★ WHAT'S UP in New York ★

WHAT'S UP ? in New York

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●オフィス街のクリスマス・デコレーション
●グラセンのホリデー・イベント
●Happy Chanukah!
●Merry Christmas!!
●話題作揃いのお正月映画
●20世紀最後の大雪
続き(12月前半の話題)を見る・・・



12月30日(土)  20世紀最後の大雪
SnowMachine20世紀も残すところあと1日ちょっと。いよいよ明日は大晦日という30日、前日からの予報通り、New Yorkとその近郊一帯は、ここ数年来見られなかった大雪に見舞われてしまいました。「年末年始にNew Yorkへいらっしゃる方へ」の中で、「Manhattanでは積雪を気にする必要はありません。」などと書いてしまったのですが、今日はそれが当てはまらないほどの大雪になってしまいました・・・スミマセン。個人的にも、4回目の冬を迎えますが、実は、こんな大雪は初めてなのです。除雪が済んで、そろそろ大丈夫かな?と午後から出かけたミッドタウンでも、あちこちで除雪作業中。通りを走る車は、皆、ノロノロ運転ですし、歩道には除雪用のマシンまで登場。とにかく大変なことになっていました。たまたま、出かけたSolomon R. Guggenheim Museumも、この雪のため、閉館時間を繰り上げており、最後は追いたてられるように、外に出されてしまいましたし。 SnowPark
では、街の機能がまったくマヒしてしまい、パニックに陥ってしまっていたかというと、全然そんなことはなく、折りしもちょうど年末年始のお休みに入った土曜日なので、通りかかったセントラルパークには、スキーやソリを担いだ家族連れがたくさん訪れ、なかなかにぎわっていました。アパートの前に雪だるまを作っているところもありましたし、通りの途中で雪だまをぶつけ合いながら歩く若者たちなど、どちらかというと、突然の大雪に街全体としては、なんだかウキウキしたような雰囲気が漂っていました。もともと、New Yorkはたまに積雪がありますし、しょっちゅうではないからか、台風の大雨や今日みたいな吹雪などの悪天候に対して、人々はわりと寛大で、それなりに楽しんでしまうというところがあるような気がします。きっと、これが平日だったら、学校や会社はお休みになってしまい、それはそれで喜んだ人も多かったことでしょう。
ただ、観光に来ている人たちにとっては、こんな大雪で行動も限られてしまい、予定がすっかり狂ってしまったかもしれませんね。幸い、地下鉄は問題なく動いていましたし、バスも徐行運転気味ながら、運行していましたので、移動はなんとかなりましたが、歩道にも雪が積もり、どこに行くにも時間的には普段の数倍かかってしまう有り様でした。TimesSquare
いよいよ明日のカウントダウンに備え、昨日、ポールから落とすクリスタル製のボールが設置されたTimes Squareでしたが、今日はそれもしまわれてしまっていました。でも、ポールの下の部分には、しっかり「2001」の文字が。
雪は、夜にはやみ、寒さも多少緩んでいた気がしたので、これ以上雪が降り積もることはなさそうですが、気温が下がって地面が凍結することは考えられます。しかも、今日は相当量の雪が降ったので、まだしばらく残りそう。明日のカウントダウンは、寒さ以上に、悪い足場にも悩まされそうな気がします。わが家では、予定通り(?)、家でテレビでカウントダウンの中継を見ながら、新年を迎えることになりそうです。
Cracker これが、今年最後の「What's up?」になるかと思います。
今年1年「Tips From New York」をご覧いただきました皆様、
どうもありがとうございました。
個人的には、住み慣れたManhattanを離れ、郊外生活者となったことは、
大きな変化でしたが、なんとか、HPは無事続けることができました。
デジカメが壊れたり、新しいPCに変えたりと、ツール的にもいろいろありましたが、
HPを通じて、いろいろな方とお知り合いになれたのも、
自分にとって大きな収穫でしたし、
日本の方々や、同じように海外で生活している方々からの励ましのメール、
とてもうれしかったです。
来るべき21世紀も、自分なりのペースで続けて行こうと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、皆さん、HAPPY NEW YEAR!!

