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WHAT'S UP ? in New
York

October, 2001 

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●秋深まるロックフェラーセンター
●I♥NY Restaurant Week
●恒例!?のワールドシリーズ
●ワンちゃんたちのHalloween Party
●Happy Halloween!!
続き(10月前半の話題)を見る・・・

- 10月31日(水) Happy
Halloween!!
Happy Halloween!!
今日はハロウィン!日中でも気温が10℃くらいにしか上がらず、時折、小雨もパラつくようなあいにくのお天気でしたが、今年も見に行ってきました、Halloweeen Children's Parade。Washington
Squareに三々五々集まった子供たちが、バグパイプに先導されて、公園の周りを1周するだけなのですが、とっても近くで見ることができるのと、なんといっても子供たちの仮装がかわいい!ので、このところ毎年見物に出かけています。さて、9月11日の事件以来、New
Yorkで開催されるどんなパレードでも、アメリカ愛国色がかなり強いのですが、このパレードでもそれは例外ではなく、大きな国旗を持った人たちと、警察官、消防士さんなどを代表する人たちがパレードの先頭にいました。

加えて、お店で売っているのは見たことがあったのですが、やっぱりパレード参加者にも、ちらほら見かけたのが消防士さんの仮装をしている子供たち。まだ、事故現場では復旧作業を続けているこういったユニフォーム系の人たちは、今や国民的ヒーローであり、特に数百人という多数の二次災害犠牲者を出してしまった消防士さんというのは、New
Yorkで最も敬意を払われている人たちといっても過言ではありません。プラスチック製のヘルメットもちゃんと付いてるのがポイントで、確かにこれがないとただのレインコートみたいですからね。
それから、とっても注目を集めていたのが、Empire State
BuildingとCrysler
Buildingの仮装!?の姉弟。向かって右、少し大きいお姉ちゃんの方がエンパイアで、弟がクライスラービルに扮しています。WTCがなくなってしまった今、New
Yorkを代表するふたつのビルを衣装にしてしまうなんて、スゴイ思い付き!後ろで、やはり、New Yorkで有名な建築物のひとつMetropolitan Life Insuarance
Towerのてっぺんの帽子をかぶっているのが、製作者のママと思われますが、素晴らしい力作ですよね。近くで見たら、板状のスポンジを張り合わせた上に、細かい飾りは紙でできているので、柔らかくて軽そう。これなら、着ていてもそんなに窮屈そうではなく、子供たちもひっきりなしにたかれるフラッシュにイヤな顔ひとつせず、もくもくと歩いていました。

これに代表されるように、今年は、絶対親が頑張ったに違いない、少し凝った仮装を多く見かけました。左は、ロブスターに扮した女の子と、おヒゲのシェフに扮したパパ。右は、ニンジン?に扮した両親と、ウサギちゃんのベビー。今年は開催時間が例年よりちょっと遅めのような気がしたので、参加者も去年より多かったし、去年は少なかった学校に行っている小学生くらいの子供たちもたくさんいました。それと、お父さんの参加者がとっても多かったような気がします。それは、こんなときだからこそ、イベントは一緒に過ごし、家族同士のきずなを深めることがいちばん大切と思っている人が多いのかなーなんて、ちょっと勝手に思ってしまったりしました。
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- 10月27日(土) ワンちゃんたちのHalloween Party
今週末はHalloween直前の週末ということで、いろいろなところで早めのイベントが開かれています。ハロウィンは、何曜日であろうと10月31日と決まっているし、学校や会社がお休みになるわけではないので、勤め人の場合は平日よりゆっくり騒げるし、共働きの両親や学校に通っている子供もなにかと週末の方が参加しやすかったりするようです。31日まで延長されているRestaurant
Weekの恩恵に与って、またもや20.01ドルランチを楽しんだ後、ふと立ち寄ったUnion Squareでは、恒例のGreen
Marketが開かれていて、たくさんのカボチャも並んでいました。
そして、ここには、近くを通ったら必ず立ち寄ってしまう犬の遊び場、Dog
Runがあります。週末とはいえ、今日はいつにも増してずいぶん人がたくさんいるなーと思って近づいて行ってみたら、なんと、今日はひと足早い、ワンちゃんたちのHalloween
Partyが開催されていたのでした!パーティーといっても、別に彼らがお酒を飲んで騒ぐわけでもなく、いつもと同じようにボールを追いかけたり、お互いの匂いを嗅ぎ合ったりして遊んでいるだけなのですが、いつもと違うのは、どの犬もハロウィン用に仮装をしていたこと!
