★ HAVE FUN!! in New York ★

HAVE FUN!! in New York
YellowCab West Village
Walking Tour
TeddyBear

7月のよく晴れた蒸し暑い日に、英語を習っているJoyceに連れられて、彼女の住んでいるWest Villageを散策しました。このあたりは道がまっすぐではないので、何回か来たことはあるものの、いつも迷ってしまうところです。今回は途中でも地図を見ていましたし、後から場所を確認したので、もうきっとひとりで行っても大丈夫(?)。地元New Yorkerならではの場所にも連れて行ってもらい、暑かったけれど楽しいツアーでした。

VillageMapWest Villageとは、地域的にはHouston Streetより北で、14th Streetの南、そして5th Avenueより西を指しています。簡単にこのあたりの歴史を述べますと、もともとオランダからの入植者は、Manhattanの北部、今のBattery Parkのあたりにしか住んでいませんでした。それが、1822年の歴史的な黄熱病の流行により北に移り住んだ人々が、このあたりに小さな街(village)を作ったのがその始まりといわれています。自由で束縛されない独特の雰囲気があり、一風変わった住人がいたり、一風変わったお店があったりして、また違うNew Yorkの一面を見ることができる場所です。
まずは、ミッドタウンから地下鉄のBラインに乗って、West Villageの中心に近いWest 4th Street Washington Squareに着きました。さて、ここから歩き始めますが、おおよその場所を左の地図に示してみました。(クリックすると拡大された地図が表示されます。) 地図のやや右のとあるのが地下鉄の駅。歩いた道を・・・で表してあります。

BlueNote最初の目的地、Washington Squareに向かう途中、ジャズのライブハウスなどがたくさんあるWest 3rd Streetを通り、東京にもある名門ジャズクラブBlue Noteをのぞきました。もちろん、昼日中なのでまだオープンしていませんでしたが、そこに置いてあったイベント情報のチラシをもらって見たら、東京だけじゃなくて、大阪と福岡にもあるんですねー、びっくり。知りませんでした。普通の日は夜7時オープンですが、日曜日にはブランチもやっていて、1時と3時半に演奏があるみたいです。ここにいるうち一度くらい行ってみたいんですが、今のところまだ未体験です。

WashingtonSq3rd Streetを途中で曲がって、すぐがWashington Squareです。ここでなんといっても目立つのは燦然とそびえ立つ立派な門、The Washington Arch。正面には2体の像がありますが、いずれももちろんその名前を広場につけられたアメリカ初代大統領George Washingtonで、向かって左側が武器を持った戦闘中の衣装で、右側が平和になってからのものです。このアーチはもともと木で作られたものがあったのを大理石で新しく作り直したのだそうですが、設計は数々の豪邸を手がけた建築家Stanford Whiteです。
それから、この広場にたくさんいるのが、賭けチェスを楽しむ人々でした。アーチと反対の南側の一角には、チェス台がたくさんあって、やや怖め(?)なおじさま方が「ねえ、誰かチェスしない?」と向かいの席に座ってくれる人を探して声をかけていました。HangingElm
そして、今回初めて聞いた忌まわしい話は、1700年代の後半は、ここの広場を墓地として使っていたということでした。昔は、Manhattanの北にしか人は住んでいなくて、このあたりはもうちょっと人家から離れたところになるので、病気などで死んでしまった人をここまで運んできて葬ったのだそうです。前に地下を掘ったら、なんと10,000体以上の人骨が出てきたとか。
しかも、処刑場としても使われていた時期があり、絞首刑に使っていたという楡の木が今でも公園の北西にあるのです。これがその木で確かに太くて立派な木ですが、一緒に行った人たちも「写真に撮ったら背後霊が写ってたりして。」とか言って気味悪がっていました。そう思うと、夜はちょっと怖くて通れないかも・・・(って違う意味で怖いんですけどね。)

