★ Italy Travel Report ★

9月26日(火) 晴れ ミラノ 〜 ヴェネツィア<Part 1>◆このページをとばすときは
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まだ時差ボケが残っていて、夜中によく眠れなかったりしたのですが、朝はやっぱり早くから目がランラン状態。今日は移動日でしたが、電車はお昼過ぎなので、その前にもうひとつくらい美術館に行ってみようと、朝食をとり、出かける支度をしていたら、ショックな出来事に気付いてしまいました!なんの拍子でそうなったのかわかりませんが、なんとデジカメのディスプレイ部分の液晶にひびが入り、画像が半分以上見えない!?幸い、撮影機能にはなんの問題もなさそうですが、これでは写真を撮るときに全体が確認できないばかりか、ディスプレイに表示させながら操作する機能(画像の削除、フラッシュのON/OFF、撮影モード変更など)が全く使えないので、カンに頼るしかありません。まだ旅行は始まったばかりだというのに・・・
MuseoPoldiPessoliとはいってもすぐに直せるものでもないので、バカ○○○カメラを持っていると思えばそんなものと気を取り直して、地下鉄でMuseo Poldi Pezzoli(ポルディ・ペッツォーリ美術館)という個人の邸宅を改装した美術館に向かいました。ここは、ブランド・ストリートのVia Montenapoleone(モンテナポレオーネ通り)から近いので、昨日通りがかったのですが、ちょうど目の前で閉められてしまい、気になっていたので、再度訪れたのです。通りに面した入口から入ると中庭のあるピンクの外壁のかわいらしい屋敷があり、ちょっと奥まったいかにも私邸という雰囲気です。10時の開館を待って中に入りました。
16世紀に建てられたこの美しい屋敷は、これらの美術品を蒐集したGian Giacomo Poldi Pezzoliが19世紀後半に亡くなった後から、その遺言により美術館として公開されています。あくまで個人蒐集なので、昨日見たPinacoteca di Brera(ブレア絵画館)などと比べれば、所蔵品数なども少ないですが、個人が蒐集した美術品を愛しんでいた様子をうかがい知ることができるようなこじんまりしたスペースと、美しいインテリアや凝った装飾の時計や食器など、いかにも個人コレクションらしい蒐集品の数々も興味深かったです。印象的な作品としては、この美術館の代表作でガイドブックの表紙にもなっているPiero del PollaiuoloRitratto di donna(婦人の肖像)』や、何点かあったSandro Botticeliの彼自身たくさん残している同じテーマの作品のひとつ『Madonna del libro(聖母子)』くらいなので、絵が好きな人というより、お金持ちのお屋敷やきれいな装飾品に興味がある方向けのところと思います。

MilanoStazioneCentraleFSホテルに戻り、荷物をまとめて、いよいよ電車の旅に出発すべくMilano Stazione Central F.S.(ミラノ中央駅)にやって来ました。ちなみに、F.S.というのは、「Ferrovie dello Stato」の略でイタリア国鉄のことだそうです。立派な駅の建物といい、プラットフォームの上のアーケードといい、「世界列車の旅」(っていうタイトルじゃあありませんでしたっけ?)に登場するヨーロッパの駅そのものみたいな駅で、ここで荷物をゴロゴロ引いているとなんだか旅行気分もぐっと高まってきたりするものです。今回は、電車の切符はすべて旅行代理店に手配してもらってしまったので、2等乗車券と指定席券は既に入手済み。掲示板で電車の発車フォームを確認し、「2」と大きく書いた車両に荷物を引き上げて、席を探しました。
RackinTrain席はすぐみつかったものの、ひと苦労だったのが荷物を棚へ上げること。この電車は座席が向かい合わせのボックスシートではなかったので、座席と座席の間に置くことはできず、頭の上の棚に上げるしかありません。高さと重さで私はほとんど役立たず、夫が他のたくましいイタリア人のおじさんの協力を得て、ふたつのスーツケースをなんとか棚の上に上げました。電車の乗車口も結構段差があったし、この棚のことを考えると、鉄道の旅はやっぱりコンパクトな荷物じゃあないとキツいとつくづく思いました。確かに、見回してみると、地元の人やヨーロッパ人の旅行者は、みんな荷物がコンパクト。荷物が多いアメリカ人ですら、小分けにしてました。今回は、お土産もあるからと大きなスーツケースをスカスカで持ってきたのですが、もうちょっと小さいのでもよかったかもしれません。でも、ここまで来るのは飛行機だから、預けることを考えると頑丈じゃなくてはいけないし、難しいところなんですけれどもね。

