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New York Yankees v.s. Seattle Mariners8/10 1:05〜 Yankee Stadium
※違う日の試合を見るときはこちらから
ViewFromSeat夏本番の8月上旬、またまた、New Yorkを訪れたイチロー率いるSeattle MarinersNew York Yankeesの、レギュラーシーズンでは最後となる対戦を見に出かけました。今回の3連戦は、お盆休みを利用して日本から来られた方々のツアーの一環になっていることも多かったらしく、球場内で、ガイドさんに連れられた旅行客の人々の姿をずいぶんたくさん見かけました。YankeesMarinersとは、同じアメリカン・リーグながら、比較的試合数が少ないはずの西地区と東地区の両チーム、なのに、なぜか、今シーズンは、3回も連戦が組まれていて、レギュラーシーズン中に9試合も直接対決がありました。しかも、最初のNew Yorkでの試合は、日本のゴールデンウィークで、Seattleでの連戦はその直後でしたが、2回目のNew Yorkでの対戦となる今回はお盆休みと、いかにも「日本人観光客Welcome!」の日程。その影響もあって、今回の連戦は、とにかくチケットが取りにくく、最終戦の日曜日の前々日、つまり、金曜日にようやくチケットを入手して、デーゲームに出かけました。それでも、席は、今までこの球場で観戦した中では、最も安い、つまり、最もホームプレートから遠い位置。選手の姿もちんまりしか見えませんでした。でも、まあ、この注目の1戦をライブで見ることに意義があるわけで、それでは、両チームのスターティング・ラインナップをご紹介します。New York YankeesこちらSeattle Marinersこちらで。
BretBooneAaronBooneこの対決は、日本で注目している「松井 V.S. イチロー」という以上に、ただ今、地区は違うけれども、アメリカン・リーグで首位を走り、リーグ最強チームの座を争っている両チームの対決であり、他にも、見どころになっているポイントがいくつもありました。そのひとつが、Bret Boone(写真左)、Aaron Boone(写真右)という、ともにオールスターに出場した兄弟選手の対決。彼らのお父さんは、つい最近、Cincinnati Redsの監督をクビになったBob Booneで、そのまたお父さんも大リーガーという、親子3代の由緒正しき大リーガー家系なのです。ふたりは、お母さん似とお父さん似だそうで、顔と体型はあんまり似ていないのですが、バッティングの構えはソックリ。リーグ打点王やダイヤモンド・グラブを獲ったこともある兄Bretの方が、断然、格は上ですが、弟Aaronも、今年、初めてオールスターに選ばれるなど、頭角をあらわしてきました。で、そのAaronは、父親が去るまでは、同じRedsの中心選手だったのですが、もともと、成績が悪いから監督のクビが切られたわけで、プレーオフ進出の望みが全くないRedsは、中心選手であり、クビにした監督の息子であるAaronを、強豪チームへトレードに出すことにしました。その争奪戦を繰り広げていたのが、YankeesMariners。当初は、兄のいるMarinersへの移籍が確実といわれていたのに、そのトレードの結果、Marinersの有力投手が宿敵Boston Red Soxに行くことになるのを嗅ぎつけたYankeesが横ヤリを入れて獲得してしまったというのが、もっぱらのウワサ。かくして、ふたりは、因縁のチーム同士のユニフォームを着て、今回初対決することとなったわけです。
JamieMoyerRogerClemensもうひとつの対決は、これは、ローテーションの関係で偶然そうなっただけですが、Roger Clemens(写真左)、Jamie Moyer(写真右)という、こちらも、ともに今年のオールスターに出場した40代の先発投手の対決。今年300勝したClemensは、野球殿堂入り間違いなし!の押しも押されぬ大投手ですが、Moyerも、40歳になった今年、チームの勝ち頭として、初めてオールスターに選ばれました。最高球速が80マイル代(約135km/h前後)ながら、ひょうひょうとした技巧派のピッチャーで、Clemensとは対極のタイプですが、ふたりとも、若いものには負けない!とばかり、暑い夏のデーゲームでの先発投手としてマウンドに上がりました。私たちが、Yankee Stadiumに足を運んだこの3試合、なぜか、偶然、全てClemensの先発で、今までが1勝1敗でしたが、今日は、わりと好調な方のClemensで、7回途中までわずか1失点で、ランナーを残しつつも、4-1とリードして、リリーフピッチャーにマウンドを譲り、ベテランピッチャー対決には、ひとまず、Clemensに軍配が上がった形になりました。
