★ Pacific North West Travel Report ★

7月24日(月) 曇りのち晴れ シアトル <Part2> ◆このページをとばすときは
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MetroBus雨はSeattle名物のひとつと聞いていたし、いつも午前中はなんとなく雲が立ち込めているような感じなのですが、午後になるとさっと晴れてこのところよい天気。今朝も、ホテルの窓から見るとなんとなく薄暗い印象でしたが、天気予報は晴れるといっていたので、カサを持たずにでかけました。
今日の最初の予定は、ダウンタウンの南にあるPioneer Squareを訪れ、この古い建物が保存されている地区の地下に埋もれてしまった街の残骸を見るUnderground Tourというウォーキング・ツアーに参加することでした。ホテルがあるのは、ダウンタウンのやや北寄りなので、そこまでバスに乗って行くことにしました。街中を走るバスは、写真のような普通のバスの他に、今ではとんと見かけなくなった頭にアンテナが付いたトロリーバスがあります。(トロリーバスの写真はこちら)どちらも全く同じように同じ路線を走っていて、昨日乗った路面電車と同じ、MetroというSeattleを含むキングス郡の運営している公共の交通機関。New York同様、市内の至るところと郊外にまで路線網が広がっている上、朝晩の通勤時には運転間隔も狭く、かなり便利な交通手段です。しかも、もっとすごいことには、ダウンタウンの中は、朝7時から夜7時までなんと無料で乗り降りできるのです。それ以外の地域は、ゾーンに分かれていてそれぞれ料金が多少違う上、ピーク時間帯は割増料金もあったりして、料金体系はちょっと複雑です。ピーク時間帯も路線によって違うので、わかりにくいのですが、運転席の横にある料金ボックスに料金が書いてあるので、その値段を払えばOK。無料のエリアを走っているときは、この料金表はしまわれていて、有料ゾーンに入ると、「ここからは、○○ドルになります。」というアナウンスとともに、運転手さんが料金表をボックスの手前に出すしくみです。運転手さんにとってはなんだか面倒臭そうでご苦労様ですが、乗る方はあまり気にしなくていいのでラクといえばラク。道もNew York同様、ダウンタウンは番号のついたストリートといろいろな名前が付いた通りが碁盤の目状になっているので、とてもわかりやすく、バスは本当によく活用しました。

