Pinacoteca di Brera


Cristo Morto』死せるキリスト
Andrea Mantegna (1430頃-1506)
15世紀後半の北イタリアを代表する画家、マンテーニャの代表作。十字架から下ろされ、死の苦しみにゆがんだキリストの表情と、それを見守る人々の悲しげなまなざしも見事に描かれていますが、やはり注目してしまうのは、その大胆な構図。ほとんど真横に近い角度から見たように描かれていますが、それでも違和感が感じられないのは、遠近感が完璧だからなのでしょうね。これを細かく描き込みができ、修正もしやすい油絵ではなく、絵の具が乾きやすいテンペラ画で描いているというのもさらに驚きです。
マンテーニャは、ミラノとヴェネツィアのちょうど中間くらいに位置する湖に囲まれた街、マントヴァの宮廷画家として活躍しました。当時栄えたゴンザーガ家のために多くの絵を残しており、この絵もその宮殿内にあったといわれています。

※写真は画像の大きさの都合上、一部のみの表示になっています。