★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

HarvestPiewithRack November,2000 oakleaveskakashi

最初のページに戻る最新の話題を見る過去の話題一覧を見る


●シーズン初オペラ「魔笛」
●気分はすっかりクリスマス!
●Happy Thanksgiving!
●Times Square最新情報
●五番街のシンボル点灯!
続き(11月前半の話題)を見る・・・



11月30日(木)  五番街のシンボル点灯!
RockefellerTreeZoomお待たせしました!今年は、11月中にこの映像がお届けできてしまうんですね。五番街のシンボルともいえる、Rockefeller Centerの大クリスマスツリーが昨日、早くも点灯されました! ご覧の通り、きらびやかな姿は今年も健在。5th Avenueの50th Street近辺は、そろそろ車道も歩道も「ツリー渋滞」が始まりました。
昨日の点灯式は、天気予報が雨だったし、またちょっと風邪気味なのでパスして家でテレビ中継を見ていました。セレモニーが7時から始まり、オリンピック金メダリストのTara Lipinskyが優雅なスケーティングを披露していたころはよかったのですけれど、点灯の直前から予報通り雨が降り出し、あいにくの天気の中の点灯とあいなりました。今年、点灯のボタンを押したのは、サンタクロースとこれが多分市長として最後の点灯式になる、New York市長Rudy Giuliani。歌のゲストとしては、今年ラテン・センセーションとしてブレイクしたMarc Anthonyや最近流行っているボーイズグループのひとつ、98°(ninty eight degrees)なんかが来ていました。
RockefellerTreeで、寒さがちょっと緩んだかな?という今日の夜、こちらに到着したばかりの両親と一緒に、早速見物に出かけて来ました!ツリー到着のところでもご紹介しましたが、今年のツリーは約24mで、30mあった去年よりは少し小さめなはずですが、電球は去年と同じ30,000個付いているそうなので、あでやかさにはなんら遜色ありません。手前の天使たちとちょうど一緒に写真が撮れる「お立ち台」のところには、順番を待つ行列が出来ていました。あちこちから飛び込んでくる日本語を私の耳がよくキャッチしたので、日本からの方々もたくさんいたみたいです。
この時期、ツリー見物の観光客を狙って、セントラルパーク付近にいる馬車がここまでたくさん来ているのですけれど、今日は気温はそんなに低くなかったものの、風がわりと強かったので、お客さんはあんまりおらず、きれいに飾られたウマたちは寒さの中、立ちんぼでちょっとかわいそうでした。
FifthCrystal5th Avenueの真上にぽっかり浮かぶ、雪の結晶もすでに登場。このあたりのクリスマスイルミネーションはすっかり出揃った感じです。ツリー点灯後は、寒さの中、結構遅い時間まで人々が歩いているので、このあたりならあんまり治安上の心配はいらないかもしれませんね。ただ、ツリーは11時半から12時くらいには消灯されてしまうはずなので、そのくらいになると、めっきり人通りが少なくなってしまいますので、ご注意を。
それから、これからクリスマスくらいまで、とっても苦労するのがタクシーを拾うこと。今日あたりも、5th Avenueを南下してくるタクシーに空車は全然見あたらず、Park Avenueまで行ってようやく拾いました。夜の地下鉄はちょっと怖いかもしれませんが、バスは夜も比較的本数があり、中が見えるので、それなりに人が乗っていれば特に心配ありません。タクシーが見つからないときの交通手段としてはおすすめです。いくら防寒していたとしても、この寒さの中、10ブロック以上歩くのはつらいと思われますので、上手に活用して、New Yorkのクリスマスイルミネーションを楽しんでくださいね。
↑先頭に戻る

