★ Pacific North West Travel Report ★

7月29日(土) 晴れ バンクーバー <Part 2>◆このページをとばすときは
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RentalCycleShop楽しんできた今回の旅行もいよいよ大詰め。明日はお昼の便で戻るので、今日が最終日になります。昨日ここに着いたのがずいぶん遅くなってしまったので、今日1日でVancouverを見尽くさなくてはいけないのは、ちょっとハード。でも、抜けるような青空は、どちらかというと雨が降りがちと聞いていた太平洋北部の気候とは思えないほどで、しっかり私たちの味方をしてくれました。
さて、とにかく最初に歩いて向かったのは、市民の憩いの場Stanley Park。園内には、シャトルバスや、観光馬車(クリックして写真をご覧ください。)という交通手段もありましたが、この天気ならこれを楽しまない手はない!ということで、自転車を借りて、サイクリングしながらまわることにしました。まずは、貸し自転車屋さんが集中しているというDenman Streetまで行き、すぐ目に付いたところで借りてしまいました。今回借りた自転車は、個人的には初めてのるふたり乗りの自転車。いわゆるタンデムというやつです。別々に借りてもよかったのですが、私たちがお金を払っていざ自転車を借りようとしていたとき、目の前で店員さんがタンデムを片付けようとしていて、2台別々に借りるのと同じ値段だと言われたので、それにしてしまいました。賃料は、5時間で大人ひとり18ドルだったと思います。ちなみに、最近、New Yorkでもすっかり流行のキック・ボードの貸し出しもありました。ParkMap
敷地面積としては北米最大という1,000エーカーの公園は、Vancouver市内の北に突き出した半島のようなところに位置しています。海沿いに全長約8kmのサイクリングコースがあり、ここを回ればだいたいの見所が網羅できるのはなかなか便利。(地図はクリックすると拡大表示されます。) Lost Lagoonを左手に見ながら、地図上では右下に当たる道、Georgia Streetから入った私たちは、右回りに1周することになりました。TotemPolesPark
最初はなんとなくぎこちなかったタンデムも、慣れてくると普通の自転車よりも速く走れることがわかり、ヨットクラブがあるCoal Harbourに臨む道を快調に飛ばして行きました。最初のポイントは、ここVancouverに先住民として住んでいたインディアンの人々を象徴するTotem Poles Park(地図@)。トーテムポールというのは、彼らの守り神として崇拝される動物や自然を木に彫ったものなのだそうで、ここには、ブリティッシュコロンビア州の7つの部族のポールが立っています。確かに全体的には似通った印象ですが、よく見ると模様とか形などはちょっと違ったりしました。
市内の風景を眺めながら、またまた気持ちよくサイクリングを続けました。風は爽やかですが、このあたりから日差しも強くなり始め、ふたりとも上に来ていた長袖を脱ぎ、半袖のTシャツ一枚でペダルを漕ぎました。
少し内側に入ったところにVancouver Aquarium(地図A)があり、前まで行ってみましたが、今日は土曜日。家族連れでかなり混んでいるようだったし、すでにSeattleで水族館に行ったこともあり、今回はパスしました。ProspectPoint
この後は、Burrard Inlet越しに対岸のNorth Vancouverを眺めながら、しばらく北上。最後の急勾配は自転車を降りてかついで、公園の最北端にあるProspect Point(地図B)に到着しました。ここはちょうど崖の上にあり少し高台になっていて、絶好の展望エリアになっています。特に、対岸へと渡っている美しい吊橋Lions Gate Bridge(地図C)を含む、北の山々の風景はなかなか見事で、皆、カメラを構えていました。もちろん、私もよいアングルを探してパチリ。(写真はこちら)
また、いくつかの食べ物屋さんが集まっているので、ここで一休みするバイカーやローラーブレーダーも多く、あちこちに自転車が置いてありました。ちなみに、自転車を借りるときには、一緒にヘルメットと自転車の盗難防止用の止め具を渡されます。止め具は、柵などのところに一緒にはさんで止めるクリップの大きいようなもので、鍵が付いています。後から知ったのですが、この街では自転車を乗るときのヘルメット着用は義務だそうです。公園内では、皆、結構いい加減だったので、ヘルメットなどかぶり慣れない私は、途中からハンドルに下げてしまっていました。TeaHouse
ここまで来ると、公園の西側の道Stanley Park Driveはひたすら下り坂の道。一生懸命漕がなくてもどんどん進むのでラクチン!ただ、この通りは、自転車専用ではなかったので、意外と車の往来があったのと、ふたり乗りの後ろに乗った私はハンドル操作をすることができず、ついついスピードを出し気味になる夫の運転は、ちょっとだけ怖かった・・・
適度な運動でお腹もかなりすいてきました。そこで、予定通り、かなり下ったところにちょこっと突き出している岬Ferguson PointにあるレストランTeahouse(地図D)でブランチを取ることにしました。このレストランは、English Bayを見渡す景色のよさに加えて、エレガントな雰囲気でおすすめとどのガイドブックにも書いてあったので、公園を訪れる際の大きな楽しみのひとつでもありました。天気のよい週末とあって、中では2組もウェディングパーティーをやっていましたが、テラスの席は空いていたので、すぐ通してもらえました。眺めはよく、適度な海風で暑苦しいということはありませんでしたが、あまりの日差しの強さに、私たちも含めて、皆、サングラスを掛けたまま食事をしているのがちょっと奇妙な光景!?でした。ViewFromTeaHouse
料理の方は、魚介類が中心のコンチネンタル料理。前菜とメインをひとつずつ選ぶブランチメニューは、どれも食べたいものが多くて、いろいろ迷った結果、メインにはシーフード・ベネディクトというのを選んでみました。これは、ポーチドエッグにクリーム系のソースを添えたエッグベネディクトにさらに小エビを加えたもので、かなりいけました。魚があんまり得意でない夫が前菜に選んでちょっと失敗だったというフィッシャーマンズ・チャウダーも、魚介エキスたっぷりのブイヤベースみたいで魚好きの私にはとても美味しくいただけました。
でも、これらの料理の味をかなり引き立てたのは、やはり素晴らしい眺望でした。私たちのテーブルのところからは、すぐ近くの白い帆布のパラソル越しに青い海と小さく点々と白いヨットが見え、手前のグリーンとところどころにある赤い花とあいまって、まるで印象派の名画のようです。そう、イメージとしては、メトロポリタン美術館にあるモネの傑作「Garden at Saint-Adresse(サンタドレスの庭園)」そのものでした。(モネの絵は「Have Fun!!」のメトロポリタン特集でご覧くださいね。)
公園内には、もうひとつFish Houseというレストランもあり、こちらも眺めがよくて、シーフード中心のメニュー。同じく週末はブランチをやっているそうなので、サイクリング+ブランチというのは、この公園での休日のおすすめパターンかもしれませんね。
すっかり満足のブランチのあと、またひと漕ぎして、左手に見覚えのあるLost Lagoonの噴水が見えてきたところで、ほぼ公園1周が終わりました。はしょったりしたこともありますが、意外とスピードの出たタンデム効果で、2時間半くらいで回れてしまいました。しかも、そのうち1時間はブランチなので、実質的には1時間半くらい。あんまり予防してなかったので、すっかり日焼けしてしまいましたが、爽快なサイクリングでした。

