★ Pacific North West Travel Report ★

7月26日(水) 曇りのち雨 オリンピック国立公園 ◆このページをとばすときは
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Map今日はSeattleを離れ、車でOlympic National Park(オリンピック国立公園)へと向けて出発。予約してあったNational Car Rentalで借りた車は、ボルドーのBuickで、ナンバープレートはなんと次の次の目的地Victoriaが州都のカナダ・ブリティッシュコロンビア州のもの。最初は違う車を手配されて、乗り込まんとすというときに、係りの女性が走って来て、「今返ってきたカナダの車に乗っていってくれたら、20ドルディスカウントするけどどうする?」と言うので、すぐOKして乗り換えました。カナダ仕様なので、速度計がkm表示なのは見やすくてGoodでした。
そこで地図をもらい、初めて目的地への行き方がきちんとわかりました。ダウンタウンからフェリーに乗るとは聞いていたのですが、それが直接国立公園の玄関となっている街Port Angelesまで行くわけではなく、すぐ近くの島Bainbridge Islandまでだけで、後は延々、ドライブして行かなくてはならないのでした。FerryTerminal
道路に出ている指示通り、なんだかぐるぐる迂回させられて着いたフェリーポートには、これから乗るWathington State Ferriesの定期船が何本が航行していて、乗船時間約35分というとても近いBainbridge Island行きは利用者も多いらしく、朝6時から夜中の2時まで、ほぼ1時間に1便ありました。既に駐車されていた車の列の後ろに付け、11時25分の乗船チケットを購入した後は、時間までSeattle最後となるStarbucksのカフェラッテを味わいながら待っていました。
出発時間の30分以上前に巨大なフェリーが到着。船体から次々と車が吐き出されてくる一方、上部の出口からは歩きの人たちが、これまた思ったよりドサドサと降りて来ました。それが全部終わると、いよいよ乗船開始。いつの間にか駐車スペースいっぱいに止まった車がいっせいにエンジンをかけ、今度は船体の中に吸い込まれて行きました。小学生のときに、千葉の鋸山に行くために横須賀かどこかからフェリーに乗ったのが、車ごとフェリーに乗った最後ではないかと記憶している私にとっては、およそ25年ぶりくらいの車が乗れる巨大フェリーへの乗船で、なんだかちょっとワクワク。乗り込んだらすぐに、広いデッキに出てみましたが、あいにくの曇り空で眺めはいまひとつ。しかも、風がかなり強くて寒かったりもしたので、中に引っ込んで温かいものを飲んだりしていたら、あっという間にBainbridge Islandに到着してしまいました。

RoadtoPortAngeles上陸後は、とにかくひたすらドライブ。地図の縮尺が今まで見ていた市内の地図とは全然違うので、よく距離感がわかりませんでしたが、島から島へと橋もいくつか渡り、走る走る・・・そのうち、だんだん厚くたれ込めてきた雲の下、パラパラ小雨も降り始めてしまいました。今日1泊だけで、明日はもう、海の上の国境を越え、カナダのVictoriaに行かなくてはならないので、国立公園を見ることができるのは今日だけ。それなのに、その入り口となるPort Angelesにさえ、なかなか着けません。PortAngelesVistorCenter
前にもどこかで書きましたが、私たちはふたりとも運転が嫌いなので、フェリーに乗っていた時間の何倍も運転し、そろそろいい加減イヤになってきたなーという頃、ようやくPort Angelesの街に到着しました。とりあえず、すぐ目に付いたかわいらしい建物のVisitors Centerに行き、公園の地図をもらうとともに、明日のVictoria行きのフェリーについて聞いてみました。そうしたら、聞いてよかった!今度のフェリーは今日乗ってきたフェリーとは違い、1日に4本しかなく、しかも朝一の8時20分のフェリーに乗るためには、受付を開始する5時半から6時の間には来ないとダメとのこと!幸い、ホテルがフェリーポートにとても近かったので、車を置いて歩いて戻ることが出来そうで安心でしたが、それにしても、その競争の激しさたるやすごいですよね。なんでも、Victoriaは、今が年間を通じていちばんの観光シーズンなので、ここから行く人がすごく多いということと、車ごとではなくてただ乗船するフェリーなら他にもあるのですが、車が乗れるフェリーがそのM.V.Cohoという路線1本しかないことが、そんな状況を引き起こしているのでした。