11月27日(月)  Times Square最新情報
TimesSquareThanksgiving Dayの連休が終わり、街はすっかりクリスマス気分!デコレーションもあちこちで追い込みに入りつつあり、作業をする業者さんは連休も関係なかったみたいです。そして、クリスマスが終わるといよいよ2000年もあとわずか。お正月を祝う習慣のないアメリカでは、年末年始のイベントというのはあんまりないのですが、その中でも唯一といっても過言ではないビッグイベントは、やはりNew Year's Eve in Times Squareなのでしょう。そろそろ、お問い合わせがたくさんあるので、最近、新しいお店などが続々出来ているTimes Square付近について、ちょっとご紹介してみます。
まず、大晦日のカウントダウンですが、ミレニアム・カウントダウンで盛り上がった去年と違い、今年は特別な企画があるようではないので、午前0時のボールドロップに向けて、夕方くらいから、ステージでショーがあるという例年並みのイベントだと思われます。Broadwayの47th Street付近にあるTimes Square Visitor Centerの中には、去年に引き続きWaterfordが作成したクリスタルのボールの一部が展示されています。(写真はこちら) 今年は今のところ、例年にない厳しい冷え込みのNew Yorkですが、大晦日は毎年たいてい氷点下になります。この屋外イベントに参加するには、ある程度早い時間から現場にいなくてはいけないようだし、一度その付近で場所を確保したらそこを離れることはできないので、お手洗いも行けないそうですので、とにかく、体力と気力の勝負になります。どうぞ、参加したい方は、十分な防寒と心の準備(!)をしてのぞんでくださいね。尚、イベント参加にあたっての、一般的なFAQなどは、http://www.timessquarebid.org/new_year/index.htmに記載されていますので、お出かけ前にぜひ覧になっておいてくださいね。MadameTussaud's
このあたりで最近大きな話題になったのは、Londonが本家の蝋人形館Madame Tussaud'sのオープン。看板と入口のところにある金色に輝く大きな手が通りのかなり遠くからも目立っています。11月中旬に行われたオープニングイベントには、実際にここに人形が収められている有名人の多くが来て、たくさんのストレッチリムジンが42nd Streetの入口に横付けになったりして、かなり華やかでした。MadameTussaud'sInside
正式オープンは、そのイベント後だったのですが、なぜかまだ入口付近の工事が終わらない10月中旬から細々とオープンしており、知り合いは一足お先に行ってきたそうです。彼女の話によると、人形はよく出来ているものの、まだ設置場所などがきちんと出来ておらず、ただ並べてあるという感じだったとか。そのかわり、まだあまり知られていなかったので、わりとすいていたようでした。さすがにグランドオープン後は、その辺も整備されているかと思います。ここの売りは、本家同様、写真撮影が自由なこと!好きなスターたちと肩や腕を組んだりして写真を撮る人が多そうですよね。思ったより長身という新婚のBrad Pittあたりがやっぱり狙い目かな? Londonの方は、ずーっと前に訪れたことがあるのですが、意外と一緒に写真を撮りたいスターが少なくて困りました。そういう意味では、アメリカ版の方がなじみある顔が多そうですよね。
SanrioShopここの道路をはさんですぐ向かいに新しく出来て、ちょっとびっくり!だったのが、なんとSanrioの直営店。今、日本でHello Kittyはとってもとっても人気があるようですけれど、アメリカ人の若い子たちも大好きです。個人的には、キティちゃんグッズを持つには歳をとり過ぎ(!)だし、あんまり興味はないのですけれど、ちょっとのぞいてみたら、そのバリエーションにはちょっと驚きました。きっと、日本でもそうなのでしょうけれど、今のキティちゃんって、パステルカラーだったりするのですよね。私が小学生で、お正月にもらったお年玉を握りしめ、近くのギフトゲート(サンリオの直営店。今もあるのでしょうか・・・・)に福袋を買いに行った頃は、キティちゃんのリボンはだし、来ているサロペットみたいなのはで、それ以外の色はありませんでした。この前も同世代の友人と話していたのですが、パステルカラーはLittle Twin Starsキキララだったのですよね・・・
話を戻して、ここのショップには、星条旗模様のキティちゃんとかがあるので、もしかしたら、キティちゃん好きの人は要チェック!なのかもしれません。サンリオ製品を扱っているカードショップなどは、街中にもたくさんあるのですが、専門店は私の知る限りここだけのような気がします。
最初にも書きましたけれど、カウントダウンイベントに参加するのは、体調や当日の天気などと相談しながら決めることをおすすめします。体力や気力に自信のない人は、当日の昼間にこのあたりのお店をのぞいたりしながら、Times Squareは写真だけ撮るというのもアリだと思います。まだ、オープン前でしたけれど、Madame Tussaud'sの隣には、大規模なインターネットカフェも出来る模様。一時のアダルトショップが並んでいた頃はどこへやら、ますます魅力的になるTimes Square、42nd Street付近なのでした。