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12月27日(水)  話題作揃いのお正月映画
TheaterEntranceあっという間にクリスマスの連休が終わってしまいました・・・26日からは、恒例のAfter Christmas Saleなるバーゲンが開始。うちでは、開始日の午前中にHallmarkなどのカードショップに出向き、来年用のクリスマスカードを全部買ってしまうのが習慣になっていて、今年も無事気に入ったものをゲット、大きな紙袋いっぱいにカードを買い込んできました。カシミアのセーターなんかも狙っていたりするのですが、これは追い追いどこかで見つけようと思っています。
さて、このホリデー・シーズン、日本のお正月映画同様、話題作や大作の映画が相次いで封切られるのが楽しみのひとつ。もちろん、「お正月映画」という呼び方はしませんが、それにかなり近いものがあります。特に、今年は今までのヒット映画がアクションだったり、お笑いだったりして、アカデミー賞候補になるようなものがなくて不作だといわれているだけあって、今月中旬から相次いで公開されている映画に注目が集まっています。私も映画は大好きなので、この休み中に何を見よう!といろいろ考えてはいたのですが、悲しいかな、やはり言葉の壁があって、込み入ったストーリーのものはよくわからないことが多く、結局、いつもアクションものや、単純そうなストーリーのものを選ぶことになってしまうのです。GrinchPoster
で、見に行ったのは、こちら、Jim Carry主演の「The Grinch」。原作は、Dr.Seuss' How the Grinch Stole Christmas!という子供向けの絵本ですが、まあ、季節モノですし、公開以来、数週間興行成績No.1を続けていたので、きっと面白いに違いない!ということで、きれいで気に入っているUnion Squareに近い映画館に出かけました。
確かにファンタジックな映像はとてもきれいで、クリスマス嫌いの嫌われ者、Grinchが最後は改心して皆と仲良くなるまでのストーリーは単純でわかりやすかったのですが、いかんせん、やはり子供向けでした。子供の頃、この絵本を読んだりしていたら、大人でも感動するかもしれないけれど、そうではない私たちにとっては、ただの童話という感じでしかないので、2000年全体でも興行成績がトップというヒットの理由はいまいちよくわかりませんでした。
ちょっと選択を誤ったかな?と思いつつ、後はいつも貸し出し中でなかなか借りられなかったRussell Croweの「Gladiator」が借りられ、じっくり見たので、他の映画はまだ見ていません。でも、今後、見たいなーと思うものがめじろ押しなので、ご紹介してみます。(それぞれタイトルをクリックすると公式HPへジャンプします。)
Cast Away 満を持して登場(?)のTom Hanks主演映画。現代版ロビンソン・クルーソーといったところでしょうか? 全編通じて、彼ひとりのシーンがとても多く、それにとっても苦労したとか。公開開始の週、いきなりぶっちぎりで興行成績1位になりました。ただ、Tom Hanksだから面白くて当たり前!と思い込み過ぎると厳しいかな?
The Family Man こちらもアカデミー俳優Nicoras Cageの最新作。最近、めっきりアクション物に走っていた彼が久々に演技派の面目躍如とのウワサ。Wall Streetでバリバリ稼ぐ独身リッチマンの主人公が、ある朝目覚めたら、10年以上前に分かれた彼女と結婚していて2児の父になっていた・・・というSFチックな物語。結婚している主人公はNew Jerseyに住んでいます・・・わりと趣味の合うNYのローカルニュースの映画評論家が、これをベタ褒めだったので、絶対見なきゃ!
