Galleria degli Uffizi


Madonna col Bambino e due angeli 』聖母子と2天使
Filippo Lippi (1406-1469)
女好きの「破戒僧」フィリポ・リッピの美しい聖母子像。この絵のモデルは、のちに恋に落ちて子供をもうけた修道女ルクレツィアだといわれています。確かにきれいな女性ですよね。絵を描いたころ、フィリポはすでに50歳くらい、ルクレツィアは20代前半、しかもかなりの美人。誰がどう見ても????という組み合わせだったことは間違いありませんが、修道女だった彼女にとっては、外に連れ出してくれるということだけでかなり大きな意味はあったでしょうし、相手は司祭という権力者であり、なんといってもこの絵の腕前。きれいに描かれてうれしくない女性はいませんから、この腕前も中年の画僧の大きな武器?になったに違いありません。
ちなみに、ふたりの間に生まれた男の子、フィリピーノ・リッピも父親からこの才能は受け継いで、画家として成功しますが、もうひとつの女好きという性分は受け継がず、堅実な人生を送ったのだそうです。フィリポ・リッピは、下で傑作をご紹介しているボッティチェリの師匠でもあり、息子のフィリピーノはそのボッティチェリに師事しました。
MadonnaColBambinoEDueAngeli

※写真は画像の大きさの都合上、一部のみの表示になっています。