上の段の2匹は、わりとオーソドックスなハロウィンっぽい、人間の赤ちゃんや子供でもよく着るパターンのカボチャの衣装。どちらも結構小さな犬なので、遠めだとなんだかよくわからず、近くで見てみて、やっとカボチャだということがわかりました。下の2匹は、ブロンドの巻き毛をたくさんつけてプードル?みたいにしたのと、チャイナ服を着たワンちゃん。どっちもおちゃめでちょっと個性的で、若い女の子とかがしそうな仮装ですが、ビレッジとかが近いこの辺りならではのセンスなのかもしれません。巻き毛の犬は、顔の周りの毛がしょっちゅうずり落ちていましたし、チャイナ服クンはちょこんと頭に乗った帽子がせっかくかわいいのに、とっても邪魔らしく、どんなにかぶせ直しても1分くらいですぐ取ってしまっていました。
服を着せたりしやすくて、そんなに激しく動き回らなさそうな、小型犬の参加者の方が圧倒的に多かった中で、元気に走り回る大型犬の代表はこちら。常にボールを追いかけて遊ぶ姿には、NBAのNew York
Knicksのユニフォームがぴったりマッチしていました。上の犬たちの服もそうだと思いますが、このユニフォームも首とか袖あきの感じが、なんだかちゃんと犬用に作られたもののような気がしましたけど、こんなのまであるのでしょうか??ひとり暮らしも多いManhattanでは、ペットの数もすごく多く、しかもとても大事にするので、ペットショップの数も本当にたくさんあるし、びっくりするほど高い服なんかも売っていたりするので、いろいろな仮装用衣装も置いてありそうですね。
でも、今日のいちばん人気はなんといってもこの子でした!王冠を着けて、フワフワのドレスを着たお姫様のチワワちゃん。黒い皮ジャケットを着たふたりの若い女性がこの犬を連れて現れたとたん、皆、「まあ、見てみて。」と集まってきて、しばし、写真撮影会となりました。だっこされたりしてしばらくはおとなしくしていましたが、他の犬たちが遊んでいるのを見て、チワワなりに自分も動き回りたくなったらしく、地面に下ろしてくれとせがみ、王冠を引っかき落とし、ドレスがちょっと邪魔そうにあたりの匂いを嗅ぎながらせわしく歩き回っていました。どんなに凝った服を着せられていたとしても、しょせん、本人たちはそんなのお構いなしですから、服をめくって匂いを嗅ぎ合ったり、体を擦りつけ合ったりしているのが結構ユーモラスでした。
今まで、ハロウィンが近くなると、いつもペットの仮装大会があったことを、終ってからテレビのニュースで見て、一度見てみたいと思っていたので、偶然ながら見れて楽しかったです!ここも、子供たちの仮装パレード同様、保護者の力の入れ用がとても感じられるイベントでした。それにしても、Dog
Runやこういうイベントを見るたびに、やっぱりそのうち犬を飼いたいなーとつくづく思ってしまうのでした。
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- 10月23日(火) 恒例!?のワールドシリーズ
- 週末に紅葉を楽しみがてら、Amishの人々が住むLancasterへドライブ旅行に出かけてきました。予想した以上に紅葉が見事だったのと、電気・電話などをはじめとする文明の利器を使わずに生活しているAmishの人々の自然と調和した暮らしぶりを実際に見聞きして、なんだかすっかり実りの秋を満喫してきました。早速、旅行記にとりかかっていますので、詳しい様子はそちらでご覧くださいね。

さて、そうこうしているうちに、ついに決着がついてしまいました・・・昨日、アメリカン・リーグの優勝決定戦第5戦が行われ、大勝したNew York Yankeesが、またもやWorld Seriesへの進出を決めました!