Miss Congeniality 主演のSandra Bullockが製作にも関わった意欲作。全く色気のないFBIエージェントが、テロリストに対抗するため、大変身してミス・アメリカ・コンテストに出場するというコメディー。なぜか、Miss New Jerseyに化けるらしいんですよね、彼女。
Proof of Life Meg RyanとRussell Croweの不倫騒動のきっかけ(!?)となった映画。Russellは、相変わらず渋く男っぽいキャラクターを演じる模様。それにしても、スクリーンからもふたりの熱い視線が感じられるというのは、ちょっと見てみたいものです。
What Women Want なぜか突然、どんな女性でもその心の中のつぶやきが聞こえるようになってしまう主人公のMel Gibson。個人的にはそんなに好きな俳優でもないのですが、内容的には女性のホンネが見えたりして面白そう。「Cast Away」でTomの恋人役のHelen Huntがここでも相手役。
最近、知り合いになった、やはりアメリカ在住のMuseさんは、すごくたくさん映画を見てて、上の映画も全部鑑賞済み(すごい!)。ご自身のHPa day in the lifeで紹介しているので、興味ある方は見てみてくださいね。「お気に入りリンク」にも追加しました。
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12月24日(日)  Merry Christmas!!
XmasViewいよいよクリスマス本番を迎えつつあるNew York。皆さんは、クリスマスをいかがお過ごしでしょうか? なんだかいざクリスマス!といっても、12月になってから、もうイヤというほど(!?)クリスマス気分を味わわせてもらっているので、やっと来たという感じで、感慨があんまりないかなというのが正直なところ。でも、撮りためていた写真もあったりするので、五番街を中心にクリスマス直前の様子とともにご紹介しますね。
23日の土曜日から25日まで3連休となるので、実家に帰ったり、どこかに出かけたりする人も多い一方、クリスマスを過ごしにここに来ている人も多く、五番街は最後のクリスマスショッピングに精を出す人たちで、大にぎわい。これは、5th Avenueと59th Streetの角にあるFAO Schwarzの手前のところにある一段高くなったような広場から、南にあるショッピング街を振り返った光景ですが、57th Streetの雪の結晶が大きく見えて、その向こうにはエンパイア・ステート・ビルディング、歩道を歩くたくさんの人たち、写真には写っていませんけれど、赤いリボンのリースが掛かった木々にうっすらと積もった雪・・・まさにNew Yorkのクリスマス!という感じで、これから何年経っても忘れられない光景のひとつになるだろうと思ってしまいました。
RockefellerTreeそして、点灯式(11月29日)の直後にもご紹介しましたけれど、やっぱりNew Yorkのクリスマスといったらこれですよね。何回前を通っても、ついつい足を止めてしまうRockefeller Centerのツリー。でも、この時期、このツリーだけを撮るのは本当に難しく、後から見たら、やはり誰かの記念撮影を一緒に撮ってしまったようでした・・・スケートリンクの脇のところから、はためく黄金の旗や大きな兵隊の人形と一緒に撮ってみたり、ツリーだけズームにしてみたりもしましたが、やっぱり天使のオーナメントも入るこの角度がいちばんみたいですね。
5thBldgSantaこのあたりのデパートや高級ブランドショップなどは、どこも美しいクリスマスデコレーションを施していて、ウインドウショッピングだけでも十分楽しめてしまうのもよいところ。(クリスマスのウインドウは、Christmas Windows 2000でご覧くださいね。) こちらは、Rockefeller Centerの少し南、暖を取りがてら、ちょくちょく立ち寄っているお気に入りショップのひとつAnn Taylorの入っているビルの中に飾ってある大きなサンタクロース。このビルは、正面を入ってすぐのところにあるエスカレーターにも色とりどりの電球が這わせてあって、なかなかクリスマスしてます(写真はこちら)。
どこのお店にも人はたくさんいるし、レジは混んでいるしで、やっぱりクリスマス・ショッピングはすごいなーと思っていたら、ニュースや新聞の報道によると、今年のクリスマス・シーズンの売上は、全体的にイマイチなんだそうです。本来ならクリスマス後に始めるはずのセールを、すでに始めてしまっているお店も結構あるのだとか。そろそろ、空前のアメリカ経済の好景気にも翳りが見えてきたということなのでしょうか・・・頑張ってね、ブッシュ新大統領。



わが家では、クリスマスイブは大きな教会の夜のミサに出かけ、
クリスマス当日は映画でも見に行こうと思っています。
前日まで準備にいそしみ、当日は家族揃って家で過ごすことが多い

アメリカのクリスマス、XmasCandle
皆さんも親しい人や家族と一緒に、
どうぞ楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。
Merry Christmas!! from New York
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12月21日(木)  Happy Chanukah!