Madame Tussaud's
234 West 42nd Street
Tel.212-512-9600,1-800-246-8872
大人 $15.95、子供 $12.95 (蝋人形館のみ)
日-木 10:00〜18:00、金-土 10:00〜20:00
http://www.madame-tussauds.com/
Sanrio
233 West 42nd Street
Tel.212-840-6011
営業時間は?
http://www.sanrio.com/

↑先頭に戻る

11月23日(木)  Happy Thanksgiving!
ThanksgivingFoyerHappy Thanksgiving!!
今日、11月第4木曜日はThanksgiving Dayの祝日で、明日もお休みの4連休の始まり!日本も勤労感謝の日でお休みなんですよね? さて、Manhattanでは、恒例のMacy's Thanksgiving Day Paradeがありましたが、始まった午前9時の気温はなんと-3℃!!! 今は住まいがNew Jerseyですし、もともと見物の予定はなく、テレビでずっと見ていましたが、見物客も皆スキーウェアみたいなのを着ていたり、中継のアナウンサーですら、コートにマフラーに帽子でしたから、例年にない真冬のパレードになってしまいました。去年は、華氏で約60度(約16℃)あったそうですから、30度なかった今年は半分・・・なんていってました。とにかく、子供たちも寒さでみんな顔を真っ赤にしていましたが、パレード最後部のサンタクロースが来ると、大喜びで顔を輝かせ必死に手を振っていたのは、やっぱりかわいかったです。巨大風船が有名なこのパレードの今年のニューフェイスは、鼓笛隊みたいな格好をしたBandleader Mickeyなど。後は、2年連続のMillennium Snoopyや、毎年おなじみの子供番組のキャラクターなんかがありました。(パレードの様子は、見物に出かけたおととしの「What's up?」でご覧くださいね。)
ThanksgivingMealわが家では、午後から人を招いて簡単なThanksgiving Partyをしました。昨日のうちに近所のちょっと高級なスーパーWhole Foodsでローストターキーやパンプキンパイなどは買ってきてしまい、いわゆる伝統的なThanksgiving用のものはひとつも作らず(!)、野菜のディップやまいたけご飯、煮物など普通の和食を作りました。英語学校の先生からも、ターキーを焼くのは簡単だから、やったら?とすすめられていたのですが、どう考えても一羽まるごとは、たとえお客さんが来ても食べきれないだろうし、オーブン料理なんて普段全くしない私にとって、冷凍のターキーを解凍して、ちゃんと失敗せずに焼くことができる自信はどう考えてもなかったので、いちばん無難な選択肢に落ち着いてしまいました。まわりにハーブがたくさんついたローストターキーにしてみましたが、結構美味しかったです。アメリカのケーキ類は、甘いだけだったりするのですが、ここのパンプキンパイは前に試食したことがあって、甘味もシナモンの風味もそんなにきつくなかったので、迷わず購入。お菓子作りも全くしないもので・・・
食事はあんまり伝統に則っていなかったものの、ワインやアップル・サイダーを飲みながら、ずっと夜までだらだらと食べ続けるというのは、伝統的なアメリカ人のThanksgiving Dayの過ごし方に則っていました! でも、異国に暮らしている私たちにとっては、日本語で同じような価値観を持っている人たちと思い切りいろいろおしゃべりできるというのが、なによりのご馳走だったりするのです。
AfterThanksgivingSaleそして、祭日明けから始まるのが、After Thanksgiving Saleなる大売出し。Thanksgiving Day当日は、ほとんどのお店が閉店しており、翌日から、全米をあげて年でいちばんのショッピングシーズンに突入します。今日の新聞の内側には、近くのショッピングモールのチラシがドサッと入っていて、そのどれもが歌い文句にしているのが、Early Bird Specialなる早朝からのタイム・サービス。朝早いところでは、なんと6時!に開店して、9時までとか11時までなら、特定の商品が格安だったり、全商品特別割引で買えたりします。そのために、開店待ちの行列まで出来るそうですから、セール好きはどこの国も同じですよね。ただ、今回のセールは、これからのホリデーシーズンに向けての商品がメインなので、オモチャやジュエリー、最近だとプレステのソフトなど、クリスマスギフトになるようなものが多いかもしれません。でも、衣類もすでにセールの準備で陳列棚などを動かしていたから、そろそろチェックしておいた方がよいかも。クリスマス直後のAfter Christmas Saleというのは、値下げ幅や対象商品の数など、規模的には年でいちばんなので、本当の狙いはそっちだったりしますが、その分、商品がすぐ品薄になってしまう可能性も高く、確実に欲しいものは今回のセール第一弾で買ってしまうというのも手ではあります。うちでも、チラシや新聞広告などを眺めながら、死ぬほど混むのでよほどの気合がない限り避けた方が無難といわれているセール初日の明日は避けて、あさって、しあさってあたり、どこか買い物に出かけてみようかと考えているところです。
↑先頭に戻る