タブロイド紙の見出しも全く同じ「Another
World」。1996年から6年間で5回目、1998年からは4年連続ですから、もうこれは、New
Yorkにとっては、年中行事のひとつといっても過言ではありません。優勝決定戦の相手は去年と同じで、ご存じの通り、イチローと佐々木の所属するSeattle
Marinersでしたが、シーズン中の好調さがすっかり影をひそめてしまったマリナーズに対し、10月になるとシーズン中の成績がどうであれ、とにかく最強になるヤンキースは、4勝1敗という全く危なげのない勝ちっぷりでした。対戦相手は去年と同じでも、今年のマリナーズはレギュラーシーズンで、大リーグ史上最多タイの116勝をあげている史上最強ともいえるチーム。シーズン中の対戦でも、勝ち越されている相手に、ヤンキースの劣勢が予想されていたのですが、ふたを開けてみれば・・・
ヤンキースが、そして、New Yorkerが警戒していたのは、やはり、イチローの活躍でした。首位打者と盗塁王のタイトルを手中にし、アメリカン・リーグの新人王もまず間違いなし。もしかしたらMVPも?という今年の彼の活躍ぶりは、大リーグの歴史を変えたとまでいわれています。New
Yorkのスポーツ用品店のウィンドウにもご覧の通り。最初は、日本人観光客目当ての客寄せ商品だったのでしょうけれど、ここまで活躍すると単にそれだけとは言い切れないものがあります。それくらい、今や彼の知名度はすごいです。
プレーオフでもその活躍は続いていて、この前のディビジョン・シリーズでは打率.600。この決定戦は、ともにチームを引っ張る若きリーダーとして、「Derek Jeter V.S. イチロー」の対戦だなんて書かれたりしていました。でも、結局、このシリーズでは、彼のみならず、チーム全体が力を発揮できずに無念の敗退。World
SeriesのHPをはじめとして、どの新聞の記事でも、「それでも彼はこの1年すごかった。」と去り行くイチローにエールを送っていました。それにしても、このヤンキースの強さはなんなんでしょう?プレーオフ緒戦でOakland
Athleticsに連敗したときは、これで4年連続チャンピオンの夢も断たれたかと思いましたが、見事な復活は、Rudy
Guilani市長も「New Yorkの奇跡だ!」といっていました。シーズン終盤にNew York Metsに大逆転劇を起こさせようとしてくれたNew
Yorkerの祈りが生んだ勝利の女神が、今度はヤンキースに付いたとしか思えません。ここまで来たら、やっぱり目指すは4年連続のWorld
Champions!マリナーズが敗れてしまった今、これで心置きなくヤンキースを応援できます。
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- 10月19日(金) I♥NY Restaurant Week
今週は急きょ設定されたRestaurant
Weekで、その名も「I
NY Restaurant Week」。観光客が減ってしまっているNew
Yorkの復興イベントのひとつで、ランチにはおなじみになった20.01ドルのコースメニューが楽しめる他、今回は、初めてディナーに30.01ドルのコースが登場、しかも、参加レストランには今まで以上に人気の有名レストランが名前を連ねており、これはもう行くしかありません!情報入手した先週末から、レストランを予約したり、友だちを誘ったりして、平日中に3軒でランチを食べ歩きしました。それを一挙にご紹介します。
まずは、MoMAのすぐ向かいにあって、近くで働くビジネスマン・ウーマンに人気のChina
Grillへ。名前通りの中華・・・ではなくて、中華あり、和食あり、ベトナム、タイありのアジア系のフュージョン料理を出します。だいぶ前に、夜、行ったことがあって、料理は結構好みの味だったのですが、とにかく混んでいてにぎやかだったので、もう少し静かであろうランチタイムにトライしたいと思っていたところだったのでした。今回は、この特別イベントがあることをいち早くメールで知らせてくれた、オンライン予約サービスのOpen