ChanukahEmpireHappy Chanukah!
こちらに来てから、だんだん慣れてきましたが、12月はクリスマスだけではなくて、いろいろな人種のいろいろな宗教による祝日がやってくる月なのです。だから、うっかり「Merry Christmas!」と言ってしまうと、「えっ!?」ということもあったりするので、「Happy Holidays!」というのが一般的。そして、今日始まった祝日は、ユダヤ人の人たちのChanukah(ハヌカ)。綴りは「Hanukkah」でもよいみたいです。シンボルカラーは、なので、昨日までずっとのクリスマス・カラーだったエンパイア・ステート・ビルもご覧の通りのイルミネーション。ハヌカは、その昔、異教徒として迫害されていたユダヤ人が救われたことを祝う祝日で、このとき、少ない油しかないにもかかわらず、ランプの灯が8日間も灯り続けたという奇跡が起こったことから、menorahという、元の火をつける分の1本を含めた9本のロウソクが立てられる燭台に毎日ひとつずつ明かりを増やして行き、8日間お祝いをします。ChanukahDecoration
多分、New Yorkとその近郊は、ユダヤ系の人たちの人口比率が、全米の中でもかなり高い方で、ハヌカの祝い方も、他の都市よりかなり盛大なのではないかと思います。例えば、今日からハヌカが始まるという日は、朝からテレビコマーシャルの間に「Happy Chanukah!」というメッセージが流されますし、New York Timesなんかは、開いたすぐ最初の見開きに、TiffanyBloomingdale'sなどのお祝いメッセージ入りの広告がいくつも掲載されるので、いやがおうにもハヌカが始まったことに気付いてしまうのです。
街中でも、クリスマスに負けじと頑張っているのが、ショッピングゾーンにもほど近い、47th Streetの5th Avenueと6th Avenueの間、Diamond Districtと呼ばれる一角。ここは、ユダヤ系の人たちが経営する宝石店が軒を並べる通りなので、街灯には、他の通りに見られるようなクリスマス飾りの代わりに、ハヌカ・カラーに彩られた独自の飾りが付けられています。いつもはそんなににぎやかでもないこの通りも、クリスマス時期にはプレゼントを買い求める男性とおねだりする女性(?)とでなかなか混み合っていて、派手なプレゼントをする習慣のないハヌカを祝う人たちより、収入の大半をこの時期につぎ込んでしまうのではないかというほどの使いっぷりを見せるクリスマス客の方が多いのは明らかだと思うんですけれどもね。ChanukahSnowball
ハヌカ・グッズも、クリスマス・グッズ売り場の横で占める割合を年々増しているように見え、今年、見つけたのは、逆さにすると雪が降るスノー・ボールのいろいろなバージョン。一般的なのは、サンタクロースやトナカイなどがいるものなんですが、ハヌカではそうはいかないので、やはりあの燭台menorahがあったり、ユダヤのシンボルであるダビデの星があったりします。色はやっぱり青系。でも、こういうものを欲しがるのは子供が多いからか、ミッキーマウスやくまのプーさんなどの、人気キャラクターものまで出ていたのには、ちょっとびっくりしました。テーブルリネン類なんかも、クリスマス用と並んでハヌカ用も売られていることが多く、ちょっとシックなクリスマス用品・・・と思って手に取ると、実はハヌカ用だった、なんていうこともよくありますので、ご注意を。意味がわかって飾っていれば問題ありませんが、クリスマス用と思って一緒に飾ったりすると、ちょっとヘンなことになりますから。
前に英語を習っていた女性が、ユダヤ系の人だったので、いろいろ教えてもらったのですが、本来、ユダヤ教のうえでそんなに重要な祝日ではなかったハヌカが年々派手になるのは、クリスマスに対抗してとのこと。アメリカの好景気が続き、クリスマス商戦が派手に行われている限り、ハヌカも派手になり続けるということのようです。
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12月20日(水)  グラセンのホリデー・イベント
