Gallerie dell'Accademia


Incontro dei pellegrini col papa
ローマへの到着
Vittore Carpaccio (1460-1526)
カルパッチョが15世紀の終わり頃に描いた『Storie di sant'Orsola』(聖女ウルセラの物語)の連作のひとつで、彼女がローマで法王に謁見しているところを描いたものです。いずれも大きな絵であるこれらの連作は、この聖女を祭ったScuola(同信会館)のために作成されたものです。どれも、背景に用いているのは当時のイタリアの様子ばかりで、この絵はこの後訪れた、ローマのCastle Sant'Angelo(サンタンジェロ城)が描かれています。
最初にご紹介したサンマルコ広場の絵同様、こちらも実物を見たら、今も建物が絵の中と同じ姿で残っていたので、この絵を見たときよりも、後から印象に残りました。

※写真は画像の大きさの都合上、一部のみの表示になっています。