PioneerSquareさて、ということで、今朝もホテルのすぐ前の通りからなんとなく来たバスに乗り、地図上で目的地に近い通りで降りてみました。ガイドブックなどに、写真が出ているのPioneer Squareの中心、Pioneer Placeという広場には、鋳鉄製の門のようなものとネイティブアメリカンの象徴、細長いトーテムポールが立っているのですぐわかるはず・・・と思いきや、多い茂った木の葉に覆われ、遠くからはよく見えず、歩いていた人に聞いてたどり着きました。19世紀の後半、太平洋岸から入植した人々が最初に移り住んだのがこのあたりで、ここからSeattleという街が形成されていった、いわばこの街の発祥の地。ちなみに、そのSeattleという街の名前も、先住民であるネイティブアメリカンのリーダーの名前を取ってつけたものだそうです。UndergroundTourEntrance
その広場のすぐ目の前に目指すUnderground Tourの出発地となるレストランがあり、早速、10時からのツアーのチケットを購入しました。ちょっとマニアックなツアーかと思っていたのに、時間になって、ツアーの前に歴史的背景の説明を受ける部屋に集まってみると、人種、年齢も様々な人たちが100人近く集まっていました!実は、ひそかに人気のツアーだったようです。
さて、その歴史的背景を簡単に説明しますと、まず、このあたりから始まった街はそれなりに栄えるのですが、1889年6月の大火事で壊滅的な被害を受けてしまいます。そもそも、その前にこの街の市長となった実業家Henry Yeslerが一手に権力を握り、賄賂の習慣が始まり、売春が横行して、街は堕落し始めていました。加えて、貧相な下水道施設がその頃普及した水洗トイレによる下水量の増加に対応しきれず、恐ろしいことに、海の満潮時には下水道が逆流し、トイレから汚水が噴出!という事態に見舞われていたのでした。それで、火事からの復興ををきっかけに、この不具合を一気に解決しようということで、道路がそれまでより3メートルほど高いところに造られることになりました。ところが、この決定前に、またもやHenry Yeslerが自分の利権を守るため、道路を高くする案に反対して、建物をもとの高さで造ってしまいます。とすると、歩道と建物の入り口は道路より低いところになってしまい、その間に階段を造ったのですが、これがかなり急で1年間になんと17人もの死者が出るような問題に発展してしまいました。結局、解決策として、1階部分の上にガラスをはめこんで中が見える屋根を付け、事実上、2階が1階ということになりました。アンダーグラウンドという地下の部分は、このときふさがれてしまい、その後、忘れ去られてしまったかつての商店街なのです。UndergroundSignboard
というような説明を受け、20人くらいのグループに分かれて、実際の見学に出発。今も当時のまま保存されている地下へと潜入しました。そのままといっても、それなりに片付けてあり、当時の写真を展示したエリアなどもありましたが、ご覧のように、かつて使われていた店の看板がゴロンと転がっていたり、洋服屋とおぼしき一角には服を着せる型やミシンが置いてあったりしました。一応、屋根にはガラスの部分がありますが、それも紫色をした小さなガラスが網目状にはめ込んであるだけなので、晴れて明るい昼間ですらかなりの暗さ。さすがに真っ暗では怖いので、ところどころに電球が付いていましたが、当時はやっぱり薄暗くてあまり活気のある雰囲気ではなかったでしょうし、そのうち忘れ去られてしまったのもムリはないような気がします。UndergroundToilet
そして、これが問題のトイレ。なんだか話から想像して、汚いのはもしかしたら・・・!%*?なんて思ってしまいましたが、別に単に時間が経ってこうなってしまったもの。なんだか便器の大きさがずいぶん小さいような気がしましたが、ツアーの最後にある博物館みたいなところにあった当時のままに再現したモデルを見ても、確かにかなり小さめでした。トイレットボウルのところは、陶製で、外側はもちろん内側にも花などの絵が描いてあるなかなかきれいなもので、便座は木製でした。見た目がいくらきれいでも、下水が逆流するなんて、想像を絶する恐ろしさです。それを知らない新参者は、よく被害にあった(!)そうですが、あちこちでそんなことが起こっていたなんて、衛生観念的にも許せないものがありますよね。
最初の説明が20分くらいと、実際の地下見学で1時間半くらい。大人7ドル、子供は3.75ドルでなかなか面白いツアーではありました。ただ、説明がとても多かったので、英語はとても全部は理解できなくて、後からもらったものを読んだりしましたけれども。

PikePlaceMarkeホテルが朝食付きなので、それなりにちゃんと食べたのですが、歩き回ったせいかまだ12時ちょうどくらいというのに、それなりにお腹が空いて来ました。わが家の「カニ食い専門家」(!?)の今日のリクエストは、前日チェックしたPike Place Marketの中にある中華料理屋さんのカニ。今日の夜は、ディナートレインで洋食と決まっているので、昼はアジア系で行くことにしていました。そして、マーケットの中なら、カニは美味しいに違いない!ということで、再びバスに乗り、マーケットにやって来ました。平日というのに、今日も昨日となんら変わらない盛況ぶり。やっぱり、みんなここについつい来てしまうんですね。PikePlaceChineseCuisine.jpeg
市場内の地図を見て、相変わらずぎっしり並べられたカニや新鮮な美しい花々などを通り過ぎ、目指すPike Place Chinese Cuisineを発見しました。意外なことに(?)、ここの中には、中華料理はここ1軒だけみたいで、ランチメニューもあり、わりと繁盛していました。メニューをもらい、普通の麺や野菜炒めなどの他に、もちろん目的のカニも注文。今回のカニは、カニのガーリックソース(クリックすると写真がご覧になれます。)です。ジンジャーソースと迷ったのですが、ちょっとパンチのあるものが食べたかったので、ガーリックにしてみました。そうしたら、予想とはちょっと違って、ニンニクのみじん切りがたくさん入った粉をまぶしてカニを揚げたものが運ばれて来ました。お客さんみんなが振り向くほどのいい匂いで、味も美味しかったのですが、いちばん味がよく付いているのは外側の殻だったのと、手がすごくベタベタになってしまったのがちょっと・・・でした。でも、気にしていると食べられないので、途中からはいちいち箸で身を取り出さず、ふたりとも手で掴んで食べてしまいました。中華料理は、やっぱり値段のわりにボリュームがあるので、さすがにお腹いっぱい。ちょっと腹ごなしをしないことには、またもやボリュームが多いに違いないディナーは入らなさそう。

ということで、夜は郊外からディナートレインにも乗った午後の行動は、後編でどうぞ。

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