11月20日(月)  気分はすっかりクリスマス!
RockefellerTreeThanksgiving Dayの前で、本格的なホリデーシーズンはまだだというのに、もう氷点下の冷え込みになってしまったNew York。お休みの木曜日には、恒例のMacy's Thanksgiving Day Paradeがあるというのに、どうやら日中でも0℃に近い冷え込みになってしまう模様です。もし見物に出かける予定をしている方がいらしたら、どうぞどうぞ暖かくしてお出かけくださいね。
さて、家族の休日をすっ飛ばし(!)、気分はすっかりクリスマス!の五番街では、着々とクリスマスへの準備が進行中です。Rockefeller Centerのツリーは、すっかり覆いが掛けられ、ちょこんとのぞいているてっぺんには金色に輝くが飾られました。そして、五番街からの入口にあたる前庭のところには、おなじみの天使像も。まだまだクリスマスは先といいつつも、例年より早めのツリー点灯式は今月末の29日ですから、もう1週間ちょっとしかないのですよね。
Cartierちょうど向かいにあるデパートSaks Fifth Avenueのビルにも、リースやガーランドの華やかな飾りつけがされて、このあたりは、もうすっかりクリスマス。リボンだけ掛けられていたCartierのビルにも、ようやくかわいいボウが付きました!白く塗りなおした1階部分の覆いには、これから何か描かれるのかも?しれません。飾り付けが遅れていたのは、この時期、どこもいっせいにクリスマスデコレーションをするため、作業員の手配が出来なかったからだとか。しかも、うかうかしていると、Thanksgiving Dayの連休に入ってしまい、働く人の確保はいっそう難しくなってしまいますものね。毎年のことなんだから、早めに手配すればいいのに・・・と思いつつ、ぎりぎりになって動き出すというのは、いかにもアメリカらしいかもしれません。
五番街のあたりを歩いていると、そろそろどこのデパートも、クリスマスのショーウィンドウに模様替え中でした。New Yorkのデパートは、どこも、このクリスマスのショーウィンドウにとても力を入れていて、それだけを見るための人の列が出来るほど。今年は、これを特集にしようかとちょっと考えています。でも、ウィンドウって、ガラスに外の景色が映ってしまったりするので、写真が上手くとれないこともしばしば・・・よい写真が撮れたら、ということでトライしてみようかな。
XmasCDsクリスマスといえば、忘れちゃいけないのが、次々と発売されるCD。テレビCMでもたくさん流されているので、なにか買おうと、五番街のHMVにも寄ってみました。うちでは、毎年、数種類買って、自分たちで聞いてから、人へのお土産にしてしまったりしています。アメリカはCDが安いし、売り出したとたんにディスカウントになるので、だいたい1枚15ドル程度。で、今年購入したのは、「天使の歌声」で有名な天才少女歌手Charlotte Churchちゃんの「dream a dream」、マイクの使い方がうまい?という評判もある、オペラの三大テノールが共演している「The Three Tenors Christmas」、それに12月に遊びに来る両親のためにNew York City Balletの「The Nutcracker(くるみ割り人形)」のサントラ盤。この他に、今年ヒットしたポップスを集めたヒット曲集みたいなのとか、'N SYNCBritney Spearsなどの人気歌手がカバーしたクリスマス曲集などもちょっといいかなーと思っていて、そのうち買うかもしれません。これを家で聞けば、気分もすっかりクリスマス!Thanksgiving Dayの準備をすっかり忘れてしまいそう・・・
↑先頭に戻る

