★ Italy Travel Report ★

9月25日(月) 曇り時々晴れ ミラノ <Part2>◆このページをとばすときは
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MilanoMetroEntrance.jpeg日本からよりは近いといっても、ここイタリアとアメリカ東海岸では6時間の時差があります。よって、体内時計が狂ってしまった私たちは、日の出前の早朝からゴソゴソ起き出してしまい、そろそろ朝食も大丈夫であろうという朝7時を待って、ホテルのダイニングへと行きました。イタリア(もしかするとヨーロッパ?)のホテルはほとんど1泊朝食込みなので、これからは毎日朝ご飯つき!これはちょっとうれしかったです。いかにもイタリアっぽいリネンのテーブルで温められたパンや濃いイタリアンコーヒーをセルフで取って、たくさん食べてしまいました。(朝食の写真はこちら)。
そして、ホテルの近くのPiazza della Repubulica(レプブリカ広場)に面したRepubulicaという駅から地下鉄に乗り、昨日はチラっとだけ見たDuomoへと向かいました。地下鉄の入口には、ご覧の通り赤地のMマークが付いています。この標識はこの後Romaでも全く同じで、わかりやすくてとてもよかったです。そんなにたくさんの路線があるわけではないので、駅の数も限られており、ホームへの入口のところにその電車が行く駅が全部表示してあったので、乗る方向を間違えることもありませんでしたし。ちょうど乗った時間が、朝8時過ぎとあって通勤ラッシュの最中。でも、車を利用している人も多いらしく、車両内はびっくりするほどの混雑ではありませんでした。

PiazzaDelDuomoそして、到着したのが、ここMilanoの観光のハイライトといっても過言ではないDuomo(ドゥオモ)。手前の広場Piazza del Duomo(ドゥオモ広場)にあって、ほとんどハトのお宿(!)と化している銅像は、イタリア統一を成し遂げたVittorio Emanuele U(ヴィットリオ・エマニュエーレ2世)。そう、イタリア観光中にしばしば目にするこの長い名前、昨日夕食を食べたアーケードの名前も彼の名前からとったのでした。大きさとその凝った外観で、見ただけでも荘厳なこの聖堂は、イタリア・ゴシック建築の最高傑作といわれているものだそうで、教会建築としての大きさは、あのBasilica di San Pietro(サン・ピエトロ大聖堂)に次ぐものとのこと。Milanese
では、早速中に・・・と思ったら、ここは朝9時からのようで、時計を見たらまだ8時半過ぎ。で、しょうがないので、しばらく建物の前の階段に座って、ピープルウォッチングをしてしまいました。行き交う通勤途中の人々(いわゆるミラネーゼですね)を見ていて、それからこの後の旅行を通じてでも思ったのですが、概してイタリア人はアメリカよりちゃんとした服装、ジャケットなどを好んでいるようです。というか、アメリカがカジュアル過ぎるというウワサもありますが・・・とにかく、女性はジャケットにパンツというのが圧倒的でした。パンツは、ハンで押したようにで、ややタイトだけど裾にかけて少し広がっている流行の型。そろそろ朝晩は涼しくなってきたからか、ジャケットはいろいろな色の皮製が多かったです。バッグもブランド品を持っている人が比較的多く、遠めに見てわかるLouis Vuittonはやたら目に付きましたが、GUCCIありPRADAありと、バッグだけ見てるとかつて私もそのひとりだった(!?)丸の内OLを見ているよう。全般的なテイストはよりマニッシュな感じですが、日本人女性の嗜好としては、アメリカよりこっちの方がずーっと近いように感じました。MilanoDuomoDoor
そうこうしているうちに、凝った彫刻の施されたドアが開き、中に入れることに。この正面にある青銅製のドアは、それぞれどれも物語の場面が彫刻されており、よく見るとかなり精密であることがわかります。ぱっと見には、どのドアも同じような青銅色で同じ頃に作られたのかと思いきや、古いものは1840年代、一番新しいものは1966年製作というのですから、100年以上の開きがあるのでした。こちらは、古い方の部類で、聖母マリアの一生を描いたもの。
中に入ると、52本あるという巨大な柱が立派にそびえているのがとにかく最初に目に付きました。外側があまりに凝っているので、それと比べると、まあこんなものかなと感じてしまいますが、祭壇や周囲の壁にも絵が描かれていて、それなりに装飾はされているのでした。15〜16世紀の古いものが多いというステンドグラス(写真はこちら)はきれいでしたが、全体的には、ただ大きくてちょっと薄暗いという印象が強いので、やっぱり、この建物は外側を鑑賞するのがイチバン!という気がしました。TopofDuomo
中の見学を早々に終え、9時半からなのでまだ開いていなかったMuseo del Duomo(ドゥオモ付属博物館)もはしょって、正面からみて建物の左奥にあるエレベーターでてっぺんに上がってみることにしました。屋上に上がるのは有料で、エレベーターだと9,000リラ、階段を歩いて上がるのだと6,000リラ。軟弱な私たちは当然エレベーターで上がりました。それでも、そこからはしばらく歩かないと本当の屋上には出られなかったので、お年寄りや太った観光客は、途中で休み休み進んでいました。
屋上の様子は、よくガイドブックにも出ているこんな感じです。ここからのMilanoの街の見晴らしや、間近に見える2,000体以上あるという聖者像はなかなか圧巻ですが、とても写真では収まりません。だから、ドゥオウモの屋上を紹介するときは、どうしても、この写真になってしまうということがよくわかりました。てっぺんにある黄金のマリア像も近く見えましたが、思い切り逆光だったので、目でしっかり見てきました。