RobsonStreet自転車を返し、そのまま歩いて、街の中心部に向かいました。特に買い物をするつもりはありませんでしたが、やっぱりウワサのRobson Streetは見ておいた方がよいかな?と少し回り道。確かにとってもにぎやかなのに加え、あちこちで見かけたのが日本語の貼り紙。高級ブランド品店には「日本語でお買い物ができます。」などと書いてありました。日本人らしき若い女性も、聞いていた通り、ずいぶんたくさん見ました。ここは、カジュアルな若い子向けのお店が多く、ちょっとのぞいてみたお店でも、オリジナルの他、アメリカンブランドのNine Westのサンダルなんかも売っていたりしましたが、こちらは、サマーセールの真っ只中にあるNew Yorkの方が安めかなという気がしました。でも、わりと手頃でトレンディなかわいいものが揃っていそうだったので、この街に住んでいたら、しょっちゅうチェックするエリアなのでしょうね、きっと。VancouverArtGallery
この人ごみを抜け、私たちが向かった先は、Vancouver Art Gallery(バンクーバー美術館)。1911年に裁判所として建てられたこの建物は、Victoriaで興味深いエピソードを聞いた、あのFrancis Rattenburyの作品のひとつだそう。美術館になったのは、1983年ということですから、比較的新しい美術館です。ここで、なんといっても見たかったのは、同じくVictoriaで家を訪ねた女流作家Emily Carrの作品の数々。入場してまっすぐに彼女の特別展に向かいました。EmilyCarrExhibition
カナダの森を描いた、曲線的で暗い色彩の作品や、代表作ともいえるトーテムポールをモチーフにした作品など、展示室はCarrの独特の世界と化していました。入館者も思ったより少なくて、ゆっくり鑑賞することができ、意思の強そうな太い眉の彼女の若いときの写真や、簡単な伝記なども読むことができました。彼女に関する本が置いてあるコーナーには、生い立ちをまとめた冊子があり、その中に日本語のもの(!)を見つけたので、置いてあった椅子に座ってさらっと読んでみました。それによると、女性の社会進出が難しかった時代、それなりの家の出であった彼女は、画家になる道を選んだことから、風変わりな女性として一生を独身で過ごしました。ライフワークであった先住民のトーテムポールを描くことについては、実は先住民側からはあまりよく思われていない一面もあったそうです。というのは、彼女自身は先住民たちがしいたげられている事実を世間に知ってもらおうというつもりで描き続けたのですが、先住民たちにしてみれば、優位な白人の彼女にそんな宣伝は期待しておらず、ましてや、先住民達は貧しくて可哀想だという固定的なイメージを植えつけられるのはかえってマイナスとまで思っていた人々もいたようです。
マイノリティとして戦っていた先住民に対して、女性という画壇のマイノリティとして戦いを余儀なくされたに違いない彼女が、応援のつもりでしていたことが裏目に出てしまったような印象を受けました。今回の旅行まで、名前しか聞いたことのなかったEmily Carrという女性については、なんだかまだまだ知りたい気がするので、機会があったら、また違うところで作品やエピソードなどに触れられたらと思っています。

最終日はうまくまとめようと思っていたのですが、あれもこれもと欲張っていたら、やっぱり写真がいっぱいになってしまいました・・・さらに歩き続けて行ったGastownCanada Placeなどの名所めぐりは後編で。

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