★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

May,2000

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●放映されない人気番組
●5月の飾り付け
●端午の節句
●偉大なるカトリック指導者の死
●牛の製造工場!?
●Happy Mother's Day!!
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5月14日(日)  Happy Mother's Day!!
Happy Mother's Day!!
今日5月14日は世界的に「母の日」。ひとりや核家族で住んでいることが多いNew Yorkerも、この日ばかりはカードを送ったり、電話したり、花束を抱えて訪ねて一緒に過ごしたりするようです。お花に関しては、前にも書きましたが「母の日はカーネーション」という習慣は皆無なので、やっぱり豪華なバラが人気。季節的には、もちろんカーネーションもありですが、アイリスやライラックなどの花束も見かけます。
プレゼントを贈るにしても欠かせないカードは、本当に種類が豊富で、あちこちにあるHallmarkのお店には、どこも「母の日コーナー」ができていて、いろんなタイプのものが並んでいました。いちばんスタンダードな子供からお母さんへのものも、「娘から母」「息子から母」は序の口、「義母(mother-in-law)へ」まで用意されていますし、「奥さんへ」「おばあちゃんへ」というのもあり、本当にいたれりつくせりです。逆に、あ、このカードかわいいかも・・・と手に取ってみても、「To Nanny(子守りをするお手伝いさん)」なんて書いてあったりして使えなかったりするわけです。加えて、最近めっきり台頭しているヒスパニック系の人たちのために、スペイン語のカードがあったり、宗教的な意味合いの濃い聖書の言葉が引用してあるタイプもあったり、言葉があんまり書いていない方が少ないくらい。
母親がはるか海の向こうにいる私たちは、さすがに里帰りというわけにも行かず、今年は日比谷花壇のHPから母の日用カーネーションを贈りました。(ちゃんと届いたでしょうか???) インターネット・ショップがあると、こういうとき便利ですよね。海外への長距離電話会社10・10・345でも、5月は母の日プロモーションで、日本への電話が1分で13¢。長距離電話はこちらでは競争が激しいので、どんどん安くなっていて、数年前までの半額以下みたいです。でも、日本とは時差が13時間あるので、かけるタイミングが難しく、ついついタイミングを逸してしまい、いつもかけてもらってばかりなんですよね・・・すみません。
ということで、親孝行のひとつもしていませんが、おかげさまで元気に暮らしていますので、五本木と下馬のお母さん、どうぞ、健康には十分気をつけてください。Thank you Mom!!
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5月12日(金)  牛の製造工場!?
カトリックの枢機卿の死去に伴う一連の行事が終わり、後任も無事決まったところで、今度は現市長がキャスター兼女優の夫人との別離を宣言、なにかと騒がしいNew Yorkです。先週末の30℃以上という夏日もひとまず落ち着き、今週は20℃台のまずまずのお天気が続いていました。
で、このところたまに通ってすごく気になっていたのが、写真の牛たち。Park Avenueの近くにオフィスが立ち退いて空きスペースのあるビルがあったのですが、そこにほぼ実物大の白い牛の像が次々と持ち込まれ、それらが見るたびに美しく彩られて行っているのでした。まるで、牛の製造工場といったところ。胴体に細かい絵が描かれたものあり、ピンクのラメが一面につけられたものありとバラエティも様々。土日は人気がないのですが、平日の昼間は、熱心に色をつけていたり、スプレーをかけている人などがいて、なにやらSOHOのアトリエのような雰囲気も漂います。CowFactory
で、最近、窓ガラスのところにHPアドレス入りのポスターが貼られ、またNew York Timesにも特集が掲載されてわかったのは、これらはまもなく始まるイベントCow Parade New York 2000に出展されるものなのでした。その名前の通り、牛がNew Yorkの街中に現れるというこのイベント、本物ではなくて、これらのお化粧したマネキンの牛クンたちが公園やビルの前など、いろいろなところに置かれます。それぞれの場所にふさわしい装飾をと一般公募したところ、アーティストたちから1,200ものデザインが集まり、その中から厳選された500頭がただいまここで製作中。
