★ Pacific North West Travel Report ★

7月27日(木) 雨時々曇り ビクトリア <Part 1>◆このページをとばすときは
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MVCoho昨日のアドバイス通り、今朝はVictoria行きのフェリー、M.V.Cohoの朝一番の便に乗るため、Port Angelesのフェリーポートに6時までに車を置いて来なくてはなりません。まだ暗い朝5時に目覚ましをかけ、取るものもとりあえず、寝巻きの上に上着をはおり、ズボンだけジーンズに替え、急いでフェリーポートに向かいました。そのかいあって、乗船の受付が始まる5時半ちょうどくらいに到着、無事、8時20分の第1便のチェックイン手続きができました。車を所定のパーキングにとめて、歩いてホテルまで引き返し、さすがに寝なおす時間はなかったので、コーヒーを飲んで、Seattleから持ち越しているパンを食べたりしました。Map
ホテルをチェックアウトし、出発時間の30分前くらいに戻ると、あいにくの天気だからか、今日はギリギリでもまだ乗船が可能だったようで、8時20分のフェリーの受付をしていました。あんなにあわてなくてもよかったのかも・・・とちょっと肩透かしを食った気がしましたが、5時半の時点ですでに私たちも含めて10台近くの車が列を作っていたのですから、確実に乗るためにはやっぱり早いに越したことはないようです。
フェリーの距離自体は短いながら、ここでアメリカとカナダの国境を越えるため、簡単な出入国手続きもありました。フェリーのチケット購入時に、一緒に乗客名簿用と税関申告の紙を渡され、乗船時に名簿用の紙だけ提出します。ターミナルの一角には、カナダドルへの両替所もありました。Victoriaに上陸直後、こんどはカナダ税関のゲートがあり、車に乗ったまま、申告用紙とパスポートを見せておしまい。私たちの車の駐車位置が、ちょうど車用の出口の真正面だったために、なんと一頭最初にカナダに入国してしまいました。
Port AngelesVictoria、そして最終目的地のVancouverの位置関係は、地図の通りです。(クリックすると拡大してご覧になれます。) Victoriaは、カナダ西部の州、British Coumbiaの州都なのですが、カナダ本土ではなく、大西洋に浮かぶ大きな島、Vancouver Islandにあります。なので、明日、Vancouverに向かうのにも、またフェリーを利用しなくてはいけません。ちなみに、Seattleはこの地図のずっと右下の位置にあり、Vancouverとはもちろん陸続き。今回の旅行は、半島の先端にある国立公園と、今が一年中でいちばん美しいというVictoriaを回ったために、フェリーに何回も乗ることになったわけですね。

ButchartGardens税関が終わって、一目散に向かったのが、この時期Victoriaに来たのはここに行くためと言っても過言ではないThe Butchart Gardens。街の中心部からは、20kmほど北にあり、道路標識が全部km表示でわかりやすくなったカナダの国道を北上して行きます。標識を見逃してしまって一度出口を通り過ぎてしまったものの、無事、Uターンして国道を降り、途中から狭くなる曲がりくねった道を進んで、駐車場の入口にたどり着きました。ひとり16.5カナダドルの入場料はちょっと高い気がしましたが、まだ園内ではないものの、すでにこの辺りから見事な花が咲きそろった花壇があって、なんだか想像以上に良さそうなうれしい予感・・・BegoniaBower
ガイドツアーとかはなかったので、入口でもらった英語の地図の他、インフォメーションセンターで日本語の地図も入手して、小雨のパラつく中、案内の番号順に歩き始めました。朝早起き過ぎてちょっと頭もすっきりしない上、天気がイマイチだったので、どちらかというと、いい気分のスタートではなかったのですが、入ってすぐのBegonia Bower(ベゴニア棚)のところで、もうその気持ちはすっかり吹き飛んでしまいました! 大きさや花びらの数などが微妙に違う色とりどりのベゴニアが、あふれんばかりに咲き誇っていて、見事のひとこと。もともと、R. P. Butchart という人が創業者であるセメント会社の石切り場をその夫人が中心となって、巨大な庭園に作り変えたのがこの場所で、作られたのは1904年というのですから、かれこれもう100年近く前になります。それからも夫人がいろいろな材料をヨーロッパから取り寄せたりするなど、かなりの精力を尽くして整備して作り上げたのが現在もこの庭園の基礎となっています。RoseGarden
個人所有の庭園という雰囲気を残すために、植物園のようなそれぞれの名称などを示す標札はありませんが、一面にいい香りが漂うRose Gardenの中には、栽培者が作り上げた美しい特別の品種のバラが植えてあり、それらについては名前を示す札が立ててありました。ちょっと前にビデオで見た今年のアカデミー賞受賞映画の題名にもなっている真紅のバラAmerican Beautyは残念ながらありませんでしたが、女優の名前が付いたものや、美しいバラならアメリカやカナダにはまだまだ負けないPride of England(クリックすると写真が表示されます。) なんていう品種もありました。
開園直後に、夫人が日本人庭師を雇って作ったというJapanese Gardenは、ちゃんと両脇に手すりのある太鼓橋や石灯籠、石や岩をたくさん使った高低差のある設計など、かなり本格的な庭園でしたが、やっぱりいちばん美しいのは紅葉の時期のようなので、ちょっとばかり地味でした。でも、このしとしと雨の天気にはとてもマッチして、しっかり「侘び寂び」の雰囲気を醸し出していました。

