★ Chicago Travel Report ★

6月10日(日) 曇り シカゴ <Part 7>◆このページをとばすときは
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ViewFromMuseumChicagoの中を駆け巡った旅行もいよいよ最終日。帰りの飛行機が夕方の5時発なので、ぎりぎりまで市内で見残したところを回るつもりでした。そこで、朝はちょっと頑張って早めにチェックアウトし、荷物をホテルに預け、朝食もとらずに、そのまま、朝の散歩を兼ねて、Grant Parkの中を歩いて、Field Museum of Nutural Hitoryへと向かいました。この4日間、何回も通っておなじみになったこの公園から見える、ダウンタウンの高層ビル群やカモメの舞うLake Michiganのヨットハーバーも今日で見納め。空に曇が多いのがちょっと気になりますが、今日は室内ばかりにいる予定なので、問題なし。日曜日の朝の公園は、パトロールのおまわりさんとジョギングの人がたまに通るくらいで、人けが少なく、ひっそりとしていました。

FieldNaturalHistoryMuseumまもなく、立派な白亜の建物、Field Museum of Nutural Hitoryに到着。私たちは公園の中から行ったので、裏口の方から入場しましたが、こちらが表通りに面した正面入口。中央には、恐竜の絵が描いた垂れ幕があって、白抜きで「S U E」の3文字が誇らしげに踊っています。この博物館を、一躍全米中の注目の的に変貌させた、このSueというのは、恐竜ティラノザウルスの化石で、現存するものとしては世界で最大、かつ最も完全に近いものなのだそうです。1997年にオークションで落札した金額が、約840万ドルつまり、10億円以上!というのが、当時、全米中のマスコミをにぎわしました。それから、しばらく時間をかけて、展示の環境などを完璧に整え、いよいよ公開!というときにも、またまた大きく報道されました。個人的には、そんなに恐竜に興味がある方ではありませんでしたが、あそこまで騒がれたものというのは、やはり一度は見ておかねばと思っていたのです。
Sueそして、その「恐竜界のアイドル」は、入口を入ってすぐの吹き抜けのホールStanley Field Hallに、しっかと立っていました。週末の午後になると、家族連れなどがドッと押し寄せるので、すごく混むというようなことを何かで読んだので、この前に立ったのは朝の9時過ぎ。さすがにあんまり人はおらず、何枚も写真を撮ることができました。2階の壁に描いてある当時の姿と一緒に収めた、その中のベストがこれです。思ったほど大きさは大きくなくて、New YorkのAmerican Museum of Nutural Hitoryには、もっと大きい恐竜の化石もあるかも・・・なんてふと思いましたが、あくまでティラノザウルスとしてなので、きっと種類が違うのですよね。展示の横に、どの部分の骨が紛失していて似せて作ったものかという説明図がありましたが、ほとんどの部分が本物の化石というのはスゴイ!ちなみに、Sueという名前は、発見した人の名前から取っており、名前通り、このティラノザウルスは♀(メス)のようです。
SueShopとりあえず、いちばん見たかったものをいきなり見てしまったので、後は、博物館全体をざっと見てみることに。それこそ、展示してあるものは、アメリカ自然史博物館ととても似ていて、いろいろな動物の剥製があったり、原始人から始まる人々の生活の進化の説明があったり、ネイティブアメリカンの人々の作ったものがあったりしました。日本の印籠の特別展示や、中国のヒスイや象牙の精巧な細工物などは、ちょっとゆっくり見てみたりもしましたが、ふーん、なるほどねという程度の感じ。やはり、巨額の富を投資したSueがメインという感じで、2階にも関連の展示と大きな専門のグッズショップがありました。
CornerBakery.jpgひと通り見学を終えたところで、博物館内にあったCorner Bakeryというベーカリ・カフェで、朝兼用の早めのランチ。実は、このお店、屋外アートを見て回っていたときに見かけ、かなり混雑していたので、人気のお店に違いないとちょっと気になっていたのです。ハーフサンドウィッチとスープに、チップスが付いたコンボにしてみましたけれど、サンドウィッチもソースがちょっと凝っていて美味しかったし、スープもまずまずでした。まだまだお昼前でしたが、これくらいから、そろそろ博物館は混み始め、入口のチケット売り場には列が出来、Sueの周りには人垣が形成されつつありました。早出の作戦成功に、にんまりしつつ、人々と逆方向に歩いて博物館を後にしました。
ここは、天文台が近くに別にあるからしょうがないけれど、プラネタリウムや特別展が充実している分、全体的にはAmerican Museum of Nutural Hitoryの方がちょっと上かな、という印象が残りました。まあ、逆にいえば、Sueを見るのが目的だったので、他はNew Yorkで見ればいいやと流してしまったということも大きいですけれどもね。