VaporettoStation中央駅を出て、約3時間、最後は海の上の線路を通ってVeneziaの陸の玄関であるStazione di Santa Lucia(サンタルチア駅)に到着しました。ここからは、今日から泊まるホテルのあるPiaaza San Marco(サンマルコ広場)のところまで、Vaporettoという水上バスに乗って行きます。電車から降りた客が、チケット売り場に殺到し、かつ、なにか不満があったらしく、イタリア語でいきなり怒り出すおじさんがいたりして、売り場が大混乱。かなりの時間がかかりましたが、ガイドブックで事前に予備も買っておいた方がいいと書いてあった、6,000リラの片道乗車券を何枚か購入しました。(チケットの写真はこちら) Vaporetto
乗り場はいくつもあり、乗客もすごい数がいましたが、大きい荷物を抱え、わからないイタリア語が飛び交う中、船に乗っている係員に「San Marco?」と確認して、乗り込みました。これは、後から何回も利用してわかったのですが、まず、私たちが最初に乗った船は、路線番号は合っていたものの、思っていたのと逆の周り方をしている船だったので、目的地まで死ぬほど時間がかかってしまいました。要は、逆周りならすぐなのに、円周の遠い方を通って行ったようなわけです。最終目的地は同じなので、係りの人がウソを言ったわけではないのですけれどもね。それから、張り切ってたくさん買っておいたチケットでしたが、何回も利用したにもかかわらず、一度も検札はなし。別に無銭乗船をすすめるわけではありませんが、最初に検札がなかったら、ラッキーと思ってそれをまた使えばよいわけで、あんなにたくさん予備なんか買う必要は全然なかったのでした・・・PiazzaSanMarco
そんなこんなで、駅を降り立ってから1時間半近くたって、ようやく目指すPiaaza San Marco(サンマルコ広場)が目の前に見えてきたときは、なんだかホッとしました。前回Veneziaを訪れたときもお天気に恵まれ、ぜひまた来たい!と思っていた夫は、感慨ひとしおだったようですが、前回は冬の真っ只中、しかも雨でゴンドラが全て運行中止、水上バスのスケジュールもメチャクチャというときに訪れてしまった私は、残念ながら、この街に関してあんまり鮮明な記憶がなく、素直に目の前の他に類を見ない景色を新鮮に感じました。
ここでのホテルは、ちょっと格が上がった4つ星ホテルで、ガイドブックにも出ており、場所はすぐわかりました。広場に面しているというのが売りだったのですが、面している部屋はエキストラ・チャージが必要なうえ、実際に見せてもらったら広場全体が見渡せるというわけではなかったので、普通の部屋にしてしまいました。でも、朝ご飯を食べるところからは、広場が見えるといわれたので、明日の朝がちょっと楽しみ。

