Galleria degli Uffizi


La Nascita di Venere 』ヴィーナスの誕生
Sandro Botticelli (1444/5-1510)
LaPrimavera
『ヴィーナスの誕生』と並んで、こちらもあまりにも有名なボッティチェリの傑作。『ヴィーナス・・・』に比べると、色合いも暗く、たくさんの人物が描かれているので、イメージ的にはちょっと重々しい感じの絵です。こちらは、一時黒ずみが激しくて、すっかり修復を施して明るく生まれ変わったとのことでしたが、確かにただでさえ深い色合いのこの絵が黒ずんでいたら、ひどく陰気な感じだっただろうと思ってしまいました。
ボッティチェリは「破戒僧」フィリポ・リッピの弟子のひとりで、頭角をあらわした後、メディチ家の分家筋であるロレンツォ・ディ・ピエロフランチェスコの多大な支援を受けました。時代的には、「豪華王」ロレンツォ・ディ・メディチの頃で、メディチ家が盛大な勢力を持っていた時期です。ここでご紹介した2枚の有名な絵も、ロレンツォの依頼で製作されたのではないかといわれています。また、いろいろなものが描かれている分、絵の解釈をめぐっては様々な研究がなされており、当時の風俗などを知る上でも貴重な存在なのだとか。

※写真は画像の大きさの都合上、一部のみの表示になっています。