それでは急がなくてはと、そそくさと今日泊まるRed Lion Hotel Port Angelesにチェックインし、荷物を置いてすぐ、ホテルに隣接しているレストランCrab Houseで遅めかつ軽めのランチを取りました。写真入りのメニューで、ファミレスみたいな雰囲気のところでしたが、私の注文したダンジネスクラブ・サラダのカニは「カニ食い」夫も合格の味で、結構いけました。 RialtoBeach
そして、またドライブ。ここまでの道は夫が運転したので、今度は私の番でしたが、やはり遠い遠い・・・走っている間、同じような景色がずっと続くし、自分が地図を見ていないこともあって、いったいいつになったら着くのかが見当もつかなくて、何回も「あとどれくらい?」と聞いてしまいました。当初の予定では、公園の西側中央くらいに入り口がある太古の温帯雨林Hoh Rain Forestの中を歩いてみようと思っていたのですが、そこまでの距離がかなりあるのと、そんなに激しくはないにしてもしとしとと降り続く雨の中、トレイルを歩くのはどうも気が進まなかったので、残念ながらそれを取りやめ、もうひとつの見所である海岸を何箇所か見て回ることにしました。
2時間近くかけて、ようやく着いたのがRialto Beachという海岸。この国立公園は上の地図で緑色の部分なのですが、その中心部とちょっと離れた、地図では切れてしまっている左端の部分の海岸線のところも国立公園の地域として指定されています。なぜかというと、ご覧のように、美しい海岸線とともに巨大な流木がごろごろ転がっている光景はちょっと他では見られないもの。自然に倒れた木が波や雨風にさらされてこのようになったそうですが、なんだか、巨大木の墓場のような不思議な感じです。RubyBeach
さらに1時間ほど車を走らせて行ったRuby Beachも同じように、上を歩いてもびくともしないような大きな枯れ木がごろごろしていました。今日は、天気も気温もイマイチですが、もう少しいい気候なら、海水浴もできそうなきれいな砂浜で、寒さをものともしないイヌたちが海辺で小枝をくわえたりしてはしゃいでいました。
旅行前に、この国立公園についての情報を日本語のガイドブックで探したのですが、なかなか載っていなくて、「地球の歩き方」でさえもあまり詳しくは書いてありませんでしたが、確かにこの風景を言葉で伝えるのはかなり難しいと思いました。写真でさえ、その一部でしかないのでスケールがあんまりよく伝わらないと思うのですが、とにかく、見渡す限り、海岸線にずっと巨大な木の亡骸が大量に横たわっており、自然の力のすごさというか不思議さを見る思いでした。そういう意味では、針葉樹の温帯雨林というのはめったにないそうなので、Hoh Rain Forestを見られなかったのは本当に残念でしたが、まあこの天気とこの日程では、いたしかたありません。BigCedarTree
厚い雲のせいで薄暗く、時間の感覚がちょっとマヒしてしまった中、最後にもう少しだけ足を伸ばして行ってみたのが、この巨大なヒマラヤ杉の木、その名もBig Cedar Tree。どれだけ大きいかというと、木の真中にちょこんと見えるのがうちの夫。(ズーム写真はこちら) 何本もの幹がいっしょくたになってしまったかのようなフクザツな凹凸のある木ですが、これが1本の木が枝分かれしたものということで、これまた自然の不思議さを見せてもらった気分です。ただ、温帯雨林のように、木の表面が苔むしていたり、あたりにシダ植物が密集したりはしていなかったので、神秘さというのにはちょっと欠けていたかな?と思ってしまいました。
これだけしか見ていないのに、気づいたらもう7時というすっかり夜の時間で、ぐずぐずしていると雨は激しくなりそうだし、真っ暗になってしまったら道にも迷ってしまいそうなので、このあたりで引き上げることにしました。帰りには、期待していなかったElk(ヘラジカ)を道路のすぐ脇で見かけました。すぐ車をとめてカメラを構えてみたのですが、向こうも気付いてあっという間に走り去ってしまったので、写真は撮れませんでしたが、まだ角が短い若い牡鹿のようでした。
Olympic National Parkは、敷地が広大な上に、中央にMount Olympusがそびえていることから横断している道路がなく、それぞれの見所には迂回している道路までいちいち戻らなくては行くことができないので、車で回るにもかなりの時間を要します。もし、この公園を本格的に見るのであれば、やはり宿泊しないとムリなのと、ドライブ好きであることが大きな条件になりますね。今回は、ちょっと消化不良気味だったので、もし機会があれば、また訪れてもいいかなと思いました。尚、公園についての情報は、http://www.nps.gov/olym/home.htmでご参照ください。

帰る途中に雨はすっかり激しくなって来たし、明日は超早起きしなくてはいけないので、途中のスーパーでお惣菜やパンなどを買い、それをホテルで沸かしたコーヒーと一緒に食べて夕食にしてしまいました。
お天気と朝一のフェリー確保がちょっと心配ですが、今がベストシーズンというVictoriaがとても楽しみです。

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