PiazzaSanMarcoInsideチェックインの後は、とりあえず広場に出てみました。今がよいシーズンなのか、とにかくすごい人出でした。早速、夕方までやっているはずのPalazzo Ducale(ドゥカーレ宮)とMuseo Civico Correr(コッレール博物館)をまわってみましたが、どちらもオープンはしているものの、チケットの販売はすでに終わったという冷たい返事。閉館時間の1時間とか1時間半前にチケット販売は終了してしまうのだそうで、アメリカ同様、ここも、閉館してお客が帰るのと同時に職員も帰ってしまうしくみなのでしょうね。CaffeFlorian
駅からここまでの移動に予想よりずっと時間がかかってしまい、行動開始の時間が大幅に遅れてしまったため、今日はもう観光はあきらめ、広場に面してテーブルをたくさん出しているカフェのひとつ、Caffe Florianでカプチーノでも飲みながら、作戦を練り直すことにしました。このお店以外にも、広場にステージを設けて、ピアノ、バイオリン、アコーディオンなどの演奏をしているお店が数軒ありますが、その中でもここは老舗らしいです。ただ、店員が異様に感じ悪くて、トレイはドンと置くし、チェックをお願いしたら、最初からトレイに載せてあったのを気が付かなかったこっちが悪いようににらみながらポットの下から引き出して見せたので、チップをほとんど置かないで出てしまいました。(あるいは、最初からサービス料を乗せてあったかも?しれません。) それから、広場に無数にいるハトが、エサを求めてテーブルの下のみならず、時には椅子の上にまで出没するので、舞い上がるその羽根毛もすごく、とにかくここはあんまりおすすめしません。Gondola
それで、今日はとにかくこの辺を歩いて、土地勘をつけておこうということになり、狭い運河を行き交うゴンドラを眺めたり、ヴェネツィアン・グラスのお店を冷やかしたりしながら、なんとなくにぎやかな通りを歩いてみました。途中、何軒もBenettonのお店を発見して、そういえば、10年以上前に着たときに、安いセーターを買ったことを思い出したりしながら、夕方の散歩を楽しみました。
この街は、自動車はおろか、自転車も禁止だそうで、もちろん、Milanoでもよく見かけた流行のキック・ボードでさえ、見かけることはありません。だからなのか、観光客は概して高齢の人が多く、一歩一歩踏みしめるように歩く夫婦連れとか、どこからどう見てもアメリカ人に違いない鮮やかなナイロンのセットアップを着た人を含む団体さんなどをたくさん見かけました。これも後からわかったのですが、アメリカ人観光客もイタリア語がわからない人が多く、ここへはグループツアーで来ている人がとても多いのでした。

NightViewFromRealtoすっかり薄暮になり、水辺に映る街灯や建物の明かりがいい雰囲気を出し始めた頃、私たちは、San Marco地区の北にあるPonte di Realto(リアルト橋)の辺りまでやって来ました。Canal Grande(大運河)をはさんで反対側のRiva del Vin(ワイン河岸)には、レストランがたくさん並んでおり、お昼に軽いものしか食べていない腹ペコの私たちは、吸い寄せられるようにそちらに向かってしまいました。
どこも、英語はもちろん、時には日本語まであるメニューを店の前に出しており、魚介類が中心のようだったので、なんとなくある1軒に入ってしまいました。そして、メニューをちょっと見て、すすめられるままに、魚介のパスタと野菜、ロブスターとスズキのグリルがセットになっているというコースメニューを頼んでしまいました。このときも、両隣ともたぶんアメリカからの観光客。特に、隣のご夫婦は、ペパロニのピザ(ペパロニはなくて、結局サラミで妥協した)とコークを注文していたので、間違いないでしょう。
デザートのティラミスまで平らげ、お勘定をもらってちょっとびっくり。思ったよりずーっと高かったのです。ふたりで200,000リラ以上ですから、ちょっとしたもの。イタリアのレストランは、席料みたいのが最初からチャージされることは、昨日までで学んでいたのですけれど、それにしても、どうしてこんなに高いんだろう?と明細を見たら、飲み物が思ったよりずっと高かったのと、ロブスターとスズキは重さに応じて値段が決まったらしく、結構な金額が記入されていました。そういえば、隣のピザ夫婦も、お勘定のときにカードを使ったらドル換算されてレシートが来たらしく、「ピザにこんなに払うなんて信じられない・・・」みたいなことを言っていたので、ここは、わりと高い観光客用のレストランなのかな?と思いました。まあ、運河を眺めながらのロケーションは絶好だし、新鮮そうな魚介類はどちらも美味しかったので、私たちはしょうがないかなという気分になれましたが、ボリューム満点のアメリカのピザと比べてしまうとそれは当然割高で、ソンした気分にでもなってしまうでしょうね。

1杯ずつしか飲んでいないのですが、すっかりいい気分の私たちは、歩いて帰る途中、まだ開いていた土産物屋で、Veneziaのシンボルである羽根の生えたライオンとゴンドラの柄のネクタイ(柄はこちらで見てくださいね。)も買ってしまいました。そして、ホテルに帰り着くと、明日にそなえて、あっという間にぐっすりと眠ってしまったのでした。すべての観光は明日です。

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MilanoVeneziaFirenzeRoma
9月24日9月26日

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