★ GrandTeton & Yellowstone National Parks Travel Report ★

9月2日(水) 晴れイエローストーン国立公園 <Part2>

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昨日からYellowstone National Parkに来ていますが、最初に行ったGrand Tetonとの違いはなんといってもその広さ。それから、位置的には大きな違いがないので、気候も同じようで、生息している動物もほぼ同じであるようですが、Yellowstoneには湖や渓谷、高原の他に、世界でも珍しいといわれているほど間欠泉や温泉が集中した地下活動の活発な地域があります。私たちが最初に宿泊しているMammoth Hot Springsもそのひとつで、60万年も前の大噴火以来、この周辺には熱泉が絶えず吹き出し続けているそうです。

LibertyCap今日は、このあたり一帯と西側の道を少し南下してみることにしました。
まず、ホテルのすぐ横にあるLower Terracesへ。私たちを迎えたのは、Liberty Capといわれる高さ10m以上もある石灰岩の固まりで、ずっと同じ所から温水が噴出していたためにミネラル分が何百年もかけて積もった結果だそうです。この名前の由来は、フランス革命の時にかぶっていた先が尖った帽子に似ているからとのことで、なんと1870年頃につけられたというのもすごいですね。ちなみにYellowstoneは世界で最初の国立公園で、指定されたのは1872年ですから、名づけ親はその時の調査隊の一員だったといわれています。
その先にはその名も悪魔の親指というDevil's Thumbがあったりしましたが、このあたりも、石灰に覆われているうえに、今でも音をたてて熱湯が湧き出していました。
LowerTerraceでもここで一番圧巻だったのは、やはり、石灰分が白い結晶になって段々(これをTerraceというそうです)を作っているものでした。昨日車から見えた白い巨大な山は、斜面を覆い尽くすこれらの白いTerraceの集合だったのです。 LowerTerraceZoom
自然が作ったものとは思えないほど、きれいに段ができていて、千枚田か昔のギリシャの神殿かという感じです。ところどころ、湯が噴き出していて、それがまるで温泉のように岩のくぼみに溜まっている様子は、大理石のお風呂を思わせてなかなか気持ちよさそうでした。日本人だったら、間違いなくここから温泉をひいて、「テラスまんじゅう」とか作っちゃうでしょうけれどもね。
さらに上り坂のTrailを歩いて、Terraceを上から見下ろせるところで見てみると、お湯が噴き出しているあたりは、やはり深く不思議な色に見えて、石灰の部分との色のコントラストが見事でした。MammothHotSprings
かなり高いところまで来たらしく、木々の向こうにMammoth Hot Springs Hotelが見えました。私たちが泊まっているCabinはこの建物のすぐ裏手、写真だと左側にあります。
こう見ると、この白い建物も、瀟洒な高原のリゾートホテルのような雰囲気があります。
MainTerrace途中で観光客に説明していたPark Rengerの人とすれ違ったのですが、その話では、上から見たMain Terraceはまるで別世界のようなので、ぜひ見て欲しいということだったので、もうひとがんばりしてOverlookというポイントまで上っていきましたが、うーん、なんのことはない、別世界って月面みたいなボコボコの地面から熱い水蒸気がたっているということだったようで、これでは、あまり人がいないわけですね。しかも上から人が来るのでおかしいなと思ったら、どうやらここへは車で行けたようです…
UpperTerrace気を取り直して駐車場まで戻り、今度は車でUpper Terrace Loopへ。こちらはLower Terracesのように歩くのではなく、一方通行の道沿いにいくつかのTerraceなどがあるので、車で見てまわれるようになっているようです。ところが実際は、活動をほとんど停止してしまっていて干上がってしまったようなものもあったりして、Lower Terracesで見たのと同じようなTerraceが少しあった他は、あまり見所はありませんでした。確かにこれを歩いてまわったとしたら、怒るかもしれません。
Terraceめぐりもたくさん見ると最初の感動が薄れてしまうのですが、それでもやっぱり自然の驚異を感じずにはいらせませんでした。
そろそろお昼の時間ですが、今朝は御用達のMammoth Hot Spring Hotelのファーストフード、Terrace Grillでしっかり朝食を食べたので、このまま少し道を南下してみることにしました。