11月17日(金)  シーズン初オペラ「魔笛」
METOperahouse今週は急に冷え込みが厳しくなり、日中でも実際の気温は10℃くらいあるものの、風が強かったりすると体感気温はほとんど0℃!なんだか、一気に冬将軍がやって来たという感じです。冬といえば、やっぱり室内のエンターテイメントが充実する観劇シーズン!週末のミュージカルに続いて、平日の夜に今シーズン初めてのMetropolitan Operaを見に行ってきました。今回は、夫の会社の上司の方に譲っていただいたというラッキーで、演目はモーツァルトの「Die Zauberflote(魔笛)」。最初にチケットを譲ってもらえることになったと聞いたときには、日にちしかわからず、公演スケジュールからその日の演目はすぐわかったのですが、なんせ題名は原語のまま。「o」の上に「¨」が付いていたので、ドイツ語かな?というくらいの類推は出来ても、日本語はもちろん英語すら書いていないので、うちにある日本語の「オペラ全集」で内容を調べようにも、題名がわからないのでは先に進みません。結局、Yahoo! Japanの検索で、題名をそのままタイプしたところ、いくつも引っかかってきたので、ようやくわかったという次第でした。
METOperahouseInsideそんな程度ですから、私たちはオペラに関しては初心者も初心者、実際、これがオペラ鑑賞3回目くらいだったりします。ただ、New Yorkにいるうちにオペラを見ないとはもったいない!と各方面から言われ、今年は一念発起して、初夏の6月にsubscriptionという先行予約で曜日指定のシリーズチケットを買ってしまいました。私たちが買ったミニ・シリーズというのは、同じ曜日の3〜5回のプログラムが組み合わされたもので、座席は毎回同じです。座席によって値段は違いますが、オーケストラ席だと1公演150〜200ドルくらいするので、その3倍、4倍の値段ということになります。さらに2人分ということで倍。結構な出費になってしまいますが、まあ、これもここにいるうちしか出来ない贅沢のひとつなので、奮発してしまいました。
METOperaPlaybillもともと、「opera」という言葉は、イタリア語で「作品」の意味の複数形。もちろん、イタリア語のものが多いのですが、今回のようにドイツ語のものもあるようです。でもどちらにせよ全くちんぷんかんぷんなので、その場で見てストーリー展開を理解しようというのは到底ムリ。Metropolitan Operaの場合は、席につくときに、ミュージカルと同じようにストーリーなどを書いたプログラムがもらえますが、もちろん英語ですから、そんなのを直前に全部読んで理解できるわけありません。さらに、それぞれの座席の前には、今、舞台で行われている場面のセリフやト書きみたいなことが短い英語の文章で表示される装置(写真はこちら)があるので、無理すればそれを見ながらそれなりに内容を楽しめないこともありませんが、やっぱり英語を素早く読むことはできないから、ついつい舞台の方への注意がおろそかになってしまいます。そこで、前出の「オペラ全集」での予習は、どうしても必須。今回も、どこで歌が入るかまで書かれた詳しい解説に一通り目を通してから出かけました。
それで、今回の「Die Zauberflote(魔笛)」についての全般的な感想としては、思ったよりずっとコミカルで、歌とセリフが半々くらいという、ほとんどミュージカルみたいな感覚のオペラでした。デパートの屋上にいてもおかしくないような(!?)動物の着ぐるみがたくさん登場したし、登場人物たちの衣装も派手な色彩なユーモラスなものが多くて、悪く言えばちょっと学芸会風。でも、ドイツ語でのセリフが多い分、出演者には歌唱力だけではなくて、演技力も要求されるのではないかと思いました。音楽的には、よくCMなどで使われている「♪パパパ・・・」(これだけじゃ、わからないですよね?)という歌がこのオペラの中の曲だったことを初めて知り、ちょっと感動しました。
自分たちで選んで買った、待望のミニ・シリーズは来年の1月からになります。その前に12月にも義父母とひとつ見に行くので、今シーズンは計5回!もオペラを見に行くことになりますね。ここまで通うのだったら、特集を作ってしまおうかな・・・とも考え中。でも、オペラの内容とか歌手とかに関しては、全くのド素人なので、ちょっとムリかしらん・・・
↑先頭に戻る

c 1997 kyoko_isaka@msn.comよかったら、このページのご意見等をお寄せ下さい。

★ WHAT'S UP in New York ★