Tableで予約しました。この予約サービスは、必ずしもNew
Yorkの有名どころ全てのレストランを網羅していないのと、場合によっては数週間以内しか予約できない(電話なら1ヶ月先もたいていOK)などの不便な点もありますが、24時間いつでも予約を入れられるので結構便利。行きたいレストランがこのサービスを利用できるときなどは、最近たまに利用しています。
China Grill |
 ブロッコリーの餃子仕立て |
 カラマリ・サラダ |
 バーベキュー・サーモン |
 マッシュポテト ワサビ風味 |
 デザート盛り合わせ |
今回のランチコースのメニューは左の通り。でも、コースは、前菜、メイン、デザートの3品なのに、なんでこんなにたくさん・・・?かといいますと、ここのレストランは1皿の量がとても多いので、ふたりだと前菜は2品、メインとデザートはそれぞれ1品をふたりで分けるという選び方になるのでした。その選び方ってなんだか聞いたことある?という記憶力のいい方、それは、6月のレストラン・ウィークでご紹介したAsia de Cubaと同じなのでした。(詳細は6月の話題でご覧ください。)しかも、前菜の選択肢のうちのひとつ、カラマリ・サラダは味も含めて、なんだかまったく同じ料理だったような気がする・・・このふたつのレストランって、同じ系列だったのかもしれません。確かに、どちらも、アジア系のフュージョンですしね。そして、今回のメインは、バーベキュー・サーモンを選んでみました。じゃあ、下の段のマッシュポテト
ワサビ風味はなにかといいますと、「サイドディッシュにライスかポテトはいる?」とウエイトレスのお姉さんに聞かれたとき、それはてっきり、メインのサイドに添えてくるのだと思い、ワサビ風味というのにひかれて頼んだのもので、別のお皿で来て、しかも、コースとは全く別の追加料金のものでした。味はピリッとしていて美味しかったのですが、とにかくすごい量で、食べても食べても減らず、ついに持ち帰りにしてもらったのでした。
それから、Manhattanに住んでいる友だちのおすすめで行ったのは、アッパーイーストの高級住宅街にひっそりとあるCelloというフレンチレストラン。個人的には、クリームやバターが多いフレンチはどちらかというと敬遠しがちなのですが、ここは、魚介類だけを使ったコースと少な目の量で女性に人気があるということだったので、楽しみに出かけました。大通りではなく、Streetに面した入口は、脇にある金色の看板も上品に小さくて、知らなかったら通り過ぎてしまいそうなくらい。まずは、たたずまいからして、知る人ぞ知るという隠れ家っぽい雰囲気が漂っていました。レストランは、地下にあり、そんなに大きくはありませんがバーカウンターもあります。少し待った後、案内されたダイニングエリアは、ほぼ100%女性のみ!それも、私たちがいちばん若いのではないかと思われるような上品なアッパーイーストのマダムらしきご婦人方ばかり。フレンチだからと、いつもよりちょっとかっちりめの格好をしてきて、なんとかセーフという冷や汗ものの上品さでした。
Cello |
 エビのリゾット |
 ガンギエイのソテー |
 チョコレート・ブラウニー |
それぞれ2〜3品から選べる前菜とメインは、魚介類ばかり。お肉が得意ではない私には本当にうれしい限りです。エクアドル産というプリプリのエビがたくさん入ったエビのリゾットは、チーズがしっかり効いていたけれど美味しくいただける少量だったし、メインのガンギエイ(skate)も、クリーミーではない複雑な味のソースが淡白な魚を引き立てていました。決して大きさと甘さで勝負ではないフレンチのデザートで仕上げも完璧。ブラウニーは、アメリカのそれと比べると段違いのコクと控えめの甘さ、添えてあったアイスクーリムもあっさりめなのにしっかりミルクの味がしました。