NYPLLionズルズルと続けていたクリスマスカード書きもようやく終わり(日本の皆さま、クリスマスに間に合わないかもしれません・・・あしからず。)、ポストには連日たくさんのクリスマスカードが届くようになったかと思ったら、もう20日。20世紀もあと10日ちょっと・・・と思うのは、多分、日本での感覚で、ここだと「クリスマスまであと5日!」です。うちから、Manhattanに向かう途中、Lincoln Tunnelの入口付近に電光掲示板があって、数字が表示されているのですが、それが毎日減っていく様子。日本人の私は、「あー、あと何日で21世紀になるっていうことなんだ。」と勝手に思っていたら、実は、クリスマスまでの日数で、横には「Shopping Days」というただし書きが付いていたのでした・・・
さて、そういうことなので、まだ紹介していないクリスマスの様子は急いでお知らせしなくてはいけません! まず、おなじみのNew York Public Libraryの門番のライオン君には、これまたおなじみのリボン付きリースがかけられました。HolidayFair
これを横目で眺めつつ、42nd Streetを曲がるとそびえ立っている「グラセン」ことGrand Central Terminalにも、遠くからではないと見えませんが、正面に巨大なリースがかけられ、中でもいろいろなホリデーイベントを実施しています。まず、通りから入ってすぐのVanderbilt Hallでは、いろいろなお店がクリスマス・グッズやプレゼント用のものなどを並べているHoliday Fairを開催中。基本的には、駅構内のテナントがそれっぽい品物を持ち寄っているという感じなのですが、要領よく見れるのと、プレゼンテーションの良さで、なんとなくいつも人がたくさん集まっています。GCMiniture
この出店は毎年の定番ですが、その中にあってちょっと目を引いたのが、このホールの真中の通路のところにあったGrand Central In Miniatureという、駅の模型みたいなもの。木でできていてなかなかかわいらしく、下の部分には、手回しのオルゴールみたいなものが付いているので、動かすと音楽が流れて駅構内にいる人形が動くのでした。(ズームはこちら) 子供だまし?かもしれませんが、なかなか雰囲気があってよいのですが、なんせ誰でも出入りできる駅構内にあるとあって、何回目かに通ったときは、オルゴールが壊れてしまっていました・・・残念。
こちらのホールのフェアと展示はクリスマスイブ、24日までなので、まだ見ていない方は急いでどうぞ。LaserShow
でも、グランドセントラル駅でいちばんポピュラーなホリデー・イベントとなったのが、中央のコンコースの天井で繰り広げられるLaser Light Showでしょう! この天井には星座が裏返しに描いてあり、日頃から写真を撮る人が絶えないのですけれど、その星座たちの形になったり、雪の結晶になったり、スキーヤーの乗ったリフトになったりと、次々と形を描くレーザー光線のショーは、初めて試みた去年のクリスマスシーズンにすっかり人気を博しました。それで、今年はさらにパワーアップした上、30分に1回と、ショーの頻度も去年の倍増。その代わり、時間はちょっと短くなったようですが、あんまり真剣に上を見上げてじっとしていると首とか腰が痛くなるので、短いくらいがちょうどいいようです。クラシック音楽に合わせて光線が踊るショーなので、駅を通ったときに音楽が聞こえたら、すぐに駆けつけてください。
こちらのショーは、12月31日まで、朝9時から夜11時までの毎時0分と30分の30分毎。見るチャンスはかなり多いので、ぜひ楽しんでくださいね。ただし、あくまで人通りの多い駅構内なので、見ている間に、ぼおーっとしてバックが開けっ放しだったり、お財布を握り締めたままだったりしないようご注意ください。
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12月18日(月)  オフィス街のクリスマス・デコレーション
