★ Italy Travel Report ★

9月29日(金) (続き) 曇りのち雨 フィレンツェ <Part 3>◆このページをとばすときは
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PiccoloBusゆっくり堪能できて、予想通りとても満足できたGalleria degli Uffizi(ウフィツィ美術館)を後にして、また広場から続く目抜き通り、Via dei Calzaioli(カルツァイウォーリ通り)をフラフラと歩いていたら、次々とジェラートを手に持った人たちが出てくるのを見て、我慢できずにちょっとトライ。今度は、ティラミス味などを試してみましたが、これはクリーミー過ぎてちょっとイマイチでした。やっぱりフルーツ味にしておけばよかった。
さて、前に訪れたMilanoもそうでしたし、ここFirenzeも含めて、イタリアの道は、狭くて石畳だったり、曲がりくねっていたりと、どう考えてもドライバー泣かせ。日本車のコマーシャルでも使われているように、小型車が圧倒的に多いのですけれど、バスまでかわいらしいミニサイズでした! 美術館の前のところまで来る路線のバスもこのタイプ。隣にショルダーバッグを下げている女の人がちょこっとだけ写っていますが、比べてみるとバスの高さが普通よりずっと低いのがおわかりいただけるでしょうか。おまけに電気で動いているので、音もとっても静か。すうーっと近寄ってきてすうーっと通り過ぎて行く、ちょっと近未来的な感じでした。人数もそんなに乗れないから効率悪いのかなとも思いましたが、本数はそれなりに出ているようだし、もっと広い道を走るバスは普通の大型車だったので、大丈夫なのかもしれませんね。

SanGiovanni通りを歩いて自然とPiazza del Duomo(ドゥオモ広場)まで来てしまったので、せっかくだからとBattistero di San Giovanni(サン・ジョヴァンニ礼拝堂)の中でも見ようと思ったら、本日の公開はすでに終了。明日も午後しか公開していないことがわかり、今回は中は見ることができませんでした。しょうがないので、ガイドツアーがたくさん立ち止まって説明しているレリーフが施された立派な門だけパチリ。3つある青銅製の門はそれぞれ1300〜1450年代くらいまでに作られた古いものですが、中でも写真の金色の門は、あのMichelangelo Buonarrotiが「La Porta del Paradiso(天国の門)」と称した傑作。あいにく、ツアーが引きも切らずに続いていたため、ごく近くにまで寄ることができませんでした。この礼拝堂の開館時間はかなり変わるようなので、金色のモザイクが華麗という内部をご覧になるためには、事前に公開時間を確認されておくことをおすすめします。
それから、このとき、この広場には・・・ついに、いました!あのイタリア名物(?)ともいわれるジプシーたちが。MilanoでもDuomoのところにはたくさんいると聞いていたのですが、不思議なことに全くおらず、ここでも、街角で物乞いをしている姿はたまに見かけても、広場などで見かけることはありませんでした。ところが、今日は、かなり人でごった返した広場の中にポツポツと、乳飲み子をかかえた若いジプシーや、子供を何人も連れたちょっとくたびれたジプシーなどがいて、ある中年のジプシーはヒステリックになにか叫んでさえいました。これが、そうなのね、と半ば観光名物に出会ったような気さえしましたが、もちろん自分の財布のありかを確認し、下の方に押し込んだのは言うまでもありません。