NelsonLeavingOsunaLeavingでも、今日のYankeesは、中継ぎ投手陣が総崩れ!の酷さでした。イチロー用のワンポイントとして出てきた、超ベテラン左腕のJessy Oroscoは、そのイチローに見事な左中間タイムリー二塁打を打たれるし、その後、Marinersから電撃トレードで復帰したJeff Nelson(写真左、背番号43)は、ボコボコにされるし、それを受けたAntonio Osuna(写真右、背番号13)も、フォアボールを連発して押し出しまでしてしまうしで、散々でした。気づくと、3点のリードはあっという間に逆転され、一度は追いついたものの、6-8で、Marinersが再逆転劇を演じていたのでした。見かねて飛び出してきたJoe Torre監督にボールを引ったくられ、打たれたピッチャーがトボトボとベンチへ戻るたびに、客席からは、猛烈なブーイングが浴びせられました。こんな、中継ぎだったら、ムリしてでも、Clemensが続投した方がよかったと誰もが思い、きっと、勝ち星をフイにされた本人もそう思ったに違いありません・・・
IchiroBantHitIchiroRightPositionそんなゲーム展開の中でも、やっぱり、スゴかったのが、イチローのプレーでした。まず、前半3打席ヒットなしだったのですが、この間、圧巻だったのが、YankeesのBoone弟が打ったライト前の打球をダッシュよろしくワンバウンドで取って、すかさず二塁に投げ、ランナーをアウトにしてしまった離れワザ。もしかしたら、セカンドが取れるかもしれないという小飛球ではあったので、一塁ランナーが進塁を躊躇していたのは事実ですが、それにしても、目にも止まらぬ素早い動きに、観客席もシーン・・・打ったBooneの記録は、「ライト前ゴロ」になってしまいました。大逆転劇のきっかけとなった二塁打も見事でしたが、技あり!だったのは、その次の打席で、内野が警戒していないと見てとるやいなや、仕掛けたバント・ヒット。セカンドがボールを拾ったときは、当然、イチローは一塁を駆け抜けていました。この後、ピッチャーが四球を連発して、イチローが押し出しでホームに帰ったわけですから、やっぱり、相手に与えた動揺は大きかったに違いありません。
MatsuiTKidMatsuiHittingたくさんの日本人の人たちが55のTシャツやユニフォームを着て応援していたゴジラ・松井はどうだったかといいますと、一応、ヒット1本を放ち、得点のきっかけは作ったりしたのですが、最初の1死満塁のチャンスは内野ゴロだったし、イチローと比べると、ぐっと印象が薄かった感はいなめませんでした。今日は、松井をはじめ、Yankeesの打撃陣がどうこうというより、とにかく、中継ぎピッチャーが酷すぎたので、6点取っても勝てないという、まるでYankeesらしくない試合展開でした。春先から、万全の先発投手陣に比べ、中継ぎの弱さがたびたび露見しており、これまで、あれこれトレードして、補強してきたはずでしたが、それも今日は全く役に立たず。長いシーズン中、こういうこともあるのでしょうけれど、ここまでボロボロだと、今後がちょっと心配。
ShigetoshiHasegawaHasegawaComing対するMariners中継ぎ陣も、2点リードを追いつかれはしてしまったけれど、最後は、大魔人・佐々木が故障でお休みしている間、その代役をしっかり務めている長谷川 滋利投手が登場。先頭バッターと、なぜかあんまり得意でないらしい松井にフォアボールを出して、ちょっとヒヤッとさせられましたけれど、内野ゴロと三振に討ってとって、無事ゲームセット。前日に続くセーブポイントを上げました。1点を切るバツグンの防御率と、セーブ機会に一度も失敗していないという手堅さは、地元チームのリリーフのふがいなさと比較され、New Yorkの新聞でも絶賛されていました。
これで、アメリカン・リーグ、東西両雄の、レギュラーシーズン中の直接対決は終了、今度は、このままうまく行けば、プレーオフでのアメリカン・リーグ・優勝決定戦での対決になります。去年は、後半コケて、プレーオフに出場することすら出来なかったMarinersと、プレーオフ1回戦で敗れ、リーグ優勝決定戦に進めなかったYankees。今年こそは、ぜひぜひ、リーグ優勝をかけて、松井イチローが対決する姿を見せてほしいものです。
この試合のスコアと日本人選手の成績についてはこちらでご覧下さい。

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