XmasDecoration1このところ、なぜかクリスマス・パーティーや人に会ったりの用事が集中していて、ちょっと更新を怠ってしまいました・・・さて、ますます輝きを増しているManhattanの街中で、スケールの大きなクリスマス・デコレーションが楽しめる穴場(?)といえば、大企業のオフィスビルが建ち並んでいるAvenue of the Americas(6th Avenue)のミッドタウン地区。劇場街のBroadwayとショッピング・ストリートの5th Avenueに挟まれて、実は通り過ぎてしまうことも多いところなのかもしれませんが、じっくり歩くと、ビルの外には、大きなオブジェが堂々と飾ってあるのです。XmasDecoration2
平日は、オフィスに出入りする人たちでにぎわうこのあたりも、週末ともなるとひっそりとして、この大きなデコレーションと一緒に写真を撮る人たちが寄ってくるくらい。それでも、やっぱり場所的には観光名所というのからはちょっとはずれているからか、比較的、邪魔が入りにくいのがよいところ。ロックフェラーセンターあたりでは、単に写真を撮るだけでも、スキを伺わなくてはいけないし、せっかく撮ったところで、知らない人が大きく入ってしまったりすることがままありますよね。そういう心配は要りません。左は、「Christmas Map '99」でもご紹介しているThe McGraw Hill Building。他の大規模なデコレーションの例に漏れず、ここの飾り付けも毎年同じようですが、それでも、やっぱりそのスケールの大きさと見事さに、ついつい写真を撮ってしまうのです。XmasDecoration4
ビルの大きさから、なんとなく大きそうだというのはおわかりいただけるかと思いますが、モノの写真だけだと実際の大きさがわかりにくいので、人が一緒のところを写してみました。こちらは、クリスマスツリーに付ける色とりどりの電球のオブジェですが、ひとつが人間と同じ大きさくらいあるのです。さすが、アメリカ、スケールが違う・・・とはいいつつ、ここはスペース的にはそんなに余裕がないと思われるManhattanのど真ん中。これは、郊外の一軒家のイルミネーションと同じように、隣のビルには負けていられない!と競い合ってエスカレートした結果か、あるいは、いくつかのビルで示し合わせてやっているのではないかと、個人的には思ったりしているのですが・・・というのは、同じオフィス街の一等地として知られるPark Avenueは、それぞれのビルで凝った飾り付けをしているものの、こういうふうに視覚的に訴えるようなスケールのものは少なく、大きなツリーに色合いを合わせたオーナメントがたくさん付いていたり、物語のシーンを再現した人形があったりと、お金がかかっているにしても、もう少し上品で控えめ(?)な感じなのです。XmasDecoration3
とはいっても、後で見て写真栄えのするわかりやすさは、圧倒的にこちらなので、記念写真の撮影の場所的には、絶好のスポットではないかと思います。位置的には、Avenue of the Americasの50th Street近辺、ちょうどChristmas SpectacularでにぎわっているRadio City Music Hallの向かいあたりに並んでいるビルがそうですので、すぐわかります。写真を撮りながら、そういえば、今年の夏、このあたりのビルの前にはたくさんのウシくんたちが置かれていたのを思い出し、なんだか懐かしくなったりもしたのでした・・・(ウシは、「Cow Parade New York 2000」をご参照ください。)
どれも多少ライトアップはしますが、どちらかというと鮮やかな色彩がきれいだったりするので、昼間の撮影スポット。屋外だし、お店が閉まっている12月25日なんかに見て回ってもよいかもしれません。
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c 1997 kyoko_isaka@msn.comよかったら、このページのご意見等をお寄せ下さい。

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