新聞に面白いものがいくつか紹介されていましたが、例えば、Wall Streetのあたりに置かれる体に株価のチャートを描かれた牛は「Cow Jones」、左の写真のピンクラメのは、そのままで「Fancy Cow」、ロックフェラーセンターのRadio City Music Hallのところお目見えするのは「Radio City Moosic Hall」というネーミングだそうで。見た目のインパクトもさることながら、名前の方も結構凝っているようです。
同じようなイベントが去年、Chicagoで開催され好評を博したことから、今回New Yorkでも実施の運びとなったらしいですが、この世界に1頭しかないと思われる牛たちは、イベント後はオークションで売られることになっているそうです。うーん、だれがあんなに大きいのを買うのだろう???でも、好景気の今なら、高値で売れてしまいそうですね。
ちなみに、この牛製造工場(!?)は、メットライフ・ビル(旧パンナム・ビル)とPark Avenueの間にあるHelmsley Walk Westの通路からご覧になれます。また、cow parade New York 2000は、6月15日からLabor Day(9月4日)までNew York市内各地で開催。夏休みでNew Yorkにいらっしゃる方は、ぜひ、期間限定登場の牛クンたちと記念撮影でも。イベントの詳細は、http://www.cowparade.net/でご覧ください。
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5月8日(月)  偉大なるカトリック指導者の死
先週水曜日の夜以来、New Yorkでのトップニュースはずっと同じです。五番街にある観光名所のひとつでもあるSt.Patrick's Cathedral(セントパトリック教会)の大司教を務めるJohn Cardinal O'Connorが闘病生活の末、亡くなったのでした。享年80歳、去年脳腫瘍の除去手術を受けてからは、ずっとガンとの闘いで、高齢ということもあり、最近は日曜日のミサを務めることも出来ず、ローマの法王庁で後任を人選中という状況でした。亡くなった翌日、教会の前を通りかかったら、ちょうどハシゴ車が扉の前に、喪を表すの布を張っているところでした。ゴールデンウィークの間にここを通られて、その異様な雰囲気に気づかれた方も多いかと思います。
水曜日の夜にその死が報じられてからは、どこの星条旗も半旗にされ、街中が彼の死を悼んでいるようでした。エンパイアステート・ビルディングも、ローマンカトリックの色、のライトアップの日が続いています。
このカトリックの指導者がNew Yorkでどんなに人気があったかということを知ったのは、この死に際しての人々やマスコミの反応ででした。死の翌日の教会のミサは、心から彼の死を悲しみ涙を流している人もいていて、とても重苦しい雰囲気に包まれており、全く宗教心のない私でさえ、なんだかとても悲しい気持ちになってしまいました。ほとんどのテレビ局が、生前の行いや発言を集めた特集番組を即座に放映し、哀悼の意を示していました。こちらに来て以来、たびたび彼の名前を耳にしたのですが、それは、マイノリティや恵まれない人たちに尽力するという教会本来の役割の他に、同性愛や妊娠中絶は宗教的には認められないとか、人種による差別は絶対に許されないという意見をきちんと発言し、社会におけるカトリック教会の立場や考え方をはっきりさせるという役割に貢献していたので、マスコミで取り上げられる機会が多かったからだそうです。聖職者でありながら、毅然とした態度でしっかり自分の考えを述べるところが、どうもアメリカ人やキリスト教を信仰する多くの移民の人たちにとても受けていたようでした。
情けないことに、私はすっかりミドルネームだと思っていた(!)John Cardinal O'Connorという名前の、「Cardinal」というのは、カトリックでローマ法王の次にあたる高い位を示しており、「枢機卿」という日本語があてられます。つまり、彼はローマ法王の命を受けて、この教会の大司教を務めているうちに、現在の地位まで昇進した、間違いなく、アメリカ国内ではいちばん位の高いカトリックの神父さんということですね。今日行われた正式な葬儀には、New Yorkの主要な政治家のみならず、大統領夫妻、副大統領、次期大統領を狙うGeorge W.Bushまで、アメリカ国内の要人が集結して参加していました。そのため、警備上の問題もあって一般人は参加できなかったのですが、昨日までは、大司教の遺体を祭壇で公開しており、最後のお別れに訪れる人々で教会の外に長い列ができていました。かくいう私も、列が短かった土曜日の夜にしっかり参列し、お祈りと彼の簡単な宗教的な履歴の書いてあるカードをもらってしまいました。