GalleriaDellAccademia日程の関係で、またもやものすごい勢いで美術館を見まくった今日の締めくくりは、Gallerie dell'Accademia(アカデミア美術館)。ここにはなんといっても、至宝ともいわれているMichelangelo Buonarrotiの最高傑作『David(ダビデ)』があります。さっきまでいたPiazza della Signoria(シニョーリア広場)、そして今回は足を伸ばさなかった川向こうのPiazza Michelangelo(ミケランジェロ広場)にもレプリカがある、この街を代表する芸術作品といってもよい彫像です。ただ、逆にいえば、その像の姿形自体はもう見ているので、本物はどれだけ迫力があるのかというのが、注目点でした。
入口前に着くと、ごらんの通り、ここにも列が。まあ、今日最後ですし、ウフィツィ美術館に比べればずいぶん短かったので、少し並んで待つことにしました。後からわかったのですが、ここも事前に時間指定の予約などができるようで、すでにチケットを持った人たちが入口の別方向に並んでいました。ただ、その方法にあんまり係員が慣れていないらしく、「この時間のチケットを持っているのに、まだ入れない!」と詰め寄っている人たちがいたりしました。DavidStatue
思いのほか早く、10分ほど待って中に入れ、誰もが一目散に向かうのは、やっぱり入口正面奥にそびえ立つ『David(ダビデ)』。これだと、大きさが全然わかりませんが、実際の背丈がなんと6m(!)という巨大なものなのです。巨大な大理石のかたまりを2年かけて彫り、この彫刻を作ったそうですから、やっぱりミケランジェロってすごいですよね。しかも、ただ大きいというだけではなく、筋肉の躍動感や、秘めた力強さを感じさせるこの若者のダビデ像というのは、それまでの誰が作ったダビデとも違ったものでした。DavidStatueZoom
手にもっているのは、これを投げて敵の巨人戦士ゴリアテを倒したという石。つまり、ダビデというのは勇敢な正義の象徴なのですね。でも、やっぱりズームにしてみたりすると(しなくても)、戦うときに全裸なのはちょっと不思議だし、違和感があります。なんで全裸像にしたのかはよくわかっていないそうですが、これを面白がってイタズラに使い、ダビデ像の写真の胸から下の部分だけを大きくプリントしたエプロンが、露店の土産物屋さんでよく売られていました・・・
この美術館も、名前通り、美術を勉強する学生たちのために収集された美術品を所蔵しているのですが、最初にCosimo I d'Medici(コジモ1世)を総裁として設立されたときは、教育機関というよりはすでに芸術家として活躍している人たちの組織であり、メディチ家の支援で作品を制作していたMichelangelo Buonarrotiの作品が多数あるのはそういう理由からなのだそうです。PietaStatue
そんな名作揃いの中で、唯一いわく付きの作品がこちらで、長いことミケランジェロの作品だと思われてきたけれど、最近の鑑定結果では、どうもそうではないらしいという『Pieta(ピエタ)』の像。素人目には、他の彫像と比べてすごく劣っているとか作風が違うとかいう風には全然見えませんし、これもミケランジェロの傑作ですといわれれば、へえ、そうなんだと思って見てしまうだろうと思いますが、専門家によると、抱きかかえられているキリストのプロポーションに乱れがあるのだそうです。それを読んで、近くで見たり遠ざかった見たりしてみましたが、やっぱり全然わからない・・・20世紀初頭までは、ミケランジェロ作だと信じられてきたくらいの作品なのですから、それは当たり前ですよね。
彫刻以外では、Sandro Botticelliらによる聖母子像などの絵画も少しありましたが、やっぱり、この美術館は、『David(ダビデ)』に尽きると思います。その大きさから、存在感はどの彫刻とも桁違いですし、ホールのようなところにひとつだけ別に展示してあるので、ほとんどの見学者は、入口からまっすぐここに向かって歩いてきて、周囲に群がって写真を取りまくった後、そのまま出口から出てしまうという感じでした。

美術鑑賞疲れでホテルに戻った後、少し休んでから、またホテルのフロントに聞いて、夕食は近くの中華料理屋さんに出かけました。昨日、教えてもらったビストロがとてもよかったので、今回もと思いきや、やっぱりイタリアでは中華はそんなにポピュラーではないのか、あるいはFirenzeでそうなのか、イマイチのお店でした。New Yorkだったら、絶対リピートしないような、わりと大雑把な味付けでしたし。ところが、ここでも私たちの後に、ガイドさんに連れられた日本人団体旅行客が大量にお店になだれ込んで来たのには、またびっくり。ということは、やっぱりここって、中華料理屋さんはあんまりないのだろうなと予想し、明日からはイタリアンに復帰することにしました。

明日は午前中に、まだ見ていないDuomoの中や、近くの教会などをいくつか見てから、電車でいよいよ最終目的地のRomaへと出発します。

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9月24日9月29日
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