Yellowstoneの幹線道路は8の字になっていることは最初に書きましたが、この8の上半分をUpper Loop、下半分をLower Loopという呼び方をします。
昨日は、Lower Loopの東側から、更にUpper Loopの東側をまわってMammothに行ったわけですが、今日は、Upper Loopの西側を下って行きました。
西側は東側ほど切り立った崖や険しい谷ではありませんが、道路にそって川が流れていて、そこからCreekという小川が流れ出しているといういかにも動物のいそうなところを通って行きます。
ホテルや観光スポットなどには、ずいぶん観光客もいたようなのですが、やはり広いせいか道路はすごくすいていて、時々すごい勢いで飛ばしてくるアメ車にぬかされるくらいで、動物渋滞など考えられないくらいでした。日の高いこんな時間に人目につくところにいるのはHayden ValleyBisonくらいに思われました。

RoaringMountain このUpper Loop西側は観光スポットも少なく、ずいぶん南下したところでRoaring Mountainがありました。
これは、山の斜面から水蒸気が噴き出していて、それが音をたててうなっているようだということらしいのですが、あまり近くないし、ちょっと熱水噴出系は食傷気味であるため、車からちょっと見るだけにとどめました。Elk
ところが、やはり走ってみるものです。10分くらい走ったところで、道のすぐ脇に池のようなものがあるところに車が止まっているのを発見。すぐに「何がいるの?」と聞いたところ、なんと親子のElkが水を飲んでいるのでした。夜に遭遇したことはあったけれど、Elkをそばで見るのは初めてで、夢中で走っていって写真を撮りましたが、たぶん2組の母子家庭で、角が立派なお父さんたちは不在でした。後で、本を買って勉強してわかったのですが、ElkMooseはあきらかに顔の形が違うのでよくわかります。ただ、ElkMule Deerは雄であれば角でわかるのですが、メスはあまり違いがなくよくわかりません。なんとなく首が太いのがElkかなくらいに思っていましたが、Grand Teton、YellowstoneにいるのはElkの方が断然多いようです。したがって、私たちが見たのも後ですべてElkであったろうと結論づけました。

NorrisGeyserBasin初めてElkと正面きって(?)遭遇して、気をよくしてUpper LoopLower Loopが交差する西側の中観点であるNorrisまでやって来ました。
ここには、一応Geyser Basinという間欠泉がいくつかあるということなので、車を止めて見に行きました。Yellostone最大の見所であるOld Faithfulをもったいぶって後にとってある私たちは、間欠泉なるものはまだ見ていなかったので、予行演習としてはよいだろうと意気揚々と出かけました。
一応、Steamboat Geyserという過去にはすごい噴出をしたことのある間欠泉もあるらしいので、噴出するのが見られるかもしれないと思い歩き始めたら、人が座って待っているところがありました。これだ!と思って聞いてみたらその目の前にあるEchinus Geyserが30分くらい後に噴出しそうであるとガイドの人が言っていたとのこと。それではと、その時間で他のものを見て回ることにしました。まったく木がないので、日陰がなく、しかも規模が小さいわりにはひとつひとつのGeyserやらSpringやらとの間隔が結構あって、Elkに出会った喜びも忘れて見るのに疲れて飽きてしまったころ、そろそろ時間なので、例のEchinus Geyserの前に戻ってじっと待ちました。
そうしたら、急にボコボコっと音がして、始まった始まった…と思ったら、潜水艦が水から上がるときのような盛り上がりが少しあって、それを少し繰り返してから、また何事もなかったかのように静まり返ってしまいました。それなりに集まっていた観客たちもあっけに取られて「これで終わり?」とあきれ顔。ガイドの人が様子を見に来たので、観客のひとりがさっきの状態を説明したら、「ああ、それだ。」とひとこと。私たちはあんなものを見るために待ってしまったかと思うとちょっと悲しくなりました。あれは絶対本番ではなくて、これから大きく噴き上げるとばかり思っていたため、もちろん写真を撮る間もなくて。