アメリカは、どちらかというとカトリックよりキリスト教プロテスタントの信者が多い国なので、これほどカトリックの一司教の死が大きなニュースになるとは全く思いませんでしたが、やっぱり宗教は心のよりどころとして、いろいろな人種のいるアメリカ、特にその中でも人種のるつぼといわれるNew Yorkでは重要な役割を果たしているのだと、つくづく感じた数日間でした。
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5月5日(金)  端午の節句
5月5日の今日は端午の節句、子供の日!風にたなびく鯉のぼりはここではムリよね・・・と思っていたら、近いものがありました。ロックフェラーセンターに近い源吉兆庵のウィンドウで元気に泳いでいたのです。(もちろんピアノ線でつっていますけどね。) やはり、お節句には欠かせない柏餅を買いに行ったのですが、同じ考えの日本人の人たちで混んでいました。なぜか、皆さん1ダースとかたくさん買うので、なんとなく勢いで柏餅の他に、豆大福と胡麻おはぎも買ってしまいました。
記念撮影の儀式(!?)の後、すぐ食べてしまいましたが、買う順番を待っているときに読んだ説明では、柏餅はもともとお祝いのときに食べていたちまきが変形したものなのだそうです。柏の葉でくるむのは、柏が枝をどんどん伸ばす木なので、家族の繁栄をイメージさせるからだとか。
まさか、New Yorkで「柏餅の由来」を学んでしまうとは思いませんでしたが、ここにいると、かえってアメリカ人に説明するためにいろいろ調べたりして、日本文化の造詣が深まる(?)ような気もします。この前は、英語の授業で、漢字はアルファベットと違って、それ自体に意味のない「表音文字」ではなく独自の意味を持つ「表意文字」であるということを、かなり長い時間かかってようやく説明しました。日本人なら誰でも知っているあたりまえのことでも、いざ説明すると、しかも外国語でとなると、難しいですね。まあ、英語力の問題が大きいとは思いますけれど・・・
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5月3日(水)  5月の飾り付け
5月になった今週、ようやく遅い春がやって来たようで、連日、文字通り五月晴れが続いているNew Yorkです。だからって、まだタンクトップや短パンは早いと思うのですが、早くも日光浴ならぬ日焼けのために、水着で寝そべる人たちがセントラルパークには登場し始めました。ゴールデンウィーク突入で、日本からいらしている方たちも多いはずなのですが、行動範囲が違う(?)からか、思ったほどは見かけませんけれど、見かけるとたいていH & Mのショッピングバッグを持っているのが、やっぱりねという感じです。
さて、わが家でも大変久しぶりにお客さんが来たりするので、イースターのものを片付けたり、少し夏らしいリネン類に取り替えたりの模様替えをしました。端午の節句といえば、男の子のお節句なので、初夏の爽やかなイメージと重なってなんとなくブルー系が中心になってしまいます。アイリスはの濃淡を揃えて買ってみましたが、まだ出始めだからか今年はちょっと高めでした。鯉のぼりは、去年思いたって和紙の色紙で作った簡単なものですが、和紙の色紙は高級品(!)なので、捨てないでとっておきました。先週出かけたBrooklyn Botanic Gardenの「サクラまつり」でミニ鯉のぼりが売られていて、一瞬買おうかなーと思ったのですが、よく見たらポールの下の部分がフック状になっており、どうも車の窓の上のところにでも引っ掛けて付けて走ると風になびくタイプのもののようだったので、やめてしまいました。
サイドテーブルもクロスを取り替えて、夏バージョン。すっかり暖かくなったので、家の植木もすこし手入れをしたりして、そろそろ伸びてきたこのポトスにも支柱を添えてみました。ポトスは本当によく育つので、こちらに来てすぐ花屋さんで買った苗がよかったのか、あっという間に3鉢に増えてしまい、まだまだ増えそうな勢いです。家の中にがあることはよいことなのですが、窓辺や日が入りやすいテレビ台の上などは、そろそろ満杯状態。引っ越したら、植木棚みたいなものを買おうと計画中です。
愛猫ミーちゃんの写真の後ろは、ずいぶん前に作った母の日のクロスステッチ刺繍。Vermillion Stitcheryのフリーチャートをダウンロードしてその通り作ったもので、子ネコとお母さんネコの図案です。日本と違い、母の日に贈る花はカーネーションという決まりがないので、カーネーションはいつでも安価で手に入るし、色のバリエーションが豊富なのでよく買います。これは、クリーム色でふちが濃いピンクというちょっと変わった色のもの。母の日が近くなったら、真っ赤なのを買うつもりです。