ItalianGardenこれまたイタリアから取り寄せたという凝った噴水と独特の形をした池のあるItalian Gardenまで歩いてきたあたりで、ちょっとお腹がすき始めたことに気付いてしまいました。次から次へと展開される、見事な庭園に、しばし、食欲も忘れて見入っていたものの、冷静に考えれば、朝起きたのが5時で、出発前に軽く食べたのが7時過ぎ。そろそろ12時という時間でしたから、正確な私たちの腹時計がなってもおかしくない時間です。ちょうどいい具合に、すぐ横にレストランのサインが出ていたので、そちらに向かいました。そういえば、ガイドブックに、この庭園内にあるレストランThe Dining Roomで花々を眺めながらのお茶はかなりよいと書いてあったのを思い出し、ランチではなく、英国式のアフターヌーンティーにトライしてみることにしました。DiningRoomAfternoonTea
アフターヌーンティーが始まる時間が12時ちょうどで、まだ10分ほどあったのですが、それまで待つからとお願いして、外のテラスの席に座りました。雨は相変わらず降り続いていましたが、屋根があるし、気温は涼しめではあるけれど寒いというほどは低くなかったので、なかなか快適。なによりも、芝生越しに先ほどまで中にいたItalian Gardenが望めるのが絶好のロケーションです。最初にガラスの器に入ったフルーツ盛り合わせが出て、その後、うやうやしく運ばれてきた2段重ねのお皿には、数種類のサンドウィッチとスコーン、タルト、チョコレートなどが美しく盛られていました。やっぱり、もともとイギリスの支配下にあったところですから、とても本格的。紅茶ももちろんアメリカみたいなティーバッグではなくて、ちゃんとリーフだし、ミルクティーというと、先にカップに冷たいミルクを注いでくれるところもしっかり英国式。とても美味しかったのですが、紅茶はたくさん飲むし、ひとつひとつがしっかりした大きさでボリュームもかなりあったので、とてもお腹が減っていたはずだったのに、クッキーなどは食べきれず、包んで持ち帰ってしまうほどでした。これで、ひとり分20カナダドル弱ですから、雰囲気といい、とってもとってもおすすめ!のアフターヌーンティーでした。

SunkenGardenお腹も落ち着き、それ以上に摂取したカロリーが気になってしまいそうなデザートをいただいた後は、再び、庭園内めぐりに復帰。さっき、飛ばしてしまった奥手にあるSunken Gardenへと向かいました。昔は、氏の経営するセメント工場で使う石灰岩の採掘場だったというこの庭園は、全体が少し低くなっていて、入口の階段のところから全体を見渡すことができます。そのおびただしい量の花と、それらの色彩が織り成す光景は、なんだか花のパッチワークのよう。夏らしいはっきりした色合いの花が多く、折からの雨で、花の色が一層引き立っているような感じがしました。TheRossFountain
それにしても、こちらの植物園などに行っていつも思うのは、欧米人の色のセンス。微妙な色合いやグラデーションなどを好む日本人と違って、はっきりした、ちょっと目には合わないんでは?と思うような色を見事に組み合わせてしまうあのセンスには、いつもいつも感心してしまいます。彼らが大好きな色の代表に、バラにもたくさんあった真紅があると思うのですが、この色と組み合わせる色も反対色のだったり、思い切って濃い群青色だったり、なんだかハデハデとかバラバラになってしまいそうな組み合わせを見事にしっくりとまとめ上げて見せてくれます。この庭園も例外ではなく、緑の中、目を引くような色の組み合わせがあちこちにあって、眺めながら歩いて回るだけで、なんだか元気になってしまうような気がしました。庭園のいちばん奥には、The Butchart Gardenの60周年を記念して作られた噴水、The Ross Gardenがあり、ここでも鮮やかな真紅の花の向こうで、勢いのよい水しぶきが上がっていました。

もしも、時間が許すならば、まだまだずーっといてもよいThe Butchart Gardenでしたが、Victoriaには、今日1泊しかしないので、他にも見て回りたいところがたくさんあり、後ろ髪をひかれる思いで、ここを後にしました。庭園の写真をたくさん載せてしまったので、お城などに行った午後は分けることにしました。続きは後編でご覧ください。

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