そして、締めは、今、個人的にはNew Yorkでいちばん好きなレストランかもしれないGramercy
Tavern。ここは、ちょっと軽めでヘルシーめのいわゆるニューアメリカンという流行のタイプの料理のレストランですが、季節の草花や木の実をふんだんに使ったセンスあふれる飾り付けがすごくステキ!ここのいちばん上の写真がそうです。それと、サービスしてくれる人たちがとても感じがよいし、なんといっても美味しい。レストランの手前のタバーンというエリアは、予約を取らないので、ランチならオープンする12時直後に行けば、たいてい待たずに席につけるのもよいところ。今回は、レストラン・ウィーク実施中だったから、いつもより混んでいましたが、それでも12時ちょっと過ぎで、すぐ座れました。相変わらず、美しい秋らしいカボチャや藁などの飾りのすぐ脇のテーブルで、ワクワクしながらメニューを開きました。何回か訪れているこのレストランのランチですが、レストラン・ウィークのコースは初めてなのです。
Gramercy Tavern |
 ポートベラマッシュルーム のグリル |
 ベビーチキン 秋の温野菜添え |
 プラム・クランブル |
ほとんど普通のメニューと変わらないようなたくさんの選択肢があって、かなり迷いましたが、結果として秋らしいものを選んでいました。前菜は肉厚のポートベラマッシュルームのソテーをワイルドライスやバルサミコであっさり味に仕上げたもの。メインは、初めてこのレストランで食べたときにあまりに美味しくて感激したベビーチキンをオーダーしてみました。温野菜は芽キャベツと一緒にカボチャや栗が添えてあるのが秋のアレンジ。そして、やっぱり裏切らないチキンの美味しさといったら・・・デザートの上に乗っているシナモンアイスクリームも美味でした。
なんだか、料理についていろいろ書いていたら、異様に長くなってしまいました・・・スミマセン。とにかく、今回のレストランウィークは、急に決まったようなので、わりと予約も取りやすいし空いているのかと思いきや、やっぱりそんなことはなく、珍しく参加していた超有名レストランに予約を取るべくトライしてみましたが、もうとっくに一杯でした。こういうイベントを逃さないのも、さすがNew
Yorker。個人的には、大のお気に入りのGramercy
Tavernのランチを20.01で食べられたというのは、大満足!内容的にも、いつものアラカルトと全然変わりありませんでした。ウエスト周りが気にならなければ、もう一度行って違うメニューを食べたいくらい。この「I
NY Restaurant
Week」、店によりますが、期間としては31日迄(延長されたようです!)で、週末も実施中です。New
York近郊にお住まいで、まだの方は、ぜひ、週末にでもお出かけください。参加レストランのリストなど詳細はhttp://www.restaurantweek.com、あるいは、New
York Cityの観光局のHPhttp://www.nycvisit.comでご覧になれます。
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- 10月16日(火) 秋深まるロックフェラーセンター
10月も折り返し地点を過ぎ、そろそろ31日のHalloweenに向けてカウントダウン状態になります。主に若者向けのホラー映画がいくつか封切られ、テレビ映画でも「13日の金曜日」みたいなホラー系映画の再放送が多くなったりします。先月のテロ事件以来、とにかく街中が星条旗だらけになり、例年よりちょっと出遅れた?感のあるNew
Yorkでも、ようやく雰囲気が出てきました。そうそう、うれしいニュースがもうひとつ。事件以降の観客激減で、最初にクローズしてしまったミュージカルのひとつ「The Rocky Horror
Show」が10月30日から期間限定ながら、再度オープンするのだそうです。題名通り、ホラー系がウリのこのミュジーカルはやっぱりハロウィン前後が稼ぎ時になりますものね。