SantaMariadelleGrazieMilano最大の見所を終えて、なんだかほっとしたのもつかの間、私たちにはもうひとつ大きな目的があったのでした。それは、世界文化遺産にも指定されている幻の名作、『Cenacolo Vinciano(最後の晩餐)』を見ること!昨日、日曜日は公開はしていますが、予約受け付けはしておらず、今日、月曜日は公開がお休みだけれど、電話受け付けはするということでした。ということは、私たちが見るためには、今日電話して明日の朝、Veneziaに向けて電車で出発するまでの時間の予約をとるしか手がありません。朝、ホテルのフロントで電話してもらおうと思ったのですが、「多分通じないと思うよ。」とあえなく断られ、今度はドゥオウモの近くにあったA.P.T.(観光案内所)で頼もうとしたら、「電話のかけ方は教えてあげるけれど、電話はかけてあげない。」とこれまた冷たくあしらわれ、しょうがないので小銭を作り、公衆電話から何回かトライしてみたのでした。最初は電話がうまくかけられていないのかと思いましたが、どうもずーっとお話中の様子。これではらちがあかないので、ついに、その作品を有するBasilica di Santa Maria delle Grazie(サンタマリア・デレ・グラツィエ教会)に行ってみることにしました。SantaMariadelleGrazieInside
中庭のある回廊の方から入り、聖堂の内部へと進んでいくと、ブックショップがあったので、そこで尋ねてみると、やはり予約は電話でしか受け付けていないとのこと。観光案内所でもらったのと同じ電話番号の書いた紙きれをもらえただけでした。結局、電話が通じないかぎりどうもできないし、通じたからといって、私たちが訪れることのできる時間も限られているので、これはどうもムリかなーとほとんど断念してしまいました。
とはいっても、せっかく来たので、この教会自体をちゃんと見ていくことにしました。ルネサンス様式を代表するこの教会は、昨日のお城の住人Sforza家のひとりが、亡くなった奥さんを葬るつもりで、当時の代表的な建築家Donato Bramanteに命じて、もとあった修道院を改装させたもの。だからなのか、日差しが差し込む白い壁には、細かい装飾が施されていて、なんだかこじんまりした女性的な印象を受けました。内部には大きなフレスコ画も描かれていて、あんなに有名な絵があるがためにそれほど注目されないであろう教会の内部もなかなか美しくて見るべきものがあると感じました。まあ、半分以上負け惜しみ(?)かもしれないですけれどもね。EntranceofTheLastSuper
そして、教会正面向かって左手にある、この質素な建物こそが、かの名作が描かれた壁のある食堂の建物なのです。公開しているときは、ここにたくさんの人が集まり、列ができると聞いていましたが、お休みの今日は閑散としたもの。もともと、この教会は修道院として建てられたもので、この食堂はその当時からあったもの。そして、奥の壁に、巨匠Leonardo da Vinciが手がけた巨大な壁画があるのでした。写真でしか見たことがないのですが、中央のイエスキリストの大きさが人の背丈ほどもあったので、かなり巨大な作品ということになります。最初から使用した絵の具の下地に問題があり、製作された直後からどんどん破損が進んでいたそうで、常に修復作業が行われているいってもいいくらい修復が必要とされている作品だけに、そのうちすっかり見るも無残な様子にならないとも限りません。パンフレットの表紙の写真がこちらですが、写真の方が現物よりクリアーであるとまで言われているだけに、ぜひどんなものか、見てみたかったのですけれど・・・
ため息をつきながら、教会を後にし、気を取り直してショッピング♪と、ここのすぐ近くにあるはずのバッグのお店を訪ねてみることにし、住所から場所はすぐわかったものの、お店がない!? これって、移転してしまったということなのかしら・・・と不思議に思いながら、ガイドブックをひっぱり出してチェックしてみたら、月曜日だけ営業時間が午後3時からになっているではありませんか。注意して、他のお店の営業時間も見てみたら、軒並み2時半とか3時。これでは、ショッピングどころではないので、超早起きだった私たちは、いったんホテルに帰って昼寝をすることにしたのでした。