GaySt夏にふさわしい涼しくなる話題が出たところで、Washington Squareに別れを告げ、広場の北側の道につながっているWaverly Placeをそのまま西に歩き、大通りAvenue of the Americasを渡ってまもなく、その名もGay Streetという短い通りに出ました。ここは別にゲイの人が多いから名づけられたとかいうわけではないそうですが、この通りで曲がって突き当たるのが、ゲイの方々が本当にたくさん住んでいて有名なChristopher Streetです。このあたりには、Brown Stoneの古い建物が多く、馬車を使っていた時代の名残で、路面から直接建物には入らず、短い階段があって入口という風になっています。 ChristpherPark
Christopher Streetに出ると、さすがにメッカと言われるだけあって、ゲイのシンボルであるの旗があちこちに掲げてあります。でも、6月に来たときは、ちょうどHeritage of Pride Weekというゲイの人たちの権利を守ろう週間だったので、もっとすごかったです。やっぱり、気のせいか男性同士で歩いている人が目についてしまいますが、割とカッコイイ人が多いのはちょっともったいないような・・・アーティスト系の人たちが多いせいか、このあたりのお店は、雑貨やペットショップなど、こぎれいでキュートなところが多いです。
7th Avenueやいくつかの通りが交錯する少し手前にChristopher Parkという小さな公園があり、そこには男同士、女同士が仲睦まじく手を取り合っている像がありました。そして、この公園のすぐそばには、1969年に迫害され続けていたゲイの人たちが暴動を起こしたStone Wall事件の起こった場所があります。この事件がきっかけとなり、全米でゲイの人権擁護の運動が始まったということですから、彼らにとっても聖地に近い場所なんですね。

Stapleこの交差点から、7th Avenueを横切ってGrove Streetを斜めに入って行くと、Bedord Streetと交差します。この通りを斜め右に入って行くと、そこは昔馬車道だったところで、面白い建物がたくさんありました。
まずは、1階に馬小屋のある建物。白壁で黒い格子のついている大きなドアのあるところがそうです。近くには消防署もあるのですが、その横には消防用の馬のいた馬小屋の跡もありました。OldHouse
このかわいらしい家は、Bedord StreetCommerce Streetが交差するところにあるWest Villageでもかなり古い木造の家で、建てられたのは1800年代のはじめ頃。すぐ横にも同じような造りの家が建っていました。このあたりは、しょっちゅう映画やテレビのロケを行っていて、俳優や芸能関係の人たちもたくさん住んでいる人気の場所なので、家賃もかなり高いそうです。私たちが歩き回っているあたりでも、ライトをつけて撮影しているクルーを2組も見かけました。そういえば、後から気づいたのですが、私の大お気に入りのテレビドラマ「Friends」でも彼らの住んでいる場所がこのあたりの設定なので、なんだか見覚えのある建物があったのもそのせいでした。BarInside
Bedord Streetに沿ってすぐ近くにあるのが、今回のツアーでいちばん面白かったところでした。入口には木の押し戸が付いていて、そこを押して入ると小さな中庭があり、ちょっと奥まった個人の住まいのようなところ。Joyceはためらいもなく、中に入り手招きしているので、おそるおそる付いて入ったところ、もうひとつのドアを開けたそこは開店前のバーでした。そして、なんと禁酒法時代にも密かに営業していたという俗にいう「Speak Easy」だったところなのです。Chumley's(86 Bedford Street Tel:212-675-4449)というそのお店のご主人は、Joyceとご近所のよしみで中で休ませてくれました。バーカウンターの中にあるコックをひねって、少しお酒も飲ませてくれたのですが、ちょっと甘くて炭酸のような飲み物(アップル・サイダーと言われましたが、どうもちゃんとアルコールの入っているリンゴ酒だったらしい。)がおいしかったです。店の奥には、警察の手入れの際に逃げるためのドアもあって、まさに映画「Untouchable」の世界で、ちょっと感動でした。お店にいた大きな3匹のレトリバーも人なつこっくてかわいかったし、ここは、絶対、営業時間中にまた来なくては。