★ お知らせ ★
上でもちょっと触れましたが、実はこのたび、家を引越しすることになりました。帰国というわけでも、転勤というわけでもないのですが、夫のオフィスが移転するのに伴い、どうしても車を持った方が便利ということになり、家賃や車庫代を考えて、ちょっと郊外に引っ込みます。
とはいっても、2年半住んでみて、夫婦揃ってすっかりManhattanのトリコ(?)になってしまったので、週末、家探しを重ねて、ここまで車で20分足らずのところにあるアパートに決めました。ただ、住所は「New York」ではなく、「New Jersey」に変わるので、正確には「Tips From New Jersey(!?)」になってしまうのですが、今まで通り、平日は週に数回、学校でManhattanに通いますし、週末もエンターテイメントを楽しみに出てくる予定です。車を持てるのが、今までにはなかった強み(!)になるので、ちょっと郊外の様子とか小旅行のことをお伝えすることが増えるかもしれませんね。
引越しは6月下旬予定。それまでは今まで通り、Manhattanのど真ん中から、New York情報をお送りしますが、川向こうに行っても頑張っていろいろ出歩こうと思っているので、変わらぬご愛顧をよろしくお願いします!

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5月2日(火)  放映されない人気番組
昨日5月1日は労働者の祭典、メーデーでしたが、ここNew Yorkでは日本でやるような総会のようなものは開催されないものの、コマーシャルの出演料について広告主らと交渉がまとまらなかった俳優組合がストライキに突入しました。こちらは直接的な影響はないのですが、なんといっても深刻な闘争が、ケーブルテレビ会社TIME WARNERと3大ネットワークのひとつであるABCの契約バトル。ABCの親会社はDisneyなので、構図としてはTIME WARNER v.s. Disneyということになります。
TIME WARNERとしては、今は有料チャンネルであるDisney Channelをベーシックサービスのひとつに組み入れたりの変更を申し入れましたが、それに伴い値上げされる契約金額について、両者が合意に達しなかったため、契約交渉期限の切れた昨日、5月1日からなんとABCの放送を中止してしまいました。どういうことかというと、ABCはもちろん放送を流しているのですが、それを視聴者に配信するケーブルテレビ局が配信を中止してしまうと、見ることができなくなってしまうのです。この結果、全米11都市でNew Yorkの120万人を含む、350万人がABCの放送を見ることができないという事態になってしまっています。
今は、ABCのチャンネル(Manhattanでは7チャンネルです。)をつけると、ご覧の通り、TIME WARNERのメッセージが流されているだけ。ABCはこのところ、大ヒットクイズ番組「Who Wants to Be a Millionaire」のおかげで全体的に高視聴率を稼いでおり、絶好調。しかも、今週はちょうど月曜日から4日間連続で、有名人が登場する「Who Wants to・・・」の特番を放映しているところなので、テレビ局側の打撃はもちろんのこと、視聴者としてもこれを見ることができないのは不満爆発!状態。朝から番組が放映されないことに怒った視聴者が、アッパーウエストサイドにあるABCまで抗議に押しかけたりしていました。うちでもこのクイズ番組は大のお気に入りなので、見ることができないのはちょっと残念。他は、Michael J.Fox主演のコメディ「Spin City」がそろそろ佳境に入りつつあるので、見逃すのは痛いところ。
それにしても、いきなり放送を中止してしまうというTIME WARNERの態度もすごいし、それにもめげず「放送打ち切りは違法だ」として連邦当局に訴えてしまうABC(Disney?)もすごい。どちらも譲らなさそうな、この巨大メディア激突のバトルがいつまで続くかは予想の限りではありませんが、「Spin City」の放映(水曜日、夜9:30〜)もちょっと危うそうな雲行きです。
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c 1997 kyoko_isaka@msn.comよかったら、このページのご意見等をお寄せ下さい。

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