ArtInstituteArtInstituteLion予想以上に手早く博物館を見終え、どうしようかと思いつつ、結局、乗ったバスがすぐ近くまで行くこともあり、最後の観光スポットとして、もう一度Art Institute of Chicagoを訪れました。おととい、主な作品は見たものの、最後は追い出されるようにして出てきてしまったため、回れていないエリアもあったし、チェックし直したら、有名な作品でも見ていないものがあることがわかったのです。お化粧直し中とみえて、半分ビニールを被っている門番のライオン君の横を通り、また、複雑な作りの美術館の中へと足を踏み入れました。
この前、右往左往したので、だいたいの位置関係は把握できており、まずは、入ろうとしたら閉館時間と戻らされたAmerican Artsのセクションへ。ここで、家具や工芸品と、アメリカ絵画を見て、こちらも一部見ていなかったModern and Contemporaryのコーナーで見たかった大作を見ました。カフェテリアで休憩した後、フロアプランを見ながら見ていなかった箇所をくまなく回り、さらに、もう一度、名作を見直して終了。もしかしたら、この美術館にはもう二度と来る機会がなくても後悔しない・・・というと大げさですが、とにかく、かなりじっくり鑑賞しました。前回にまた少し追加して、印象に残った作品をご紹介します。(『作品名』をクリックすると説明がご覧になれます。)

MahoganyFuniture
American Arts
The Bath(入浴) 1891-92
Mary Cassatt (American,1844-1926)
Croquet Scene(クロケット・シーン) 1866
Winslow Homer (American,1836-1910)
The Fountain, Villa Torlonia, Frascati,Italy(噴水) 1907
John Singer Sargent (American,1856-1925)
Mao Twentieth-Century Painting
Mao(毛沢東) 1973
Andy Warhol (American,1930-1987)


隅々まで堪能した美術館に別れを告げ、ホテルに戻り、荷物を取って、行きと同じく地下鉄に乗って空港へと向かいました。初日に購入したCTA Transit Cardは大活躍。市内のバスと地下鉄は路線も多くて、なかなか使いでがあり、最後までしっかり使わせてもらいました。
とにかく、今回はお天気に恵まれたのが旅行を楽しめたいちばんの要因。直前まで本当に涼しくて、6月だというのに皮のジャケットを持っていたくらいだったのですが、ほとんど着ることもなく過ごせました。知り合いに案内してもらえたおかげで、ちょっと難しいかな?と思っていたブルースも無事、聴くことができたし、野球観戦、美術館、建築クルーズと、予定していたスケジュールを全部こなせたのも、機嫌を損ねなかったお天気のおかげ。New Yorkと違うところもたくさんあったけれど、似ているところもたくさんあった大都会の「Windy CityChicagoもまた、私の「住んでみたい街リスト」に加えられたのでした!

* 編集後記 *
これを書いているのは、旅行から半年どころか1年近く経った2002年の3月。この直後に、カナディアンロッキーに出かけ、日本に一時帰国し・・・と旅行続きだったこともありますが、やはり、9月11日のテロ事件もここまで遅くなってしまった要因のひとつといわざるをえません。気分的になんとなく事件前の楽しかった旅行の記録をたどる作業に着手することができず、ようやくなんとか始めたものの、かなり記憶があやしい部分もあったりして、思い出したり整理したりするのに時間がかかってしまいました。やっぱり、旅行記は記憶が新鮮なうちに作るに限る・・・と痛感した次第です。
旅行記を楽しみにしていてくださった皆さん、どうもありがとうございます。皆さんのおかげで、なんとか仕上げることができました!そして、HPをいつも見てくださる皆さん、間延びした旅行記になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。

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