StLukesChapel今まで暑い中、興味深さでキョロキョロしながら歩いていたのでほとんど気になりませんでしたが、建物の中に入ってひと休みしたら、実は昼ご飯もまだだし、ちょっとのども乾いてきたことに気づきました。それでは、ちょっと休憩ということで、西に曲がりちょっと大きな通りHudson Streetに出ました。この通り沿いのデリやサンドウィッチショップでめいめいランチを買って、St.Luke's Chapelという教会の中庭でゆっくりしました。教会の横に庭への入口があり、誰でも入れるようになっています。その中は、芝生があったり、ちょっと英国庭園風の庭があってベンチがあったりして、都会の喧騒を忘れさせる静かな場所でした。近所の住人にも大人気で、木陰のベンチに座ってランチを食べたり、本や新聞を読んだりと思い思いにおだやかな午後を過ごしていました。

TriBeCaMap元気を取り戻したので、ここからまたしばらく食後の運動をしました。Christopher Streetに戻って、そのまま西にずっと歩き、Hudson Riverにぶつかるので、川沿いの道、West Streetを南に向かって歩いて行きます。暑い夏は、やっぱり水辺は涼しげでよいですね。青空の下、白い帆を張ったヨットや、遊覧船が川面を行き交っていました。日差しはかなり強く直接的なので、サングラスは必須、なんだか日焼けもしているみたい・・・すぐ隣がフリーウェイなので車がバンバン通っていますが、仕切られた歩行者用の道の方は、この暑い中、ジョギングやローラーブレードを楽しむ人たちがたくさんいました。
道のりを地図上で表すと左の通りです。(クリックすると拡大でご覧になれます。) こう見ると結構な距離を歩いたんですね。でも、川の中にあるボートピープルの家(なんと庭まである!!)を見たり、これがアート?という木製のボートの櫓にペンキを塗って水中に突き刺したものなどを見ながら歩いていたので、距離はあんまり気になりませんでした。
10数分歩いて着いた最後の目的地は、Hudson Riverで無料でカヤックを楽しめるDowntown Boathouseでした。ここは、もうWorld Trade Centerのノッポのツインタワーが間近に見えるPier 26という埠頭です。道路をはさんで斜め前方には、レンガの建物、Manhattan Community College が見えています。BoatHouse
平日の営業は午後4時からということで、私たちが着いたときにはちょうど営業開始の準備中でした。入口に座っていた気のいいおじさんが、ホースで水を出してあたらせてくれました。「これからやるから誰かカヤックのらないかい?」と誘われましたが、一緒に回った若者らもちょっと歩き疲れか、結局その場では誰も挑戦しませんでした。それでも、私たちが興味を持っていたら、艇庫に入れてくれて、カヤックを見せてくれました。ここで貸し出しているのはひとり乗りとふたり乗りがあって、ボートは木ではなく固いプラスチックのようなもので出来ていました。だから色もカラフルなんですね。他の生徒さんがそうだったので、「君たちもホームステイで住んでいるの?」と聞かれたので、「いいえ、夫と住んでいます。」と答えたら、「じゃあ、だんなさんと一緒にまたおいで。」と言われて、申込書や説明の書いた紙をくれました。
ちなみに無料カヤックの営業時間は、平日は16:00〜19:00、土日は9:00〜18:00で、10月15日くらいまで。ちゃんと指導付きとのことなので、泳げる方はトライしてみては?

これで、今日のツアーの全行程終了。後は少し東に戻って地下鉄でミッドタウンに戻りました。
最初に地下鉄でWest Villageに着いてから、昼食休憩をはさんで約3時間強。史上まれに見る熱波到来の中、真昼間のわりには、St.Luke's Churchの中庭やChumley'sで涼めたし、最後は川べりの道を歩いたので汗びっしょりにはなりましたけれど、思ったほどはつらくなかったです。しかも、案内付きで歩いているので、いつものようにあの曲がりくねった道でも迷わなかったし。
今度は、自分で人を案内してこのあたりを訪れられたらと思っています。(あ、でもその前にもう一度確認しておいたほうがよいかしらん?)

c 1997 kyoko_isaka@msn.comよかったら、このページのご意見等をお寄せ下さい。

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