ViaMontenapoleone小1時間ほど昼寝し、3時ちょうどくらいに出直し、先ほどシャッターを閉めていて探せなかったバッグのお店HIGH-CLASSの前まで行ったら無事開店。日本人の店員さんだ・・・と思ったら、なんと偶然にも、前の会社で同じ部の後輩だった女性なのでした!彼女が会社をやめてイタリアにいることは知っていたのですが、私も退職して3年ほどになるので、今どうしているかは全然知らずにいて、まったくの偶然。ひとしきり共通の知り合いの話がはずんだりした後、肝心のバッグを見せてもらい、中くらいの皮のショルダーを購入しました。
次に向かったのは、いわゆる「ブランド・ストリート」として有名なVia Montenapoleone(モンテナポレオーネ通り)。イタリアの有名ブランドはほとんどこの近辺にあるので、予想通りあちこちに日本人の姿が。そんな中に混じって、最初から目当てだったETROでナイロンのリバーシブル・トートバッグと、夫は値段をチェックして安かったらといっていたSalvatore Ferragamoでネクタイを2本買いました。付加価値税が返金されるTax Refundの対象金額下限は30,000リラ(約145ドル=約15,000円)。私のバッグは2つとも対象になりましたが、ネクタイは2本でも対象金額に達しませんでした。これは、結構お買い得。CovaInside.jpeg
今回の旅行で、時間的に、メインの買い物はここMilanoでと決めていた私たちは、まず思ったものが買えてわりと満足。戦利品(!)を手に、通りの中ほどにある、とても上品な感じのティールームCovaで軽食とお茶でひと休みすることにしました。手前のショップでケーキなどのテイクアウトやコーヒーの立ち飲みもできるのですが、ここの優雅な雰囲気はおすすめと聞いていたので、奥のテーブルについて、もう定番になりつつあるCaffe Latteの他に、パニーニのサンドウィッチと隣の席のご婦人が食べていた小さなお菓子の盛り合わせを頼みました。パニーニはしょっぱい生ハム、プロシュートだけしかはさんでいないシンプルなもので、私的にはイマイチ。でもプチフールみたいなお菓子は上品で美味しかったです。(写真はこちら)
優雅な雰囲気といい、きちんとしたサービスといい、このお店でのお茶自体はとてもよかったのですけれど、ちょっとだけ気になったのが、ここを集合場所にして、入れ替わり立ち代りテーブルにやってくる日本人の若者たち。別に何が悪いというわけでもないのですけれど、場所柄、上品なイタリア人の人々もたくさんいましたし、静かにお茶を楽しんでいる人ばかりだったのでちょっと違うかな・・・という感じがしました。それから、気持ちはわかりますが、こういうお店の中で、ゲットしたブランド品の見せっこするのはやめましょうね。

BistortInside荷物を一度置きに帰り、今日こそは!と意気込んで出かけたディナーの場所は、ドゥオウモのすぐ向かいにあるデパートLa Rinascenteの7階にあるレストランBistort。有名なシェフのお弟子さんのお店というのと、ライトアップしたドゥオウモの眺めがなかなかとの情報をいただいていたので、ディナーオープンの7時と同時に行ってしまいました。(じゅんさん深謝です!) モダンで落ち着いた感じの店内で、ディナータイム一番乗りだった私たちが席につくやいなや、下ろされていた窓の電動ブラインドがスルスルと上がり、向こう側には、てっぺんに黄金のマリア像が輝くドゥオウモの姿が現れました。
店員さんのサービスもとても感じがよかったのですけれど、驚いたことに、ここには日本語のメニューがありました。そして、もっと驚いたことには、私たちが席についてから1時間くらいの間に、このレストランを訪れた客は100%日本人でした・・・明らかにツアーの団体客あり、現地在住らしき男性に連れられた少人数のグループあり、私たちのように単になんとなく来たカップルありとシチュエーションは様々でしたが、とにかく全員日本語を話す日本人!そんな早い時間からディナーをとる人は欧米人では少ないとはいっても、この集中度にはちょっとびっくりしました。見た目がきれいで生魚とバルサミコの風味がマッチした寿司仕立てのアンティパストや、思ったよりは分厚かったけれど衣の美味しかったミラノ風カツレツなど、お味は決して悪くなかったので、日本人好みであることはわかるのですが。日本語メニューも前はなかったとのことですから、日本人観光客をターゲットにして、いろいろなマーケティング活動をした成果なのですね、きっと。イタリアにまで来て日本人ばかりとは食事したくない!という方は別ですが、わかりやすい場所だし、日本語メニューで安心してオーダーしたいという方には確かによいかもしれません。

昼といい、夜といい、ファッションの都Milanoを訪れる日本人観光客がどんなに多いのかを知った今日1日でしたが、明日は電車に乗って、水の都Veneziaへ向けて出発です。

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MilanoVeneziaFirenzeRoma
9月24日9月25日

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