少し冷え込んできたとはいえ、ここ2、3日はわりと穏やかなお天気が続いていて、日中はまだ半袖で歩き回る人もいるくらい。友だちとランチした後、気持ちよいので五番街あたりをフラフラ歩きましたが、土日はすでにいつもと変わらないくらいの人々が街に繰り出してにぎわうものの、やはり、平日は観光客が少ない分静か。いつも大混雑していたH &
Mもびっくりするほど空いていて、思わず物色しに入ってしまいました。さらに、先週来、生物兵器によるテロ攻撃か!?と騒がれている「炭疽菌」が郵送された4大ネットワークのひとつNBCのあるRockefeller
Centerを通りかかりました。5th側の庭園は、秋らしい菊の花に彩られており、写真を撮っている人たちが数人いるものの、炭疽菌事件があったからか、こんなにいいお天気なのに人数は少なめ。ここは、毎年、この時期には菊の花を組み合わせた菊人形ならぬ、菊のアーチやポンポンで飾られ、行き交う人々の目を楽しませてくれるのでした。
さらに奥に進んでみたら、なんと、もうすでにスケートリンクがオープンしていました!こんなに早くオープンしたんだっけ?と友だちと首をかしげたのですが、家に帰ってからチェックしてみたら、いつも、リンクのオープンはだいたい10月中旬なのでした。最近ちょっと暖かいし、9月以来あっという間に10月も過ぎてしまっている気がするので、すでに秋もかなり深まり、初冬に向かいつつあるのに、そんなふうに感じるのでしょう。事故直後は、中央のポールに半旗がひとつだけ掲げてあったリンクの周りも、少し前から全て星条旗に替えられてちょっと壮観です。でも、滑っている人は、ほんの数人だけとちょっと寂しい感じ。これは観光客が少ないこともさることながら、みんな、まだリンクがオープンされたことを知らないからですよね、きっと。
ちなみに、リンクの後ろにあるビルが問題のNBCのオフィスがあるビルで、オフィスは向かって左側の方の区画にあり(多分)、1Fにはショップやスタジオツアーの入口があります。郵便局に用事があったので、このビルの地下に行きましたが、もう、働いている人たちは通常通りで、Starbucksも、郵便局の窓口も、いつもの通り、それなりに混んでいました。「炭疽菌(英語ではAnthrax)」が送りつけられるという第2のテロ攻撃!という事件に、日本からメールや電話(あさのThank
you!)で心配のメッセージをいただいているのですが、今回については、私たちみたいな一般市民は、あんまり心配というか動揺していない人が多いように思います。送られたのは、マスコミや政府機関などの限られた企業ですし、発病後、24時間以内に原因が特定できて適切な治療がされれば、死に至るケースは少ないと報じられていますし。マスコミの警備体制や郵送物のチェックなどは大幅に強化されたようですが、街中で、事件の影響を直接感じることはほとんどありません。今回の事件は、誰がやっているにせよ、人々をパニックに陥れるのが目的のひとつなので、その思う壺にはまってはならない!という市長からの呼びかけも早々にあり、このあたりも、9月11日にあんなに悲惨な事件を経験して、ある意味ではNew
Yorkerたちがちょっとたくましくなったということの現れですね。
ロックフェラーセンターについては、http://www.rockefellercenter.com/で。11月2日までは、滑走料、貸靴料ともちょっと安いみたいなので、このリンクで滑ってみたい方、今がゆうゆう滑れるチャンス!
それから、待ち遠しいクリスマスツリーの点灯、今年は11月28日の予定です。
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c 2001
kyoko_isaka@msn.com
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