Squirrelさすがにそろそろおなかもすいてきたので、Yellowstoneの西の入口であるMadison方面まで足を延ばしてみることにしました。
その途中で、Gibbon Riverという川にGibbon Fallという滝があって、一応駐車場もあったので、ちょっと見てみることにしました。ちなみにGibbonというのは手長ザルのことです。
でも、ずいぶん車が止めてあると思ったら、なんと崖っぷちのところにピスタチオとかのナッツをあげている人がいてリスがそれ目当てに群がっているのでした。すばしこい動きを追って運よく写真に収められたこれは、Golden-mantled Ground Squirrelという背中に白黒の縞模様のある木の上よりも地上に近いところで生活するリスの一種で、岩場などによくいる種類です。縞模様のあるリスというと、YellowstoneにはLeast Chipmunkがいますが、こっちはそれより少し大き目です。
リスの後は私たちも餌付けをしてもらおうとMadisonに行ったのですが、ここは本当にEnteranceだけで、レストランもトイレも何もありませんでした。
そこで、Upper LoopLower Loopの共通部分、つまり中心を東西に突っ切っている道路を通って西側に出て、Canyon Villageで何か食べようということになりました。
BullElkこの思いつきが功を奏して、なんと、かなり大きな雄のElkBull Elkを見ることができました!!
今回は、止まっている車の数や、そっちに向かって走っている人の動きが尋常ではなかったので、気配を察して早目に車をおり、追いかけたら、私が尋ねたおじさんは「Bull Mooseがいる」と言っていました。めったに見られないMooseしかも雄なんて…と思ったのですが、角の形が全然違うので、やはりMooseではなくてElkでした。
でも、本当にかなり大きいBull Elkだったので、きっと車で走っていても誰かの目に止まったのでしょう。
何枚か写したうちのよかったのがこれです。
この後、Canyon Villageで開いていたデリのようなところで、サンドウィッチとコーヒー、そしてなぜかまたアイスクリームを食べて一休みした後、このCanyonNorris間の道は、目が離せないとの判断で、またここを通って引き返すことにしました。BullElkSmall
今度は、道に入って早々、男の人がフクロウを見ていましたが、確かに大きなフクロウだったけれども後ろ向きだったし、しばらくすると飛び去ってしまったので、これはいまいちでした。
残念ながら、今回はこの道では遭遇はなかったものの、Norrisを過ぎてUpper Loopを北上していく間にずいぶんElkを見ることができました。
まず、数頭のElkが草を食べていて、そこで人が立ち止まっていたのですが、ふとその反対側を見ると集団で草むらのなかに座っていました。
さらに、さっき見たのよりはずっと小ぶりですが、Bull Elkが水辺にいるのも見ました。角もあまり枝別れしていなくて、Mule Deerかとも思いましたが、大きさや首まわりがしっかりしているところからもElkだったと思います。
最後は動物ざんまいで、MammothのCabinに帰ったのは7時すぎでした。

今夜は、朝、Albright Vister Centerで念願の星座表(Planisphereと言いました)を手に入れたので、夕食をいまや御用達の域を越えて専用ダイニングとなったTerrace Grillで簡単に済ませて、9時ごろに厚着をして車でLower Terracesの駐車場まで、星を見にでかけました。そこだと、邪魔な光がないので、ゆっくり星を見ることができましたが、肝心の星座表が見えないので、車のドアを開けっ放しにして、それでつく小さなライトにかざして見ました。
北半球なので、夏の星座は日本と同じで、白鳥座のDeneb、わし座のAltair、こと座のVegaを結んだ夏の第三角形の他に、北斗七星とカシオペア座がきれいに見えました。

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