせいに「何が起きているの?」と口々に聞いたら、どうも、この辺りに爆弾!らしき物があるらしいとのこと。防備していた人は、その除去に単身乗り込むようです。(写真@)
野次馬も警官も救急隊も含めた皆が注目する中、ロボコップ警官はMadison Avenueを横切り、張ってある黄色いテープをやぶって、43rd Streetの角あたりにしゃがみこみました。しばらく、緊張が続いた後、やがて、手ぶらで警官が待機しているところに戻ってきました。多分、このままだとしゃべることすらできなさそうなので、待ち構えていた警官が彼のマスクを取り、報告を聞いているようです・・・(写真A)
Bombで、しばらくすると、警官のひとりがこちらにやって来て、何も言わずに道路に張られていたテープをビリっと破り去りました。「どうも、爆弾はなかったらしい。」と誰かが言い、皆、開放されたMadison Avenueの先へと歩き始め、先ほど作業していたあたりに行ってみました。そうしたら、消火栓のところに、黒っぽいビニールシートにくるまれた丸太が転がっていたのでした・・・「ふーん、これが騒ぎのもとね。」と私以外にも写真を撮る人もいたりして、一時、人々がそのまわりを取り巻いていたので、何も知らずに通りかかった人たちは、不思議そうにしていました。一時的にシャッターを閉めていた近くの店も、元通り営業を始め、しばらくすると車も入って来、また何事もなかったかのような、金曜の午後に戻りました。
それにしても、ちょっとタチの悪いいたずらをする人がいるものですよね。昔、OL時代に、会社に爆弾をしかけたという電話があったらしく、警備員のおじさんがいきなり女子トイレに飛び込んできて、ゴミ箱の中をさぐりまわるという変わった現場に出くわしたことはありましたが、今回みたいな大規模なのはもちろん初めてで、緊張しつつも、ちょっと楽しんでしまいました。でも、これが本物の爆弾だったりしたら、こんなこと言ってられませんけどね。そういう昨日も、グランドセントラル駅の地下でボヤ騒ぎがあって、数台の消防車が出動する騒ぎがあったばかりなのですが。今回は、なにもなくてよかったですが、NYPD(New York市警)とFDNY(New York市消防局)の皆さん、どうもご苦労様でした。
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